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ロイヤル・オペラ ダブル・ビル~スペインの時/ジャンニ・スキッキ(4/18)
Conductor: Antonio Pappano
Director: Richard Jones
Set designs: John Macfarlane
Costume designs: Nicky Gillibrand
Lighting: Mimi Jordan Sherin

<キャスト>

「スペインの時」
Torquemada: Bonaventura Bottone
Concepcion: Christine Rice
Gonzalve: Yann Beuron
Ramiro: Christopher Maltman
Don Inigo Gomez: Andrew Shore
(The 23rd performance at the ROH)

「ジャンニ・スキッキ」
Gianni Schicchi: Bryn Terfel
Lauretta: Dina Kuznetsova
Zita: Elena Zilio
Rinuccio: Saimir Pirgu
Gherardo: Jeffrey Lloyd Roberts
Nella: Joan Rodgers
Betto di Signa: Jeremy White
Simone: Gwynne Howell
Marco: Christopher Purves
La Ciesca: Marie McLaughlin
Maestro Spinelloccio: Henry Waddington
Ser Amantio di Nicolao: Enrico Fissore
Pinellino: Nicholas Garrett
Guccio: Paul Goodwin-Groen
(The 41st performance at the ROH)


一幕ものの軽いコメディ・オペラの二本立てで、肩が凝らずに楽しめた。このニュー・プロダクションでは二作とも舞台を50年代?に設定しているみたいで、舞台上はセット・衣装・髪型に至るまで、あの時代を想わせる懐かしくてレトロな香りがプンプン。両者とも密室が舞台で場面転換なし、で、どちらかというと「スペインの時」の時計屋の店内の方がややつくりが凝っていたように見えた。いろんな形や大きさの時計がショーケースの中にひしめいてきらきら光っていて、店の壁紙はダークな地に大輪のピンクの薔薇が配されたもので、とってもフェミニンで華やか(時計屋というよりはboudoirみたい)。最後の全員による重唱のシーンでは、なぜかリドのショー・ガールみたいなグラマラスな美女達が(何の脈絡もなく)登場するサービスもあり。一方のジャンニ・スキッキは、あるフィレンツェの資産家が病死した場面から始まるんだけれど、”これがお金持ちの家??”と、やや説得力に欠ける、ごくフツーの家屋のくたびれた室内が舞台。ここでも部屋の壁紙はわりと大ぶりの花模様だったのが妙に印象的(この時代の定番だったのかな?)。

二作ともリブレットは他愛ないものでほとんど笑劇の世界、音楽も軽やか(特にジャンニ・スキッキ)・・・見終わったあと見事に何も残らない(笑)。お客は皆この一曲を聴きに来ているといっても過言ではないアリア・O mio babbino caro・・・(「最愛のパパ・・・」)は割と情緒抑え目に歌われた印象だったけど、まぁ確かにこれはあくまでコメディだし、ここであんまり思い入れたっぷりに歌い上げたら流れに合わないものね。客席が今か今かと待ち構えて、無事お約束が果たされた一瞬って、何かこう、達成感があっていいもんです(笑)。

そしてこの夜のスター歌手はブリン・ターフェル。出てきた途端、あまりの巨体に、わっまたビッグになったか?と一瞬思いっきり引いてしまったけど、周囲を圧する迫力(なにせあの体格だ・・・)とカリスマはさすが。声質も独特の魅力がありますね。コメディ・センスは圧倒的迫力の影にやや隠れてしまったか?勿論十分楽しませてくれたけれど、もう少し狡猾さと機知を感じさせるような軽味があってもよかったかも。(指揮は音楽監督パッパーノ!熱のこもった指揮ぶりをしっかり見られて嬉しかった~。)

さて、番外編です。今回キャスト・シートの最終ページに、東洋人男性の大きな写真が載っていて、誰?と見てみたら日本の方でした。いちのせ・やすおさんという、ロイヤルオペラ管の Principal Second Violin奏者でいらした方で、さる3月27日にお亡くなりになったと。オペラハウスはこのプロダクションを故人の思い出に捧げる・・・という主旨の献辞に添えられた写真でした。恥ずかしながら私自身はこの方のことは全く存じ上げなかったのですが、77年以降ロイヤルオペラ管でこの要職を果たされていた・・・と、シートにありました。
2007-04-21 09:05 | オペラ | Comment(6)
Comment
おぉ、ブリン太(という感じがしませんか?)、また大きくなっているのですね!
ジャン二・スキッキを全幕で観る、というのは中々ない機会なのでは(少なくとも日本では)ないでしょうか。
あのアリアさえ聴けば満足、というのもうなづける感じが致しますが(アイヴォリー監督の「眺めの良い部屋」以来?)

楽しそうなOperaの一夜、おすそ分けありがとうございました(^^)
maria 2007/04/23(月) 02:13:16) 編集


「ブリン太」!!

mariaさまったら~ もう大笑いしてしまいました。あまりにもぴったりのネーミングですわ・・・今後親愛の情をこめてこの名前で呼ばせていただくことにします。

ジャンニ・スキッキは日本ではあまり全幕上演されない演目なのでしょうか?かくいうROHでも、今回のニュープロダクションでかなり久しぶりの上演だったような気がしますが・・・(全然あてにならない記憶ですが・汗)。
Naoko S 2007/04/23(月) 06:09:08) 編集

私は体調不良で先日切符をフイにしてしまったのですが、皆さんの評判がいいので切符を買い直し、明日行くことにしました。それで一之瀬さんの訃報は知らなかったのですが昨年定年を迎えられた後も最近まで元気にピットで第2ヴァイオリンをリードしていらっしゃったのに亡くなられたとは驚きです。お話をしたことはないのですが、奥様はイギリス人で、お嬢さんがLSOの第2ヴァイオリン奏者をしていらっしゃるようです。
dognorah 2007/04/24(火) 08:58:32) 編集


先日dognorahさんのブログにお邪魔したのですがこのオペラ公演のレビューはまだアップされていないようだったので、今回はご覧にならないのかなぁ・・・と思っていたところでした。チケットをフイにされたとは残念でしたが、無事に買いなおされてよかったですね~(レビューを楽しみにお待ちしております)。

一之瀬さんのお話、お聞かせ頂き有難うございました。定年後も引き続き残られてこれから益々ご活躍、という矢先だったのですね・・・本当に残念ですね。
Naoko S 2007/04/25(水) 02:46:54) 編集

オペラ初心者の頃、師匠に連れられてみたホワン・ポンス主演を東京で見て以来ですから、15年位ぶりに観ました。その時は、ホセ・クーラ主演の「カヴァレリア・ルスティカーナ」とのダブルだったはず。
 終わった後になにも重いものが残らなくて、肩肘張らずに楽しめました。ブリンはまた一段と大きくなっていましたね。他の歌手と一緒だと、なんというか、トドを思い浮かべてしまいました。
守屋 2007/04/25(水) 22:59:08) 編集


>>他の歌手と一緒だと、なんというか、トドを思い浮かべてしまいました。

くくくっ・・・まさに、でしたねえ。今秋のリングサイクルにむけて、身体づくりを始めているところなんでしょうか。(それとも、まだ始めていないからああなのか??)
Naoko S 2007/04/26(木) 04:05:08) 編集

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