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ボリショイ・バレエ 『ファラオの娘』 2日目
8月1日(火)の、ファラオ2日目の公演感想です。
<キャスト>
アスピッチア: スヴェトラーナ・ルンキナ
ウィルソン卿/タオール: ルスラン・スクワルツォフ 
ジョン・ブル/パシフォンテ: デニス・メドヴェージェフ
ラムゼ: アナスタシア・ヤツェーンコ    
漁師: ユーリ・バラノフ
漁師の妻: エカテリーナ・シプーリナ
パ・ダクション: ダリヤ・グレヴィチ、ニーナ・カプツォーワ、アンナ・レベツカヤ、アレシャ・ボイコ、ヤン・ゴドフスキー、ヴィヤチェスラフ・ロパティン
リバー・ガダルキヴィル: エカテリーナ・クリィサノワ
リバー・コンゴ: アンナ・ニクーリナ
リバー・ネヴァ: エレーナ・アンドリエンコ

ええと・・・今回ちょっと辛口ですので、主役お二人のファンの方は避難された方がよろしいかもしれません・・・・。

一幕は、はっきり言って学芸会のようでした・・・特に主役の二人。ともかく、踊りが危なっかしすぎる。ルンキナはおかっぱ頭で登場したシーンからお人形(日本人形!)のように愛らしくて、清楚な魅力一杯だったのだけど、ひたすら踊りまくる要求度の高い振付をまだ自分のものにできていないという印象。特に気になったのが、パとパのつなぎの部分がスムーズでなく、動きが一つの流れとして美しく見えてこなかった点。夜がすすむにつれ調子を上げてきましたが(フェッテはお得意なのか?二幕のパ・ダクションのコーダではトリプルも入れていました)、全体に余裕がなくて見ていてハラハラしてしまった。昨夜もまだ完全にエンジンがかかっていないように見えたコール・ドだけれど、それでもこの、世界で最も強力なバレエのアンサンブルを率いてその頂点に立つにふさわしい女王の威厳も感じられなかったし・・・(最も彼女は本来そういうタイプではないと思うけれども・・・)。

スクワルツォフは見た目もなかなか良いし、登場した時の印象はよかったのだけど、こちらも肝心の踊りが・・・一幕のブルノンヴィル風脚技の部分は難易度を落としているように、キリキリッと垂直にアン・レールで回る振付(私好きなんです あれが・・・)は、片足を着けたままの回転に変えていたように見えた。どうも踊りに覇気がないと言うか、全体に締りのない動きに見えてがっかり。

この作品、そもそも荒唐無稽なストーリーはただただ踊るための方便。うまくいけば純粋にクラシック・バレエの踊りの力を堪能させてくれるし、逆にダンス自体(特に主役二人の)に説得力がないとかくも無残に作品が瓦解する・・・と思い知りました。残念ながらボリショイ・バレエ団の真ん中を踊るダンサーとしてはかなり不満の残る出来だった主役のお二人・・・比べても仕方ないですが、このペアを見ていていかにザハロワ&フィーリンの完成度が高かったか、彼等の<ダンス力>が強力であったかを思い知らされる、という結果に終わってしまった。

その分、脇を固めるソリスト陣(特に女性)の充実ぶりがことさら強く印象づけられました。ラムゼを踊ったヤツェーンコ、このお化粧・スタイルだと、ちょっと若き頃のアンジェリカ・ヒューストンを思い出させる、目鼻立ちのはっきりした美女。生き生きとした表情ときびきびと気持ちのいい動きでとても良かった。パ・ダクション、3つの河の美女軍団は誰でも真ん中を踊る可能性を秘めている選り抜きのダンサーたちばかりで、おおいに舞台を盛り上げてくれました。

(そうそう、一幕でちょっとしたアクシデントがありまして・・・お猿のしっぽがアクション中に取れちゃったんです!もう、場内爆笑。スクワルツォフが、NG出した時の俳優みたいに思わずぷふふっ・・・と笑うもんだから、こちらも堪らず大笑いしてしまいました。猿役は、初日と同様 Alexander Pshenitsyn。)

2日目というせいもあり客席は所々空席もあり、雰囲気はリラックスしているというかちょっとダレ気味というか・・・初日ほどは盛り上がりませんでした。3日目の昨日(8/2)はダブル・ヘッダーで、昼はオシーポワ&グダーノフ、夜はアレクサンドロワ&フィーリンが踊ったはず。今日から3日間、白鳥の湖です。
2006-08-03 09:54 | ボリショイ・バレエ | Comment(2)
Comment
僕も二日目をみました。ザハロワはもう観なくてもいいかな、と思ったのを少し後悔するほど、Noako Sさんが仰るようにルンキナの踊りには、「絵?!、こんなものなの」、と第1幕では思いました。特に、跳躍のたびに、引きずっているのではと思うくらい左足が上がっていなかったのが気になりました。ただ、幕が進むたびにエンジンが掛かってきたようでしたが。ツィスカリーゼ観たさに12日の夜をとっておいたので、そちらへの期待が高まります。
守屋 2006/08/04(金) 02:49:10) 編集

守屋さん 二日目いらしてたのですね。このペアにはほんとにハラハラさせられちゃいましたよね・・・(ルンキナ、明日の白鳥は大丈夫だろうか ドキドキ・・・) 私は12日の公演チケット取ってないのですよ ツィスカリーゼが本当に登場してくれるなら絶対に見たいのですが。

昨夜の3日目は予定通り昼はオシーポワ&グダーノフ、夜はアレクサンドロワ&フィーリンが踊った、と両方見てきた友人が教えてくれました。新人オシーポワについては常連の間で意見が割れていたとか。アレクサンドロワはとても良かったようで、見られなくて残念無念です・・・。
Naoko S 2006/08/04(金) 05:20:06) 編集

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