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コンサート: ラドゥ・ルプー&LSO (10/1)
先週木曜の夜、私にしては大変珍しくクラシックのコンサートに行ってきました。

ところはバービカン・ホール、ここを本拠地とするLSO(London Symphony Orchestra)の定期?公演。指揮はLSOのプレジデント、Sirコリン・ディヴィス。プログラムは、モーツァルトの交響曲34番、同ピアノ協奏曲20番、ニールセンの交響曲5番、の三本立て。

さて、私のお目当ては、ゲスト奏者として登場したルーマニア人ピアニストのラドゥ・ルプーさんでした。この方、以前から気になる存在だったのだけど、ライヴを聴く機会を逃しており・・・(前回ロンドンで公演があった時は確か自分はパリに行っていて聴けなかった)。ようやく訪れたチャンス、逃してなるか~と気合入れてストールズ席9列目をフンパツして、公演日を心待ちにしてました。

で、生の音を聴いた感想は・・・なーんとなく・こんな風かな・・・と自分が想像していたのに近い、というか、なぜこの人の演奏に心惹かれるものがあるのかわかったような気が。きわめて茫漠とした抽象的な言葉でしか言えないのですが、あえて一言でいうと、なんともいえない"自由"を感じるんですよね 彼のピアノに。(ジャズ・プレイヤーに近しいものを感じる・・・。)

・・・ちなみに、(身も蓋もない言い方だけど)私はピアノという楽器に特別愛情があるわけでなく、正直言って聴く耳もない。"違いがわからない女"なので、有名演奏家のコンサートに足を運んで、感心したり・時に感動することがあっても、とくにリピートしたいと感じたことはないのです。好きなピアニスト、と呼べるのは、ビル・エヴァンス(ジャズの)ぐらい。(でも彼はもうこの世にいない・・・)

で、ルプーさんは、何年か前にラジオでたまたま聴いたグリークのピアノ協奏曲をきっかけにCDを数枚集めて、一時期プチはまりしたことがあったのでした。彼を評する有名な言葉に、「千人に一人のリリシスト」というのがありますが、私が最初にガツーンとやられたのも、確かに抒情性あふれる彼のピアノの音だった。(稀代のリリシスト、という点はエヴァンスと重なる・・・)今回初めて生で聴いて、特に印象に残ったのは、弱音の妙なる美しさ。あと、歌心を強烈に感じたなあ ピアノ弾いてるというよりむしろ歌っていた・・・みたいな。(実際唸り声あげていた記憶があるので、文字通り"歌って"いたのかもしれませんが。)

なんというかね、その時々の心のままに、自分の語りたいことを大胆に・自由に表現しているのじゃないかなぁ 同じ楽曲を演奏しても日によって結構変わるのかも・・・なんて想像してしまった。彼は真ん中のピアノ協奏曲だけ登場したわけですが、第三楽章では聴き慣れない音が頻出(単にミスタッチだったのかもしれないが)、後半明らかに多分スコアにはないんじゃないかと思われるフレーズが聞こえたと思ったんだけど、気のせいか?これはスリリングだったし、"彼の"音楽として一貫性があったので私はとっても面白く聴いたのだけど、普遍性があったかどうかは、謎。

さて、相方のオケなんですが・・・これが(私的には)不運にも、ミスマッチだったのではないかと。マジメというか、定石通りの演奏というか、それで何が悪い!といわれそうだけど、ありていに言うと面白味がない。音自体さして美しいと感じられなかったことも大きいが、オケとソリストでこの音楽へのアプローチに相当ギャップがあるのでは・・・と思えてならなかったのだけど。コリン・デイヴィスは確かこの国ではモーツァルト指揮者として第一人者で、私も彼の振るモーツァルト・オペラは何度か聴いていて、大抵好印象だったんだけどなぁ・・・。

ふと思ったのだけど、ルプーさんのようなタイプは、ご自分で指揮しながらピアノを弾く、というスタイルが似合うのじゃないか、と。そのほうが完全に自分の音楽を創れるし・・・いかがでしょう??できることならいつの日か、100%彼の音楽に浸ることのできるリサイタルで聴いてみたいなぁ。でも、またまたオケとの共演とはいえ、ルプーさん12月にもまたロンドンに来てくださるんですよ!(於RFH)勿論チケットはブック済み、再会が楽しみです。

☆ 残念ながらYTにルプー氏の映像はないみたいなので、代わりにこれを・・・秋の夜長に聴くにはぴったり:

http://www.youtube.com/watch?v=dH3GSrCmzC8
2009-10-05 09:53 | 音楽 | Comment(0)
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