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続々・ベジャール関連
今日も引き続きベジャール関連の情報を。

まず、昨夜は力尽きて触れられなかった件から。バレエ・サイト「昨夜のバレエ・明夜のバレエ」の槻本さんの日記に、この話題で若干コメントさせていただいたのですが、ここで繰り返すのも何なので、ご興味ある方はこちらへどうぞ:

http://balletmoon.seesaa.net/article/68906601.html

("ベジャール作品の今後"について、Swissinfoというサイトに出ていたやや物騒な?情報を追っかけたものです。槻本さん、長々しいコメントを付けてしまって失礼しました~)

さて、まだまだ映像が沢山見つかるのですが、今日はこちらをご紹介。ベルギーの放送局(?)RTLのニュース/コメンタリー番組でベジャールを偲んで識者が語っているもの。二人のゲストのうち一人はルードラ出身の振付家(David Sonnenbluck)、もう一人はジャーナリスト。喋りが多いので19分もあるわりには映像部分は少ないのですが、なんと東バのボレロがちらっと流れます(メロディーは高岸直樹さん)。ご興味ある方は、最初の7,8分我慢して見てみてください。

http://rtlinfo.alinfini.be/index.php?option=com_vpl_videoplayer&task=play&mmo=15671

(最後の方で例の"アングロ・サクソン"の話題が出ます。あ~何話してるのかわかればなあ・・・情けなや。)

それから、昨日の記事に、"ベジャールの遺灰はオステンドの砂浜に撒かれる模様"と書きましたが、正確には、「オステンドの海と砂浜」のようです。今日目にしたベルギーのニュース・サイトには、海はともかく、「公共の場である砂浜(=ビーチ)はダメ」と当局が難色を示しているとか。(オステンドというのは北海に臨む古くからの港町で、ちょっと前までイギリスのドーヴァーとの間にフェリーが行き来していたところ。)

http://www.rtlinfo.be/news/article/61403/

ベジャールは人生の最も充実した30年間を過ごしたベルギーという国を心から愛していたようで、遺言で死後ベルギー国籍を取得したいとの希望を表明しているそうです。その理由は、将来自分の名前を伝記や辞書で言及される際、「モーリス・ベジャール、ベルギーの振付家」と書いてもらえるように、と。故人が心から愛していたベルギーの海に無事還っていくことができますように、お祈りしています。

http://www.dhnet.be/culture/divers/article/191094/la-derniere-pirouette.html
2007-11-27 10:26 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(22)
Comment
おはようございます。ベジャールの作品は、殆ど観たことがないのですが、Naokoさんの彼への想いを読んでいると、本当に稀有な芸術家だったんだな、と感じます。
 ベジャールがベルギーを心から愛している、と言うエピソード、興味深かったです。ご存知だと思いますが、ベルギーは国家分断の可能性が高まっていて、国としては消滅することだってあるのではとのニュースがよく報道されています。ベジャールの「ベルギー国籍を取得したい」との遺志が、一つの国を救うきっかけとなればいいのですが。
 ロイヤルにも、ベジャールの死を悼むプレス・リリースがありました。
http://info.royaloperahouse.org/News/Index.cfm?ccs=1178
守屋 2007/11/27(火) 15:22:45) 編集

こんばんは。始めまして。
ベジャール情報検索で辿り着きました。
情報ありがとうございます。
私はベジャールのドンにやられたまんま、15年立ち止まったままでした。
ベジャールが逝ってしまって、もう気が抜けてどうしようと思っています。
Naokoさんのおかげで、また在りし日のドンの姿を見つけることができました。
ベジャールという人は本当に偉大で不思議な人ですね。
ベジャールを知ってから30年近くになりますが、
今ではもう人生の師を通り越して、もっと身近な存在です。
彼のバレエには愛があふれていたので、そのせいなのでしょうか。
お邪魔しました。
るる 2007/11/27(火) 23:40:42) 編集

いつも情報ありがとうございます。
ベジャールの事は何でも知りたい、いつまでも話していたい、という気分です。

アングロサクソンの話題について

RTLのニュースですが、司会者からアングロサクソンに受けなかったのは何故か?と聞かれたコメンテーターが、大体次のように答えています。
「アメリカなどでは、公演をしてそれなりに評価されたが、ヨーロッパにおけるような熱狂的なものではなかった。アングロサクソンの世界とは文化が違って、彼らは長い間クラシックの世界に留まっていたので、聴衆が準備ができていない。そして、ピューリタリズムの社会でSacre de Printempsのような官能的な作品は受け入れらなかった」
さあ、あえて言えば。。。と行った感じで答えていました。

聞きなおして確認しようと思ったのですが、時間がなくてすぐしなかった為、2度目はうまく接続できず、少し違っているかもしれません。



テス 2007/11/28(水) 01:39:35) 編集


守屋さん こんばんは。

>>ご存知だと思いますが、ベルギーは国家分断の可能性が高まっていて、国としては消滅することだってあるのではとのニュースがよく報道されています。

昨日紹介したベルギーのサイトの記事中に、これに関わる話がちらっと出てきました。故人はベルギーの現状を非常に憂えていたそうです・・・一体この先どうなってしまうのかと。

RBのプレス・リリースのご紹介ありがとうございました。これ、Ballet.coに早い時点で出ていて私はこちらから読みましたが、かなり意外でした。ベジャールとRBに接点があったとは思えないんですが、モニカの私的なオマージュだったんでしょうかね?

そうそう、シルヴィのサイトには22日に悲報が流れてほどなく、トップ・ページにベジャールの写真が掲載されていました。

http://www.sylvieguillem.com/
Naoko S 2007/11/28(水) 07:54:00) 編集


るるさん はじめまして。書き込み下さって有難うございます。周囲にこの喪失感をわかちあえる"同志"が殆どいないもので、コメント頂けてとても嬉しいです・・・

>>在りし日のドンの姿

今回目にした数々のニュース・ビデオの中で、舞台映像となるとドンのものが圧倒的に多かったです。やはり、ベジャールとドンは人々の記憶の中で分かちがたく結びついているのでしょうね・・・。

>>ベジャールを知ってから30年近くになりますが、
今ではもう人生の師を通り越して、もっと身近な存在です。

30年ですか・・・ほとんど心の家族といってもいい存在なのでしょうね。

>>彼のバレエには愛があふれていたので、そのせいなのでしょうか。

大袈裟でも何でもなく、「人類愛」の人でしたよね。ダンスを愛し、なにより人間を愛し、このふたつを真っ直ぐに信じることのできる才能にかけては、唯一無二のクリエイターでしたよね・・・。
Naoko S 2007/11/28(水) 08:21:10) 編集


きゃ~~テスさん(興奮!)、翻訳をありがとうございます~~(感激!)。

・・・ふーむ、そうですかこんなことを語っていたんですね。なにやら、結構苦しい回答ですねー(笑)。確かに、あのジャーナリストの方、質問されたらやや身を引いて、一瞬"うっ"って顔してたような・・・(?)

>>彼らは長い間クラシックの世界に留まっていたので、聴衆が準備ができていない。

はは、これ、この間ご紹介したNYTimesのキッセルゴルフのコメントと真っ向から対立するご意見ですな~。こういうところに、ラテンVSアングロサクソン間に横たわる溝の深さが垣間見えますね・・・。

>>そして、ピューリタリズムの社会でSacre de Printempsのような官能的な作品は受け入れらなかった

「ピューリタニズム」!そうきたか~(笑)。しかし、これはちょっとあまりに(古い)ステレオタイプっていうか、かなり苦しい説に聞こえますねえ。今時のイギリス人やアメリカ人がヨーロッパ人より禁欲的で官能性を受け入れない人々とは思えないし、ただ、エロティシズムに対する感性にはイギリスと大陸で相当違いがあるとは常々感じますが。

私見ですが、イギリス人に関しては、ベジャール作品でやや観念的なものがあるでしょう あれがダメなんじゃないかと思うの。あと、"大風呂敷"広げたようなやつも絶対ダメですね そういうものに対してはまず懐疑的になるような気がする。思想が入っちゃってるのもダメだし・・・(私なんかがやれ"人類愛”だの、"極上のオプティミズム"だのって言い散らしてるの、相当胡散臭い目で見られてるはずです・笑)

それにしても、なんてポピュラーなテーマなのでしょうか。やはり研究の価値大いにありそうですよー テスさん!(ん?)
Naoko S 2007/11/28(水) 08:53:13) 編集

Naokoさん
お久しぶりです。ベジャール関連のたくさんの情報ありがとうございます。ベルギー国籍を取得したい理由というのが泣けました。フランスが生んだベジャールを育てたのはベルギーなんですものね。色々考えさせられました。
amica 2007/11/28(水) 13:22:31) 編集

> 私見ですが、イギリス人に関しては、ベジャール作品でやや観念的なものがあるでしょう あれがダメなんじゃないかと思うの。あと、"大風呂敷"広げたようなやつも絶対ダメですね そういうものに対してはまず懐疑的になるような気がする。思想が入っちゃってるのもダメだし・・・

これは私に関してはビンゴ!ですね。あの観念性についていけません。胡散臭いって思ってしまいます。あとベタすぎるところとか、衣装や音楽のセンスも苦手なんです。

あと、よくエロスって言われるんですが、私はどこがエロティックなのかまったく理解できないんです。エロスのなかにある淫靡なものがまったくなくて、あけっぴろげなのが、エロスを感じさせないんですよね。「春の祭典」だったらピナ・バウシュのほうにエロスを感じてしまいます。
唯一エロスを感じるのは「中国の不思議な役人」です。
naomi 2007/11/28(水) 13:42:38) 編集

Naokoさん、皆さん、こんばんは。

ここに書くのも何ですが、naomiさんのブログも密かに(?)愛読していました。ノイマイヤーのニジンスキーのレポートなど、見てもいないのに、感動に打ち震えるくらいでした。

ベジャールのエロス、naomiさんのおっしゃるように、あけっぴろげ!私には、それが健康的で、愛も死も含めて人生を肯定している感じがして好きなのです。

>それにしても、なんてポピュラーなテーマなのでしょうか。やはり研究の価値大いにありそうですよー テスさん!(ん?)

あの、RTLの批評家のコメントですが、見方が硬直してますよね。
でも、それだけ、ラテン系の人からすると、受けない理由が理解できないということでしょうか?
私も、どちらかというと、情報源が仏語圏ばかりなので、アングロサクソンの反応があまり理解できていません。Telegraphは読みましたが、New York Timesの記事は、読んでいません。英語は余り得意でなく、時間がかかって(笑)。私は、ノイマイヤーも大好きで、彼はアメリカ人だけど、とてもヨーロッパ的に感じるのですが、彼は、イギリスで受け入れられているのでしょうか?彼が受け入れられているかどうかで、また、違った見方が出来るかもしれませんね。
とりあえず、興味深いテーマではあるようです。そのうち、誰かが解明してくれるかな?
テス 2007/11/29(木) 00:05:21) 編集


amicaさん こんにちは。情報がお役に立ったなら幸いです。

ベジャールとベルギーの人々は相思相愛の関係にあったのかもしれません。米フォーラムで読んだベルギーの方のポストによると、"ベジャールはフランスでそうである以上にベルギーではもっと有名(big)な存在で、バレエを見ない一般の人にもよく知られている”のだとか。"逝去のニュースにベルギー人はショックをうけ、皆悲しんでいる"とも書かれていました。
Naoko S 2007/11/29(木) 07:58:24) 編集

naomiさん、

>>あの観念性についていけません。胡散臭いって思ってしまいます。あとベタすぎるところとか、衣装や音楽のセンスも苦手なんです。

あ、やっぱり。きっと、"ベジャールに当惑をおぼえてしまう"多くのイギリス人ダンスファン&クリティックも、まさに彼に得体の知れなさ・胡散臭さを感じてるんだと思います。(彼等の文章からそういう感じが伝わってくる・・・)ベタすぎるのがダメ・・・っていうのよくわかりますよ、だって、多分多くのベジャール・ファンはそのベタさゆえに(笑)彼の作品を愛しているのでは、と思えるので。

(衣装や舞台美術ではイマジネーションを自由に遊ばせているようにみえるところが、私などは大好きなんですけどねえ。音楽の選択も全面的に信頼しております。ベジャールは、なにより音楽にインスパイアされて作品を創った振付家だと私は思っているので・・・)

>>エロスのなかにある淫靡なものがまったくなくて、あけっぴろげなのが、エロスを感じさせないんですよね。

たしかに彼の作品に"淫靡さ"は・・・ないですね。ベジャールは美しい身体をもつダンサーたちを愛して、彼の作品の中でダンサー達は更に輝かしい肉体をもつ存在となり、それは人間賛歌につながるんだけど、私はそこにエロスを感じることがあるかも。"あけっぴろげ”ってまさに!私はベジャール作品の陽性の官能性(貴重!っていうか、他では見られない)が大好きなんですけどねー。

>>唯一エロスを感じるのは「中国の不思議な役人」です。

あーなんとなくわかります。これは、ちょっと倒錯系が入ってるからでしょうか。
Naoko S 2007/11/29(木) 08:47:21) 編集

テスさん、

>>ここに書くのも何ですが、naomiさんのブログも密かに(?)愛読していました。ノイマイヤーのニジンスキーのレポートなど、見てもいないのに、感動に打ち震えるくらいでした。

私も憶えてますよ~そのレポ!確か、naomiさんがハンブルグに遠征されたときのものですよね?実は私はノイマイヤー苦手なんですが、naomiさんのレビューを読んでこの作品見てみたいなあ・・・と思いましたもの。

>>あの、RTLの批評家のコメントですが、見方が硬直してますよね。でも、それだけ、ラテン系の人からすると、受けない理由が理解できないということでしょうか?

"こんな質問俺に振るなよ!"って内心思ってたでしょうね(笑)。確かに、彼に聞いても仕方ないわけで・・・これ、難しいお題ですもんね。今後研究に励んでいただくこととしましょう(笑)。

>>私は、ノイマイヤーも大好きで、彼はアメリカ人だけど、とてもヨーロッパ的に感じるのですが、彼は、イギリスで受け入れられているのでしょうか?

私の観察するところでは、ノイマイヤーはイギリスでほとんど知名度がないような・・・。少なくとも私が憶えている限り、近年ロンドンで彼の作品が上演されたことはないような気がします(間違ってたらごめんなさい・・・)。彼の作品をレパートリーにもっているバレエ団というのも思いつきません。

巨匠と呼ばれる大陸ヨーロッパの振付家の作品で比較的ロンドンでも見られるのは、フォーサイス、キリアン、バウシュ・・・ってところでしょうか。(あ、そうそうプティ作品も全然見られません。)イギリスだけではないと思うけど、どこも大体"ご当地主義"が優勢ですからね・・・。
Naoko S 2007/11/29(木) 10:16:35) 編集

とても面白い議論が読めて勉強になりました!
私はベジャールの20世紀バレエ団の映像はあまり観ていないので、だからそういう感想になるのかもしれません。今のBBLのダンサーではジル・ロマンは素敵だと思うけど、他はあまり惹かれないから、作品の受け止め方もそうなっちゃうのかもしれません。日本だとほとんど東京バレエ団が上演しているから東バダンサーでみることになりますしね。
そして自分がホトホト変態、倒錯好きなのがわかりました(笑
作品はともかく、皆様の感じ方とかが良くわかって、すごい面白いです、ここの話。
そしてテスさん、拙ブログ読んでいただけてありがとうございます!
ノイマイヤーもけっこうクセがあるので、好き嫌いが分かれるのもよくわかります。私も全部の作品が好きってわけではないのです。

別エントリへのコメントになりますが、ベジャールのくるみはDVDも出ていますが、東京バレエ団が上演しているんですよね。来年あたり、追悼で上演するかもしれませんね。これはベジャールさんのお母さんへの想いやバレエへの想いが伝わってきて、すごく素敵な作品です。
naomi 2007/11/29(木) 11:53:43) 編集

そろそろ、元(?)の生活に戻らなければ、と思いつつここの議論からはなかなか抜け出せません。

Naokoさん、

>>巨匠と呼ばれる大陸ヨーロッパの振付家の作品で比較的ロンドンでも見られるのは、フォーサイス、キリアン、バウシュ・・・ってところでしょうか。(あ、そうそうプティ作品も全然見られません。)

あー、ノイマイヤーもダメなんですね。そして、フォーサイス、キリアンなどが受け入れられている。。。
ありがとうございます。何となく、ちょっと分かってきたような。。。
フォーサイス、キリアンは、パリオペで少し見ただけなので、なんとも言えませんが、振り付け、動き自体はとても素敵で、世界中で愛されるのが良く分かります。Bela Figuraなど美しい舞台でした。
要するに、思想や、哲学などの入ったものや、壮大な全幕物が受け入れられにくいのですね。演劇やオペラの舞台化とか。これは、人間の考え方の根源に係るので、なかなか難しい問題ですね。そう言えば、ロイヤルは他所の国の振付家の全幕物はロシアを除いてあまりやりませんよね。RTLの批評家の言うのも少し当ってる?
でも、それにしては、ボレロも受けないなんておかしいな。。。
やっぱり、まだまだ研究の余地はありそう。研究して何になるって(笑)。

Bejartのくるみですが、ベジャールバレエのがYoutubeで見られます。小林十市が猫のFelixを踊っていて、最後のカーテンコールで一番の拍手をもらってました。これは1of11ですが、右側の関連作品から全て見られます。
http://fr.youtube.com/watch?v=Fr_BKO_yrfo&feature=related
テス 2007/11/29(木) 14:57:59) 編集

ボレロと言えば、近年のボレロは私はまったく惹かれないのですが、「ボレロ」の初演の映像(デュスカ・シフニオス)はいいと思うんですよね。リズムは絶対服を着ているほうがいい!そっちのほうが退廃的で妖しく見えるのです。(って書くと、大体私のツボというのが理解してもらえると思います。健康的すぎる肉体がダメなんです)バクティなども昔の映像を観ましたが、昔の方が100万倍くらいカッコいいです。

大陸の振付家といえばクランコを忘れていませんか?でも彼はイギリス的かな?

プティがイギリスで受けないのもわかります。だってあまりにもフランス的だもの。私にとっても、おフランス過ぎます。
フランスだからダメってコトではなくて、プレルジョカージュやマランダンは好きです。もちろんキリアンやフォーサイス、ピナ、デュアト、ナハリンも大好きです。
naomi 2007/11/29(木) 19:07:09) 編集

Naokoさん

何度も他人の家(?)に押しかけてお邪魔してすみません。

>>リズムは絶対服を着ているほうがいい!そっちのほうが退廃的で妖しく見えるのです

私も服着てるほうが断然好きです。
私は、もう、はるか昔に初めてパリで偶然にボレロをみて、頭をガーンと叩かれた気がしました。それまで、日本でソ連やロイヤルのクラシックしか見ていなくて、それがバレエだと思っていたから。その時のメロディーは女性版で、彼女が素晴らしいというより、真っ赤な円卓の上で、メロディーに段々光があたり、音楽の高まりにつれて、少しずつダンサーが動き出し、クライマックスに、という構成が素晴らしく、こんなものがあったんだーとショックでした。それからは、機会があるたびベジャールを見ました。その初めの経験があまりにショックだった為、それ以後のベジャールをもう盲目的に受け入れるようになったのかもしれません。そして、それ以降、なるべく、偏見なしに何でも見て見なくては、という考えになりました。カニンガム、テトリー、カールソン、マリールイスまで。。。

そして、ここでのやり取りで、色々考えてみると、パリオペは、なかなか幅広いレパートリーがあり、かなり開かれているのだという事が分かりました。
パリオペで、クランコのロミジュリもノイマイヤーの真夏も見ました。マクミランやついにアシュトンも入ったし。
そう考えてくると、あの、RTLのコメンテーターの言葉は、私達は、こんなに幅広く評価しているのに、アングロサクソンはどうして・・・という嘆きの声だったのかも。
確かに、フランスでは歌舞伎や能は他の国より人気ありますよね。そしてあの舞踏まで。開放的で何でも受け入れる素養があるのかもしれません。
ただ、これでは、相変わらず、何故ベジャールがイギリスで受け入れられないかの答えにはなっていませんね。

もう、きりがないので、いい加減にこの辺でやめます。
また、何か研究成果(?)が出たらお邪魔します。

テス 2007/11/30(金) 01:27:45) 編集


naomiさん、

>>大陸の振付家といえばクランコを忘れていませんか?でも彼はイギリス的かな?

すみません、すっかり忘れてました。おっしゃるように、クランコはキャリアの前半をイギリスで過ごした人ですよね。(イギリス人の中には彼をイギリスのダンス人と思っている人もいるような・・・)彼はストーリー・バレエの振付家の第一人者ですからねー イギリスではウケないわけがないと思うんですが、あまり作品が上演されたという話は聞きませんね・・・ロイヤルもレパートリーにもっているのはオネーギンだけだし(これもちょっと前にレパートリー入りしたばかり)。

あ、でもクランコのR&Jをもって来春シュツットガルト・バレエがロンドンに来るのですよ~一体何年ぶりのことなのか、ともかく凄く久しぶりのはずですが。

http://www.sadlerswells.com/show/Stuttgart-Ballet

>>デュアト

そうそう、デュアト!今朝、"大陸の振付家・・"ってまた考えていて思い出したのがこの方。この人の作品もぜーんぜん見られないんですよ ロンドンでは・・・。サドラーズあたりがなぜ彼のカンパニーを招聘しないのか、いつも不思議に思ってるんですが。(見たいのに~~。やっぱり、"ウケない"ってふんでるのかなあ・・・)


テスさん

話がちょっとズレちゃうかもしれませんが、テスさんのお話に刺激され、"バレエ団のレパートリーの多様さ(とそうでなさ)"について、ことロイヤルに限って私が日頃考えているのは・・・

一国を代表するバレエ団が独自の伝統とカラーをもっているのは当然のことで、この点ではロイヤルよりはるかに保守的なデンマーク国立などの存在もあるわけですが、確かにロイヤルはレパートリー選択に関しては"外に開かれてない"傾向にある、とは言えると思います。

ロイヤル・オペラ・ハウスとその観客の志向がそもそも保守的、という事実はひとまず置いておいて(勿論重要な要因ですが)、前世紀末から現在にかけて、ロイヤルが新しい振付作品を貪欲に取り込むことをしなかった(できなかった)のは、二人の偉大な"自前の”振付家の存在があったからではないか、と思ったりするのです。

アシュトンとマクミランの作品は今や世界中のバレエ団が上演していますよね。要すれば彼等は一定の普遍性をもった、そして"お客を呼べる”バレエ作品を創作したわけで、《好みは別として》 やはり傑出した振付家といわざるをえません。

ロイヤル.バレエはそんな二人を「イン・ハウス・コレオグラファー」として擁していたわけです・・・贅沢にも。そして、アシュトンとマクミランの作品群が現在のカンパニーのスタイルとアイデンティティを規定するまでになった(と、思います)。世界中見回しても(20世紀に)、こんなケースは他にあまりないような・・・ロイヤルだけが得られた幸運だったのではないか、と思います。

で、"自前でこんなにいい振付家がいるのに、なぜよそから作品を輸入しなきゃならんのだ"というメンタリティが生まれてもおかしくないし、それはある意味健全な考え方だし。ロイヤルはアシュトンとマクミラン、プティパの古典+若干モダンのミックス・・・というコンビネーションで《やろうと思えば》何シーズンでも回せちゃうんですよね。(それで特に咎めをうけることはないだろうし・・・)勿論現状そこにとどまっているわけではなくて、ヘリテージと同時代の振付家の作品をいかにミックスさせるか、芸術監督は苦慮しているように見えますが。

・・・と、ほんとに話がそれてしまって恐縮なのですが。私自身はロイヤルにベジャールほか"大陸"のコレオグラファーの作品を積極的に踊ってほしいとは思わないけれど、ともかく、彼等(BBLでもハンブルグでもデュアトでも)をロンドンに招聘していただきたい!それだけは声を大にして言いたいわ・・・。

テスさん、色々と興味深いお話をお聞かせいただき深謝です。悲しい出来事が発端とはいえ、ベジャールを長くご覧になっていらっしゃるテスさんのご経験を共有させて頂けたのは、私にとってはとても嬉しいことでした。(YouTubeのご紹介も有難うございました。くるみ、週末に見てみます。)

"研究成果"がリリースされる日を、首を長くしてお待ちしてますよ!
Naoko S 2007/11/30(金) 10:55:16) 編集

何だか今頃になって、追悼のメッセージを入れさせていただくのも、間抜けですが、ベジャール氏のニュースには驚きました。

私は、そんなにベジャールの作品に詳しいわけでもないのですが、何かしら母親への思慕や、愛と死を強く感じる作品が多かったような気がします。

気持ちとしては、小林十市さんが、ブログで、述べていらしたように、天に召された後、ドンと一緒に新作を作っていそうというのが、一番合っているような気がします。

80年の生涯がファンにとっては、短いものであったとしても、ベジャール氏にとっては、多くの友人を天に送ってしまってから、長い年月だったのかもしれないです。
きっと、今は楽しく過ごしていますよ。

元気を出してくださいね。
くみ 2007/11/30(金) 20:57:44) 編集

Naokoさん、

ベジャールが亡くなってから、やりきれない思いだったのが、ここの議論で癒されました。本当に楽しい数日間でした。ありがとうございました。また、静かなる観察者に戻ります。
パリオペのレポ、期待してます。(チャコットよりもね!)

最後に、Patrick Dupondがベジャールの死の直後にしたコメントを添えて。
Maurice Béjart est sans doute déja en train de faire danser les étoiles.
”ベジャールはもうきっとエトワル(フランス語で星の意)達を躍らせているに違いない”
テス 2007/12/01(土) 01:21:15) 編集


くみさん こんにちは。お優しい言葉を有難うございました!

テスさん パトリック・デュポンのコメントをご紹介くださってありがとう。また来てくださいね ベジャール、パリオペ等々の話題で盛り上がりましょう~~。
Naoko S 2007/12/01(土) 10:51:29) 編集

冬眠宣言をあっという間に翻して復活してきました。

今日、久しぶりにゆっくりダンソマニのチェックをしていてびっくり! なんと、2008年のいうところのベジャール追悼公演はBBLのオペラ座公演ということだったようです。
そんな訳で、数日前のNaokoさんの「追悼 モーリスベジャール」への私の書き込みを訂正です。

皆さんはとっくに知ってたって?
私は、勝手に早合点して、追悼公演なので、てっきりPOBのダンサーが踊るのだとばかり思っていました。
そして、これは、ベジャールの生前に、ルフェーブル女史がローザンヌを訪れて決めてきたようです。ですから、真の意味の追悼公演ではありませんが、でも、BBL自体がオペラ座で公演するのは画期的なことだと思います。ボリショイなどがオペラ座に招待されるのと同じ。ベジャールは生前に知っていて、さぞかし満足だった事だと思われます。出来る事なら生きている間に公演を実現させてあげたかった。。。それでも、よくぞ、困難を乗り越えて(?)ルフェーブルさんは実現にこぎつけたものと拍手を送ります。
今頃、こんな話題ですみません。もし、皆さんが誤解したままだったら・・・と思い、書き込みました。(誰も誤解してないって?)
テス 2007/12/04(火) 19:03:39) 編集


テスさん、

>>なんと、2008年のいうところのベジャール追悼公演はBBLのオペラ座公演ということだったようです。

あらまあ・・・私もてっきりオペラ座ダンサーによる公演だと思ってましたよ。だって、あのオペラ座HPの文章にはBBLのBの字も出てこなかったし。(今見に行ってみたのですが、あのページは既に外されてました。)

私はダンソマニかダンソマニのリンクで読んだ記事で、BBLがオペラ座で公演するという情報は見たのですが、それが"来年12月のオペラ座公演"のことなのだとは気づきませんでした。

BBLがオペラ座を会場に公演を行うというのは初めてのことなんですね?やや意外だったりしますが、もしそうなのであれば、確かに画期的ですね。ゲスト公演なら会場はガルニエでしょうか・・・チケット争奪戦がものすごいことになりそう。

もし来年12月のパリオペに於けるベジャール追悼公演がBBLのダンサーによって踊られるのだとしたら、パリオペ・ダンサーズによる追悼公演はないんでしょうかね??《絶対にやるべき!》
Naoko S 2007/12/05(水) 08:13:54) 編集

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