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ロイヤル・バレエ 「ジュエルズ」 (6/16)
ロイヤルのジュエルズ、今回の再演は事前ブックしてなくて、行こうかどうしようか迷ってたのだけど、The Guardianに出たアリーナとルパートのインタビュー↓を読んだら俄然この二人のダイヤモンド・pddが見たくなって。二人の最終登板日の公演チケット、幸い当日ストールズサークル・スタンディングが取れたので行ってきました。(アリーナの「ウェディング・ダンス」を見て来ました!)

http://www.guardian.co.uk/stage/2009/jun/11/pas-de-deux-alina-cojocaru-rupert-pennefather-jewels

「エメラルド」は大好きなパートだけど、キャストが・・・・。第一カップルはマルケス&フリストフ、第二カップルがベンジャミン&ガートサイド。マルケス、どうも彼女の踊りには芯が欠けてるというか、ぴんとこない・・・それに表現が完全にロマンティック・バレエの世界観を投影しているかに見えて、ちょっとそれは違うんじゃないか・・・という気が。フリストフは騎士的なマナーで悪くはなかったけど、面白みに欠ける。二人してお行儀良く・こじんまりまとまっていて、なんかつまんないの。

で、不可避的に思い出してしまったのが、パリオペのエメラルド。DVDにもなっている、マチューとレティシアのエメラルドpdd、凄く好きなのよね・・・。中盤、第一カップルが舞台左右に分かれて登場して、見つめ合いながら奥から一歩ずつ前にすすんでくるシーンがあるでしょう ただ歩いてるだけなのに、見てるとドキドキしてくる、あの感じが欲しいのよね・・・。(で、家に帰ってDVD見てしまった。やっぱりいいなぁパリオペのエメラルド・・・この二人のこのバレエでの共演、みょーに好きなのよね・・・)

ベンジャミンは今回も素晴らしかった。彼女が動き始めた途端、マルケスとの格の違い歴然。ここ数年のベンジャミンはほんとカッコイイなぁ・・・道を極めた人の強さ、というか自己への絶対的信頼からくる余裕、で舞台上で遊べてしまう。でもその動きはあくまで厳しく律せられていて、洗練されていて・・・圧倒された。

トロワに登場したスティーヴン・マックレー、最近プリンシパルに昇進したという噂を聞きましたが(ballet.co発)、満面の笑顔で踊っていたところを見ると、ほんとなのかな?

「ルビー」。引退を表明しているアンサネッリがRBプリンシパルとして舞台に立った最後の夜。古典作品のレパートリーを多く有しているバレエ団への移籍を希望してNYCBからRBに移ってきた彼女だけど、オペラハウスで初めて踊ったのがチャイコフスキーpdd、最後はルビーと、奇しくもバランシンに始まり・バランシンに終わる、短いRBでのキャリアだった・・・。

前回・初演時はセルヴェーラと組んでセカンド・キャストだった彼女、今回はラム降板により繰り上がってファースト・キャスト、アコスタと踊ったのだけど、私的には前回上演時の方がはるかに印象は強烈だった。登場シーンのアンサネッリ、優等生的なアコスタに合わせたのか(?)優雅な微笑みを浮かべて穏便な表現。見せ場のpddでは踊りが徐々に大胆さをましてチャレンジャーと化していったけど、前回見たときのようなリスキーなパフォーマンスではなかった。(勿論それでも<いい意味で>一人だけ浮いていましたが・・・あのスピード感、ショーガール風のグラマーはやはりNYのダンサーならでは??)

後半に向けてどんどん舞台の熱が上がっていって最後は華やかに盛り上がり、客席は大騒ぎ。(最後までいただけなかった人もいましたが・・・前回見た時同様今回も目を覆いたくなったのが、「トール・ガール」役のマカロック。ヤノウスキー降板で今回のrunでは毎回彼女が踊ったという恐ろしい話を聞いたけど・・・ソロイストというランクからいって踊りこなせてないのは百歩譲るとして、まずは最低3インチ・ウエストを落としてから舞台に上がってください!)カーテンコールでは上階から花を投げ入れる人もいて、アコスタが一歩退いてアンサネッリに拍手を始めると、バックのダンサーたち、そして客席からも更に盛大な拍手が。大きな花束もいくつか贈られて、アンサネッリはもう少しで泣きそうになるところを必死にこらえているように見えました。まだ20代という若さ、ダンサーとしてこれからが絶頂期、というときにやめてしまうなんて・・・この夜のパフォーマンスを見る限りでは本当に信じられない決断ですが、一バレエ・ダンサーとしてNYCBとRBの両バレエ団でプリンシパルに上り詰めたという実績は、真に尊敬に値するもの。第二の人生でのご成功・ご活躍を祈ります・・・

お目当ての「ダイヤモンド」。アリーナとルパートのpddは、やっぱり良いわ~。初演時に見て衝撃的だったアリーナ独自の楽曲解釈も、今回は慣れてるだけに(というか、"あのダンス"をこそ見たくて来てるわけで)すんなり・ごく自然に受け止められて。そして前回見たときと同様、二人の舞台には優しさと清々しさが溢れていて、とても心地良い気分にさせてもらえた。

音楽だけ聴いてるとですね、いつもなんだけど、このロシアの哀歌には胸を掻きむしられるような思いがするわけです。しかし、舞台上で舞うアリーナ&ルパートには感傷性の欠片もない・・・それでも全くヘン、とか、嫌い、とか感じないんですよ これって凄いことでは??

怪我から復帰後のアリーナを初めて見たわけですが、少しふっくらしたかな?でも以前が痩せすぎだったので、これぐらいの方が艶やかさが出ていいんじゃないかしら。前述のガーディアンのインタビューでアリーナはこんなことを語っているんですが・・・

『(ダイヤモンドは)ストーリーのないストーリー・バレエで一見抽象的に見えるけれど、私はいつも結婚式のリハーサルをイメージしてるの。もちろん厳粛な部分もあるけれど、一方でリラックスした・楽しいムードもある・・・将来を夢見るカップルって感じかな。荘厳でパワフルでもあり、甘くロマンティックでもあり・・・』

アリーナは常にパートナーから目を離さず、時に柔らかな・時に熱っぽい目線で彼を見つめる。それを受けたルパートが、若干体温低めなところがよい。こちらは感情を抑え気味ながらも、アリーナの問いかけに騎士的なマナーで応じ(でも決して冷たい感じではない)彼女を優しく包み込んでいた。(そのルパートは、『アリーナはpddを踊るときただ振付をこなすだけなじゃくて何か一味加えようとするんだ。僕はそんな彼女への尊敬の気持ちを踊りに込めているつもり・・・注意深く、大事に扱うように・・・とかね。』と語っていますが、まさに、その心遣いが舞台にあらわれていました。)

この夜のダイヤモンドは脇を固めたダンサーに日本人が多かったのだけど、中でも優雅な踊りで目をひいたのはユフィさん。あと高田茜さんが最初のタブローでコール・ドの一人として登場していましたが、目立つ位置にいたのでじっくり見られたのだけど、踊りはしっかりしているし表情もなかなかチャーミングでした。
2009-06-23 08:12 | ロイヤル・バレエ | Comment(2)
Comment
初日を観ましたが、Naokoさんから事前に伺っていた通りアリーナとルパートが素晴らしかったです。アリーナに関してはstunning! の一言。ダイヤモンドは背の高いダンサーが踊るものという先入観をもっていた私を見事裏切ってくれました。前回アリーナを見たのは2007年5月だったのでちょうど2年ほど前。苦悩の日々を語っていたインタビューを思い出し、幕が開いて彼女の姿をみたときは感無量。ウルウルでした。ルパートの成長には驚きました。かなり、かなりプリンシパルらしくなったと思います。自覚が出てきたんですね。日本人組、大活躍でしたね。ユフィちゃんもよかったですが、ひかるちゃんが堂々と華やかに踊っていたのが印象的でした。バランシン作品は得意なのかしら?

エメラルドはちょっと退屈でした。Naokoさんはロベルタでご覧になったのですね(おっしゃること想像できます)。私はタマラでしたが、う~ん、どこかイメージが合ってないような・・・。男性陣もただ振りをこなしているだけ。ディアドル・チャップマンの復帰は嬉しいです。スティーヴン、正確で丁寧な踊り方と赤毛が健在でよかったぁ。初日の時点ですでにプリンシパルに任命されていたようですね。

ルビーのアレクサンドラ、楽しそうに踊ってましたね。踊りのつぼを得ているところはさすが元NYCB。相手役はカルロスよりもリカルドのほうがこの役は合うだろうなぁと想像しながら見てました。ユフィちゃんのルビー観れなかったのが残念。マカロックに対するNaokoさんのコメントに大笑いしました。踊りもボテボテ、シャープさに欠けてましたね。

私の中では旅行中、「ジュエルズ」はおまけの位置づけだったのですが、終わってみたら「オンディーヌ」より楽しめた作品でした。RBらしいカラーが出ていて想像以上によかったと思いました。
ミッツィーカスパー 2009/06/24(水) 13:31:54) 編集


ミッツィカスパーさん コメントをありがとうございます。そうですか~蓋を開けてみたら、オンディーヌよりもジュエルズの方が・・・。(オンディーヌは、まあ、ちょっとビミョーな作品と言えないこともないのでねえ・・・)

アリーナとルパート、よかったでしょ~~。インタビューでアリーナも語っていますが、この二人の組み合わせは偶然というか、"怪我がなせる業"だったんですよね。昨シーズンの初演時に舞台を見る前は、「ルパートで大丈夫なのかな~」と失礼な心配をしていた私ですが、意外や意外・新鮮かつ驚くほど息の合った踊りをみせてくれて、舞台ってほんとに何が起こるかわからないもんだなぁ~と感心&感動したのでした。今回も気持ちよく・爽やかにこのpddを見せてもらえて大満足でした。(この二人ってRBSで同級だった時期があったのですね 知らなかった・・・最終学年でかな??)

スティーヴンは初日の時点で既にプリンシパルだったんですか!(さすが、情報が早いですね~)昇進といえば、ひかるさんがファースト・ソロイストに上がった、という情報をballet.coで読みましたが、こちらも納得ですね。(ガムザッティの好演が決め手になったのかな??)
Naoko S 2009/06/25(木) 07:56:17) 編集

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