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2008年注目の美術展(in ロンドン)
今年ロンドンで見られる面白そうな美術展について書きたいと年が明けて以来ずっと思ってたんですが、ノロノロしてたらなんともう3月も半ば・・・(汗)

そろそろ会期が終盤にさしかかっている展覧会もありますが(大汗)、取敢えず、ご紹介。

☆ "From Russia"

於: ロイヤル・アカデミー
会期: 1/26~4/18


間違いなく今年最大のブロック・バスターでしょう。19世紀末~20世紀初頭の美術の"変革期"の重要なコレクションがロシアの主要美術・博物館からRAに集結。イギリス初公開のマティスの大作「ダンス」が展覧会の"顔"です。

現在イギリスとロシアの外交関係は冷戦終結以来"最悪"と(メディアが伝えるところでは)言われてまして・・・政治的背景に加え、貴重な国家の宝が外国で差押さえられる可能性を危惧したロシア側が作品の搬出にゴーサインを出さず、昨年末・クリスマスの頃には開催が真剣に危ぶまれたこともあったのですが。そんないわくつきの展覧会です。

RAのサイトに詳細が出ていますが、注目はこのページ↓。RAが出している雑誌・RA Magazineの内容を一部オンラインで読むことができます。結構興味深い内容だったので、お時間のある方には一読をおススメします:

http://www.royalacademy.org.uk/ra-magazine/winter-2007/

《ああ早く行かなくちゃ あと一ヶ月しかない!》


☆ "The agony and the ecstasy: Guido Reni's Saint Sebastians"

於: ダリッチ・ピクチャー・ギャラリー
会期: 2/5~5/11


何やら面白そうな企画をやってるな~といつも横目で見つつも未訪のダリッチ・ピクチャー・ギャラリー。今回は、17世紀イタリア・バロック絵画を代表する画家グイド・レーニの描いた「聖セバスチャン像」の特集。レーニは全部で七枚のセバスチャン像を残していて、うち一枚はギャラリーが所有。ほか五枚を世界中から集めたそうで、この作品をまとめて見られる千載一遇のチャンスとのことです。(注:七枚のうち残る一枚はルーヴルにあるのだがコンディションが悪くて外に出せないらしい。)

聖セバスチャンといえば何といってもゲイ・アイコンとして有名なわけですが(えっ違う??)、ギャラリー・サイトで見られる画像は相当なまめかしい。私は多分行かないと思うけれど、セバスチャン・コレクター(?)の方にはきわめて貴重な機会なのではないでしょうか。(例の、「三島のセバスチャン」の実物も見られるそうな。)

http://www.dulwichpicturegallery.org.uk/exhibitions/default.aspx


ここから先は今後開催が予定されている展覧会です。

☆ "Radical Light"

於: ナショナル・ギャラリー
会期: 6/18~9/7


今年のNGは何をやるのかな~とサイトをチェックしてやや驚いたのがこの展覧会。20世紀初頭のイタリア分離派と未来派の関係を探る試みということなのですが、かなりレアなテーマ。実際イタリア以外の国でこの種の企画展を催すのは初めてなのだとか。

http://www.nationalgallery.org.uk/exhibitions/radicallight/default.htm

NGのサイトで展示予定作品を若干数見られますが、ほとんど見覚えのない絵・作家ばかりで、これは楽しみ。NGにしては(まさに)ラディカルな企画だなぁ~と感心していたら、最近このギャラリーのディレクターが変わったのだそうで。この展覧会の企画自体は数年前から準備されているわけで彼のアイデアではないけれど、新ディレクターはアンチ・ブロックバスター派?今後はこの種のレアな企画物を推進してゆきたいそうです。(期待してます!)

http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/visual_arts/article3441658.ece

・・・とはいえ、年末年始の時期はより穏便というか、トラディショナルなテーマの特別展が予定されています。("Renaissance Faces: Van Eyck to Titian")

☆ "Rothko"

於: テート・モダン
会期: 9/26~2/1/09


今年いっちばん・断然楽しみなのがこれです マーク・ロスコ展!(Yeah~~!!)

画家の回顧展ではなく、「シーグラム壁画」の再現を中心としたテーマ展のようです。もともとNYのシーグラム・ビルのレストランに飾るはずだった壁画群のうちの15枚(現在は所在がわかれている)が初めて一箇所に集結するということで、ロスコ・ファンは見逃せないでしょう!(注: 9枚はもともとテートが持ってるんだけど、あとの6枚は川村記念美術館、ワシントンDCのナショナル・ギャラリーからのレンタル)

http://www.tate.org.uk/modern/exhibitions/markrothko/default.shtm

ロスコの絵をまとめて見るのは96年以来・・・川村記念美術館を皮切りに日本で初のロスコ大回顧展があって私は東京で見たんだけど、あれはすごい展覧会だった・・・。このときのカタログがまた良く出来ていて、ロンドンにも抱えて持ってきましたよ。いやがうえにも高まる期待!(9月まで待てない~~)

さて、最後に、これはロンドンではないのですが・・・

・・・fellow Kandinsky followerの皆様、ビッグ・ニュースです。今年10月から2010年にかけて、カンディンスキーの大回顧展が開催される模様です!

画家の最も重要な作品を多数収蔵している3つの美術館--レンバッハハウス(ミュンヘン)、グッゲンハイム(NY)、ポンピドゥーセンター(パリ)--共催ということで、質量ともに期待できそうですよ~。展覧会のスタートはミュンヘンで、10/25から来年2/22まで。その後はNYとパリ、どちらに移動するのかな?グッゲンハイムとポンピドゥーのサイトにはまだ情報が出てないようでした。(パリに来るのを待ってたら1年以上先になっちゃうかな・・・) ご興味ある方はサイトのチェックをマメになさってくださいませ~。

http://www.lenbachhaus.de/cms/index.php?id=58&L=1&tx_ttnews[tt_news]=55&tx_ttnews[backPid]=30&cHash=d76a7cfeff
2008-03-17 10:09 | アート情報 | Comment(4)
Comment
おはようございます。"From Russia"は、いいですよ。すでに2回行きましたけど、もう1回いければと思っています。僕はマティスの「ダンス」にはそれほどの感銘を受けませんでしたが、セザンヌとゴーガンに改めて惹きつけられました。それと、"Radical Light"も絶対に行くつもりです。僕もこの展覧会は自分のブログで紹介しましたけど、なんと言ってもセガンティーニが来る、これに尽きます。
 ダリッチ・ピクチャー・ギャラリーは、新聞のレヴューでよく取り上げられて興味あるんですが、問題は場所。ダリッチは心理的に、僕には世界の果てです。
守屋 2008/03/17(月) 15:21:08) 編集


守屋さん こんばんは。

From Russia展、既に2回行かれたんですか??すごいなあ・・・(尊敬!)私は断然ロシア人の絵が楽しみなんですけどねえ ああ、ほんとに早く行かないと終わっちゃう・・・!

守屋さんはセガンティーニという画家がお好きなんですか?私はこの人だけは名前を聞いたことがありましたが、画業については全く知らず、他の画家に至っては名前すら聞いた記憶がありません。(NGのサイトで見られるセガンティーニの絵と一番最後・8枚目の絵、まるで広重とか北斎みたいだな~とびっくり。浮世絵はイタリアの画家にも影響を与えたのかなぁなんて、ふと想像しちゃいました。)

>>ダリッチは心理的に、僕には世界の果てです。

ははは・・・。有名なダリッチ・ヴィレッジはなかなかポッシュなところみたいで、かつゾーン2なんですけどねー。あの辺りはTubeが通っていないから、実際よりちょっと遠く感じられてしまうのかも。
Naoko S 2008/03/18(火) 05:51:10) 編集

再びお邪魔します。

>ロシア人の絵が楽しみ
 シャガールが2枚展示されています。その内の「The Red Jew」は、シャガールの作品だなんて信じられませんでした。
 今夜、ロイヤル・バレエの「眠り」を観てきたんですが、開場前によったショップで立ち読みしたバレエ雑誌の一つが、この展覧会に展示されている、イダ・ルビンシュタインの肖像画や、ディアギレフの肖像画を取り上げていました。

 ヴェネツィア在住の友人によると、NGの"Radical Light"サイトの2枚目の絵は、イタリアでは誰もが知っている絵で、歴史の教科書でも取り上げられているそうです。これ、一度ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの展覧会で観たことがありますが、結構な迫力でした。
守屋 2008/03/18(火) 08:31:53) 編集


 >>ロシア人の絵が楽しみ

 >シャガールが2枚展示されています。その内の「The Red Jew」は、シャガールの作品だなんて信じられませんでした。

私はアヴァンギャルド系の絵を凄く楽しみにしてるんですが、「シャガールとは思えないシャガール作品」もあるんですね??(興味津々~)

>>NGの"Radical Light"サイトの2枚目の絵は、イタリアでは誰もが知っている絵で、歴史の教科書でも取り上げられている

Giuseppe Pellizza da Volpedoという人の'The Living Torrent'という作品ですね。歴史の教科書に出ているということは、この絵の主題がイタリア史に残る画期的な事件か何かと関連があるということでしょうか・・・。

(NGのサイトで見られる8枚の絵ってどれもちっとも"ラジカル"にはみえないのがおかしいです。お陰で余計に興味をそそられます~笑)
Naoko S 2008/03/19(水) 07:12:40) 編集

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