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『レニングラード・シンフォニー』
ロンドンで開催中のショスタコーヴィチ・フェス、マリインスキー・バレエ公演がいよいよ今晩開幕です!

予定されている演目と日程はこちらの通り:

7月25、27日 ミックスビル(『ヤング・レディ&フーリガン』、『ベッドバグ』、『レニングラード・シンフォニー』)

7月28、29日(マチネ&ソワレ)『黄金時代』
『レニングラード・シンフォニー』以外は未見で、この機会を逃すと次はいつ見られるかわからないレアな演目ばかり。『黄金時代』は先月本拠地でプレミエ上演されたばかりの新作で、今回かなり手直しして持ってくるとの噂。

『レニングラード・シンフォニー』は数年前の夏、ロイヤルオペラハウスで行われたマリインスキー劇場のベネフィット・ガラで上演され、ダリヤ・パヴレンコがリードを踊った。作品の背景を全く知らずに見たので、音楽も振付も相当に時代を感じさせる・愛国主義的色合いが濃厚な作品、という印象を持ったことしか憶えていない。(基本的には心身共に健全な青少年・少女達が身を挺して悪と闘い、傷つき・悲哀する・・・というのが作品の骨子だったように記憶しているのだが。)ぼんやりと、これは共産主義讃歌なのかなぁ・・・と感じさせられ、歴史的価値はあるのだろうけれど、それほど頻繁に上演される類の作品ではないだろうな(それほど需要があるとは思えない)と思ったものだった。

それで今回、白夜祭~ロンドン公演での再演にロパートキナが主役を踊ると第一報を聞いた時は、複雑な気分に襲われた。常日頃彼女にはレパートリーとパートナーの拡充を貪欲にすすめてほしいと願ってはいるものの、この作品を今の彼女が踊ることにどれほど意義があるのか?と懐疑的にならざるを得ず・・・ゲルギエフが今シーズン全精力を傾けているショスタコーヴィチ回顧イベントのバレエ部門の顔として担ぎ出されているだけではないか、と勘ぐったりしていた。(今回のロンドンでのフェス実現のために、ゲルギエフの取ったリスクは相当なもの。財政面で賭けであるのみならず、長年の英国での「パートナー」であるプロモーター・ホッフハウザーと衝突してまで我を通した。)

そんな自分のつまらない勘ぐりがいかに浅はかなものだったかを知らされたのは、先週Daily Telegraph紙の公演プレビューを読んでから。この中で新作を踊るロパートキナについて、本人のコメントを交えて紹介されていたので以下に少々翻訳・抜粋します。

「現在32歳のロパートキナは作曲家が死んだときまだ赤ん坊だったが、彼女の祖父母はショスタコーヴィチの交響曲第七番(レニングラード)について知り尽くしていた・・・1942年、ナチス・ドイツによる包囲戦で、飢餓と死の淵に追い込まれたレニングラードを鼓舞するために、ラジオからこの音楽が流された時のことを・・・」

(ロパートキナ)「この作品を何故もっと早く踊らなかったのか、すごく後悔しています・・・この第七交響曲は子供の時からずっと親しんできた、大好きな作品。この音楽で踊ることができて夢がかないます」

「普段は優雅この上ないロパートキナが、最近行われたリハーサルの最中感情があまりに昂ぶってしまい、自分で自分の顔を強く打って唇を切ってしまったという。」

(ロパートキナ)「(リハーサルをつけた)先生も私と一緒に泣いていました。『この音楽の中に全てがあるのよ』と言って・・・。この作品を踊ることで、祖父母の生きた時代を、彼等の経験を自分も少し体験し・理解する機会を与えられているように感じます・・・」

この音楽が彼女の血の中に流れている、ということなのでしょうね。ロパートキナをしてこれほどの激情に駆り立てる音楽とは・・・レニングラード・シンフォニー、俄然楽しみになってきました。


* Daily Telegraph紙の記事へのリンク:

http://www.telegraph.co.uk/arts/main.jhtml?xml=/arts/2006/07/15/btballet15.xml

* ショスタコーヴィチの第七交響曲が書かれた背景:

http://historynet.com/mhq/blleningrad-symphony/index.html
2006-07-25 10:14 | マリインスキー・バレエ | Comment(6)
Comment
おはようございます。今日も暑くなりそうですね。

 僕もそのテレグラフの記事を読みました。本当に興味深いものでしたね。スケジュールの関係で「黄金時代」しか観にいけないのが、ちょっと悔やまれました。

 ロパートキナと演目のレポ、期待しています。
守屋 2006/07/25(火) 14:48:26) 編集

はじめまして。
今年の夏の旅行のことを調べていたら、このブログに来ました。
もし…ヒースローからガトウィックへの乗り換え等について
お分かりであれば、教えて下さい。
ブリティシュエアウェイズでリスボンからヒースローに戻り、
ガトウィックに向かって、easy jet でアムステルダムに
向かいます。
そこで、ヒースローに着くのが11:05で
ガトウィックからの出発が14:35です。
二つの空港をつなぐコーチがあるのですが、
入国審査(必要でしょうか?)等で時間的には
ぎりぎりではないか…と思っています。
14:35後は遅い便がなくこの日の最終便です。
遅れることを考えて、ロンドン滞在を考えておいた方がよいでしょうか?

移動時間だけを考えれば可能のようですが、
空港内での時間とかがよく分からず、
不安になったので、ロンドン滞在の方に聞いてみたく
なりました。

記事に関係のないことですいません。
お時間があれば、教えて下さい。
ゆゆ 2006/07/25(火) 20:41:37) 編集

ロパートキナってまだ32歳だったんですか! かなり衝撃でした・・・(笑)。ご覧になった感想、楽しみです~。

日本には冬に来日公演がありますけど、「白鳥の湖」のキャストは一向に発表されないのでチケットが買えません・・・(-_-;) 「ロパートキナのすべて」は早々に抑えてあるんですけど。
はなはな 2006/07/25(火) 21:32:06) 編集

よこれすです。

 全て予定とおりに進んだとしても、一言、無謀です。仮にBAが11:05に着陸したとしても、パスポート・コントロール(当然、入国審査はあります)を通り、荷物を受け取る。もうこれだけで12時を過ぎることでしょう。その間、ガトウィックではチェックインが始まる。更に、お忘れでないと思いますが、この国では昨年テロがありました。空港のセキュリティは日本の比ではありません。他の言い方をすれば、ゆゆさんは外国人の旅行者に、成田から羽田の乗り継ぎを勧めますか?
 意地悪く思われたら、謝ります。が、何でリスボンからアムスへ直行しなかったんですか?
守屋 2006/07/26(水) 06:18:50) 編集

守屋さん

ミックス・ビルご覧になれないとは残念すぎます・・・万難を排しても見る価値はありますよ!取敢えずレニ・シンのミニ感想だけアップしましたが、ハイライトは断然この作品でした。

(ゆゆさんへの「横レス」、ご親切に感謝です~)

ゆゆさん

こんにちは。旅行のことを調べていてここに辿り着いてしまったんですか?来た所を間違えましたね(笑)。私自身はヒースロー~ガトウィック間のトランスファー経験がないものでお役に立てませんが、守屋さんのアドヴァイスの通りではないかと思われます。ともかく、ロンドン内の移動には余裕をみておいた方がいいですよ・・・東京と同じ感覚だと失敗する確率大。Good luck!

はなはなさん

ロパートキナ、もっと歳がいってると思われてました?(笑) そう、彼女はまだ(私にはもう、ですが)32才なんですよー。東京でのガラ公演のチケットは売れ行きどうなのでしょうか。私もできれば観に行きたいと思っているのですが。
Naoko S 2006/07/26(水) 10:00:18) 編集

守屋さん、Naokoさん

お返事ありがとうございます。
守屋さん、アドバイスありがとうございました。
無謀がどうかも検討がつかず、
恥ずかしいです。しかし、お返事ではっきりしました。
やはり見直す必要がありますね。
本当にありがとうございました。

リスボンからアムスに直行できればよかったのですが、
ロンドン~東京にリスボンのフライトを付けてもらった
チケットだったので1度ロンドンに戻る必要がありました。
アムスに行こうと思うのが無謀なんですね、きっと。

ロンドンからアムステルダムには夜行バスが出ていました。
こちらのほうが賢明でしょうか?
http://www.nationalexpress.com/eurolines/home/hp.cfm

記事に関係ないにもかかわらず、
質問に答えていただきありがとうございました。
今から計画を見直すことができ、本当に助かりました。
ゆゆ 2006/07/26(水) 20:50:22) 編集

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