■マリインスキー・バレエ 「フォーサイス・プロ」 (10/13)
マリインスキー・バレエ@サドラーズ劇場でのミニ・シーズン、昨夜の初日を見てきました。
で、早速ですが、昨夜の最大のヒットは・・・・
アレクサンドル・セルゲーエフ!!
・・・ひゃ〜も〜〜驚きましたよ 次世代のスターですね、彼は。間違いなし!!
いや、実はセルゲーエフには以前から目をつけていたので(笑)今更驚くまでもないんだけど、ここまで魅せてくれるとは・・・!彼はまだ20代前半のはず(入団は2004年)、童顔なせいもあって見た目はいたいけな少年・・・という風情なんだけど、踊りは恐ろしいほど成熟してる・・・
http://www.mariinsky.ru/en/company/ballet/second_soloists/dancers4/sergeyev/
初めてこのダンサーをしっかりと認識したのは、あの、超・駄作と散々叩かれ、今後ニ度と陽の目を見ることはないだろう・・・と思われる、ゲルバー版「黄金時代」で主役を踊るのを見たとき。特に、ネオ・クラシックの振付で踊られる男同士のpddで見せた、柔軟でしなやか・かつダイナミックな動きに度肝を抜かれ、その後コンテンポラリー作品でソリストに抜擢されるのを何度か目にして、マリインスキーの"モダン要員"として着実に地歩を固めているのかなぁ・・・という印象をもっていたのだけど。いや〜それだけじゃすみそうもないなあ この逸材は。(古典作品では端役でしか見たことがない・・・純クラシックではどんな風になるのか、見てみたいなあ・・・)
セルゲーエフは長身で手足が長くて頭が小さい・・・というイマドキのマリインスキー標準の体型をしてるのだけど、シルエットの美しさが群を抜いていて、まずはそれだけで目立つ。私は日頃男性ダンサーに関しては必ずしも柳のように細い・中性的な体型をいいと感じる方じゃないんだけど、彼の個性(ダンス)が実にこの体型によって引き立てられているというか・・・。実にナチュラルでスムースでいながらインパクトのある踊り、そして、なんとも不思議な空気感を纏っているんですよ 浮世離れしてるというか・・・昨夜は彼の周囲だけスポットライトで照らされているように見えて、彼が舞台にいる間は他の人たちは殆ど視界に入ってませんでした。(あ、今更ですみません セルゲーエフが踊ったのは最初の「ステップテキスト」と最後の「イン・ザ・ミドル・・・」です。)
というわけで、急遽「セルゲーエフ祭り」と化した「フォーサイス・プロ」初日。他のダンサーについては駆け足コメントを・・・(キャストは事前の発表どおりだった!)
"ステップテキスト”
冒頭一人舞台に登場する男性ダンサー、プラチナ・ブロンドのベリーショート・ヘアで、一瞬、「これ誰??」とおそるおそるオペグラを覗くと、いかつい顔の・・・ロブーヒンだった。うーん、なーんかこの方ガラが悪いというか、ヤンキーな雰囲気なんだなぁ・・・踊りも粗雑っぽいし。(苦手・・・)
コルプとコンダウーロワのpdd。コルプはまたヘアスタイルが変わった?トップを伸ばして耳の辺りでワンレングスに揃えてて、下は刈り上げてる?これは見たことのないパターンだわ・・・と、しばし髪型に注目してしまった(笑)。さすが彼の踊りには安心感があるな〜出演演目これだけなんて、なんて勿体ない・・・<ロブーヒンは一杯踊るっていうのに・・・>。コンダウーロワは大西洋を一っ飛びして駆けつけてくれたわけだけど、ややお疲れ気味?少し動きが硬く見えた。燃えるような赤毛に朱赤のユニタード、長身・美貌の彼女は見た目のインパクトは絶大なのだけど・・・。(蛇足ながら、結構びっくりしたのが彼女のお化粧・・・"30・40年代の銀幕のスタア"かくや・・・という、完璧なクチュール顔なんですよ。彼女に似てる女優がいたなぁ・・・と懸命に思いだそうとしたんだけど、思い出せなかった・・・。)
ああ、それにしても、マリインスキーのダンサーってほんっと〜〜に身体が柔らかいんですねえ もうみんなクネクネで(笑)、関節がないみたい。こんなに柔軟なダンサー集団、久々に見たなぁ・・・・と妙な感慨が。
"アプロクシメート・ソナタ”
この作品は前回、コヴェントガーデンでの上演時になかなか面白く見た記憶があって、今回もまずまず楽しめた(途中やや眠気に襲われる場面があったけど・・・)。第一カップルのイワノフとシェシナはいい味だしてたし、第三カップルの女性、多分初めて見た若手・アナスタシア・ペトゥシュコワがかなり気に入った(女性陣の中で最も大胆&リスキーな踊りを披露)。
”精密の不安定なスリル”
お馴染みのダンサーたち、オブラスツォーワ、ノーヴィコワ、シクリャーロフ、ジュージンが登場。(・・・で、この中に一人、どこから紛れ込んでしまったのか・・・?と大疑問符のつくダンサーが。エレーナ・アンドロソワという、あまり見覚えのない人だったのだが、全然踊れてなかった・・・。)
この作品に関しては、ともかくオブラスツォーワがあまりにも可愛いかった、それしか憶えてない。フォーサイスをあんなにスウィート・かつお姫様〜な表情で踊るダンサーを見たのは初めてで、不意を衝かれてかなり動揺してしまった(笑)。ノーヴィコワもまずまず手堅く、この二人はよかった(さすがファースト・ソリスト。しかし、この二人もメイクはばっちり"女優仕様"なのよね〜)。男性陣は二人とも盛大な笑顔を振り撒きながら踊っていたけれど、やや詰めの甘いシーンが散見され・・・特にシクリャーロフ。(相変わらず?所々はっとするようないい動きも見せていたけれど。)
"イン・ザ・ミドル・サムワット・エレヴェイテッド"
うーん なぜこんなにもロブーヒンが起用されるのかが疑問。彼はゴールブ&コンダウローワとpddを踊ったのだけど、明らかにコンダウーロワの相手としては背が足りないし、どこか悪目立ちしてる印象が・・・。ここでも俄然光っていたセルゲーエフはシェシナと短いpddを踊ったのだけど、二人の身長差が凄いので(数10センチある)バランスに難があったのが惜しかった(個々にはいい動きしてたのだけど)。観客の反応はこの作品が一番よくて、カーテンコールはかなり盛り上がった。
☆Ballet.coのギャラリーで舞台写真を見られます:
http://www.ballet.co.uk/gallery/jr_mariinsky_kirov_forsythe_programme_swt_1008
<キャスト>
"Steptext"
Ekaterina Kondaurova
Igor Kolb, Mikhail Lobukhin, Alexander Sergeyev
"Approximate Sonata"
1st Pas de Deux Elena Sheshina, Andrey Ivanov
2nd Pas de Deux Ryu Ji Yeon, Islom Baimuradov
3rd Pas de Deux Anastasia Petushkova, Anton Pimonov
4th Pas de Deux Ksenia Dubrovina, Alexey Nedviga
Pianist (Solo) Liudmila Sveshnikova
"Vertiginous Thrill of Exactitude"
Elena Androsova, Olesya Novikova, Evgenya Obraztsova
Vladimir Shklyarov, Maksim Zyuzin
"In the Middle, Somewhat Elevated"
Irina Golub, Ekaterina Kondaurova,
Olesya Novikova, Elena Sheshina,
Evgenya Obraztsova, Ksenia Dubrovina,
Mikhail Lobukhin, Alexander Sergeyev, Anton Pimonov
で、早速ですが、昨夜の最大のヒットは・・・・
アレクサンドル・セルゲーエフ!!
・・・ひゃ〜も〜〜驚きましたよ 次世代のスターですね、彼は。間違いなし!!
いや、実はセルゲーエフには以前から目をつけていたので(笑)今更驚くまでもないんだけど、ここまで魅せてくれるとは・・・!彼はまだ20代前半のはず(入団は2004年)、童顔なせいもあって見た目はいたいけな少年・・・という風情なんだけど、踊りは恐ろしいほど成熟してる・・・
http://www.mariinsky.ru/en/company/ballet/second_soloists/dancers4/sergeyev/
初めてこのダンサーをしっかりと認識したのは、あの、超・駄作と散々叩かれ、今後ニ度と陽の目を見ることはないだろう・・・と思われる、ゲルバー版「黄金時代」で主役を踊るのを見たとき。特に、ネオ・クラシックの振付で踊られる男同士のpddで見せた、柔軟でしなやか・かつダイナミックな動きに度肝を抜かれ、その後コンテンポラリー作品でソリストに抜擢されるのを何度か目にして、マリインスキーの"モダン要員"として着実に地歩を固めているのかなぁ・・・という印象をもっていたのだけど。いや〜それだけじゃすみそうもないなあ この逸材は。(古典作品では端役でしか見たことがない・・・純クラシックではどんな風になるのか、見てみたいなあ・・・)
セルゲーエフは長身で手足が長くて頭が小さい・・・というイマドキのマリインスキー標準の体型をしてるのだけど、シルエットの美しさが群を抜いていて、まずはそれだけで目立つ。私は日頃男性ダンサーに関しては必ずしも柳のように細い・中性的な体型をいいと感じる方じゃないんだけど、彼の個性(ダンス)が実にこの体型によって引き立てられているというか・・・。実にナチュラルでスムースでいながらインパクトのある踊り、そして、なんとも不思議な空気感を纏っているんですよ 浮世離れしてるというか・・・昨夜は彼の周囲だけスポットライトで照らされているように見えて、彼が舞台にいる間は他の人たちは殆ど視界に入ってませんでした。(あ、今更ですみません セルゲーエフが踊ったのは最初の「ステップテキスト」と最後の「イン・ザ・ミドル・・・」です。)
というわけで、急遽「セルゲーエフ祭り」と化した「フォーサイス・プロ」初日。他のダンサーについては駆け足コメントを・・・(キャストは事前の発表どおりだった!)
"ステップテキスト”
冒頭一人舞台に登場する男性ダンサー、プラチナ・ブロンドのベリーショート・ヘアで、一瞬、「これ誰??」とおそるおそるオペグラを覗くと、いかつい顔の・・・ロブーヒンだった。うーん、なーんかこの方ガラが悪いというか、ヤンキーな雰囲気なんだなぁ・・・踊りも粗雑っぽいし。(苦手・・・)
コルプとコンダウーロワのpdd。コルプはまたヘアスタイルが変わった?トップを伸ばして耳の辺りでワンレングスに揃えてて、下は刈り上げてる?これは見たことのないパターンだわ・・・と、しばし髪型に注目してしまった(笑)。さすが彼の踊りには安心感があるな〜出演演目これだけなんて、なんて勿体ない・・・<ロブーヒンは一杯踊るっていうのに・・・>。コンダウーロワは大西洋を一っ飛びして駆けつけてくれたわけだけど、ややお疲れ気味?少し動きが硬く見えた。燃えるような赤毛に朱赤のユニタード、長身・美貌の彼女は見た目のインパクトは絶大なのだけど・・・。(蛇足ながら、結構びっくりしたのが彼女のお化粧・・・"30・40年代の銀幕のスタア"かくや・・・という、完璧なクチュール顔なんですよ。彼女に似てる女優がいたなぁ・・・と懸命に思いだそうとしたんだけど、思い出せなかった・・・。)
ああ、それにしても、マリインスキーのダンサーってほんっと〜〜に身体が柔らかいんですねえ もうみんなクネクネで(笑)、関節がないみたい。こんなに柔軟なダンサー集団、久々に見たなぁ・・・・と妙な感慨が。
"アプロクシメート・ソナタ”
この作品は前回、コヴェントガーデンでの上演時になかなか面白く見た記憶があって、今回もまずまず楽しめた(途中やや眠気に襲われる場面があったけど・・・)。第一カップルのイワノフとシェシナはいい味だしてたし、第三カップルの女性、多分初めて見た若手・アナスタシア・ペトゥシュコワがかなり気に入った(女性陣の中で最も大胆&リスキーな踊りを披露)。
”精密の不安定なスリル”
お馴染みのダンサーたち、オブラスツォーワ、ノーヴィコワ、シクリャーロフ、ジュージンが登場。(・・・で、この中に一人、どこから紛れ込んでしまったのか・・・?と大疑問符のつくダンサーが。エレーナ・アンドロソワという、あまり見覚えのない人だったのだが、全然踊れてなかった・・・。)
この作品に関しては、ともかくオブラスツォーワがあまりにも可愛いかった、それしか憶えてない。フォーサイスをあんなにスウィート・かつお姫様〜な表情で踊るダンサーを見たのは初めてで、不意を衝かれてかなり動揺してしまった(笑)。ノーヴィコワもまずまず手堅く、この二人はよかった(さすがファースト・ソリスト。しかし、この二人もメイクはばっちり"女優仕様"なのよね〜)。男性陣は二人とも盛大な笑顔を振り撒きながら踊っていたけれど、やや詰めの甘いシーンが散見され・・・特にシクリャーロフ。(相変わらず?所々はっとするようないい動きも見せていたけれど。)
"イン・ザ・ミドル・サムワット・エレヴェイテッド"
うーん なぜこんなにもロブーヒンが起用されるのかが疑問。彼はゴールブ&コンダウローワとpddを踊ったのだけど、明らかにコンダウーロワの相手としては背が足りないし、どこか悪目立ちしてる印象が・・・。ここでも俄然光っていたセルゲーエフはシェシナと短いpddを踊ったのだけど、二人の身長差が凄いので(数10センチある)バランスに難があったのが惜しかった(個々にはいい動きしてたのだけど)。観客の反応はこの作品が一番よくて、カーテンコールはかなり盛り上がった。
☆Ballet.coのギャラリーで舞台写真を見られます:
http://www.ballet.co.uk/gallery/jr_mariinsky_kirov_forsythe_programme_swt_1008
<キャスト>
"Steptext"
Ekaterina Kondaurova
Igor Kolb, Mikhail Lobukhin, Alexander Sergeyev
"Approximate Sonata"
1st Pas de Deux Elena Sheshina, Andrey Ivanov
2nd Pas de Deux Ryu Ji Yeon, Islom Baimuradov
3rd Pas de Deux Anastasia Petushkova, Anton Pimonov
4th Pas de Deux Ksenia Dubrovina, Alexey Nedviga
Pianist (Solo) Liudmila Sveshnikova
"Vertiginous Thrill of Exactitude"
Elena Androsova, Olesya Novikova, Evgenya Obraztsova
Vladimir Shklyarov, Maksim Zyuzin
"In the Middle, Somewhat Elevated"
Irina Golub, Ekaterina Kondaurova,
Olesya Novikova, Elena Sheshina,
Evgenya Obraztsova, Ksenia Dubrovina,
Mikhail Lobukhin, Alexander Sergeyev, Anton Pimonov
2008-10-15 09:48
| マリインスキー・バレエ
| Comment(6)

