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ディアギレフ・ガラ@ROH (6/7) 後半
続きです。

"Apollo" Maria Kowroski, Igor Zelensky

天地創造のポーズ(by ミケランジェロ)で始まる、アポロとテレプシコールのpdd。NYCBのプリンシパル・コウロスキーとゼレがこの作品で共演するのは、数年前のゼレ・ガラで見た。コウロスキーの印象はあまり変わらないんだけど(というか、実はとりたてて強い印象残ってなかったりするのだが・・・)、一方のゼレは・・・あの時のゼレは、堂々たる体躯、精悍で、まさに太陽神そのものだったなあ・・・。時の流れをずっしり感じて、少々黄昏てしまった。

"Les Sylphides" Tamara Rojo, David Makhateli

只今RB本公演で上演中のレ・シルフィード。第一キャストのタマラ・ロホとデヴィッド・マッカテリが抜粋を踊ったのだが・・・・むむむ。私自身の好みとはあまりにかけ離れすぎのため、ノーコメント。

"Le Tricorne" Dmitri Gudanov

ボリショイがちょっと前に復刻上演した(と記憶している)マシーン振付作品、「三角帽子」。これはおそらく、噂に名高い「粉屋のソロ」ってやつですね(プログラム買ってないので確認できず)。スパニッシュないでたちのグダーノフがソロでフラメンコ風のダンスを披露。見得の切り方が堂に入っていてカッコよかった!(ジョゼがこのソロを踊る姿も滅茶苦茶見てみたいぞ~~。)日頃舞台上での存在感がイマイチ薄いと感じたりすることもあるグダーノフだけど、なんの、力強いパフォーマンスでぐっと観客を惹きつけて場内大盛り上がり。何気に、この夜登場した男性ダンサーの中で最も充実していたのはグダーノフだったかも。(できればマーシャ@粉屋の女房も連れてきてほしかったけど・・・ボリショイは今USツアー中なのよね はぁーなんとも残念。)

"The Firebird" Irma Nioradze, Ilya Kuznetsov

(またしても)ニオラゼのあまりにcampな表現に、怯む。どうも私にはこのダンサーのよさがわからない・・・というか、実はいつも違和感を感じていたのだけど、そのことを再認識。前半このペアが踊ったTamarといい、正直言ってイリヤ・クズネツォフのムダ使い!という印象拭えず。(もっとクズネツォフが光る作品で見たかった・・・)

"Les Biches" Mara Galeazzi, Bennet Gartside

ニジンスカの「牝鹿」からブルー・ガールと"筋肉マン"のpdd。デカダンでエロティックで、白昼夢を見ているような不思議な気分にさせられる作品で、私は大好き・・・この間まで上演していたRBのディアギレフ・プロでもこれ上演すればよかったのに。マリー・ローランサンの描いた、見ようによってはかなりなまめかしい図柄のキャンバス(大)も久々に見られて嬉しかった。ガレアッツィもまぁ悪くはなかったけど、前回全編通してみたときにこの役を演じていたベンジャミンの、アンドロイド風のクールな役づくりの方が好き。

"Black Swan pdd" Marianela Nunez, Thiago Soares

この夜客席が最も盛り上がり・大喜びしていた、そして私が最も不機嫌になったpdd。

まぁ好みの問題ってことになるんですけどね つまるところ。しかし、それでも一言吼えずにはいられない・・・

あの~皆様方、ほんとに・こんなに"安い"パフォーマンスでいいんですか?黒鳥のpddが・・・。ガラだから、徹底して大衆ウケ路線でいってみました、ってこと?(前回この手のロシア系ガラ公演があったときはオーシポワとサラファーノフのドンQpddにこれと近いものがあったけど・・・まぁでもあの二人の場合は二人揃ってテクニックが笑っちゃうぐらい凄かったから、ほんとただ笑うしかない、って状況でしたが・・・こちらはヌニェスはともかくソアレスはテクニックないし。←サラファーノフ比)

前回の同種のガラ公演ではこの二人は海賊のpddを踊っていて、私も楽しんで見た記憶があるけど、あれはミンクスだから・・・チャイコフスキーはねぇ・・・。取敢えず、ヌニェスは神秘的な存在にも鳥にも見えなかったし、ソアレスはへっぴり腰だし・・・(口の悪い友人は、「アマチュア・プリンス」って評してたが)。なにより、せっかくのあの官能的でseductiveな音楽が喚起するところとこの二人の生息する世界には、接点がほとんど見出せない・・・とすら感じてしまったからなあ・・・。

"Le Carnaval" Yevgenia Obraztsova, Andrei Batalov

これも初めて見る作品。ボリュームあるティアード・スカート(五段ぐらいあった?)を着用したお人形さんみたいなオブラスツォーワが、お人形みたいな細やかな動きで舞う。彼女に合わせてバターロフもやや戯画的に、お人形っぽい動き。作品自体は取り立ててどうということもない、ラヴリーでやや古風な作風をもった小品・・・というところだけど、オブラスツォーワの踊りと所作の一つ一つに(パリオペ組同様)、正しくホーム・カンパニーの伝統を継ぐダンサーだなあ・・・と思わせてくれるものがあって、嬉しくなる。

"The Dying Swan" Ulyana Lopatkina

ロパートキナの瀕死としては特別心に響いてくるパフォーマンスではなかったけれど、勿論白鳥の姿の彼女を見ているだけでうるうる・・・。どっちかというと、全員登場のカーテンコールのときの彼女の嬉しそうな笑顔が印象的だった。(純真無垢な子供のような表情のロパートキナを見て、なぜか胸が痛くなった・・・)

<完>

おまけ: ガーディアン紙の報道によると、当夜のオペラハウス、なんと「ロシア当局のお尋ね者」が見に来ていたそうです・・・ボディガード三人連れて。今時珍しくもないUK在住のロシアのオリガルヒの一人みたいですが、よりにもよってクレムリンに指名手配されている人物がねぇ・・・大胆不敵というべきか何と形容すべきか。しかし、こういう物騒なお客には今夏のマリインスキー公演・とくにロパートキナ登板の白鳥の日はハウスに近寄ってほしくないなぁ 万が一銃撃戦なんてことになったら・・・(な~んて。ガーディアンから孫引きのイズベスチヤ報道の表現によると、ロンドンはいまやモスクワ、サンクトに次いで"ロシア第三の都市"なんだそうで・・・。)

http://www.guardian.co.uk/world/2009/jun/09/russia-chichvarkin-london-ballet
2009-06-16 09:26 | その他のバレエ・ダンス公演 | Comment(2)
Comment
おっ、あの滅茶苦茶カッコいい「粉屋のソロ」があったのですね!
わたくしはジョゼで2回観ていますが、初回の衝撃たるや・・・(絶句)。
愛知万博の特別プログラム「スペイン・ガラ」@東京国際フォーラムにて。
ピシッと決めてくれて、見終わったときには夢中で拍手していました。パリオペでアニエスと「シルヴィアPDD」とかを踊っているときの優雅な彼からは想像もつかなかった、ホセ・マルティネスさん、としてのジョゼ、というか濃いスペイン人の血が感じられてBRAVOでしたわ・・・。
2度目、この演目をプログラムで見つけたのはバレ・フェスのGALAでしたが、当方の期待がMAXだったせいか、バレ・フェスですでにジョゼが精魂使い果たしていたせいか、はたまたスペインGALAのときはALLスパニッシュCASTに囲まれていてその場の雰囲気が彼の血をたぎらせていたのか・・・理由は不明ですが、初回ほどではなかったです(^^;)
とはいえ、是非1度、Naoko様にもジョゼが「粉屋のソロ」を踊るところをご覧いただきたいですわ!!

「牝鹿」って観てみたくなりました。
バレリュスってやっぱり独特の魅力がありますよね。
演目、美術、音楽で作り上げられたエキゾチックな作品世界は
当時のヒトにとってどんなに衝撃的であったか・・・。
「ペトルーシュカ」とかを見るだけでもそのときのショックが充分に想像できますもの。
今回のGALAは玉石混交のUPDOWNが読んでいてもハラハラさせられましたが(笑)面白い上演でしたね。
おすそ分けいただきまして感謝です!
maria 2009/06/22(月) 05:23:42) 編集


きゃっジョゼ@粉屋のソロ・レポが!ありがとうございます~~!

・・・う~んいや~カッコイイでしょうねえ あの振りを踊るジョゼ・・・グダーノフもすんごく良かったですが、彼が踊る姿にどーしてもジョゼが被ってしまって。しかし、Bravo!万博ですねえ(笑)都合ニ回もご覧になってるなんて羨ましいです 私は、見られる日がくるのだろうか・・・?

「牝鹿」、mariaさんに気に入っていただける自信ありますわ~(笑)。これはロイヤルの貴重なレパートリーの一つですね ほかにニジンスカ振付作は「結婚」もレパートリーに入ってますが、ロイヤルの来日公演でたまにはこういう珍しい作品も上演すればいいのに・・・なんて思ったりもしますが、現実的じゃないかなあ。
Naoko S 2009/06/23(火) 06:59:16) 編集

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