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ファン・ディエゴ・フローレスのコンサート@バービカン (7/12)
かなり前からチケット完売でほとんど諦めていたフローレスのコンサート、一週間前に知人経由でチケットが転がりこんできてホクホクで出かけたのですが、蓋を開けてみると、意外な展開が待っていました・・・。

<プログラム>

Bellini Norma: Sinfonia
Bellini I Puritani: Ah te o cara
Rossini Semiramide: Sinfonia
Rossini La Donna del lago: Tu sorda a miei lamenti
Rossini WilliamTell: Overture
Rossini WilliamTell: Asil ereditaire
**intermission**
Donizetti Lucrezia Borgia: Partir degg’io, T’amo qual s’ama un angelo
Donizetti Don Pasquale: Sinfonia
Donizetti La favorite : La maitrisse du roi
Donizetti La fille du regiment: Sinfonia
Donizetti La fille du regiment: Amici miei

Orchestra of Welsh National Opera
Carlo Rizzi conductor


実に久しぶりのバービカン。今更ながら、おっきいですねこのホールは・・・サークルの前から8列目・サイドに座ってたんですが、オケの音は大変くっきりとかつ拡がりをもって耳に飛び込んできました(アコースティックやっぱりいいのね~)。ただ、歌(独唱)を聴くのに適しているかどうかは・・・?サークルというのは平土間から一段上のレベルなんですが、舞台がやや遠く感じられたかな・・・昨年小ぶりのカドガン・ホールの前から3列目で彼の歌を聴いたので、比較すると臨場感がかなり違いました。

前半しっとり・スローな歌い上げ系アリアを情感たっぷりに聴かせてくれて、なかなか幸先いいスタート。私は彼の声質のファンなのでただ歌声を聴けるだけで満足なんですが、リリカルで清潔で純真無垢なこの得難い資質、やっぱりJDFはオペラ界のマチュー・ガニオだなぁ~と独り言ち。

前半はオケの演奏・JDFの歌とも3曲ずつだったんだけど、いかんせんオケの演奏部分の方が長いので、オケ演奏の合間にJDFの歌をちろちろと聴かせて頂いてる、という印象が残ったのが何だかなぁ~だった。で、選曲がまた・・・(確か)全部オペラの序曲なんですよ ベッリーニ、ロッシーニ、ドニゼッティ・・・なんか私の耳には基本的にどれも同じパターンの音楽に聴こえるので、一晩に"序曲"を聴くのは一回で十分!と途中からうんざりしてきて、ウィリアム・テル序曲であのヤケクソ気味に盛り上がる場面(そう聴こえたんです スミマセン・・・)に突入した時には、ほとんどキレそうになりました。

休憩時間に会った友人とも、"なんかフローレスの歌少なくない?えっ後半も3曲しか歌わないの~?"とこぼしあってイマイチ盛り上がらない。

で、後半はフローレスのアリア(『ルクレツィア・ボルジア』)でスタート。これもよかったんだけど、少し咳き込む場面があって、一瞬ギョッ。で、続くドン・パスクワーレ序曲演奏後に異変が・・・

フローレスがなかなか舞台に姿を現さないので、痺れをきらした指揮者が客席に向けて肩をすくめるジェスチャーをして見せたりしたあと、袖から一人の男性が登場、指揮者に何やら耳打ちすると二人で素早く袖に引っ込んでいった。すわ、途中棄権か??ざわつき始める客席。

ややあって、今度はフローレス&指揮者二人揃って登場。大喜びで拍手を浴びせる観客に向かってフローレスがスピーチ。はっきりとは聞き取れなかったんだけど、「地球温暖化が影響してるのかもしれないけど・・・」で始まって、要は喉の調子がよくない・まぁでも何とかかんとか歌い遂げますよ、みたいなことを言ってたような。

で、残る二曲は立派に歌い遂げはしたものの、やはり本調子でないのは明らか。この様子ではアンコールは望めまい・・・と覚悟していたけど、なにしろロンドンの観客はJDFが大好き。そう簡単には帰してくれません。

客席からの熱い拍手と歓声に応えて二度ほど舞台に戻ってきて深々とお辞儀を繰り返すフローレス。もう、これでお開きだな・・・と思いきや、観客のしつこさに折れたか、三度目だったか戻ってきたときには歌う体勢。「(アンコールには)愛の妙薬からとってもデコラティヴなアリアを歌う予定にしていたんですが、ちょっとムリなので、プランを変えます」とか言って歌い始めたのが、なんと彼の十八番のセヴィリヤのアリア(Cessa di piu resistere)。ひえ~この状況でこれを歌うかーとドキドキしながら聴いてましたが、なんとか最後まで持ちこたえていました。勿論彼のスタンダードからすると満足できる出来ではなかっただろうけど、客席は大喜び。さらにしつこく拍手をやめない観客の姿にほとんど呆れ、可哀想だからもう帰してあげなよ~とオーディトリアムを後にした私。まぁこういう日もあるから仕方ないですよね。それにしても、彼は本当に愛されてますねえ 皆彼の姿を一目見られるだけで嬉しいのね きっと・・・イギリス人(ばかりではないが・ロンドンは人種の坩堝)をこれだけ腰砕け(ミーハー)にさせるパフォーマーって滅多にいないのではなかろうか。
10月には元気なJDFとオペラハウスで再会できますように。
2008-07-14 01:31 | オペラ | Comment(2)
Comment
Naokoさん、JDFのリサイタルの様子ありがとうございます。生身の人間ですからそういう日があっても仕方ないと思いつつ、やっぱりベストのコンディションで聞きたかったお気持ちをお察しします。カドガン・ホールでのリサイタルがあまりにもよかったのでついつい次回も期待してしまいますよね。それにしても序曲集コンサートと言ってもいいほどたくさんの序曲が演奏されたのですね。
ミッツィカスパー 2008/07/17(木) 00:14:56) 編集


>>カドガン・ホールでのリサイタルがあまりにもよかったので

いや、ほんと~に、あの時は凄かったですもんねー(今も興奮が甦る~!)。ミッツイカスパーさんはご存知かと思いますが、JDF、バービカンの4日前にはシャンゼリゼ劇場でヴィヤゾンとのジョイント・リサイタルがあったんですよね(いいなぁ~~)。この公演の一部が早速YouTubeにあがってましたが、(音質悪いながらも)結構調子良さそうな感じでした。察するに、ここで全精力を使い果たしてしまったか??
Naoko S 2008/07/17(木) 09:48:59) 編集

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