冥王星の降格と占星術
今週世界を駆け巡ったニュースの中で最も衝撃的だったものの一つはこれではないでしょうか・・・国際天文学連合(IAU)による冥王星のステータス格下げ。冥王星はもはや「惑星」ではない!(英語では”dwarf planet”と呼んでいます・・・直訳すると「小人惑星」。日本語だと「矮惑星」と難しい漢字をあてていますね)

長く世の中の常識とみなされていたことが見事に覆されたこのイベント。百科事典やら教科書やら出版関係では記述の修正で大変なことになるのでしょうけど、このニュースを聞いて真っ先に頭に浮かんだのは、この決定が占星術に与える影響はいかに?ということ。
そもそも占星術でいう「惑星」には太陽や月も入っているので天文学の定義とは違う・・・という事実はあるものの、最も一般に馴染みの深い西洋占星術の「12惑星」の中にしっかり組み込まれている冥王星。そして一部の解釈では冥王星に支配されている星座とされているのが蠍座。冥王星が惑星でなくなった今、占星術上の解釈も見直しを迫られるのか?

ちょっとサーチしてみてわかったことは、そもそも占星術は流派によって多種多様のメソッド・解釈があるように、惑星の扱いも一様ではなく、今回の決定には全く影響を受けない流派もあるということ。たとえばインドのVedic占星術では古来使われてきた七つの惑星(太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星)のみ採用しているので関係ない。西洋占星術でも冥王星だけでなく近代に入って発見された残る二つの惑星(天王星と海王星)は採用しない流派も一部にあるらしく、こちらも影響なし。では今回の決定に泰然としていられないのでは?と思われる主流派の見解は?

早速イギリスで最も著名な占星術師の一人・ジョナサン・ケイナーのサイトを覗いてみたところ、「天文学的に惑星とみなされなくなったとしても占星術における冥王星の位置づけと重要性はかわらない」と手短なコメントが。この人のサイトからリンクで読んだ他数名の占星術師も概ね同じ意見。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、英・米の占星術協会も同様のスタンスをとっていて、「天文学者の決定にかかわらず冥王星が人間心理に及ぼすインパクトは強力であり、我々は今後も冥王星を完全な”惑星”とみなす」との見解を発表したとか。そもそも厳密な科学ではない占星術の立場からすれば冥王星が天文学的に惑星であるかないかよりも、冥王星が象徴しているもの(と彼らが信じる)の方が重要なわけで、まぁこんなものか・・・というところ。その冥王星の特徴とは、「大いなる転換」、「強烈なエネルギー」、「破壊と再生」・・・そしてこれらが冥王星に支配される蠍座を特徴づける要素の一部とされているわけですね。

さて、前述のWSJ紙によると、アメリカ合衆国で最もパワフルな3人の女性、ヒラリー・クリントン、ローラ・ブッシュ、コンドレッツア・ライスの3人はそろって蠍座なのだそうです。なんともはや、すごい偶然ですね・・・(ちなみにローラン・イレールも蠍座です!)
2006-08-27 07:43 | 未分類 | Comment(0)
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