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ボリショイ・バレエ 「パリの炎」初日
昨夜、行ってきました。なーんとなく予想はしていたけど、やはり・・・

最後の最後にこの二人に全部持っていかれたなあ・・・と。過去二週間半のツアーの記憶はぜーんぶ上書きされてしまった感じ。

オーシポワ&ワシーリエフ、いや見事でした。スーパーヒューマンな身体能力と、それ以上に天晴れなショーマンシップに感服いたしました。ボリショイ・バレエを見るスペシャル感・醍醐味をやっと味わえたな、と。ピラミッドの頂点が高ければ高いほどそれを支える土台の堅牢さが光ってくるというか、やはりボリショイの主役ペアは常軌を逸した、とんでもなくスペシャルな存在でないといかんなぁ・・・と。今までの舞台がやや淡白と映っていたのは、準主役クラスのダンサーを主役で見ていたからだろう、と納得。

主役二人はここ数ヶ月間まったく踊ってなかったの?ってぐらいエネルギーが有り余ってて、特にジャンヌ役のオーシポワは登場シーンから先が思いやられる(笑)・・・とひいてしまうほど。でも二人とも2年前にパリで同じ役で見たときよりも大人になっていて、特にワシーリエフは少し男っぽくなってたな(役はマルセイユ軍の兵士・フィリップ)。ただでさえ尋常でないエネルギーを放出しているこの二人が舞台がすすむにつれ更にボルテージ上げていくもんだから、周囲も巻き込まれざるをえず、準主役ペア(x2)、アンサンブルとも踊れば踊るほど調子が上がっていく・・・という必勝パターン。

準主役ペア・その1、ジャンヌの弟・ジェロームにメルクリエフ、彼と恋に落ちる貴族の娘・アデリーヌにスタシュケーヴィチ。メルクリエフはなんかこう、ちょっと他のボリショイ・ダンサー達とは踊りの質が違うというか端整で美しかったなあ。対するスタシュケーヴィチは顔立ちとか風情が貴族のお嬢様には見えないんだけど(汗)ダンス力は申し分ないので見応えありました。

主役ペア・その2、劇中劇の主役(Mireille de Poitiers & Antoine Mistral)を踊ったのはクレトワとオフチャレンコ。やや運動会チックな香り漂う主役ペアのpddと対照的にクラシックの美技とエレガンスを味わえるこの劇中劇のシーン、私だーい好きなんですが、二人のpddには大満足。クレトワは前回も思ったけど安心して見ていられる手堅い踊りと見た目もなかなかグラマラスだったし、オフチャレンコはリフト満載の大変な振付も美しくこなしていました。あれは役作りなのか?このpddの間中彼がもんのすごーくつまんなそうな表情で、これがまた面白かった。(二幕に再登場して革命軍を支持する?ダンスを踊っているときは笑顔を見せていたんだけど。彼も2年前に同じ役で見たときより確実に成長してました~。)

ほか、脇を固めたダンサーは、侯爵にスクワルツォフ(怪我で降板のグダーノフの代役)、マルセイユ軍の統領にビクティミーロフ、劇中劇のキューピッドにアリザーデ・・・皆よかったです。ルイ16世役は元のキャストはスクワルツォフだったのが彼が侯爵にシフトしたので代役だったんだけど、すんごく上手くて面白いダンサーだった。(あの人は誰??)  ← デニス・メドヴェージェフでした。二日目も登場。

二幕のハイライト・主役ペアのpddで最高潮に達した客席の盛り上がりはフィナーレに向け益々暴走、カーテンコールはえらい騒ぎに。ソロイストたちがアプローズを受けるとき客席最善列から花が投げ込まれ、スタオベで延々拍手がやまず。最後は手拍子まで出て何度もダンサーたちを舞台に呼び戻してました。コヴェント・ガーデンでこんな光景を見るのは久しぶり。いやはや、楽しかったです~。
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2013-08-17 23:35 | ボリショイ・バレエ | Comment(5)
ボリショイ・バレエ 眠り(8/9)、白鳥の湖(8/10)
ボリショイ・ロンドン公演続いてます。先週末、金曜に眠りの二回目、土曜に白鳥を今回初めて見てきました。

眠りは満足度が高かったです・・・これはもう、ほぼ一重に主役のザハロワに負ってました。パートナーのボルチコフは相変わらず緊迫感足りないというか存在がぼやけてるというか感心しなかったけど、ザハロワ@オーロラの完成度の高さたるや、あれは、滅多に見られるものではなかったのでは・・・と。

テクニカルには破綻のない磐石の出来で、指先まで神経の行き届いた、丁寧で、役を愛しんで踊っていることがひしひしと伝わってくるパフォーマンス。何よりよかったのが、ザハロワは時々平気で音楽を無視して踊ってると見えることがあるのだけどこの夜はその種のファウル・プレイがまったくなくて、音楽の持つ荘厳さと優美を体現してくれていたこと。優雅に舞うザハロワを見ながら、わぁーペテルブルグのダンサーだわ・・・と強烈に感じることしばしば(上体を倒しながら6オクロックするシーン以外は・・・)。周囲との隔絶感の凄さも、これぞ、ザ・プリマ。彼女は見た目が漫画より漫画っぽいというか仮想現実っぽいのだけど、その非人間的な持ち味(?)を遺憾なく発揮した渾身の舞台でした。

二回目を見ておいてよかった~と思った他の理由が、いかに自分の目(と記憶)があてにならないかをまざまざと思い知らされたので・・・。前記事で絶賛した衣装だけど、一幕冒頭の女性たちのドレスは色とデザインが一人ずつ違うと思っていたのが実はデザインは同じで色が若干違うだけ、二幕の花輪のワルツのドレスも自分の脳内記憶にあるものと違ってずっと普通っぽいデザインだった・・・と、いや~ほんとに何を見てるんだか。あ、それから初日にデジレで見たオフチャレンコはこの夜ブルーバードを踊ったのだけどこちらの方がずっとよかった・・・と思いました。

土曜の夜の白鳥の湖、主役はクリサーノワ&スクワルツォフ(+ラントラートフ@ロットバルト)。クリサーノワは見た目も踊りも十分合格なんだけど印象としては弱い・・・スクワルツォフはラインの美しさにほうっと見とれてしまいました。(立ち姿とか顔の表情とか、ちょっと前までフォーカス定まってない印象の時もあったけど、ずーっとキリッとしてた。)ロットバルト役のラントラートフはソロルのときよりずっとイキイキしてたなあ。(眠り初日のブルーバードを降板した理由は怪我じゃなくて謹慎だったのでは?(笑)という邪念が頭をよぎってしまったわ・・・)二幕の見所の花嫁候補によるキャラダンは、ダンサーの質は高いけどやっぱり全部ポワントで踊るというのはう~ん、ちょっとなあ。個人的にはあまり好みでない。ロシアを踊ったレベツカヤ、スペインを踊ったチホミーロワは(贔屓のせいもあるけど)特に素晴らしかった。

まぁ~それにしても眠りも白鳥も、進行も音楽のテンポも速いこと。音楽をマッシュアップするのはやはりどうしても違和感が拭えず・・・あまりにせわしないからグランド・バレエの有り難味に欠ける、ボリショイ・バレエ団にはもっと直球の、重量感ある演出の方が似つかわしいのでは・・・と思わざるを得ませんでした。

さ~明日からいよいよ最終週に突入、まずは月・火曜のジュエルスを見てきます。
2013-08-12 07:05 | ボリショイ・バレエ | Comment(4)
ボリショイ・バレエ 眠れる森の美女・初日
忘れないうちに、一昨夜見た眠り初日公演(8/5)のざっくりした感想を・・・(グリゴローヴィチ振付のニュー・プロダクション。今回が初見)

Good!
- 美術と衣装・・・とっても豪華、お金かかってる。特に衣装はみもの。幕があくとロココ絵画から抜け出てきたような優雅でシックな衣装を身につけた男女がゆるやかに舞ってる。女性のドレス、一人一人違うデザイン&色で、どれも素敵・・・なんて贅沢。主役と妖精たちの衣装はわりと保守的というかトラディショナルな趣味の延長線上にあったような・・・特筆すべきは(私が好きだったのは)群舞の衣装。特に印象に残ってるのは二幕の花輪のワルツで女性たちが身につけていたドレス。光沢をおさえたマットなゴールドの薄地のボディス(長袖)に長いスカート。なんとも渋くて趣味がいい~まじまじと見つめてしまった。

休憩時間にキャスト・シートでクリエーターが誰か確認して、納得至極。エツィオ・フリジェリオとフランカ・スクァルチャピーノのご夫婦ペア~。そう、パリオペでヌレエフがお金に糸目をつけずグランド・バレエを創作したときに必ず指名されていたお二人。そっか~資金の潤沢な劇場が豪勢なプロダクション創るときにはこの方々が呼ばれるのね~。(そういえば先月トゥールーズ・オペラにゲルハーアーを聴きにいったときのドン・カルロの美術&衣装チームもこのお二方だったのでした・・・あれは、もう少しシンプルだった印象があるけど・・・。)

- 妖精たち: リラの精のシプーリナ。随分女っぽく(色っぽく)なったな~。以前は時として踊りが粗雑になったりしたこともあったけど、今回はとても丁寧。美しく存在感もあって、適役でした。妖精たちのうち目立っていたのはPlayfulness(Twittering Canary)のスタシュケーヴィチとAudacity(Violent)のチホミーロワ。二人ともヴィヴィッドでくっきりした動きが際立っていた。あと、(二人とも)あのおっきな瞳をフル稼動させて顔の表情をめまぐるしく変えてたところがすごい。濃い~妖精たちでした。

- クリサーノワ@オーロラ。とても可愛らしくて若々しいオーロラ。彼女のキャラクターからするともう少し大胆なプリンセスかな~と想像していたんだけど、わりとおとなしめ。まあそもそも彼女は代役で初日を踊ったので安全第一を心がけてたのかも。舞台を最後まで引っ張る求心力にはイマイチ欠けるけど、十分チャーミング。

- プリンセス・フロリナを踊ったクレトワ。この方多分初見だったのだけど(どこかから移籍してきた人ですよね??)安心して見られました。間の取り方がよかったし見せ方も知ってる感じ。ただ、オペグラでお顔をみると・・・チーママっぽいんですよ~びっくりしたぁ。(いや綺麗な方なんですけどねー 着物が似合いそう・・・)

Not good...
- 音楽をカットしたりアレンジ?して先を急いでる・・・で、進行があまりにスピーディーで幕ごと・場面ごとの余韻を楽しむ余裕なし。マイム・シーンもほとんど(まったく?)無し。なにをそんなに急ぐ必要が??と訝りたくなるぐらいのエクスプレス版。(一幕65分、二幕70分。+休憩25分で上演時間2時間40分)

グリゴロ版白鳥を初めて見たときも同様の感想を持ったので、これはこの方の傾向なんでしょう・・・しかしチャイコフスキーのバレエ作品って音楽を聴きにきてる人もいるのではないでしょーか。そういうお客さんには許し難い暴挙ですよー これは。

- 男性陣。デジレ王子のオフチャレンコ、ブルーバードのローチキン(怪我で降板のラントラートフの代役)、求婚者=王子たち・・・揃いも揃ってどうもピリッとしない、貧血気味の踊りと立ち居振る舞い。パートナーとの間の取り方みたいな基本的なところで粗さが目につくシーンが何度もあって、ハラハラ。まずは全員もっと身体を鍛えて女性をきっちりリフトできるようになってください!

・・・とりあえず、本日はここまで~。
2013-08-08 08:21 | ボリショイ・バレエ | Comment(4)
ボリショイ・バレエ ラ・バヤデール初日
ああ、なんと・・・。2013年はボリショイ・バレエ団の大厄年か??呪われてるとしか思えない・・・昨夜のバヤデール初日、信じられないアクシデントが起きてしまいました。

二幕の婚約披露宴のパ・ダクションのイントロ。ガムザッティ役のアレクサンドロワとソロル役のラントラートフがジャンプで交差したときに二人の脚がバッティングしてしまい、アレクサンドロワが脚?足?をしたたか打って退場してしまったのです。

問題は、ここから。舞台上に緊張が走り動揺を隠せないながらもコール・ドは踊り続けてたんだけど、音楽を止めない以上舞台は続行するものと思ってステージを凝視すること数分間。しかしいつまでたってもマーシャは戻ってこないし、代役の投入もなし。重苦しい空気のままコール・ドが踊り終わるとラントラートフが登場してソロ。ソロルのVがあるってことはこのあとガムザッティのVね、とちょっとほっとしたのも束の間、ラントラートフが踊り終わったらそのままフィナーレに突入!!最後のグラン・フェッテはコール・ドの女の子の一人がなんとかかんとか代わりに回って大変な歓声を集めていたけど私はどっちらけ・・・。ボリショイのダンサーだったらこれぐらい、いやこれ以上に踊れて当然だもんね。(こういう場面でコール・ドが天晴れのパフォーマンスを見せて一夜にしてスター誕生!ってなことになってたらバレエ漫画みたいで面白かったんだけどねえ・・・特に感心する出来でもなく。)

その後も幕を降ろすでもなく舞台は続行。ザハロワ@ニキヤが登場して嘆きのソロを踊るシーン、ガムザッティは相変わらず舞台に戻ってきてなくて、これじゃあプロットが破綻するんですけど・・・とハラハラしてたら途中からやっとマーシャが戻ってきて、でも椅子に腰掛けるのでなく、やっと、っていう感じで立ったまま。ザハロワが毒蛇に咬まれるやお父さん(ラジャ)にエスコートされて舞台から去っていきました・・・。

いやはやショッキング。生の舞台にアクシデントはつきものだけど、事後処理がお粗末すぎ。ガムザッティのVのないバヤデールなんて・・・一部返金してほしいぐらいだわよ まったく。負傷したマーシャが舞台袖に消え去っていったとき、彼女が戻って来られないなら(私の好きな)アンナ・チホミーロワはいないのかしら、いるなら出してほしいなあと一瞬脳裏をよぎったのよね。(彼女は今日のマチネでガムザッティを踊る予定になってる。)そのチホミーロワ、3幕の影の王国のシーンでシェードの一人で登場してました。なぜ彼女を代役に立てなかったのか?いや彼女がムリでも他にアンダーはいなかったのか??不可解至極。

ああ、今も負傷直後にびっこをひいて舞台袖に消えていくマーシャの後姿が脳裏に・・・。昨夜は彼女の怪我がどの程度のものなのかまったく見当がつかなかったけど、さきほど友人からきいた情報では、かなり酷い様子で残るロンドン・シーズンは絶望的とか・・(号泣)。かわいそうなマーシャ 一日も早い回復を心からお祈りしています・・・
2013-08-03 21:44 | ボリショイ・バレエ | Comment(17)
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