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ヘヴィメタ・クラシックス
先週タイムズ・オンラインで読んだ、とっても興味深いお話。

去る日曜のロイヤル・オペラ・ハウス。一般の観客には気づかれることもなく、しかし、ある静かな変化が起きていたようで・・・

何かというと、この日から「職場における騒音対策」に関わるEUの法規制が施行されたんだそうです。具体的には、今後オペラ・ハウスでの公演中の"騒音"レベルを週平均85デシベルに抑えることが義務付けられるようになると。我々観客は知る由もないわけですが、ちょっと前からオペラ・ハウスのオケ・ピット内には測(騒)音機が置かれていて、毎夜公演の"騒音レベル"を測っているんだとか。で、85デシベル以上の"うるさい"音楽を演奏した後には少しマイルドな演目を持ってきて調整するよう務めているのだそうです。

この法律、本来は恒常的に機械などの騒音に晒されているファクトリー・ワーカー等を念頭に置いたものらしいですが、一般産業界では二年前から既に施行ずみ。音楽・エンタメ業界は"音を出すのが仕事"という特殊な事情を考慮して法施行までに二年間の準備期間が認められ、この間にオケピット内部のアコースティック改造に着手したり楽団員に配る耳栓(!)を用意したり・・・騒音対策にかかる出費も馬鹿にならず、これまでに約5万ポンド(約1千万円強)を使っているとか。

(オーケストラの楽団員が演奏中に耳栓をすることがあるなんて、初めて知ってショックでしたが・・・楽器の大型化がすすみ、材質の変化もあって、昔にくらべてオケの音は大きくなる一方なんだそうです。当然、楽団員は職業病として難聴になってしまうことも少なくなく、過ぎた騒音から彼等を守ることが雇用者には義務付けられていると。記事によると、ロック歌手は昔から耳栓を愛用しているらしい。それでもピート・タウンゼントやスティングは難聴になってしまったそうですが。)

これ、EUの法律ということでイギリスに限らないんですよね・・・欧州の歌劇場ではプログラミングの際に芸術的・経済的判断に加えて「騒音レベル」も考慮しなければいけない時代になったということで・・・なんか大変だなぁ・・・。

さて、タイムズ紙によるオペラ・バレエ作品の「騒音番付」はざっとこんな感じ:

<許容範囲内・ただし危険水域に近い>

☆モーツァルトのドン・ジョヴァンニ: 81デシベル

☆ドニゼッティの愛の妙薬: 82デシベル

☆ヴェルディのラ・トラヴィアータ: 83デシベル

☆ロッシーニのチェネレントラ: 84デシベル

☆ドリーブのシルヴィア: 85デシベル


<許容範囲外・プロテクションが必要!>

☆プッチーニのトスカ: 86デシベル

☆チャイコフスキーの眠れる森の美女: 87デシベル

☆ワーグナーのワルキューレ: 88デシベル

☆プロコフィエフのR&J: 89デシベル

☆シュトラウスのサロメ: 89デシベル

☆チャイコフスキーの白鳥の湖: 90デシベル


な~んと、ここにリストされてる中では白鳥の湖が一番"ウルサイ"ことになっています!(注: 記事中には測定の定義が出てないんだけど、多分最強音の部分をピンポイントで測った時の数字?だとしたら、白鳥の湖はクライマックスの部分かなあ・・・)

http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/music/article3676238.ece

[おまけ] 世の中で一番うるさい音楽は何か?と気になってちょっとググってみたら、英語版Wikipediaに"Loudest band in the world"というエントリーがありました。この記事によると、Manowarというヘヴィメタ・バンドが94年のギグで129.5デシベルを記録したのが最高(悪)らしい(自己申告)。さらに、テニス界に目を転じると、唸り声の大きさで歴代一位と言われるマリヤ・シャラポワの記録は、101デシベルでした!
2008-04-10 08:05 | 音楽 | Comment(4)
Comment
Naokoさん、面白い記事をありがとうございます。

これ、多分計ってないと思うけど、「スパルタカス」とかだとどのくらいの数字が出るんですかねえ。ちょっと興味が(笑)
けいちか 2008/04/10(木) 14:39:38) 編集


けいちかさん、

>>「スパルタカス」とかだとどのくらいの数字が出るんですかねえ。

"ボリショイ管演奏の"スパルタクスだと危険水域とっくに超えちゃうでしょうね(笑)。この記事を読んだときに、「ロシアでこういう法律が通ることは多分ないだろうなあ・・・」と一瞬脳裏をよぎりました。(今まで聴いたオケの中で一番音量がすごかったのはボリショイとマリインスキーでした・・・)
Naoko S 2008/04/11(金) 06:49:33) 編集

Naokoさん、けいちかさん、お久しぶりです。

もうとっくに話題にされてたらごめんなさいなんですが、関連話題に便乗して嘆かせてください。

イギリスの雑誌で読んだんですが、ボリショイのパリ公演がDVDになるそうです。それが何とスパルタクス!キャストはアコスタ、カプツォーワ、ヴォロチコフ、アラシュだそうです。スパルタクスの最新DVDはずっと切望してましたが、よりによってタイトルロールもオーケストラも外様の舞台を選ぶなんて。。。!

グリゴロ氏はアコスタの解釈を気に入っているそうですが、ガルニエもぐっと狭そうだし、私見では現在のボリショイを代表するキャストとは思えないんですよね。アコスタ&カプツォーワを絶賛していた記事でも、ローマ組の二人は今ひとつで、オケもボリショイの迫力には敵わないって書いてあったし。次々と体制が変る中、黙々と支えてきたクレフツォフやベロちゃんがかわいそう、って思うのはファンだけかしら?
くまのみ 2008/04/12(土) 02:23:21) 編集


くまのみさん こんばんは。

へえースパルタクスの新しいDVDが出るんですか 初耳です。(情報ありがとうございます!)

>>スパルタクスの最新DVDはずっと切望してましたが、よりによってタイトルロールもオーケストラも外様の舞台を選ぶなんて。。。!

確かに納得できないですよね・・・「ボリショイのスパルタクス」というより「アコスタのスパルタクス」 を売りたいってことなんでしょうかね。(そりゃーまあ彼の知名度はバツグンでしょうけど、でも、ねえ・・・。)
Naoko S 2008/04/12(土) 07:02:39) 編集

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