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吉田都さんのトーク・イベント
ロイヤル・オペラ・ハウスの夏シーズンの案内に出ていた情報です。4月26日(月)、オペラハウス内のクロワ・ステュディオにて都さんのトーク・イベントが開催されます。夜7:30~約一時間半、入場料10ポンド。

今回の会報誌には、「一時代の終わり・・・吉田都・ロイヤルを退団」と題した小さな記事が掲載されていますが、その中で、都さんが最も愛着を感じていたパートナーだったと語られているケヴィン・オヘア(現RB・Administrative Director)が当夜の聞き手となる模様。都さんのオペラハウスでの最後の舞台は4月23日のシンデレラ公演ですが、その三日後に開催されるこのイベント、ロンドンに(まだ)いらっしゃる方は、お見逃しなく~。(私も勿論行きます!)

【2/15追記】 読者の方より質問がありましたので、今更ですが・・・このイベントの一般チケット発売は、4/6からです(夏シーズン=ブッキングピリオド4)。オペラハウスのサイト上はまだ関連情報どこにも出ていないと思われますので、ご注意ください。
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2010-01-24 09:56 | ロイヤル・バレエ | Comment(8)
クライバーの「こうもり」DVD・大特価発売中!
カルロス・クライバーの記事に暖かい反応を頂いたのに♪すっかり気をよくして(調子に乗って)、この話題続けま~す。

ちょっと前に見つけた美味しい情報を。デアゴスティーニ・ジャパンという出版会社から現在刊行中の「隔週DVDオペラ・コレクション」、その第10巻にクライバー&バイエルン国立管弦楽団の「こうもり」が登場!新盤ではなく既存のDVDですが、1,990円というお値打ち価格で、<まだ映像を見てない私が言うのもなんですが>これは絶対、買いでしょう~。このシリーズは定期購読が基本のようですが、分冊でも購入可能で、同社のサイトから、もしくは最新号なら書店で買えるそうです。(「こうもり」は一昨日・1/4に発売されたばかり)タイトルの詳細はこちら:

http://deagostini.jp/doc/backnumber.php?id=8849&issue=10

このシリーズ、昨年9月にスタートしたのですが、な~んと創刊号もクライバーだったんですよ!!(担当者さん、イケてますね~~♪)ウィーン・フィル&ドミンゴ&オブラスツォーワ出演、名盤の誉れ高い「カルメン」が、創刊特別価格で、なななんと、990円(OMG!!)。サイトをみると、まだバックナンバーは買えるようですので、ご興味ある方は急ぎチェックしてみてください。

シリーズは65巻(!)まで続くらしいので、必ずや「薔薇の騎士」も入るでしょうね。そうしたら、多分、恐らく、いや・ほぼ絶対、またクライバーがくるでしょう~~というか、きてほしい!!(彼の号は全部揃えるぞ~~)
2010-01-08 09:10 | オペラ | Comment(17)
テリョーシキナのラ・バヤデール
本日は仕事始め。長期休暇の後の職場復帰はキツいですねえ(トシのせいか・・・)。骨の髄までオフ・モードですっかり仕事の仕方なんて忘れてるっていうのに、怒涛の忙しさで・・・疲れたああ。明日はまたぐっと冷え込んで雪が降るって言ってるし、年明け早々厳しいワーキング・ライフの始まりです・・・(はあ)。

さて、お年玉映像のご紹介。大晦日にマリインスキー劇場で行われたジルベスター公演の模様を、ARTE TVのサイトから見られます。前半がテリョーシキナ&サラファーノフ主演の「影の王国」後半がソーモワ&コルスンツェフ主演の「パキータ・グラン・パ」

http://liveweb.arte.tv/fr/cat/Theatre___Danse/

(影の王国の画像--タイトル:Reveillon a Saint Petersbourg--をクリックするとスタートします)

私はまだ前半しか見てないのですが、後半とのつなぎに挿入された、ミニ・バレエ講義風の映像に結構ウケてしまいました(紙芝居風の作りの「マリウス・プティパの生涯」?)。この情報はBalletTalkで見たのですが、キャストの詳細は同フォーラムのポストをご参照~。

http://ballettalk.invisionzone.com/index.php?showtopic=30980
2010-01-05 10:23 | マリインスキー・バレエ | Comment(3)
ハマった!カルロス・クライバー
**謹賀新年**
あけましておめでとうございます~。ロンドンは終日冷え冷えと、でも空が薄青色に綺麗に晴れ渡った、お正月らしい一日でした。

さて、本題の前に、新年早々ビッグ・ニュースがパリから飛び込んできましたねえ・・・昨夜・大晦日のくるみ公演で主役をつとめたカール・パケット、エトワールに任命!

遂に、という感じですね・・・大晦日公演にエトワールのドロテと組んで登板、という時点で、もしや??とソワソワしていたファンも多いのではないかと思われますが。私自身はほんの二週間前にガラ公演で見た彼のヘタレぶりがまだ記憶に新しいところなので、若干複雑な気分ではあるのですが、ここ数年バレエ団への貢献度という点では文句なくNo.1ダンサーだったわけで・・・件のガラ公演を見たときも、カールって今何歳だっけ こうやって便利に使われて結局エトワールになれずに終わったら酷すぎるなあ・・・などと案じていたので、良かったのではないかな。(怪我で欠場相次ぐエトワールの穴を埋めるオールマイティな活躍ぶりに、最近は仏語フォーラム上では「救世主」扱いされてましたからねえ・・・。)パリオペの公式サイト上はまだプルミエのままですが、彼のバイオはこちら:

http://www.operadeparis.fr/cns11/live/onp/L_Opera/le_Ballet/le_Ballet_de_lOpera/Premiers_danseurs/Karl_Paquette.php?&lang=en

で、カールつながり・・・というわけではありませんが(すごい偶然!)、本題いきます。

昨年運命的に(?)出会ってしまった・今は亡き伝説の指揮者、カルロス・クライバーについて書きたいのです。(蛇足ながら・・・カルロスはカールのスペイン語圏版)

事の発端は、マニュエル・ルグリのウィーン国立バレエ団・次期芸監就任。このニュースが流れた当時、バレエ団についてミニ・リサーチしようとネット検索してみたのだけど、ウィーンのこととてバレエの話題なんてほとんど掠りもせず。当然ながら、掘っても掘っても出てくるのはオケとオペラのトピックばかりだったのだけど、ウィーン・フィルと関係の深かった音楽家の一人としてやたらヒットしたのがこの人だったのです。

日本語のクライバー・ファン・サイト、もしくは日本語で彼について書かれている記事も少なからずあって、そのどれもが熱い思いに溢れたものばかり。で、そこから立ち昇ってくる人物像は・・・完璧主義者でエキセントリックな天才型の指揮者、数々の(面白すぎる)逸話を残し、今も尚カルト的人気を誇る・・・。カルロス・クライバー、名前はうっすら聞き覚えがあるけれど、そんなに凄い人だったのか・・・と俄然興味を惹かれて、YouTubeに向かったのでした。

幸いかなりの数映像がポストされていて、最初に見たのは、ヨハン・シュトラウスの「雷鳴と電光」、演奏はバイエルン国立管。これが、ちょっと常識外れなほど勢いがあって、スリリングな音で、へえーっと感心。指揮者は・・・確かこの人昔ニューイヤーコンサートで見たことあったような・・・ひょっとして、あのヘラ~っとした薄ら笑い浮かべながらヒラヒラと身体を揺らしつつ指揮していた、不思議なオジサンかしら・・・。で、続けて今度は大好きな「こうもり」のビデオをクリックしたんですよ。

・・・こ、これが・・・! 良い子は決して踏んではいけない、"地雷ビデオ"だったのでした。

自分に何が起きたのか定かでないのだけど、スピーカーから音が流れてる間、えーっえーっえーっ・・・・と愕き、うろたえ・・・気がつくと、滂沱の涙が。身体に電流が走る、とはこういうことか。自分の耳を確かめるかのごとく何度も何度も繰り返し再生しては、えーっえーっえーっ!・・・・ただただ信じられない思い。

ライブでなく、映像のパフォーマンスにこれほどの衝撃を受けるとは・・・。好きでよく聴いていたと思っていたこうもりの序曲を、生まれて初めて本当に聴いた!と感じて、嬉しくて嬉しくてすっかりハイに・・・・。あとは興奮にまかせて手当たり次第にビデオをクリック・・・しかけたのだけど、グッと堪えてブレーキをかけて、ちょこっとずつ見ていこう・・・と自分に課して今に至っているのでした。(いっぺんに全部見ちゃったら楽しみがなくなっちゃうし、この種の、周りのもの全てを色褪せさせてしまうパフォーマーって危険ではないですか・・・こういう芸術家に超絶弱いからなあ自分・・・ホント、気をつけないと。←時、既に遅し・・・"クライバー効果"はその後の私のオペラ・クラシック鑑賞に着実に翳を落としているのであった・・・・)

ところで上述のシュトラウス映像は共に投稿原語は英語/独語だったのだけど、クリックしてみたら、なんと舞台は日本・昭和女子大学人見記念講堂!時は1986年、NHKの映像だったところにもたまげました。(渋い~!尚、二つともアンコール曲で、コンサートの『本編』はベートーヴェンの交響曲・4番&7番。)雷鳴~もこうもり序曲もYTにはクライバーがウィーンフィルを振ってる映像もありますが、この日本公演のバイエルン管とのパフォーマンスの方が、断然グレートです。これ、DVDで出してくれないかなぁ・・・NHK様、どうかどうか、お願いします!!

☆「地雷ビデオ」はこれです↓(クリックしたお陰で人生狂わされちゃっても責任取れませんからね~あしからず~♪♪)

http://www.youtube.com/watch?v=OqJK_s7I9EY&feature=related
2010-01-02 11:40 | 音楽 | Comment(11)
エディタ・グルベローヴァ@シャンゼリゼ劇場(12/17)
大晦日の夜・・・ロンドンもあと数時間で新年をむかえます。2009年最後のブログ・エントリー、除夜の鐘ならぬBig Benの鐘が鳴る前に、これだけはアップしておきたく・・・去る
12月17日にパリ・シャンゼリゼ劇場で行われたグルベローヴァ・コンサートの覚書き。

☆ Edita Gruberova @ Theatre des Champs-Elysees
Jeudi 17 decembre 2009


Orchestre Philharmonique d'Oviedo
Friedrich Haider, direction

Trois jeunes chanteurs pour "Roberto Devereux":
Julie Gautrot, Xavier Mauconduit, Benjamin Alluni

Wolfgang Amadeus Mozart
- Le Directeur de theatre, ouverture
- "Martem aller Arten", air de Konstanze (Entfuhrung aus dem Serail)

Ermanno Wolf-Ferrari
- Il Quattro Rusteghi, Vorspiel et Intermezzo
- Il segreto di Susanna, ouverture

Gaetano Donizetti
- "Il dolce suono", "Spargi d'amaro pianto" airs de Lucia
(Lucia di Lammermoor)

ENTRACTE

Ruperto Chapi
- Preludio de la Revoltosa

Vincenzo Bellini
- Roberto Devereux, ouverture
- "E sara, in quesi orribili", "Vivi, ingrato", "Quel Sangue" airs
d'Elisabetta (Roberto Devereux)

アンコール:
1. 「こうもり」(アデーレのアリア)
2. 「シャモニーのリンダ」
3. 「こうもり」(アデーレのアリア)

あの夜の興奮と陶酔感をいかに形容すべきか・・・なんともはや、凄まじいパフォーマンスだった。あまりの衝撃に、私ごときが感想など認めるのが憚られるような、ヘタなこと書いちゃいけないなと萎縮してしまうような、そんな経験だったと言えば少しご想像頂けるかな・・・。

取敢えず、私には声楽・のみならず音楽の専門的なことはわからない&既に記憶が怪しくなりつつあり、いつもの如く茫漠とした私的印象しか書けないので・・・この夜、グル様のパフォーマンスと同じぐらい、いや・もしかしするとそれ以上に強烈に印象に残ってるのがクレイジーきわまりない観客の反応だったので、そこを中心に書いてみるかな・・・

- 以前どこかで触れたかもしれないけど、グル様がフランスで舞台に立つのは10年ぶり、しかも最後の公演地はニース。パリでは一体何年ぶりになるのか?その事実をもってしても、フランスではさほど人気はないのかな・・・と想像していた。グル様は独語圏および日本では神格化されているけど、(イギリスも含め)それ以外の地域ではメジャーな存在ではなさそうな印象だし・・・しかし、その予想は見事に裏切られたのでした。少なくともこの日シャンゼリゼ劇場に駆けつけた観客は、大半が長年彼女の舞台を待ちに待っていたようだった。登場シーンで熱烈な拍手だけでなく、盛んにブラヴォーがかかっているのに驚く。(そうそう、お客さんは圧倒的に男性が多かった。私は2eme バルコンの正面ブロック・最前列に座っていたのだけど、周囲は男ばっかり・・・幕間にフォワイエに降りていったけど、そこでも男性が優勢だったし。)

- この夜演目数は決して多くなかったけれど、量より質とはまさにこのこと。グルベローヴァの歌唱の、殆ど非人間的なまでに研ぎ澄まされ、磨き上げられた技術(と、私には聴こえた)、その凄み・・・。そして観客に耐え難いほどの緊張を強いるあのカリスマ・・・劇場空間が一種神聖な儀式の場にかえられたかのように変容していくのが肌で感じられて、ゾクゾクする。全幕オペラでなくコンサートなのに、彼女が歌っている間は、まるで(最上の)オペラが演じられているかのように劇的で濃密な時間が流れている・・・一曲聴き終わるたびぐったりしてしまうほど。開始直後からやや常軌を逸していた感のある観客の熱狂は夜がすすむにつれクレイジーさをまして、一曲歌い終わるたびに拍手とブラヴォーがやまない。(そういえばウィーンの観客もこんな風だったな・・・と思い出していた。グル様ご自身はこんなことには慣れている?とばかり、あまり表情も変えずクールで、堂々たる佇まい。)

- グル様のルチア!これが聴けるとは・・・(感涙)。フルートとの掛け合いの場面は、あまりに非現実的な妙技(?)を自由自在に駆使する姿に、まるで白昼夢の中にいるような気分に。こんなことが人間の声には可能なのか、とただただ口を開けて、呆けて舞台を見つめていたような・・・。グル様のあの輝かしく・毅然たる高音が天にむけて立ち昇っていく瞬間、陶酔しながらも何か空恐ろしいものを感じる瞬間があって、それがたまらない。普通の意味で言う、ただ美しい声・歌唱というのとはちょっと違って・・・高潔であり、邪悪でもあり・・・(天使か、悪魔か?)

- 劇的、という点では最後のロベルト・デヴェリューがやはり凄かった。この作品だけサポート歌手陣が登場して華を添え(?)「劇」の緊迫感がさらに高まる。こちらは、固唾をのんで・目の前の鉄棒にしっかり摑まって、もはや生きた心地もせずグル様ワールドに身を委ねるのみ。エリザベッタのアリアがクライマックスに達した瞬間、極度の緊張が弾けてどっと汗が・・・。拍手しようにも、手が汗でべたべたになってしまってできない・・・(こんなことは初めて!)。

- ロベルト~が終わるや、オーディトリアムは興奮の坩堝。いまや観客の熱狂は殆どヒステリックなほど過熱して、そのノリはほとんど宗教の集会か何かか?と錯覚しかねない、そんな様相を呈していた。今回初めて訪れたシャンゼリゼ劇場、アール・ヌーボーのエレガントな建築様式の劇場に足を踏み入れたときの第一印象は、"まぁ~素敵な劇場ねー ここの観客に『春祭』がスキャンダラスな反応を惹き起こしたなんて、ちょっと想像できない・・・"というものだったのだけど、グル様に熱狂する群集(自分もその一人だが)の渦中に身を置いていると、遠き日にバレエ・リュスの生んだ狂熱がうっすらと感じられるような、そんな気分にすらなってくる。

- アンコール一曲目。グル様の口から”Chauve souris..."と漏れるのを聞いて、狂喜乱舞したくなる。グル様のアデーレを聴けるとは思わなかった・・・!で、これがまた・・・たった今、エリザベッタの怨念が乗り移ったかのような鬼気迫る歌唱を披露した、同じ歌手とはとても思えない変わり身の早さに、唖然。軽やかに舞台を行き来して、指揮者に時折襲い掛かって遊んでみたり、超絶技巧はお手の物で観客をじらすじらす・・・場内にすっかりクリスマスのお祭り気分が充満。華やかで、楽しくて・・・目の前の情景に思わず嬉し涙が。

- アンコール二曲目。客席から、「ツェルビネッタ!」「ルクレチア!」と次々リクエストがかかる。その声に対して、「ドニゼッティの、この曲でもいいかしら・・・」と歌い始めたのが、シャモニーのリンダのアリア。ここまできても全く衰える(翳る)ことのない完璧なコントロール力。コロラトゥーラの炸裂に、場内ほぼ総立ち状態。花束がいくつか贈られる中、粋なプレゼントを進呈するファンが。パリの街中に通りの名前を記したダークブルーのプレートがあるでしょう、あれを模した、「エディタ・グルベローヴァ通り」と記された標識(”Avenue・・・だったかBoulevardだったか忘れたが・・・Edita Gruberova"と書いてある)が贈られていた。グル様は嬉しそうに客席に向けてプレートを掲げて見せていた。

- カーテン・コールは全部で何回あっただろう 30回ぐらい??(感覚として、それぐらいあったような記憶が、ということです。)観客は、"今夜は一晩中帰さないぞ~"と決意を固めているかのごとく、延々・拍手とブラヴォーを送り続ける。(アンコール部分だけで40分位あったような・・・)舞台に呼び戻されたグル様は、再びアデーレのアリアを披露。最後は、忠実な信者達にもう下がってよいぞと言うかの如く、手をヒラヒラと振って袖に消えていった。

「コロラトゥーラの女王」、「最後の大歌手」等々、世にグル様をデコレートする形容詞は数あれど、私自身はこの夜のコンサートに接して、"戦慄の女王"という敬称をあらたに捧げたくなったのでした・・・
2010-01-01 08:42 | オペラ | Comment(0)
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