スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-------- --:-- | スポンサー広告
【追悼】モーリス・ベジャール
"big love"

20世紀を代表する・破格のスケールの振付家、モーリス・ベジャール氏が亡くなりました。(享年80歳。)

バレエの哲学者にして真のヒューマニストか、はたまた稀代のハッタリ振付師か?多分その両方、というか、幾つもの顔をもっていて、全然好きになれない作品も中にはあるけれど、モーリス・ベジャールという人物には全幅の信頼をよせていました。ダンス芸術が持つはかりしれないポテンシャルと、人間そのものを、常に"全肯定"することのできた人・・・それがベジャールの最良の作品から感じられたことでした。(極上のオプティミズム!)同時代の振付家で心から共感できるのはこの人だけだったので、とても悲しくて残念です。心から、ご冥福をお祈りいたします。

今日昼休みに悲報を聞いて以来、時間があればネットで情報を拾っていたのですが、さすがにフランスのメディアは怒涛のカヴァレッジ。日本も主要紙は勿論地方紙にも記事が出ていたり、バレエ・ブログでも沢山取り上げられていて、仏語圏に次いで情報が多いのでは。(それに比べると英語は、かなり落ちる・・・)

数ある中から映像を中心に興味深いものをご紹介しますと・・・

☆仏tf1: ニュース映像。関連ビデオを二本見られます。画面右側の薄いブルーグレーの部分、"Video"と表示してあるのがそれ。いずれも故人と親しかったダンス人へのインタビューで、一本はパトリック・デュポン、もう一本はクロード・ベッシー。どちらでも生前の故人の姿と舞台映像が見られます:

http://tf1.lci.fr/infos/people/0,,3629213,00-maurice-bejart-est-decede-.html

米BalletTalkにベッシー・インタビュー("vidéos : "C'était un ami, pas seulement un...")の概要が投稿されていたのですが、その中にこんな内容が:

- ベジャール氏は(死を見越して)必要な法的手続きをすませた。BBLはジル・ロマンが率いることになると思われる。ベジャール作品の権利については、複数のダンサーに分割譲渡された。

☆仏Fr2: ニュース映像。氏の生い立ちの紹介、作品映像、インタビュー(ニコラとカデが登場)を見られます。

http://jt.france2.fr/20h/index-fr.php?jt=0&start=800

☆パリオペ・オフィシャル: 'Actualite'にお悔やみのページができています。来年12月にベジャール作品の三本立てを上演する、と書いてありますが、これは来シーズン既に組み込まれているプログラムなんでしょうか それとも特別公演?これが故人に捧げる公演になる、ということですが、なんで1年以上待つの??カンパニーと故人の浅からぬ関係を考えれば、急遽追悼公演を打ってもいいぐらいだと思うのですが・・・

http://www.operadeparis.fr/Accueil/Actualite.asp?id=403

(BBLのサイトにはまだ何もアップされていないようです・・・)

【モーリス・ベジャール: 1927年1月1日・マルセイユ生/2007年11月22日・ローザンヌ没】
2007-11-23 10:51 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(5)
Comment
このコメントは管理人のみ閲覧できます
- 2007/11/23(金) 14:28:23) 編集

はじめまして。パリオペとベジャールが大好きな者です。
冷静な分析とバレエに対する愛情あふれるレポを、いつも楽しみに拝見していました。
ベジャールの英語情報ですが、フランスのメディアに、「ベジャールは20世紀を代表する振付家だけれども、何故かアングロサクソンには受けなかった」というようなことが書いてありました。そのせいで少ないのかもしれませんね。
私は、あの作品構成力、テーマへの迫り方がとても好きです。
来年12月には、是非パリに遠征してパリオペダンサーのベジャールを見て見たい!
これからも、Naokoさんのパリオペレポート楽しみにしてます。
テス 2007/11/23(金) 14:31:11) 編集


テスさん はじめまして。コメントをいただき有難うございました。

>>ベジャールの英語情報ですが、フランスのメディアに、「ベジャールは20世紀を代表する振付家だけれども、何故かアングロサクソンには受けなかった」というようなことが書いてありました。そのせいで少ないのかもしれませんね。

はは、実は私も同じような記述をLiberationで見つけて、ballet.coへの書き込みに引用しちゃいました。

ほんとに、アングロ・サクソン人種にはベジャールって受け付けられないみたいですねー。乱暴な一般化は危険とわかっていても、実際私の英国人バレ友でベジャール好きっていう人一人もいないし・・・。イギリスでは特に、批評家たちの拒否反応がかなりすごいですねー。

私も来年12月のベジャール・プロ見たいです!でも、これとは別に是非ガラ公演もやってほしいなあ・・・切に希望します。
Naoko S 2007/11/24(土) 09:12:54) 編集

Naokoさま、こんばんは。
20世紀を代表する振付家、という言葉の似合う偉大な巨星堕つ・・・、という衝撃を受けました。
願わくはこのまま、21世紀も代表していただいてまったく構いませんが、などと軽口を叩くまもなく旅立たれてしまったベジャール氏。
朝にはまだUPしていらっしゃらなかったのですが、先程拝見したら小林十市さんもご自身のブログで追悼の言葉を述べていらっしゃいますね。
http://202.164.225.209/diary/

なんといってもわたくしにとっては「さすらう若者の歌」なわけですが・・・。
今まで見たBBLの日本公演の舞台が走馬灯のように脳裏に浮び、、消えていきます。「バレエ・フォー・ライフ」「バクチ」「ボレロ」「第九」、、、、「チーク」(好きな小品)、、、

作品の中に見える、人類の歴史と哲学をドラマチックに舞踊言語の中に顕在化させる力、音楽を知り尽くした祝祭空間の創造。
私小説的な作品が多い現代の振付家において、母との関係を描いて尚イメージの広がりから普遍性を読み取らせるベジャールは、オペラにおけるヴェルディのような存在だったのでは・・・ととりとめもなく思います。

偉大な人を失ったわたくしたちにとって、その作品が正しく伝えられ、踊り次がれていくことを只願うのみ、ではありますが。

数々のリンクをありがとうございました。
アングロサクソンに受けなかった理由は。。。何でしょうかしらね?
maria 2007/11/24(土) 23:41:46) 編集


>>願わくはこのまま、21世紀も代表していただいてまったく構いませんが、

まったく、同感です。

>>朝にはまだUPしていらっしゃらなかったのですが、先程拝見したら小林十市さんもご自身のブログで追悼の言葉を述べていらっしゃいますね。

小林さんのブログ、私も読みました。淡々とした語り口で書かれているところ、余計に胸に迫るものがあります・・・東バの古川和則さんのブログにもベジャール氏を偲ぶ記事がアップされていました。

http://kazunori-furukawa.blog.ocn.ne.jp/blog/

>>作品の中に見える、人類の歴史と哲学をドラマチックに舞踊言語の中に顕在化させる力、音楽を知り尽くした祝祭空間の創造。

素晴らしいtributeを有難うございます!! mariaさまの質問、"アングロサクソン"に受けなかった理由は、ここに集約してくださった彼の振付作品の醍醐味、まさにそこにあるのかもしれませんよ。私が愛着をこめて呼んでいる"ベジャールの大風呂敷"にノれない観客は、あの過剰なまでのエネルギーとスケールの大きさに懐疑的になってしまうのかも。見る人の好き嫌いがこれだけはっきりわかれる振付家も珍しいのでは・・・そこがまた、彼の偉大さの証かもしれません。
Naoko S 2007/11/25(日) 06:57:43) 編集

コメントを書く
#

管理者にだけ表示
08
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。