カルロス・クライバー DVDボックス・セット
いや~療養生活、毎日ヒマです・・・。

・・・だもんで、老後の楽しみに取っておくつもりだった、全集系のDVDに手をつけ始めてしまいました。

そのうちの一つがこれ、以前読者の方に教えていただいた、カルロス・クライバー生誕80周年記念のスペシャル企画・DVDセット。UNITEL社の撮影したクライバーのオペラ、コンサート映像が10枚まとめて、なんと50ポンドぽっきりでした。私が買ったときは先行予約価格で激安でしたが、今でも70ポンドと、amazing valueの大推薦DVDボックスです。ラインナップはこちら(日本のHMVサイトからコピペ):

DVD1 ニューイヤー・コンサート1989 (DG)
DVD2 ニューイヤー・コンサート1992 (DECCA)
DVD3 ベートーヴェン:交響曲第4番&第7番 (DECCA)
DVD4 ブラームス交響曲第2番&モーツァルト交響曲第36番 (DECCA)
DVD5 ブラームス交響曲第4番&モーツァルト交響曲第33番 (DG)
DVD6,7 R.シュトラウス『ばらの騎士』(ミュンヘン)(DG)
DVD8,9 R.シュトラウス『ばらの騎士』(ウィーン)(DG)
DVD10 J.シュトラウス『こうもり』(ミュンヘン)(DG)

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?site=ecthanksweb&sku=3825531

http://www.prestoclassical.co.uk/r/DG/0734605

まずは、おとなしく順番どおりに見るかな・・・と89年のNYコンサートから見始めたんですが、お上品なホールの中でお上品に振っているクライバーを見たら、"ああっやっぱりオペラが見たいっっ!"と、この全集の中にはない、例のデアゴスティーニ・カルメン@990円の映像にスイッチ。ううーんやっぱこれよ これ!と溜飲を下げたあとはモーツァルト&ブラームスのカップリングに移動、あっち行ったりこっち行ったりしながら楽しんでます。

(ところで、カルメンといえば、この映像は序曲からして痺れちゃうんですよねー オケピにすべりこむや観客の大歓声が鳴り止まないうちにタクトを振り下ろすマエストロ。豊穣でふくいくたる、ひたすらにエレガントなオケの音。この映像をYTで見てしまった後にロイヤル・オペラのカルメンを実見した時はがっくりきたものです・・・。なぜかあのときの序曲の演奏、やたらに速くて、でもそれがスピーディーでスリリング、というわけではなく、どうにもチャカチャカと安っぽく聴こえて・・・。早く家に帰ってクライバー版で耳直ししなきゃ、と思っちゃった。主演はエリーナ・ガランチャとロベルト・アラーニャでした。この二人のミスマッチぶりはかなり面白いものがあったなぁ・・・アラーニャはかなり役に嵌ってたけど。こんなドン臭い男(ドン・ホセ)まるで眼中になし、という風情のクール・ビューティーにひたすら追いすがり、最後情けないストーカー男に成り下がるところがあまりに嵌っていて、同情を誘う。ガランチャは、あまりにオトコマエなカルメンで、まあそれはいいんだけど、色気まるでなかったなあ・・・。二人の間にケミストリーはほとんどなかった。)

ところで、クライバーといえば、この夏勇退したウィーン国立歌劇場総支配人・イオアン・ホレンダー氏の話題がでてくる場面でよく彼の名前に遭遇しました。オペラの殿堂に18年間君臨したホレンダー氏が最も尊敬していた(&最上の指揮者としてあげている)人物がクライバーということで、彼のインタビューでよく言及されています。最近読んだホレンダー氏の面白いインタビューの一つがこちら、New Yorkのクラシック・ラジオ局とのもの。クライバー以外にもウィーンとメットの比較など、とても興味深い話が聞けます。

http://www.wqxr.org/programs/mam/2009/apr/05/transcript/

以下、意訳。

(好きな指揮者~all time favourite~はいるか?と訊かれて)『いますよ・・・こんな人物です。芸術の世界においても、いやその他如何なる分野においても、我々には決して到達しえない、絶対的なる存在・・・その一歩手前まで行った男です。ほとんど神の領域に達していたということ・・・。そしてこの男、カルロス・クライバーは音楽の正体を突き止めることにその全生涯を賭け、戦いを挑むことをやめなかった。他に類がない、圧倒的な巨人でした。
・・・・・
(指揮者の晩年)勿論何度も彼を引っ張りだそうとしたよ、でも上手くいかなかったね。東京で6回、ウィーンで3回上演した薔薇の騎士・・・ああいう音楽を聴く機会は、もはや二度と来ないだろう。』
2010-10-07 08:50 | 音楽 | Comment(2)
Comment
連続になります。僕は、その東京の公演の1回を聞きました。確か、7万円か、7万5千円を払いましたが、オペラ初心者のころで、まったく記憶にありません。猫に小判でした。
守屋 2010/10/08(金) 14:35:01) 編集


守屋さん、

なんと・・・!あの伝説の公演をご覧になっていたんですね!!

しかし、チケット代、なな・まんえん ですか・・・(嘆息)。オペラ初心者だったにもかかわらず、投資されましたねえ・・・(バブルの残滓??)。

公演の方は全く憶えてらっしゃらないとのことですが、ともかくその場にいたという事実は一生の自慢になると思われますよ(笑)。また何か思い出されたら、教えてくださいませ。
Naoko S 2010/10/09(土) 00:06:58) 編集

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