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ガリーナ・ウラーノワ・ガラ 後半 (5/22)
ガラのレポ後半、今日こそ書かねば~(もう、ほとんど義務。嫌だねえ・・・)、なんて焦ってるときに限って、TVが私を呼んでいる~。

昨夜から二夜連続でクイーンのドキュメンタリーやってたんですわ。多分今年がバンド結成40周年(!)のせいかな?しかし、クイーンって何年かに一度、必ずこの手の番組が創られてるんですよね やはり栄光のブリティッシュ・ロック史を彩った数々のバンドの中でも、人気の面ではダントツなんでしょうか。今夜はドキュメンタリーに続いて75年のクリスマスイブにハマースミスオデオンで行われた伝説のライブ!も見せてくれました。いや~~よかったです クイーンはほんと、いつ聴いてもいいなぁ。スタジアム・ロックもいいけど、まだ完全にショー化されてない荒削りなサウンドが新鮮、初期のクイーンのファンには堪らない映像ですわ。で、ブライアン・メイのギター・ソロのあまりの華麗さに失神しそうになった・・・(ブライアン、ほんっとにカッコいい~~~~!あのギターサウンドをなんと形容すべきか、残忍さとエレガンスが共存してるというか。←そんなバレエ作品がなかったっけか??)今夜見逃した方は、是非iplayerをチェックしてくださいな。

・・・というわけで、ガラ後半はさらに駆け足で。

GISELLE PAS DE DEUX
Svetlana Lunkina, Dmitri Gudanov
Music: Adolphe Adam (1803-1856)
Choreography: Marius Petipa (1818-1910)


休憩時間に友人にプログラムを見せてもらったので、後半は誰が何を踊るか、頭の隅において鑑賞。

オープニングは、久々に見るルンキナ。休憩後にいきなり見せるにはなかなか難しい作品だと思うけど、ルンキナはごくごく自然にジゼルの世界に引きこんでくれて、さすが。最初から最後まで表情がずっと変わらず彼岸に行っちゃっていて、動きも軽く。踊る彼女を見ながら、これほどジゼルのイメージにぴったりの容姿をもったダンサーもそうそういいないだろうなぁ、といつもの如く頭をよぎった。グダーノフも久しぶりだったけど、相変わらずの手堅い踊り。(しかし、ボリショイは凄いなあとつくづく思いましたよ。パリでバレエ団が引越公演していて、参加していないプリンシパルにこのルンキナやザハロワがいるのだから・・・)

TCHAIKOVSKY PAS DE DEUX
Daria Klimentová, Vadim Muntagirov
Music: Piotr Tchaikovsky (1840-1893)
Choreography: George Balanchine (1904-1983)


この夜見るのが辛かった・パート2。クリメントワとムンタギロフはENBのプリンシパルで、二人ともロシアン・スクールがベースになってると想像するのですが、うううむ。ロシアから来てるダンサーたちと比べると、レベルが・・・。プレミエリーグと格下リーグぐらいの差があった。かわいそうなことに、男性のVが始まる前にいきなり舞台が暗~くなって、なんと背景画と照明が次の作品のものとおぼしきダークな色調のものに変わってしまった。このアクシデントにもめげずVを踊り切った彼に物凄い拍手。pddが終わったあとの拍手と歓声もすごくて、なんで~?地元のダンサーだからか?と腑に落ちない私。(あ、そういえば最近ENBのTVドキュメンタリーが放送されててこの二人も沢山登場してたからそのせいかな?きっとそのせいよね~と自分を納得させるのであった。)

MACBETH
Svetlana Zakharova, Andrei Uvarov
Music: Kirill Molchanov (1922-1982)
Choreography: Vladimir Vasiliev (b. 1940)


せっかくのザハロワとウヴァーロフの共演だったのに、実につまらない作品。苦悩するマクベスと影で操るマクベス夫人のpdd?緋色のドレスからのぞくザハロワの美脚を拝めるのだけが唯一のメリット。ワシーリエフの振付作品と後で知って、ああそうか・・・と納得。(どうせならもうちょっと面白い作品選んでほしかったなあ。)

THE RED POPPY
GOLDEN FINGERS VARIATION: Darya Khokhlova
ADAGIO: Darya Khoklova, Vladislav Lantratov
Music: Reinhold Gliére (1875-1956)
Choreography: Vladimir Vasiliev (b. 1940)


パリで見てすっかりお気に入りになったボリショイの期待の若手、ウラジスラフ・ラントラートフ君、後半ニ演目に登場~。まずは、Red Poppyという作品(これもワシーリエフだ・・・)。女性は中国人という設定なのかな?(チャイナ服着用)男性は船乗りさん?白い制服姿のラントラートフ君が凛々しくて可愛かったです。(しようもない感想・・・女性もボリショイのダンサーと後で知ったのだけど、なかなかチャーミングな方でした。)

LA BELLE PAS DE DEUX
Bernice Coppietres, Alexis Oliviera
Music: Piotr Tchaikovsky (1840-1893)
Choreography: Jean-Christophe Maillot (b. 1960)


この夜一番の嬉しい驚き。まさか、ロンドンで、ジャン=クリストフ・マイヨーの眠り(抜粋だが)を見られるとは思わなかった!

写真でしか見たことのなかったベルニス・コピエテルスを実見できて感激。へそピアスにグレーがかったブロンド?のショートカット、衣装は例の、ボティタイツに刺繍が施してある?斬新なもの。当夜のメンバーの中で異彩を放ちまくってましたが、ここまでキャラクター確立してるとコワイものなしですね カッコよかった。(男性の方はやや影が薄かったかな・・・。)振付は、パノラマと眠りの森のシーンに挟まれた間奏曲にのって、愛の交歓?を表現してたんでしょうか、あまりに直截な表現に会場からくすくすと笑いが漏れていた。ある種イノセントでフレンチならではの?軽やかさがあって、なかなか面白かったです。二人が踊り終わると、楽しんだよ~って感じで、客席から暖かい拍手がおくられてました。

FLAMES OF PARIS
Ekaterina Krysanova, Vladislav Lantratov
Music: Boris Asafiev (1884-1949)
Choreography: Vassily Vainonen (1901-1964)


わお!未だ記憶にあたらしいパリの炎だ~。ラントラートフ君、いいねえ パリでの勢いをそのまま持ってきたって感じで元気一杯、ダイナミックに魅せてくれました。(やはり全幕踊ってると違うよね・・・)一方のクリサーノワは、相当お疲れ・・・?ミスこそなかったものの、踊りも表情も硬かったような 可哀想に・・・・。まぁこの演目自体あまり彼女に似合うとも思えないけど、いつもはもっとずっと素敵な踊りを見せてくれるのですよ、皆様!(ボリショイのダンサーには大甘だな~・苦笑。でもクリサーノワは前日のパリのマチネ公演でキトリ踊ってたんですよ あまりこのpdd練習する時間もとれなかったのではないかなあ・・・)

ORPHEUS AND EURYDICE
Ulyana Lopatkina, Marat Shemiunov
Music: Christoph Willibald Gluck (1714-1787)
Choreography: Asaf Messerer (1903-1992)


トリに再びロパートキナ登場。これも初見でどんなかな~と楽しみにしてたのだけど、薄いベールをかかげたロパートキナがほぼずーっとシェミウノフにリフトされてる(だけ)という振付で・・・ロパートキナは天女のようで美しかったけど、ちょっとねえ。最後にシェミウノフが片手リフトしながら舞台袖に消えていくのだけど、おおーーっ!って感じで観客から(ねぎらいの)大拍手が。こういうガラ公演で上演されるロシアの近・現代振付作品って、なーんかろくなものがないような・・・ザハロワもロパートキナも勿体無さすぎる!(・・・と文句ばっかり書いてますが、実際は十分楽しんだんですよ!)

カーテンコールでダンサー達がずらりと並んだ光景は壮観でした。指揮者を呼びに行ったのはロパートキナ。真ん中のポジションをロパートキナとザハロワが占めていて、やっぱりここだけ特別まばゆい光に包まれていたような(笑)。ずっと緊張感を維持したままで笑みのないザハロワと、達観しちゃってるかのごとく穏やか~な笑顔のロパートキナ、二人の表情の違いが印象的でした。

☆ ガラ公演のリハ写真がballet.coのギャラリーにありました:

http://www.ballet.co.uk/gallery/dm-russian-ballet-icons-ulanova-gala-coliseum-0511
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2011-05-31 09:57 | その他のバレエ・ダンス公演 | Comment(4)
ガリーナ・ウラーノワ・ガラ 前半 (5/22)
うわ大変、もう一週間たってしまった・・・駆け足で、ガラの感想を。

当夜は二部構成、演目とキャストはプログラムを買わないとわからなかったので、買わなかった私は一部はメニューを全く知らずに見てました。(これもなかなかスリルがあっていいのよね・・・)パフォーマンスに先立ちガラ公演の発起人?責任者?ウラジーミル・ワシーリエフのスピーチ、続いて往時のウラーノワのフィルムを上映。

* 以下の演目・キャストはballetnews.co.ukからのコピペです

LES SYLPHIDES
Ulyana Lopatkina, Marat Shemiunov
Music: Frédéric Chopin (1810-1849)
Choreography: Mikhail Fokine (1880-1942)


ロパートキナはトップバッターとトリを担当。あ、やっぱり・・・という感じでレ・シルフィードのワルツを踊ってくれました。パートナーは(ヴェルサイユと同じく)ミハイロフスキーのシェミウノフ。導入部分、コロシアムの舞台は広いので、ヴェルサイユの時とちがって遠近(縮尺?)法の問題もなく(笑)、雑念なしで見られた。ロパートキナ、あんなに背が高いのにごく自然にふわりふわりと舞っていて、感心。(で、サポート役のシェミウノフにはさらに感心。)

SINATRA VARIATIONS Sinatra Suite
Tatyana Gorokhova, Igor Zelensky
Music: Frank Sinatra (1915-1998)
Choreography: Twyla Tharp (b. 1941)


照明がぱっと明るくなって、舞台上には黒スーツ&蝶タイ姿のゼレが(きゃ~)。パートナーの女性は小柄で漆黒の髪の持ち主、一瞬ロホと見間違えてしまった。後でゼレのカンパニー(ノボシビルスク)のダンサーと判明。ちょっと身長差がありすぎかな。彼女の方はやや表情硬かったような。振付はつまらなすぎと思ったけど、カッコイイ~~ゼレを見られたので十分。大音響で聴くシナトラの声も気持ちよし(色っぽ~~い!My Wayで踊るダンサーを見るのはちと気恥ずかしいものがあったが・・・)。

ROMEO AND JULIET
Evgenia Obraztsova, David Makhateli
Music: Sergei Prokofiev (1891-1953)
Choreography: Leonid Lavrovsky (1905-1967)


ウラーノワの当たり役・ジュリエットをこのガラで踊るという栄誉を担ったのはオブラスツォーワ。数年前に見たときは子供みたいだったけど、まぁ~すっかり大人になって・・・嘆息(今も十分愛らしいですが)。ロメオはマッカテリ、このガラ公演では舞台裏で種々活躍されたと後できいたけど、この人の踊りって、見事なまでに、な~んにも感じられない私なのでした。

LE PARC
Nadia Saidakova, Vladimir Malakhov
Music: Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
Choreography: Angelin Preljocaj (b. 1957)


舞台上に、”あの”パジャマシャツ姿で佇む女性ダンサーの姿をみとめ、”えっ ル・パルクやるのっ”と瞬時に動揺。しかし、この女性は誰だろう、見たことないなぁ パリオペでもマリインスキーでもないし・・・・(小声: なんかやけにお化粧濃いいなあ 老けて見えるよ~~)で、男性に目を転じると、あ、マラーホフ!そっかベルリンのダンサーか・・・

う~ん、これは見てて辛かったというか困った。色気も香気もなにも立ち昇ってこないル・パルク解放のpddって、一体どう反応すれば・・・。二人の間にケミストリーはまったく感じられなかった。あと、マラーホフは白のフリルシャツとポニーテールが意外にもあまり似合ってなかった。

(超・個人的希望を言わせてもらえれば、ル・パルクは門外不出<パリオペの>にしてほしい・・・。今時のバレエ界、誰もが何でもかんでも踊るのが当り前みたいになってるけど、グローバリズムとはソリの合わない作品って絶対あるはずだと思う・・・ル・パルクなんてその最たるものでは。)

DIANA AND ACTEON
Dorothée Gilbert, Thiago Soares
Music: Cesare Pugni (1802-1870)
Choreography: Agrippina Vaganova (1879-1951)
Vakhtang Chabukiani (1910-1992)


舞台上にドロテと並んでソアレスの姿をみとめた瞬間、ええーーっ・アレッシオは~~~??と心底がっかり。しかし、このソアレスがですねー、それはそれは凄いヒットだったんですよ。何をそんなに、というぐらいお客さん大喜び(肉体美でしょーかね やっぱり!?)。その反応に対して、戸惑う、ってほどではないけど、謙虚に受け止めてる風だった彼はナイス・ガイ。(たしか二年前のガラ公演でもマリアネラとともに大喝采をあびてたのよね。ソアレスって、愛されキャラ??)

ドロテはひょっとしてロンドンの舞台で踊るのは初めて?こういう場で見ると、見紛う事なきパリ・オペラ座のバレリーナですねえ。少しお高くとまったツンとした表情と、優雅な所作。難しいことをさり気な~くやっていましたが、当夜の観客はさり気な妙技を感知する気など毛頭ないかのごとく、ドロテのVには(ソアレスに比べると)熱っぽい反応してなくて、なんだかなあ。(しかし、彼女もすっかり大人になったなあ・・・)

DVOŘÁK MELODY
Olga Smirnova, Sergey Strelkov
Music: Antonin Dvořák (1841–1904)
Choreography: Asaf Messerer (1903-1992)


作品もダンサーも初見。踊った二人はワガノワ在学生と後で知ってびっくり。男性の方はたしかに、垢抜けない・もさっとした風情で、この子何処の子??って状態だったんだけど、女性はてっきりプロだと思ってたので。とてもたおやかな、雰囲気のあるダンサーで、ちょっとチェルノブロフキナを想い出してしまった。次世代のスター?

THE DYING SWAN
Svetlana Zakharova
Music: Camille Saint-Saëns (1835-1921)
Choreography: Mikhail Fokine (1880-1942)


照明が落ちて、あ、瀕死か・・・誰だろう?ロパートキナはもう踊っちゃってるし、とすると、彼女以外にこれを踊るとしたら・・・ザハロワ??

・・・で、ザハロワだった。一年前に見たときよりも細くなってる?(そんなことが可能なのかと言われそうですが。頬がげっそりこけていて、顔が小さい・・・)

暗闇に消え入りそうな、か細くて儚げなシルエット。でも弱弱しさは皆無。とても強い気持ちをこめて踊っていたと思う・・・伝わってきたもの。最後の瞬間まで、生命の炎を消したくない、と抗う白鳥だった。

白い塊りが闇にのまれた瞬間、客席から物凄い拍手が。ザハロワは二年前にもロシア・ガラで(同じ会場で)瀕死を踊ったけど、あの時は"routine"って感じだったし観客の反応もそれなりだった。今回は、まったく違っていた・・・。"Zakharova returns!"とすっかり興奮してボルテージ上がったところで、前半終了。

<続く>
2011-05-23 10:15 | その他のバレエ・ダンス公演 | Comment(2)
或るガラの感想
今朝出社したら、同僚A(ブラジル人)が待ち構えていたように話しかけてきた。

「ねえ~ナオコ、日曜のロシア・バレエ公演行った?」

(あ、そういえば、友達に誘われてるから行くかもって言ってたな、彼女)「うん、もちろんよ Aは?」

「行った~ すごく楽しかったわ。まさか、バレエの公演に行って ターザン が見られるとは思わなかった~!」

・・・は??

た・た・た・たーざん って・・・・な、なにやら大変な思い違いしてるような・・・うん してる、絶対してる。誤解をといてあげねば。しかし、ターザン・・・

胸中すっかり動揺しつつも、誰のことか特定すべく追及すると、

「ほら~ほとんど裸で出てきたダンサーいたじゃない。あれって、ターザンじゃないの?」

ん?裸? 

・・・あ~、わかった。

ドロテとディアナとアクティオンpdd踊ったソアレスのことだ!!<注:そう、アレッシオは来なかったのでした・・・号泣>

「い、いや、あれはねー、一応ギリシャ神話の登場人物なんだけど・・・ターザンじゃないわよ!」

「あーなんだそうだったの。(←全く意に介してない) 彼、すごくいい身体してたわね~目が釘付けになっちゃった。」

はは、ま、そう・・・かな。晴れて誤解がとけ、あのダンサーはあなたと同郷の人よ ブラジル人よ、と教えるとへえーっとかなり驚いていた。

・・・いやしかし、朝から大笑いしてしまいました。彼女が"ターザン"以外にいたく気に入ったのは、ゼレがノボシビルスク・バレエ団のダンサーと踊った「シナトラ組曲」だったそうで。あと、ザハロワにも強い印象を受けた様子で、あの白鳥を踊ったダンサーはなんていう人?と聞いてきた。日頃自分からすすんでバレエを見に行くことはまずない、というAだけど、かなり楽しんだ様子で、よかったよかった。偏見のない目で見た素直な感想を聞いて、新鮮だったな~ 大胆な誤解があったとはいえ・・・。(しかし、誰が彼女を責められよう。ひょっとしたら、あのバレエを「ターザン」だと思って見てる観客が他にもいたかも??)
2011-05-18 08:49 | その他のバレエ・ダンス公演 | Comment(2)
ザハロワ復活!ウラーノワ・ガラ
昨夜(あ、もう日付変わってるから一昨夜か)のウラーノワ・ガラ、ロシアからは宣伝されていた通りのメンバーが全員(!)集結して、なかなか豪華な内容でした。で、昨夜の私的ハイライトは「瀕死の白鳥」を踊ったスヴェトラーナ・ザハロワ。これが、すごくよかったのですわ~ 実に久々にザハロワの舞台に感動できて、嬉しかった。(ガラの詳細はまた後日)

さて同じとき、"隣町"パリでは「パリの炎」マチネ公演で二週間にわたるボリショイ・ウィークが幕を閉じましたが、ダンソマニに気になる書き込みが。

管理人のハイドンさんが、総括記事的にパリの炎の分析レポをアップしてたのですが、その中でこんな発言を。マチネ公演が終わってガルニエを出たときに、これで全てが終わった("この世の終わり"みたいな書き方)・はたして来年の今ごろもまだ自分が読者諸氏とパリオペの公演について語り合っているかどうかわからない・・・今はただ、火が燃え滾るようなエキサイティングな舞台をみせてくれたボリショイのダンサーたちに感謝の言葉を。

・・・ざっとこんな感じのことをつぶやいてらしたのですが(テキトーすぎかも・・・汗)、これに対してすぐさま読者が「パリから離れちゃうの?」「やめないで~」と反応、真意を問い正すコメントには、「いや、先のことはわからないってことで・・・」と返されていて、ほんとのところは?気になる~~。(怒涛のボリショイ週間が終わって一時的に燃え尽きてしまっただけ、と思いたいですが。やめないでねー!!)
2011-05-17 10:29 | その他のバレエ・ダンス公演 | Comment(2)
ボリショイ・バレエ「パリの炎」(5/5,6,7)
本題の前に、今晩のウラーノワ・ガラ、ロパートキナは出演ほぼ確定の模様です。ballet.coに5分インタビューが載っていて、マラト・シェミウノフと、ウラーノワがレパートリーにしていたバレエ作品から二つ踊る、とのこと。

http://www.ballet.co.uk/magazines/yr_11/jun11/interview-take5-ulyana-lopatkina.htm

そうか~じゃあ病める薔薇とか現代作品はないわけね。昨夏ヴェルサイユで披露してくれたレ・シルフィードあたりかなあ?ま、蓋を開けてのお楽しみですね。

さて、ボリショイ@ガルニエ。今週はドン・キも始まっていよいよ盛況の様子ですが(ダンソマニにエキサイトした書き込みが沢山)、先週観たパリの炎、忘れないうちに雑感を認めておきます。

パリから戻って来た直後、"こんなに元気なバレエカンパニーが世の中に存在してくれて嬉しい"みたいな感想を書き込みましたが、もう、ほんとこれに尽きるような。演目のせいもあったでしょうけど、これほどエネルギッシュで、かつクラシック・バレエの面白さを存分に味わわせてくれるバレエ団、ほかにはないでしょう 今。

なにしろ、ダンサーたちが動いている姿・それ自体に心を揺すぶられるパワーがある。"ただ踊ってる"(振付をなぞってる)だけのダンサーは皆無、一人一人が舞台の上でしっかり自己主張してるように見えて、でもアンサンブルとしての統一感は損なわれてない。(もっとも、いつもというわけではなくてこれが崩れる場面もあったのだけど・・・後述。)プリンシパルはもちろん、ドゥミ・ソロイスト、コール・ド、すべてのランクで(ココが肝心)ダンサーのレベル、舞台へのコミット度ともに高いのだから公演の出来は保証されたようなもの。

(しかしまあ、ボリショイ・バレエ団の最高峰ってどんだけ大変な存在なんだか・・・と、特にプリマ・バレリーナの耐えなければならないプレッシャーと孤独についつい思いを馳せてしまいました。だって"この"ダンサー集団の頂点に立って完璧な上に完璧を重ねたパフォーマンスを披露しなきゃいけないんですよ!?)

「パリの炎」は今回初見であらすじも人物の相関関係も何も知らずに見ていたのだけど、前知識なくても全く問題はなかった。アンシャン・レジーム打倒を標榜する民衆のエネルギーに二組のカップルの恋模様をからめて描き、クライマックス(革命)にむけて怒涛のダンスシーンで突き進む・・・。で、最後は革命達成のユーフォリアの中で終わるのかと思いきやさにあらず、ちょっとブラックな仕掛けが待っている。(大団円を期待する観客に向かってラトマンスキーがそうはいかないもんね~とちょろっと舌を出してる図が頭をよぎった。)

二組のカップル<ジャンヌxフィリップ、ジェロームxアデリーヌ>は、初日がアレクサンドロワxラントラートフ、レベツカヤxサーヴィン。二日目がオーシポワxワシーリエフ、カプツォーワxロパーチン。三日目がアレクサンドロワxボロチコフ、ニクーリナxメルクーリエフ。それぞれ異なる個性で面白かったけど、私が好きだったのは初日の4人の組み合わせ。マーシャは別枠として(笑)、初日のフィリップ役、ウラジスラフ・ラントラートフは昨夏ロンドンで見たときにルックス◎で踊りもなかなかに端正で目を惹いたけど、今回はそれに加えて逞しくなっていて嬉しい驚き。若々しさが漲るハツラツとした踊りとチャーミングな演技でとてもよかった。(私と同様イギリスから来ていた友人がラントラートフはフィーリンを彷彿とさせる・・・・とさかんに言ってましたが。エレガントな足捌きとヘアスタイル(!)がそう思わせるのだとか。)

フィリップはマルセイユ義勇軍の兵士で、彼の上官が脇役で登場するのだけど、なんと初日この役を踊ったのがプリンシパルのルスラン・スクワルツォフ。二幕に挿入された民衆の勇壮なダンス・シーンで、ジャンヌxフィリップとフィリップの上官が三人でリードを踊るのだけど、長身の三人が並んでダイナミックなダンスを披露するこのシーンがそりゃーもうカッコよくて、目に焼きついてます。(スクワルツォフは芸域が広い。なんと3日目にはルイ16世で登場!終始おちょぼ口の表情を崩さず、しっかり顔芸してました。)3日目のマーシャのパートナー、ボロチコフ@フィリップも元気で気合の入ったパフォーマンスで、私的に今まで見た彼の舞台では一番良かったかも。例のpddではコーダで力尽きてしまったのかヘロっとなってしまったのが残念だったけど。

ジャンヌの弟・ジェロームは、初日のサーヴィンがよかったな。ダンス力だけならロパーチンやメルクーリエフの方が上だけど、サーヴィンは演技と舞台姿になんともいえない味があって。ジェロームが恋する貴族の娘・アデリーヌは久々に見る、お気に入りのアンナ・レベツカヤ(初日)がやっぱり好きだった。演技が多いパートなので、女優系のレベツカヤにぴったり。

さて肝心のマーシャ。二日ともよかったけど、初日が特にノってました。おそろしく溜めのきいた余裕綽綽のダンス、そして、形の美しいこと。どのポーズを切り取ってみてもくっきり・明瞭で潔いラインの美しさに溜息。ジャンヌが男勝りに旗を振り回して民衆を扇動する?場面が何度かあるのだけど、マーシャでこのシーンを見ていると当然のごとくドラクロワのあの絵を思い出す。(男性群舞を先導して/従えて踊る姿がほんとにまあサマになること。)ジャンヌはポワント・シューズで踊る場面よりむしろキャラクター・ダンスの方が多いぐらいなんだけど、前述の"トリオ"で踊るシーンでは、三角帽子の粉屋の女房風の振付が出てくる。スパニッシュ風のこのダンスもマーシャにはお手のもの。迫力があって、ダンス・シーンの白眉だった。あと印象に残ってるのが3日目のpddのソロvのとき、即興で、とっても派手な音をたてて投げキッスしたこと。一瞬びっくりしたけど、マーシャったら・・・と思わずにんまり。(しかし、この可愛いジェスチャーに周りのお客はほとんど反応する気配もなくて・・・不感症??)

二日目の主役ペア、オーシポワ&ワシーリエフ。俺達に明日はない、とばかり命がけで踊ってる若い人たちにケチつけるようなことはしたくないのですが、何度も同じパターンのものを見せられると最早驚きがないというか・・・。多分こんな感じだろうな~と想像していたらほぼその通りだった。あと、この二人が大テクニック大会を繰り広げ始めるとそこだけ見せ物として舞台から浮いちゃってるように見えるのも気になるのよね。ただ、このカップルが今もっとも人を興奮させるパフォーマーであることは確かで、観客の反応は凄くよかったです。特にワシーリエフは大ヒットでした。

最後に、もう一組の準主役級ペアについて。一幕に挿入された劇中劇に登場する、ミレイユ・ドゥ・ポワティエ(女優)と彼女のパートナーによるダンス・シーンは純クラシックの振付で踊られる、見所たっぷりのシーン。ミレイユ~は後半にも女神的な役どころで登場してかなり美味しい役なのですが、このパートを踊った三人のダンサーがいずれ劣らず素晴らしかった。主役も踊れるダンサーを準主役に惜しげなく投入できるところがボリショイの強み。初日のカプツォーワはお人形さんが動いてるような、現実味薄いことおびただしい風情がよかったし、二日目のクリサーノワは大層魅力的な、温かみのある雰囲気で女神のごとく、三日目のシプーリナはまさに女優・ディーバ風。三者三様で楽しませてもらったけれど、私的に一番好きだったのはクリサーノワかな・・・(観客の反応もよかった)。初日と二日目にミレイユ~のパートナーを務めたのはアルチョム・オフチャレンコ。男性的技巧を披露するシーンではしっかりみせてくれたし、パートナリングもまずまず。一方、三日目に登場したデニス・ロドキンは初めて見る、ひょっとしてバレエ学校卒業したばかりでは??と思わせるめちゃめちゃ若いダンサーで、パートナリングはかなり危なかったけれど、ソロでは伸び伸び踊っていてラインがとても美しく、好印象。今後に要注目かな。
2011-05-15 10:09 | ボリショイ・バレエ | Comment(0)
ゲルハーハーのリサイタル(5/14)は中止・・・
ふえーーん がっかり・・・一昨日リターン・チケットが手に入って舞い上がって喜んでた今週土曜のクリスティアン・ゲルハーハーのリサイタル、キャンセルになってしまいました。

今日別件でウィグモアに電話して偶然知ったのですが。理由は本人が病気のため、リスケの予定はないらしくて、ほんとがっかりです。(今一番聴きたい歌手なのに・・・)今月28日のLPOコンサートの方はなんとしても来ていただきたいです。祈・早期全快!

☆今見てみたらウィグモアのサイトにもちゃんと告知が出てました:

http://www.wigmore-hall.org.uk/whats-on/productions/cancelled-concert-christian-gerhaher-baritone-gerold-huber-piano-27414
2011-05-12 09:54 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(2)
ボリショイ・バレエ 「パリの炎」@ガルニエ
いや~暑かったです パリ。まだ5月初旬だっていうのに夏のような陽気。どれぐらい暑かったかというと、到着した木曜に買ったパック入りの苺、いっぺんには消費できずちょっとずつ食べていたら土曜には残ってた分がダメになってしまった・・・。(勿体無かったなームリしてでもさっさと食べちゃえばよかった。南仏産のやつでおいしかったのに~~。)

この熱波に負けず、いやそれ以上にメラメラと燃え盛っていたのがボリショイ・バレエ団の熱気とパワー。当初二回だけ鑑賞するつもりだったのが思いがけず三日目のチケットも転がりこんできたので、ええい・ままよ、と旅程を一日延長して三連荘、見てきました 「パリの炎」。観終わったあとの素朴な感想は、"ああ~世の中にこんな元気なバレエ・カンパニーが存在するなんて、なんと素晴らしい!!"。

マーシャにも無事再会できました。このタフな役(ジャンヌ)を3日間に2回も踊ってくれて・・・ほんとうにご苦労様でした(いやまだまだツアーは続くのですが)。調整がバッチリうまくいったようで、見事としかいいようがない、余裕の舞台姿。特に初日・AROPガラ公演は気合入りまくりで、見てるこちらも思わず力が入っちゃいました。

今日はとりあえず3日分の主要キャストだけあげておきます。ballet.coで紹介されていた最新情報と実際の出演者同じだったので、以下コピペ。(Thanks ballet.co!後で加筆します)


"The Flames of Paris"

The Bolshoi Ballet @ Palais Garnier, Paris

May 5
Jeanne - Maria Alexandrova
Philippe - Vladislav Lantratov
Adeline - Anna Rebetskaya
Jerome - Denis Savin
Mireille de Poitiers - Nina Kaptsova
Antoine Mistral - Artem Ovcharenko

May 6
Jeanne - Natalia Osipova
Philippe - Ivan Vasiliev
Adeline - Nina Kaptsova
Jerome - Vyacheslav Lopatin
Mireille d! e Poitiers - Yekaterina Krysanova
Antoine Mistral - Artem Ovcharenko

May 7
Jeanne - Maria Alexandrova
Philippe - Alexander Volchkov
Adeline - Anna Nikulina
Jerome - Andrei Merkuriev
Mireille de Poitiers - Yekaterina Shipulina
Antoine Mistral - Denis Rodkin
2011-05-09 09:01 | ボリショイ・バレエ | Comment(4)
ロンドン・ダンス公演情報(ギエム、ロシア・ガラ)
先週に引き続きの四連休週末もいよいよ終わり。木曜からパリ行きというイベントがあるのであまり散財もできないな~とロンドンでまったーり過ごしていたので(お天気もよかった!)、明日からがコワい・・・(月初!)。

家にいるとついついネット滞在時間が長くなってしまうのだけど、最近の日本発のニュースでショックだったのが、"スーちゃん"こと田中好子さんの死。55歳の若さで、しかも死因が乳癌。自分もこの病気を患ったことがあるので、少しだけ年上世代のスーちゃんが・・・とかなりショックだった。30代で発病した、というところは共通してるのだけど、私は幸い再発もなく術後10年以上経過していて最早緊張感まるでなくなってる今日この頃。スーちゃんは、再発を繰り返して治療しながら仕事を続けていたと知り、なんて強い人だったのだろう・・・と感嘆。(スーちゃん、どうぞ安らかにお眠りください・・・合掌。読者のみなさまも異変に気づいたら即刻病院に駆け込みましょう。乳癌治療は早期発見がキモですよ!)

あと、こちらは嬉しい話題。フィギュア・スケートの世界選手権で優勝した安藤美姫さん。YTで動画を見て嬉しい驚き、これまでこのスケーターの滑りにあまり心を動かされたことはなかったのだけど(え~お断りしておきますが、私はそもそも決して熱心なフィギュアスケートの観客ではありませんので・・・)、今回はぐっときました。技術も表現もすごく強くて(気迫が伝わってきた)、そこに女性としての魅力が加わって、こうなると無敵ですね。彼女の演技を見ていたら、恋する女性の輝きと艶やかさをびしびしと感じてしまったのですが・・・・見ながらドギマギしてしまいました。4年ぶりの世界女王だそうですが、これもなかなかできることではないのでは?快挙ですね。(おめでとうございます!)

・・・すっかり前置き長くなりましたが、ようやく本題。たまにはバレエ・ブログらしく(笑)ロンドンのダンス公演情報でも書いてみようかな・・・といっても、自分が興味ある&見に行く予定の公演オンリーなんですが(汗)。

まずはこちら、シルヴィ・ギエムの<新作発表>公演@サドラーズ・ウエルス。公演期間は7/5~7/9。プログラム構成は、フォーサイスがシルヴィとニコラに振付けた新作pddの世界初演、エク振付のソロ作品(新作)とキリアン振付作品のフィルム上映。

http://www.sadlerswells.com/show/Sylvie-Guillem

既に全回チケット完売ですが、守屋さんがコメント欄に寄せてくださった情報によると(ありがとうございます!)、9月に同じプログラムが再演されるそうです。この公演のチケット販売は今月16日開始のようですので、今回チケット取れなかった方はサドラーズのサイトを要チェックですよ~。

さて、シルヴィは東日本大震災に際して早々に心のこもったお見舞いのメッセージを送ってくれましたよね。先月パリで行われたチャリティ・ガラにも出演されていますが、7月のサドラーズの公演も、当初休養日だった中日の7/7に急遽特別公演を組んでくれて、この公演の売上げはすべて義援金にまわしてくださるとか。有難いことです・・・

それともう一つ、こちらは公演日が迫っているのですが(5/15)、ガリーナ・ウラーノワ生誕百周年記念ガラ@ロンドン・コロシアム。以下ENOのサイトから、上演予定演目の抜粋:

"Performances will include classical masterpieces such as Romeo and Juliet, Giselle, The Sleeping Beauty, The Dying Swan, Chopiniana, The Red Poppy and Flames of Paris and works by leading contemporary choreographers such as Maurice Bejart, Jean-Christophe Maillot, José Martinez, Angelin Preljocal, Twyla Tharp, Alistair Marriot and Vladimir Vasiliev. There will also be special dedications to the dancer once declared ‘the world’s number one’ by Rudolf Nureyev."

さらに、出演予定ダンサー:

Gary Avis, Royal Ballet
Alessio Carbone, Grand Opera Paris
Bernice Coppieters, Ballet Monte Carlo
Mara Galeazzi, Royal Ballet
Dorothée Gilbert, Grand Opera Paris
Dmitry Gudanov, Bolshoi Theatre
Darya Khokhlova, Bolshoi Theatre
Daria Klimentova, English National Ballet
Ekaterina Krysanova, Bolshoi Theatre
Ulyana Lopatkina, Mariinsky Theatre
Svetlana Lunkina, Bolshoi Theatre
David Makhateli, Royal Ballet
Vladimir Malakhov, Staats Ballet Berlin
Vadim Muntagirov, English National Ballet
Marianella Nunez, Royal Ballet
Evgenia Obraztsova, Mariinsky Theatre
Alexis Olivera, Ballet Monte Carlo
Nadia Saidakova, Staats Ballet Berlin
Marat Shemiunov, Mikhailovsky Theatre
Olga Smirnova, Vaganova Ballet Academy
Thiago Soares, Royal Ballet
Sergey Strelkov, Vaganova Ballet Academy
Andrei Uvarov, Bolshoi Theatre
Svetlana Zakharova, Bolshoi Theatre
Igor Zelensky, Mariinsky Theatre

http://www.eno.org/see-whats-on/productions/production-page.php?itemid=1177

あれーウヴァーロフって引退したんじゃなかったっけ?ザハロワ、ほんとに来るの?(マタニティ・リーブから復帰??)

・・・と、突っ込みたいポイントは多々ありますが。ドロテ&アレッシオのペアがほんとに来てくれたら嬉しいな~。
2011-05-03 08:10 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(9)
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