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イタリアン・オペラ・シーズン@ROH・その②
オペラハウスでは今夜マリインスキー・バレエ・シーズンが開幕したはずですが・・・・

なんかいつになく静かな幕開けで・・・。主要メディアでは特集記事とか殆ど出てないみたいだし、街中でポスターとか見かけた記憶もないし。私は初日の今夜は見送って明日行くのだけど、キャストはどうなったのかなあ(演目はR&J)。オペラハウスのサイト上は当初発表通りカーチャ・オスモールキナ&エヴゲニー・イワンチェンコのままなんだけど、ballet.coにはオスモールキナが怪我で離脱、明日はエフゲーニャ・オブラスツォーワとデニス・マトヴィエンコという情報もあり。幕が上がったら一体誰が踊っていることか??

というわけで、マリインスキーWeekに突入する前に、途中まで書いていて放り出したままだったオペラ・レポをムリヤリあげちゃいます。

☆「セヴィリアの理髪師」(7/4、7/15)

アルマヴィーヴァ伯爵: ファン・ディエゴ・フローレス
ロジーナ: ジョイス・ディドナート
フィガロ: ピエトロ・スパニョーリ
バルトロ: アレッサンドロ・コルベッリ
ドン・バジリオ: フェルッチョ・フルラネット
ベルタ: ジェニファー・リス・デイヴィス
フィオレッロ: チャンハン・リム (Changhan Lim)

ディレクター: Mosha Leiser & Patrice Caurier
指揮: アントニオ・パッパーノ


初日とフローレスの最終登板日に鑑賞。充実した歌手陣(歌唱・演技とも達者)と、ライトタッチでなかなかチャーミングな演出&美術におおいに楽しませてもらった。

怒涛のキャスト・チェンジに見舞われた今回のイタリアン・オペラ・シーズンで、一番痛かったのは(フィガロにキャストされていた)サイモン・キーンリィサイドの降板だったんじゃないかと思われるのだけど、蓋を開けてみれば傷は浅いというか、十分満足できる舞台に仕上がってました。(代役のスパニョーリは私的にはややストライク・ゾーン外れてたけど・・・もう少し声に温かみが・演技に茶目っ気がほしかったなあ。)

お目当てのフローレスは、深い朱赤のフロックコートに赤茶のロングブーツ(これが滅茶似合ってた~♪)姿で登場、木によじ登ってセレナーデを歌うシーンに思わず胸キュン。兵士と僧侶に変装した姿も可愛いし、コミカルな演技も自然にこなしていて笑わせてくれた。最後の最後に披露する難技のアリアは、初日・4日の方がよかったかな。15日はオペラハウスから全英各地のイベント会場に公演が生中継されていて、出演者の皆さん一様に・かなり力が入ってた様子だったんだけど、フローレスのアリアもメリハリの付け方などがやや技巧的に感じられてしまった。初日は、夢のように流れのいい歌唱で、ほぼ完璧なコントロール力に、"ああこの人のテクニックはほんとに凄いんだなあ・・・"と頭にちらつきはするけど、それは彼の芸術のservantにすぎなくて、ひたすら音楽の美しさに陶然とさせられる。なんかね、やたらキャラの濃い・芸達者な人たちに囲まれて、この人たちの地に足の付いた逞しいパフォーマンスとの対比もあるのかという気もしたんだけど、このアリアを歌うフローレスは、独りout of this world....だったのよね。

彼が歌い終わった後の観客の反応はすざまじく、拍手とブラヴォーと(大陸式の)足踏みがやまず、3~4分は続いただろうか この間フローレスは舞台上でロジーナ役のディドナートと抱擁し合ったまま微動だにせず。"encore!"と客席からのラブコールには応えていただけませんでしたが・・・("連隊”のときもそうだったけど、ロイヤル・オペラは絶対劇中アンコールやってくれないんだよねーケチ!)15日も観客は大騒ぎしてたけど、初日のフィーバーぶりに比べたら若干温度低めだったかと。 

さて、今回のセヴィリアで話題をさらった&女を上げたのは、この方・ジョイス・ディドナート。初日の公演の一幕前半でつまずいて脚を複雑骨折?するもその夜は松葉杖の助けを借りて舞台を最後まで務め上げ、その後の公演では車椅子で登場。当然演出もこの非常事態に合わせたものになっていたけど、これが凄く自然で殆ど違和感を感じさせなかったのは立派。ディドナートは脚を骨折してるなんて信じられないぐらい元気一杯、エキサイトすると車椅子から立ち上がらんばかりのアクションに見てる方がハラハラしてくる。初日に見た時それはもう立派な歌唱(声に膜がかかったような歌唱法は私的にはあまり好きじゃないんだけど)と押し出しの強さにウームと唸らされたものの、ちょっとブイブイいわせすぎでチャームに欠けるというか、あまりにイマ時のアメリカ人のおねーさんしてるなあ・・・なんて思ったものですが、この逞しい舞台姿にはただただ脱帽。(この方ご自分のブログを持っていらっしゃるのですが、タイトルがズバリ、"Yankeediva"・・・・。もう、まさにそのもの~!って感じです。SATCに出演してもおかしくない雰囲気あったなあ。)

サポート・キャストも皆さん立派でしたが、中でも一際異彩を放って目立っていたのが、ドン・バジリオ役のフェルッチョ・フルラネット。一幕ニ場のアリア(バルトロに伯爵をハメる計画を伝授するシーン)、奇怪でアブナい風体に、臓腑にズッシリ響く骨太の低音。ド迫力のパフォーマンスで完璧show stopper & show stealerと化していました。

15日は珍しくストールズ・サークル・ステージ寄りの位置から鑑賞していたんだけど、私の座っていた席のほぼ直線上に指揮者がいる・・・というポジション。お陰でトニーの指揮ぶりも堪能できました。序曲から音楽への入り込み方がすごくて、こんなに唸り声出す人だったっけ?(歌っていたのかもしれないが・・・)アクションもこんなに派手だったっけ?(中継放送してるから力入ってるのかなあ・・・)とか、普段上から見てると気づかないこと盛り沢山で新鮮だった。トニーは自らハープシコードを弾きながら指揮してたんだけど、鍵盤に向かってるときは完全にそちらに没頭しちゃってて、ステージは眼中になしって風情だったのが面白かった。顔がくっつきそうになるぐらい譜面に近寄って見てたりして、オタッキーな雰囲気が漂ってて素敵だったわ・・・♪♪

<完>
2009-08-04 09:33 | オペラ | Comment(2)
Comment
Naokoさま、お久し振りです!
お元気でいらしたと伺い一安心。
いえ、連日フローレスを堪能されて、無我の境地にたゆたい、
ブログUPという地上の作業にはもうお戻りになれないのでは・・
と案じて(?)おりました。

しかし、フローレス、キーンリィサイド、フルラネットが
一つの舞台にそろい踏みってその予定自体がありえませんから!
世界のTOPがしのぎを削る東京にいるアドバンテージが
しばし色あせて感じられてまいりましたxxx
羨ましすぎです~
それだけに降板は残念ですが・・・。
フルラネットのバルトロ、うーん観たい、聴きたい!
フローレス、Naokoさまのレポのおかげで、次に来日したら
必ず観に行く歌手NO.1に躍り出ております(笑)

わたくしは今バレフェスでバレエモード一色。
いつものゆるゆる更新が嘘のように(?)
張り切っておりますが、さてフェスの舞台に力を得た
この勤勉ぶり、いつまで続きますやら・・・(^^;)

maria 2009/08/06(木) 18:26:46) 編集


mariaさん こんにちは プチお久しぶりです~。

・・・いや、イタリアン・オペラ・シーズンが終わった途端にすっかり観劇モードが吹っ飛んで、遊びモード&夏のセールに奔走・・・(&仕事!)と忙しくしておりまして。(いまだに観劇モードに戻れていないような気も・・・汗)

>>フルラネットのバルトロ、うーん観たい、聴きたい!

mariaさんこの方お気に入りですか?私は今回ほんとにびっくりしたんですけど、果たして以前に聴いたことがあったかどうか全然思い出せなくて・・・これだけインパクトのあるパフォーマーなら多分見れば忘れないだろうという気もするのですが、どうも定かでなく。

いやほんとにあれは怪演と呼ぶにふさわしい舞台でした。多分口をあんぐり開けて見てたんじゃないかなあ 私・・・

フローレス、是非ライヴで堪能していただきたいです~機会がありましたらお見逃しなく♪

>>わたくしは今バレフェスでバレエモード一色。
いつものゆるゆる更新が嘘のように(?)
張り切っておりますが、さてフェスの舞台に力を得た
この勤勉ぶり、いつまで続きますやら・・・(^^;)

はい、貴ブログ大変有難く・楽しく拝読させて頂いておりますよ。とっても丁寧にレポしてくださっていてフォトも豊富なので、すっかり自分も見たような気分に・・・。しかし、あの上演時間の長さでは連日の鑑賞はかなり堪えるのではないですか?何卒ご自愛のほどを・・・(でもでも引き続きレポupして頂けると嬉しいです~v)
Naoko S 2009/08/07(金) 10:03:25) 編集

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