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イタリアン・オペラ・シーズン@ROH・その①
先月来続いているロイヤル・オペラの"イタリアン・オペラ・シーズン"、せっせと通っております。以下三公演分まとめて、一言コメント。

☆ ラ・トラヴィアータ (6/17)

ヴィオレッタ: ルネ・フレミング
アルフレード: ジョセフ・カレーヤ (Joseph Calleja)
ジョルジョ・ジェルモン: トマス・ハンプソン

ディレクター: リチャード・エアー
指揮: アントニオ・パッパーノ

お初の全幕・フレミングでしたが、むむ・・・。何か、ちょっと違うなあ。一幕最後のアリアはテクニカルにはあまりよくなかったような。ステージへの入り込み方はハンパでなく凄いんだけど、やや躁病的で、最後のシーンもこの調子だったので、ちょっとねえ・・・(肺病で死の床にある人物には見えない)。あと、意外だったのが、この方結構地味なのね・・・という印象が残ったこと。あまり華やかでないというか・・・大変プロフェッショナルなパフォーマーとは感じましたが。総じて、昨シーズン見たネトレプコのヴィオレッタの方が私的にはずーっと良かったなぁ、と。

トマス・ハンプソンのアルフレード父は、ダンディでなかなかカッコ良かった。演技も歌唱もさすがに安定してたけど、例のアリア(プロヴァンス~)はややヒロイック過ぎたような・・・もうちょっと泥臭いというか、コテコテお父っあん系?の熱血歌唱の方が私は好きかも。

多分今回初めて聴いた(見た)アルフレード役のジョセフ・カレーヤ(と読むのでしょうか?)はよかった。アルフレードのアリアをこれだけ朗々と・明澄に歌い上げる歌手を聴いたのは久々だったような。イタリア語ネイティヴっぽい発音だったのだけど、キャスト・シート上の名前をみると・・・はて、一体どちらの方?周りの人たちに聞いてみたけど、誰も知らない。ロシア人らしい・・・なんて怪しいこと言ってる人もいたけど、後日友人からマルタ出身との情報が。うん、この方はなかなか立派な歌唱でした。

☆ 仮面舞踏会 (7/2)

リッカルド: ロベルト・アロニカ
アメリア: アンジェラ・マランビオ
レナート: ダリボー・ジェニス
ウルリカ: エレーナ・マニスティーナ
オスカー: アンナ・クリスティ

ディレクター: マリオ・マルトーネ
指揮: マウリツィオ・ベッニーニ

Un Balloは音楽が大好きなので、ROHでかかっていればたいがい見に行く演目の一つ。現行のこのROプロダクションも結構好きなので、まずまず楽しめたけど、歌手陣は特に印象に残らず・・・敢えて言えばウルリカ役のメッツォが一番好きだったかな。シーズン最後のせいか故障者続出でキャストがころころ替わってるロイヤル・オペラなんだけど、なんとこの日も。リッカルド役のラモン・バルガスが何故かこの日だけ戦線離脱。まぁ、私は特に彼のファンというわけでもなく・かつ初日に彼で聴いた友人から特に良い話は聞いてなかったので、傷は浅いですが。代役のロベルト・アロニカとアメリア役のアンジェラ・マランビオは大変な声量の持ち主・堂々たる歌唱ではあったけど、最近やや食傷気味のタイプの歌手で、うーむ。(一番印象に残るのが声の大きさ・・・!)軽やかで親しみやすい旋律満載のこのオペラの魅力とはイマイチ相容れなかったような・・・

☆ トスカ (7/9)

トスカ: アンジェラ・ゲオルギュー
カヴァラドッシ: マルチェロ・ジョルダーニ
スカルピア: ブリン・ターフェル

ディレクター: ジョナサン・ケント
指揮: ジャック・ラコム

キャスト変更の嵐の中で一番驚いたのがこれ。ゲオルギューって、日頃誰かのピンチ・ヒッターを務めることなんてあるのでしょうか??(その逆のケースは沢山ありそうだけど・・・)

もとはデボラ・ヴォイトが歌う予定だったのだけど、彼女の降板でゲオルギューとネリー・ミリチョーの二人が半分ずつ担当することに。

実は私はゲオルギューの声質と歌唱法が苦手で、意識的に彼女の登板日は外すようにしてるので今まで全幕もので実見(聴)したのはニ回だけ。今回は腹をくくって見に行ったのだけど、恐れいていたほど拒否反応は出なくて、ホッ・・・。しかし、やはりどうもぴんとこなかったな。彼女の声はこの役には細すぎるのかなあ・・・その弱さをカバーするような歌唱法(に聴こえる)に萎えてしまう。演技力も、どうなんでしょう??私の目にはドラマ性が希薄だったけど・・・。結局この方に関する限り、感心できたのはルックスだけ・・・だったなあ。

カヴァラドッシ役のマルチェロ・ジョルダーニの最後のアリアには詩情が感じられず、スカルピア役のブリン太は・・・この人の声はこの役には軽すぎるような気がした。(やっぱりこの役はもっとヘヴィーな声質を持った歌手の方が向いているのでは・・・)

ゲオルギューとターフェルというスター歌手二人を揃えた公演にもかかわらず、私的には全く盛り上がらなかった。帰りの地下鉄の車中同行の友人と意見が一致したのが、「今夜何観たかもうほとんど憶えてないね~印象薄々・・・」。

・・・と、上記三公演は必ずしも当たりではなかったけど、いいんです。一番楽しみにしていたセヴィリヤの理髪師、初日を見たけどすっごく良かったので~(フローレス~♪♪)。詳しくは、別記事にて。
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2009-07-14 09:29 | オペラ | Comment(3)
Thank you, Mr. Andy Roddick!
ウィンブルドン男子決勝は大方の予想通り、ロジャー・フェデラーが勝利。これでフェデラーは本大会6勝、グランド・スラム大会通算15回優勝でピート・サンプラスの記録を抜き、歴代一位に。

・・・しかし、このファイナル、予想通りだったのは「結果」だけ。一体誰がこんな試合「内容」を想像していただろう!

私自身もそうだけど、試合前はフルセットにもつれると予想していた人は少なかったのでは。まして、最終第5セットが30ゲーム闘われることになろうとは・・・。最終スコアは、

            (1) (2) (3) (4) (5)

アンディ・ロディック 7 6 6 6 14

ロジャー・フェデラー 5 7 7 3 16

・・・という壮絶なもの。ロディックは得意のサービスが第一セットから火を噴き(確かこのセットの1stの確率は、脅威の!8割いっていたはず)、1セット先行。第二セット、タイブレークで4ポイント・ダウンから巻き返してセットを奪ったフェデラーは続く第三セットのタイブレークも制して勝負強いところをみせたけど、一度としてロディックのサービスを破れない。ロディックが真骨頂を見せたのは続く第四セット。凡ミスが出たりややフォーカスを失いつつあるかにみえたフェデラーのサービスを粉砕して、試合を振り出しに戻す。もうこのあたり、ロディックは神が降りてるショット連発。なにより素晴らしいのが、持ち前の攻撃姿勢に加え、決して短気にならず粘り強く大事にポイントを稼いでいって、フェデラーを守勢に追い込んでいたところ。(途中から、まるでナダールvsフェデラー戦を見てるような気分に陥る!)まさに持てる力を120%発揮してアタックするロディックに対して、フェデラーは慎重な防御姿勢。私的にはフェデラーにはもっと攻撃のテニスをしてほしかったので、見ていて歯がゆくなる。(フェデラー・ファンながら、途中からロディックに勝たせたい・・・と思い始めるほど、ロディックは熱かった。)

第五セット。ウィンブルドンでは最終セットにタイブレークは適用されない(一方が2ゲーム・クリアで先取するまで戦う)。双方サービスは依然好調を維持していて、相手のサービス・ゲームを崩すことは難しい・・・。でも、第四セットまではロディックは自分のサービスは一度も落としてない。(ここまででフェデラーには確かブレークポイントが6,7回来ていたけどいずれもものにできず。)となると、ロディック有利か?この試合、決着が着くまであと何時間かかることか・・・気が遠くなる。

試合開始から三時間近く経っても脅威の集中力を維持して、攻撃姿勢をゆるめず、ここぞというときはビッグ・サーヴでピンチを脱するロディック。一方のフェデラーは淡々と自分のサービスを守り、相手のサービス・ゲームに切り込むチャンスを伺う、相変わらず慎重な防御姿勢。お互い自分のサービス・ゲームを譲らず、通算ゲーム数が2528を越えたあたりから、両者のフィットネスに異変が起き始める。ロディックのプレーがスピードを欠き始め、それまで少なかった凡ミスをするようになる。疲れが出てきたのか・・・一方のフェデラーは時間が経過するにつれ逆にリズムが整ってきたような。幕切れはあっけなかった。この試合、専ら"待つ男"だったフェデラーが、第五セットの30ゲーム目にして初めてロディックのサービスを破る。と同時に、試合終了。

歓喜のジャンプ、フェデラーの身体がセンターコートに舞うのを目にしながら、そんな、そんな・・・と信じられない思い。フェデラーが偉業を達成したことに安堵しつつも、一方で、《ロディック、この試合は貴方が勝つべきだった・・・》と呟く自分がいる。

まるで二年前のファイナルのデジャヴ。いや、あのときよりもっと鮮明に、不可解・理不尽という単語が頭の中を駆け巡る。(ウィンブルドンの勝利の女神はえこひいきが過ぎるのではないか、と思えるほど!)それを誰よりも強く・重く受け取ったのは勿論ロディック本人だろう。試合終了直後、完全に打ちのめされた表情で、表彰式の直前に客席から"ロディック・コール"が起きたけど、それすら慰めにはならない。表彰式でも失望の色を隠せず目が空洞のようで、見ていて痛々しい。(それであのスピーチを出来ることがこの人の人柄を物語っているが・・・)

愚直なまでに自分のテニスを貫き通し、全ての面でゲームのレベルを上げ、にもかかわらず敗れたロディック。2009年のウィンブルドンは、フェデラーのスラム15勝という数字より、ロディックの不屈のファイティング・スピリットと試合直後の呆然自失たる表情で記憶されることになりそうです・・・

☆ この試合を見逃した方へ・・・BBCサイトのiplayerで全編ご覧になれますのでお試しを。(断り書きがないので、おそらく英国外でも視聴可能と思われますが・・・)

http://www.bbc.co.uk/iplayer/events/wimbledon/p003ng9c
2009-07-06 07:20 | 英国生活 | Comment(6)
There's a big hole....in SW19
今年のウィンブルドンも残すところニ試合のみ、今女子ファイナルが始まったところですが・・・

・・・あ~つまんない・・・・。こんなにつまらんウィンブルドン、一体何年ぶりだろう。盛り上がれない最大の理由は、勿論、"あの人"がいないから・・・。いなくなってしみじみわかる、ラファ・ナダールの偉大さ。

今年はセンター・コートに屋根がついて(結局使う機会なかったみたいだけど)ナイター設備?も整ったので、夜遅くまで試合できるようになった。でも、仕事が終わって帰宅してTVをつけると、見せられるのはマレーの試合ばっかり。(三回戦ぐらいまで?「地元」出身のマレーには常に一番いいスロット--センター・コートの最終試合--が割り当てられてたので。)私は彼のプレースタイルにもパーソナリティにも殆ど興味を惹かれないので、も~いい迷惑。(ラファが出ていればこんなにマレーばっかり見なくてすんだのに・・・)夜10時半近くまでかかったスイス人・ヴァヴリンカとの試合も長い割には内容的には凡庸で、それなのにこういう試合を"epic"とか形容するMurray maniaにもうんざり。一応最後まで観戦してたけど、終わった瞬間、"I MISS RAFA~~!!!"と心中叫んでしまった・・・。

(ところで、アンディ・マレーに対する地元メディアのヒステリアは多分ヘンマンの時以上にすざまじく、ウィンブルドンの観客の熱狂ぶりからもイギリス中が彼を応援している、と外の人には見えるかもしれないけど、さにあらず。Scottishの彼に対するEnglishの冷ややかな視線は確かに存在するんですよね・・・私の知り合いのEnglishのスポーツ・ファンは、「彼のことは応援しない」と言い切ってたし。まぁこれには、以前マレー本人がイングランドのサッカー・ファンを揶揄するような煽り発言してるせいもあるんだけど・・・。)

今年は最終日に"Roger & Rafa show"を見られないことがわかってたので、もうそれだけで虚無感漂いまくり・・・そもそもラファが欠場と発表された時点でロジャーの優勝は決まったようなものだったし(まだ確定はしてませんが・・・)。実際蓋を開けてみればセミまでは全く危なげない試合運びだったようで(ハイライトしか見てないので断言できない)、相手のプレイヤーとの格が違いすぎて、あああ・・・つまんない。

明日のファイナルの相手はロディック。04年・05年の決勝カードの再来(二度ともロジャーが勝利)。対戦成績からいっても今のロジャーの調子のよさからいっても、まさかのまさかという事態は起きないだろうけど、昨夜地元ファンの夢を打ち砕いたFighter・ロディックに意地をみせてほしいもの。(ラファ、全米には間に合うのかな・・・絶対に戻ってきてね
we all miss you, so bad.....)

http://graphics8.nytimes.com/images/2009/06/16/magazine/21nadal.4.jpg
2009-07-02 09:22 | 英国生活 | Comment(5)
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