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ロイヤル・バレエ 「ラ・バヤデール」 (1/16)
一昨夜は今年のバレエ始め、ロイヤルのバヤデールを鑑賞。マカロワ版を見るのは久しぶりですっぽり記憶から抜け落ちていたシーンも多くて、「へえーこんなだったっけ?」と随所で再発見が。

今回の再演、当初は若手トリプル・デビューの28日だけ見るつもりだったのだけど、急遽ゲスト出演が決まったハンブルク・バレエのシルヴィア・アッツオーニを見たくて繰り上げ鑑賞。(おそらく彼女にとってはこれがコヴェント・ガーデン・デビューだったのではないかな?)

・・・で、そのアッツオーニですが、ロイヤル・ダンサーズの中にまじって不思議なほど違和感なく、"絵"の中に自然におさまっていました。小柄な体型のせいかなー?とも一瞬思ったけど、それより何より大きかったのは、彼女がアクトレス・タイプのバレリーナだからじゃないかなぁ・・・と。

感情表現がゆたかで、ごくごくナチュラルに自分の物語を語る力がある。一方で、必ずしも古典の様式美で勝負するタイプではないかな・・・という印象も。(全幕中唯一クラシック・チュチュで登場する影の王国のシーンは、ちょっと物足りなかった。)彼女のニキヤは演技にも踊りにもこまやかな配慮がいきとどいていて、女性らしさが前面に押し出されている、わりと珍しい(?)タイプ。テンプル・ダンサーのもつ巫女的要素はほとんど感じられず、最初から最後まで一人の恋する女性という表現に徹していたような。(このニキヤは多分ソロルとの恋が初めてというわけじゃないんだろうな・・・なんて妄想してしまった。惚れっぽくて、情の深いタイプの女性に見えました。)

そんなニキヤに、ソロルは(相変わらず)ちょっと坊ちゃんぽい・ぽーっとしたイヴァン・プトロフなので、一幕の密会のシーンで「禁断の恋」の匂いは全然漂ってこなかったけど・・・二人の並びは悪くはなかったです。(全幕でプトロフ君を見るのはすごく久しぶり。表情に幾分逞しさが加わって、嬉しげに・楽しげに踊っているときの笑顔が以前より自然になってきたかな・・・とは思えたけど、そろそろ<全体に>一皮むけてほしいなあ・・・。)

きっとコワいだろうな~、と想像していたラウラ・モレーラのガムザッティは、やはり怖かった。でも最初から怖い女というわけじゃなくて、徐々に変化していく、その変わり方がお見事。ソロルと初めて顔合わせするシーンではお譲さん風でしおらしく見える瞬間さえあったのに、ニキヤというライバルの出現後は敵対心と独占欲の強さをむき出しに。(ニキヤに、というよりソロルにむける視線が怖かった。ガムザッティがソロルよりかなり年上に見えたせいもあってか、このチャンスを逃がしてなるものか・・・という執着が感じられたりして。)

モレーラはきっちり踊れるダンサーだけど真ん中オーラがやや弱いので、一幕の婚約披露宴でのパ・ダクションは可もなく・不可もなく、手堅く決めたな~という程度のインパクト。彼女が素晴らしかったのは、最終幕・結婚の儀の直前に挿入されたダンス・シーン。ガムザッティのソロで、一幕登場直後にニキヤが踊る例のヴァリエーションとちょっと似た振付。今まさに愛の誓いをたてんとする花嫁が、何故こんな哀切なダンスを踊るのか?と一瞬疑問符が頭をよぎったけど、柔軟にしなやかに、蛇のように身体をくねらせて踊るモレーラにまじまじと見入ってしまった。

最後に、この夜MVPを進呈してもいいんじゃないかという出来だったのが、影の王国のシェードたち。近年このシーンを雑念なく見せてもらえることはなかなかないのだけど、アラベスク・パンシェしてあげた脚が深すぎるということもなく、上体の反らし方が各自バラバラということもなく・・・キッチリ端正に揃っている・造形美に圧倒される・・・というのとはちょっと違うけれど、アンサンブルとしての一体感があって、流れよく・心地よく見せてもらえた。(三人のシェードの一人で崔 由姫さんが登場。トリオで舞台に出てきた瞬間はちょっと地味に見えたけれど、踊り始めると技術の確かさと音楽性でほかの二人に大きく水をあけていました。)

CAST

Nikiya: Silvia Azzoni
Solor: Ivan Putrov
Gamzatti: Laura Morera
The High Brahmin: Alastair Marriott
Rajah: Gary Avis
Trois Bayaderes: Yuhui Choe, Laura McCulloch, Cindy Jordain
The Bronze Idol: Yohei Sasaki
2009-01-19 10:21 | ロイヤル・バレエ | Comment(4)
Comment
Naokoさん

バヤデールのレポートありがとうございます、28日に
むけて期待が高まります!イヴァン・プトロフはほんとに
「君」をつけて呼びたくなるキャラクターですね。
エイヴィス様は王様の役でしたか、28日は大僧正の
役で出てくれないかなぁ、と期待しています。あの役、実は
とっても大事ですよね。エイヴィス様に舞台を締めていただき
たいものです。それでは劇場でお会いしましょうー!
とと 2009/01/23(金) 07:53:19) 編集


ととさん こんばんは~

>>エイヴィス様は王様の役でしたか、28日は大僧正の
役で出てくれないかなぁ、と期待しています。あの役、実は
とっても大事ですよね。エイヴィス様に舞台を締めていただき
たいものです。

はい 私も期待してます!マリオットの大僧正は例によってオーバーアクションで、顔の表情なんてずっと般若顔で・・・メークのせいもあったのかもしれないけど、ほとんどホラー映画一歩手前って感じだったんですよ。28日はギャリーの登板を切望します!

(当日私はアンフィ・左サイドの最前列に座ってますのでv)
Naoko S 2009/01/24(土) 08:22:50) 編集

気になってたシルヴィア・アッッォーニのレポートありがとうございます。やはり彼女はアクトレスでしたかぁ・・・。見たかったです。私もイヴァンにはいつももう少しエモーショナルなものがあったらなぁと思っています。踊る姿が美しいだけにもったいないです。ご存知かと思いますが、イヴァンは3月に東京でラ・フィーユを踊ります。こういう役のほうが安心して見られるのかもしれませんね。

このキャスト・メンバー、いいじゃないですかぁ。

>>マリオットの大僧正は例によってオーバーアクションで、顔の表情なんてずっと般若顔で

私にとってはかえって面白そうに聞こえます。ギャリーの大僧正、クリスのラジャという組み合わせはお決まりのはまり役という感じで完璧なので、かえって別のダンサーがどう表現するのか興味津々です。

ユフィちゃんのニキヤのこともまたおしえてくださいね。

ミッツィカスパー 2009/01/24(土) 14:34:12) 編集


ミッツイカスパーさんが後押ししてくださったお陰で見に行ったわけですが、なかなかよかったですよ~(ありがとうございました)。アッツオーニはほんとロイヤル・ダンサーズにまじって違和感なかったので、また客演の可能性あるんじゃないかなぁ・・・と思ったり。

マリオットの大僧正ですが、なんかちょっと目が異様な感じだったんですよ・・・白目が青白く光ってて怖かった(笑)。

ユフィさんのニキヤ・デビュー、いよいよ4日後に迫りましたね。当夜はロイヤル常連がこぞって駆けつけることでしょう・・・楽しみです。 
Naoko S 2009/01/25(日) 10:47:27) 編集

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