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吉田都さんのトーク・イベント (4/26)
レポする・すると言いながら果たせないまま一ヶ月以上過ぎてしまったこのイベント。ホントに、今更・・・ではあるのですが、公言してしまった以上少しは書き残しておかないと、ってことで、頼りない記憶を辿ってトライしてみます。※尚、この日はトークの合間に頻繁に都さんの舞台映像をスクリーンで見せてくれたのですが、そのために照明はずっと落としたまま。その場でメモをとることはできず、帰宅してから雑に書き留めた走り書きと断片的な記憶だけが頼りなので、当方の聞き違い・勘違い多々あるかもしれず、くれぐれも、話半分で聞いてくださいませ~。

☆Miyako Yoshida in Conversation

26th April 2010
Clore Studio, ROH

- 聞き手は現在RBのAdministrative Director、ケヴィン・オヘア。バーミンガム・ロイヤル・バレエのプリンシパルだった彼は都さんの元同僚。(都さんのコメント:「毎年毎年、二人でいやというほどくるみを踊ったものよね・・・」)気心の知れた間柄ならでは、とてもリラックスした雰囲気の中トークはすすめられたのでした。

- 前半は、(日本のバレエファンならよくご存知と思われる)都さんのバックグラウンドについてのおさらい。日本で受けたバレエ教育について、イギリスに渡ってから苦労したこと、等々。オヘアは都さんがロイヤル・バレエ・スクールに留学したとき在学中で(同級生か年長生だったか、どちらか)、彼女が入学してきたときその技術の高さに驚いたらしい。"それまで目にしたことがないようなテクニックで・・・""日本でどうやってあの技術を習得したのか?"と質問。都さんの答えは、「同じことを何度も何度も、できるまで繰り返し続ける。」という、シンプルなもの。〔オヘアのコメントを聞いて、以前アダム・クーパーか誰かが熊川君について同じようなことを語ってなかったっけ・・・と思い出した。熊川君がRBSに留学してきたとき、級友たちは彼のテクニックに驚愕したとかなんとか・・・。ひょっとしてRBSでは難度の高い技は教え込まないのだろうか??〕

- トークの合間に都さんの思い出の舞台の数々を見せてくれたのだけど、やっぱりぐっときたのはくるみ割り人形。パートナーはボネッリで、やっぱりこの二人だと端正で綺麗だなあ・調和のとれた、夢のように美しい舞台に涙で目がかすむ。3日前の最後の公演・シンデレラの舞台とカーテンコールの様子も見せてくれて、あらためて感無量に・・・。パートナーのスティーブン・マックレーについての都さんのコメント。

- スティーブンはとっても力強くて(strong)、安心して一緒に踊れる。ナチュラル・パートナー。昔はほんとに色んな人と踊ったけれど、怪我の後遺症もあって、今は慎重に相手を選ばざるを得ない。スティーブンはその点(注意すべき点)もよく理解してくれている。

- 上映映像の中に、"Scenes de ballet"(アシュトンの)もあったのだが、この作品について、都さんから意外なコメントが。
「今まで踊った中でもっとも難しい作品の一つ。古典のようにきっちり役柄で踊る時間が配分されてるのではなくて、舞台に立っている間ずっと踊り(動き)続けていないといけないので、大変だった。」

- (オヘア)今夏の日本公演のR&JがミヤコにとってRB最後の舞台、ということになるが、この公演はフィルム撮りされる予定。ただし、残念ながら見られるのは日本のファンだけ、ということになりそうだが・・・。(客席から嘆息がもれる)

日本公演といえば、ちょっと前まで我々のプレゼンターは、「西洋のバレエ団だから日本人の主役はお断り」というポリシーを持ってたけど、今は向こうから懇願して踊ってくれ("begging")って感じなのかしらん?その辺少しは状況変わってるのかな・・・。〔客席からへえーっ!というどよめきがおきていた。噂には聞いてたけどホントの話だったのね 日本人として、聞いてて恥ずかしかった!怒〕

以下、客席とのQ&Aセッションより。

- Q: 愛用されているトウシューズはどちらのものですか?
  A:  今はBlochです。以前はFreedを使っていて、とても気に入っていたのだけれど、あそこのは一足ずつが手作りなので出来上がりがどれも微妙に違う。それで苦労することがあって・・・Blochはその点マシン・メイドなので均質。(Freedはほんとにいいメーカーなんですけれどね・・・と強調されていた。)

- Q: RBのレパートリーで好きな役柄は?
  A: 以前だと、この質問には必ずジュリエット、と答えたものですが・・・ジュリエットも勿論だけれど、今振り返ってみて、リーズも私にとっては特別な役だったな、と感じます。イギリスに来て初めて見たバレエがラ・フィーユだったんですよ で、こんな楽しい・明るいバレエがあるんだ、って目から鱗で。とっても好きな役だけれど、残念ながらもう踊れません。今回もモニカからオファーを貰ったのだけれど、考えた末断りました。(客席から、嗚呼・・・と無念さを滲ませた反応が。)

- Q: それほど完璧に踊れる貴女が引退を決意された理由は?
 A: まだまだ踊れる、と仰っていただけるのは本当にありがたいのですが、年々身体がきつくなっているんです。古傷もあるし・・・(本当に大変なんです、というニュアンスを身振り手振りを交えて伝えていた)

- Q: バレエ・ダンサーになることを目指してイギリスにやって来る日本の女の子達へのアドバイスを。
 A: "Never give up!" ともかく諦めないで、一心に努力することで道は開けます・・・。日本人はどうしてもシャイになりがちだけれど、自信をもって、自分の個性を打ち出して。

最後にオヘアが、都さんの長年の功績を讃え、"こんなに美しく・才能あるバレリーナのパートナーをつとめることが出来た僕は本当に果報者だよ"とコメント。お返しに都さんは、「最初に学校で、その後プロになってからはSadlers Wells Ballet~BRBで、いつも一緒だったわね。貴方に会えて私は本当にラッキーだった・・・もし貴方がいなかったら私のバレエ人生はきっと違うものになっていたわ」とコメント、オヘアは大いに照れていました。

<終>
2010-06-07 09:35 | ロイヤル・バレエ | Comment(17)
Comment
素敵なレポートをありがとうございます。
楽しく嬉しく感慨深く拝読しました。
私は都さんをきちんと見たとは言えない程度の体験なのですが、
惜しい事をしたなあ、とつくづく思っています。
以前、旅行中にSWB時代のシルヴィアに遭遇したのですが、
その頃はオペラにばかり目が行っている時期で、
本当に行っておけばよかったと、つくづくです・・・。
ああ、もったいないことを、、、
また昔の話ばかりで恐縮です。
macska 2010/06/07(月) 18:43:19) 編集

Naokoさん、素晴らしいレポありがとうございます~。
まず感じたのは、二人の人柄の良さと、とても良い間柄なんだな~としみじみ。読んでいてほんわかしました。
それにしても、都さんのリーズを見られなかったのは本当に残念。
そのかわり、ジュリエットを二回も見られるので焼き付けなければ…。
フィルム撮りは芸術劇場あたりなのかしらと予想しますが、本当だったらNHK万歳!ですね。
朝日新聞記事によると、サヨナラ公演の翌朝は号泣されたとのことで…(泣)
最後の公演、あっという間にきてしまうんでしょうね…
asaco 2010/06/07(月) 20:36:21) 編集

はじめまして。日本では、興味はあるんだけど、なかなか機会&時間がなくて・・・・、で終わっていましたが、ロンドンにいる間は(詳しくもなんともないのですが)、ミュージカルもバレエもムサシも、、、なんて欲張りになっています(苦笑)。気軽に「行ってみようかな」と思える環境って、いいですよね。この吉田郁さんのトークイベント、行きたかったです・・・。
みき 2010/06/08(火) 06:19:01) 編集


macskaさん こんにちは。昔の話なら、私も負けませんわよ~・笑。

頼りないレポではありますが、楽しんで頂けたなら嬉しいです。都さんは当分舞台活動は継続されるようですので、日本にいらっしゃるmacskaさんにはチャンスがありますよ。機会に恵まれましたら是非、足をお運びくださいませ~。


asacoさん、遅い上に断片的なレポですみませぬ~。都さんのリーズ、今回の上演でオファーがきていたのに・・・という事実を知り、ショックでした。(会場のあちこちで溜息がもれていました・・・)ジュリエット、しっかり焼き付けてくださいね!

フィルム撮りの件は、日本では話題になっていませんか??本当だといいですね(私も見たいようう・・・)。

>>朝日新聞記事によると、サヨナラ公演の翌朝は号泣されたとのことで…(泣)

・・・・・・・・


みきさん 初めまして。確かに、ロンドンは観劇の敷居が低いかもしれませんね いつでも・どこかで何かがかかっているし、オペラやバレエのチケット代も日本に比べれば手頃な価格設定だし。ロンドンにいらっしゃる間に、おおいに観劇ライフをエンジョイしてくださいませ~。
Naoko S 2010/06/08(火) 09:34:57) 編集

はじめまして。
ロンドン事情楽しく見せていただいています。
都さんのトークイベントレポありがとうございますー。
ロミジュリのフィルム撮りは知りませんでした。日本とはいえ、地方在住者には、今回の都さんの出演日は、日曜と火曜のソワレとさっぱりな日程でしたので。。。
NHKですよね・・楽しみにしています。
また楽しいレポまってます。
ぼち 2010/06/08(火) 18:50:23) 編集

Naokoさま、お待ちしておりましたv

メモを、と思っても会場が暗くて・・などの状況、お察しいたします。決して良いコンディションではなかったのにもかかわらず、これだけの詳細なレポをUPしてくださって感謝感謝・・・でございますわ^^

なんだかとても雰囲気のよいトークショーですね。
お二人のお人柄、でしょうか。

日本での公演で、都さんの日は、祭典会員とその追加席だけでもS席が早々にSOLDOUT,という状況だと思うので、都さんの参加されなかったツアーはLONDONでの舞台の都合かなぁと思っておりました。
あの当時はROYALの主役にはギエムも、ダーシーもいましたので、確かに、都さんなしでもチケットは充分さばけたのだろうな、とは思いますが・・それにしてもそのような理由だったとは・・驚きますね。

今回リーズでは踊られないのはジュリエットに集中するため?と思っていましたので、オファーがあって、怪我の影響でお断りなさったとは・・・
色々と不調な部分もおありで、でも身体の声と相談しながら、BESTなパフォーマンスを、と本当に真摯に舞台を考えていらっしゃるんだなぁと思うと共に、このようにして少しずつ、都さんですら、踊れなくなっていく演目が増えていくのか・・と思うとちょっと焦燥感にとらわれますね。

幸いなことにこのロイヤル来日公演では、日曜、火曜ともに舞台に近い良席が割り振られましたので、しっかりとお見送りをしたいと思います。
(とはいいましても、7月にはまた「バレエの真髄」も観るのですが^^:)



maria 2010/06/10(木) 01:50:45) 編集

お忙しいところレポートありがとうございました。

ボネッリとのくるみは本当にすばらしかったですよね。
あんなに純正なクラシックはもう目にすることはないかもしれません。

日本での外国バレエ団公演の大半を仕切っているNBSは外国で踊る日本人ダンサーをあからさまに冷遇してますね。
たとえば3年に一度世界のトップダンサーを集めて催される世界バレエフェスには絶対と言っていいほど都さんをはじめ外国で踊る日本人は招かれません。
傘下の東京バレエ団の団員は出演するのですが…(当然日本人。はっきり言って他の外国人ダンサーとレベルが違いすぎるのでやめた方がいいです)
昔に比べると随分開かれてきたとは思いますがやっぱりまだまだ問題山積の日本のバレエ界です。
まめ 2010/06/11(金) 05:06:18) 編集

Naoko S さん

御礼が遅くなりましたが、お忙しい中、都さんのトーク・イベントをレポしてくださり、本当にありがとうございました。

今か今かとここを毎日覗いておりましたので、レポがアップされた時は大変嬉しく拝読しました。

このトーク・イベントを通じ、改めて都さんが英国の方たちに広く愛されていたこと、都さん自身も英国の2つのバレエ団で充実した幸せな舞台人生を送って来られたのだ、ということを実感しました。

都さんの代表的なレパートリーの中で印象に残るのは、やはり金平糖の精、オーロラ姫、リーズ、スワニルダでしょうか。

私は幸いなことに、都さんが主役の「リーズの結婚」を観たことがありますが、まさに都さんのために創られたようなバレエ(役柄)だという印象が強く残っています。

他方、金平糖の精、オーロラ姫といった役柄では、クラシック・バレエの真髄とも呼ぶべき踊りを披露してくれましたし、スワニルダでは素晴らしいテクニックと共にコミカルな味わいも上手に表現されていて、彼女の舞台人としての成長も実感したものでした。

そして最後の最後で(6月の来日公演で)、都さんが愛してやまないジュリエットをようやく目にすることが出来そうです。一瞬たりとも目の離せないものとなるでしょう。

残念なのは、英国ファンの方たちの間でも評価の高かった Scenes de Ballet を観られなかったことです。都さんが最も難しい作品の 1つだったと述べられているのは、私にも意外でしたが。

先日「シンデレラ」であれほど完璧な踊りを披露しつつ、本拠地からさようならした都さん。
そんな彼女でも、人知れず怪我や古傷と戦っていたのですね…。

バレエ・ダンサーはつくづく過酷な職業ですよね。

Naoko さん、大変お忙しそうですが、いつもブログの更新を楽しみにしております。これからも、よろしくお願いします。
Katia 2010/06/12(土) 10:47:56) 編集


ぼちさん はじめまして。東京のR&J、本当にフィルム撮りされて、かつTV放映されるなら多分NHKだと思うんですけどねえ・・・この件日本では報道されてないのかな?ちょっと心配になってきました(焦)。実現することを祈りましょう・・・

mariaさん かなり端折り気味のレポなのですが楽しんでいただけたならよかったです。日本人の主役お断り?の件は、まったく不可解ですね 西洋のバレエ団だから・・・って??まるでロジックをなしてませんよ。(ほんと、変なの・・・)

都さんがもうリーズを踊らない、という発言はショックでした・・・何を隠そう私が彼女の魅力に開眼したのはこの演目だったのですよ。

東京の最後のR&Jは良席を確保されたとのこと、めでたしめでたし!どうぞ私の分もしっかり見届けてくださいませv(&長文?レポもどうぞ宜しく~~)


まめさん、レポ遅くなってすみません~&お粗末様でした。

外国で踊っている日本人ダンサーを冷遇ですか・・・なんか歪んだものを感じますね。あとバレフェスね~あのお祭りも私的には特別そそられないんですよね。毎回世界のトップクラスのダンサーが集結・・・と謳っているけど私的に世界最高のバレリーナの二人、都さんとロパートキナが来ないんだもの。

あ、ところでまめさん私来週末パリに参りますよ~ベルサイユで行われるロパートキナのガラ公演を見るためなんですが。お天気が良いといいな・・・(まめさんもいかが~?)


Katiaさん こんにちは。とても丁寧なコメントをいただき恐縮しております。すっかり遅くなってしまったので書くのを躊躇したのですが、あげておいてよかったです・・・

Q&Aセッションのとき、質問の前にある紳士が、『現在のロイヤル・バレエのプリンシパルの中で最もピュアなクラシカル・ダンサーである貴女が引退してしまうのは、大変残念です』とコメントされていたのですが、会場内にいた誰もが心の中で大きく頷いていたのではないかと思います。勿論RBを見に行くバレエファン誰もが都さんのファンというわけではないけど、古典(&アシュトン)作品はミヤコに任せておけば大丈夫、という厚い信頼を勝ち得ていたことは確かではないかと。

あと、今思い出したんですが、シンデレラ終演後にある常連ファン(英国人)が発していた言葉。ミヤコの引退とともに彼女の体現していたバレエの一つの理想形(古風な)も失われてしまうのだ・・・というようなこと。それを聞いてはっと胸を衝かれ、ただただ頷くことしかできなかった私です・・・。
Naoko S 2010/06/13(日) 09:22:34) 編集

Naoko S さん

早々とお返事ありがとうございます。

その中で本文にはない 2人の方のコメントが紹介されていましたが、1つ目は大いに納得(この紳士は大の都さんファンでいらっしゃるのでしょうね)、2つ目はロイヤル・バレエの現状に少し不安を感じさせます。

都さんの場合、クラシック・バレエの基本的なテクニックは日本で学ばれたものです。その彼女がロイヤル・バレエの伝統的なスタイルを他の誰よりも体現していた、というのは何とも皮肉な話ですよね。
そして、彼女が引退すると同時に、その理想形も失われてしまうというのは、何を意味するのでしょう?

時代の趨勢というか、ロイヤル・バレエ・スクールを中心とした英国のバレエ学校に、そういう伝統を引き継いでいこうという教育がなされていないのか、バレエ団のダンサーの中にも、都さんの体現していたスタイルを積極的に取り入れようという意識が低いのか、はたまた取り入れようにも理想形に近付くのが余りにも高いハードルであるために、多くのダンサーが諦めてしまうのか…。

私としては、英国育ちでなくてもこの際構いませんが、ロイヤル・バレエの若手ホープの中で都さんの理想形を引き継いでいこうとするダンサーが登場するのを心待ちにしています。

Naoko さんの目から見て、そういった若手ダンサーはいませんか?
Katia 2010/06/13(日) 11:16:17) 編集

はじめまして。都さんトークイベントのレポをありがとうございます。
「西洋のバレエ団だから日本人の主役はダメ」
そういう噂は聞いておりましたが、改めて聞くと何ともいえない
情けなーいきもちになりますね。
西洋のバレエ団だからって言うけれど、シュツットガルトの
スージン・カンは日本人とそう変わらぬルックスで、来日公演ではクランコのジュリエットや、
オネーギンのタチヤーナを見事に踊っていたではありませんか。
その上、今更「踊ってくれ」って恥ずかしい。
バーミンガムロイヤルバレエ団のコッペリアの熱狂的売り上げを見て宗旨を変えたのかな。
とりもと 2010/06/14(月) 17:37:51) 編集


Katiaさん こんにちは。

>>私としては、英国育ちでなくてもこの際構いませんが、ロイヤル・バレエの若手ホープの中で都さんの理想形を引き継いでいこうとするダンサーが登場するのを心待ちにしています。

Naoko さんの目から見て、そういった若手ダンサーはいませんか?

う~ん難しい質問ですねえ 私ごときには到底お答えできないなあ・・・。というのも、正直言って、何をもってして「ロイヤル・スタイル」と定義するのか、という点がそもそも心もとない人間なので。

ロイヤル・スタイルといっても、フォンテーン/アシュトンの時代とマクミラン以降ではかなり劇的な違いがあるはずですよね。都さんはおそらく旧世代~古き良き時代の美徳を引き継ぐバレリーナだと思うのですが(私の友人のつぶやきもそういうニュアンスにきこえた)、現在の若手でそうした美質を持つダンサーが今後現れないとも限らないし・・・。ただ、ロイヤルだけでなくどこでもそうだと思いますが、時代の趨勢には抗えずバレエのスタイルもどんどん変化していくし観客の嗜好もかわっていくし、何を「理想形」とするかも変わらざるをえないような気もしますが・・・。


とりもとさん はじめまして。トークでオヘアがこの話をしたときは、"は?なんだそれはー!"と瞬間に怒り心頭に達しましたが(沸点が滅茶低い人間なので・笑)、冷静になってみるに、こういう考え方というかポリシー?って、おそらく世界を見回してもひっじょーに稀で、珍種なんじゃないか、と。だって多分RBがスペインで公演したら、きっとロッホとかモレーラを主役に抜擢するでしょう バレエ団としては。ルーマニアなら当然アリーナ、アルゼンチンならマリアネラ、etc・・・となるんじゃないかなあ。こういうところで不思議の国・ニッポンになられてもありがたくも何とも無いなあ、と。

ただ、ふと思ったんですが、私の知り合いの日本人バレエファンで、日本人のダンサーはあまり見たくないっていう人たちが存在するんですよね。このことと、プロモーターの「ポリシー」は無関係ではないのかも?とも思ったりして。
Naoko S 2010/06/17(木) 10:09:46) 編集

Naoko S さん

お返事ありがとうございます。

私もロイヤル・スタイルがどういうものか具体的に説明できる訳ではありませんし、都さんの体現していたバレエの様式が唯一の理想形だとは思っていません。
Naoko さんのおっしゃるとおり、ダンサーに求められるものは時代によっても振付家によっても当然変わってくるでしょうしね。

ただ、都さんの踊りに感じられる、ロイヤルの「古き良き時代」的エッセンスが引き継がれていかないのは何とも残念すぎるなあ、ロイヤル・バレエ関係者はそのことをどう考えているのだろう、と素朴な疑問を抱いただけなんです。

まあ、もしかしたら都さんがそれを次世代に教える立場となって、近い将来「ミヤコの再来か」と見まがうような素晴らしいバレリーナが登場するかもしれませんし、希望を捨てずに静かに見守っていきたいと思います。
Katia 2010/06/17(木) 21:57:18) 編集

こんな内容の濃いレポートをありがとうござます。会社の昼休みに読んでますが、ラ・フィーの話からいきなりうるうるきてしまい、ケヴィンの最後のコメントに涙が溢れ出てきました。この週末は来日中のバレエ団の素晴らしいラ・フィーを見せてもらいましたが、やっぱり都さんに届くダンサーはいないなと実感。それだけに映像が残ってないのはほんとに残念です。結局2006年5月が彼女の最後のリーズだったと思うと見に行っておいてよかったな、つくづく思いました。
ミッツィーカスパー 2010/06/21(月) 15:11:51) 編集


ミッツイカスパーさん こんにちは。

>>この週末は来日中のバレエ団の素晴らしいラ・フィーを見せてもらいましたが、やっぱり都さんに届くダンサーはいないなと実感。それだけに映像が残ってないのはほんとに残念です。

お~早速ご覧になったんですね 素晴らしい公演だったようで何よりです。都さんのリーズ映像が残っていないのは本当に痛恨ですね・・・劇場用のアーカイヴ映像が絶対残っているはずですよね 抜粋でもいいからリリースしていただけないものでしょうかねえ・・・。
Naoko S 2010/06/22(火) 09:34:45) 編集

Naokoさん、ご無沙汰しています。
先程、都さん退団公演から戻りました。
取り急ぎのご報告です。
都さんはもちろんスティーブンはじめ回りのダンサーがとにかく気合いが入っていて、本当に本当に良い舞台でした。
最後はダンサー全員が舞台にあがって拍手、コープやケヴィンはじめ過去組んだパートナーたちから次々と花束が。
幸せそうな都さんを見て泣けてきました。
NHKがしっかり録画してくれたようですので放映が楽しみです!秋頃の予定らしいですが待ちきれません。
asaco 2010/06/30(水) 00:17:16) 編集


asacoさん、最後の公演の模様、速報をお伝えいただきありがとうございました!(感涙・・・)

『本当に本当に良い舞台』だったとのこと、お聞きしてとっても嬉しいです。過去のパートナーからの花束贈呈もあったのですね 都さんらしく、最後まで美しく幕を引かれたのですね・・・

NBSのブログによればTV放映は芸術劇場のようですね。イギリスのRBファン垂涎ものの映像、私も見たい!!
Naoko S 2010/06/30(水) 09:39:56) 編集

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