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フィーリンがダンチェンコの芸監に!?
・・・就任するのではないか、という噂があるそうです。ballet.coのボリショイ・フォーラム管理人のイアンが先週モスクワで聞いてきた話として紹介してるんですが・・・

http://www.ballet.co.uk/dcforum/DCForumID12/158.html#21

ダンチェンコ(モスクワ音楽劇場バレエ団)の芸術監督のポストはずっと空席でしたよね・・・確か前の芸術監督の方が急逝されて以来。

もし実現するとしたらとてもおめでたい話で、ファンとしては彼の新たな門出を心から祝うべきなのですが・・・ あああ 動揺を隠せません。取敢えず、退散・・・
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2008-02-29 07:22 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(17)
マリス・リエパ・ガラ (2/24) 《後半》
続きです。

8. 「スペードの女王」pdd イルゼ・リエパ&ドミトリー・グダーノフ
音楽: チャイコフスキー
振付: ローラン・プティ


ヘルマンvs伯爵夫人・"対決"のシーン。(背景画はしっかりボリショイから?もってきてました。)今のリエパは、やっぱりこれだな~。彼女が舞台に登場するだけでさっと空気が変わる。銀色のベリーショート・ヘアに、おなじくらい蒼白の顔、黒い唇。シンプルな黒のローブをまとった彼女のごく柔軟でしなやかな動きと鋭角的な表現に、目が釘付け。

グダーノフのヘルマンにはさすがにツィスカリーゼの存在感とドラマ性はなかった。でも逆に、"ごく普通の男"がふとしたきっかけで道を踏み外し・破滅していく、そういうリアリティは感じられたような。


9. 「ファラオの娘」pdd マリヤ・アレクサンドロワ&セルゲイ・フィーリン
音楽: プーニ
振付: ピエール・ラコット


我が"最愛の"バレエ・ペア登場~!

劇場に着いて、キャスト表で二人の名前を確認した瞬間・・・

・・・あ~来てよかった マーシャ&フィーリン ありがとう~~!!と感涙状態に。同時にちょっと心配でもあったんですけど(日本~ヒースローから直行か?)。

舞台の照明がぱあっと明るくなって、ゴージャスなスター・オーラに包まれた二人が登場すると、客席から自然に拍手が。導入シーンはいつも通りに始まったのだけど、途中で一瞬心臓に悪いアクシデントが・・・

回転の後だったか?マーシャがつるっと滑って危うく転びそうになったのです。"あっ!"と心の中で小さく叫んだ私、客席も一瞬どよめいたのだけど、ここからがすごい。

一旦体勢を立て直すや、マーシャが客席に向かって、「アアンやっちゃったわ ウフ♪」ってな表情で、いたずらっぽく微笑んで見せたのです。

・・・いや~、大した度胸というか、機転というか、サービス精神というか、転んでもタダでは起きない(いや、実際転んじゃいないんだが)というか・・・まったくもって、実に、実に、素晴らしい!!

あの微笑み、私がマーシャ・アレクサンドロワにあらためて《ぞっこん》惚れ直したことは言うまでもありません。

さすがにこの後のマーシャはちょっとおとなしめ、やや慎重でしたが、対照的に元気一杯だったのがフィーリン!

・・・いや、実は私が心配してたのはフィーリンだったんだけどね(だって、ベテランだし・・・) まったくの杞憂でありました。なにしろ最初から最後までミョーに(と言ってはナンですが)爽やか~な笑顔振りまいてすんごく若々しい。こちらがびっくりするほど踊りも元気一杯で、さすがボリショイのスター、中0(ゼロ)日の登板だって目じゃないのね~と、フィーリンも惚れ直し・・・(ぽっ)


10. 「オネーギン」"鏡のpdd' アリーナ・コジョカル&ヨハン・コボー
音楽: チャイコフスキー
振付: クランコ


中0日の登板だったのはおそらくコボーも同じ。彼はここ数週間ずっとボリショイで新作ラ・シルフィードの振付をしていて、2日前の舞台ではマッヂを踊ったとか・・・。

そのせいか、リフトがかなり悲惨なことになっていた。一度ならずリフトが崩れてしまい、二人の間の呼吸は最後まで合うことがなかったような・・・ドラマを感じるまでには至らなかった。

印象的だったのはカーテンコール。アリーナが、手にしていた手紙を、"はいっ!(受け取って!)"って感じでぱしっとヨハンに渡したのが可笑しかった~。


11. 「イン・ザ・ミドル」pdd アニエス・ルテステュ&ジョゼ・マルティネス
音楽: トム・ウィレムス
振付: フォーサイス


パリオペから唯一参加の二人。な~んてエレガントなイン・ザ・ミドル!特にアニエスはちとエレガントすぎかも・・・スリリングさに欠けた。(オフバランスはギリギリまで引き伸ばしてほしかったなあ・・・)ジョゼの方が遊べていた感じ。彼の飄々とした風情もよかった。お客の反応はとってもよかったです。


12. 「ロメオとジュリエット」pdd サラ・ラム&デヴィッド・マッカテリ
音楽: プロコフィエフ
振付: ラブロフスキー


ロイヤル組のR&Jとはいえ、リエパ・ガラなので(?)ラブロフスキー版です。踊った二人については特記事項ないのですが・・・久々にこの振付(バルコニーpdd)を見て、ラブロスキー版のマクミラン版への影響を再認識させられました。ほとんど下敷きになっているというか、特にロミオの振付。


13. 「レヴェレーション」 スヴェトラーナ・ザハロワ
音楽: 効果音、ジョン・ウィリアムス
振付: 平山素子


意外にも?この夜最も印象に残ったのがこの作品。暗い舞台の上手・最前線に四角いスポットライトが当たり、長い髪をたらして白いロング・ドレスに身を包んだザハロワが立っている。すっと片手を上げてポーズする姿に緊迫感が漲っていて、思わずはっと惹きこまれる。焦燥感にかられるように舞台をせわしなく移動する、アンドロイドみたいなザハロワ。エッヂィで、時折ヒステリックですらある動きをしてみたり、髪を振り回したり・・・何か、癒されない渇きをもてあますような、そんな感じ。渾身の舞台でした。

正直言って作品が特別気に入ったわけでも、何度も見たいと思わされたわけでもないけど、こういう作品でザハロワを見られたことが嬉しかった(もっとコンテンポラリー踊るべき!)。惜しかったのは、音楽の選択。初めはピアノの鍵盤をぽーん・ぽーんと叩く音でそのあと効果音が入るんだけど、こういう路線でよかったと思う。途中から「シンドラーのリスト」のテーマ曲になるんだけど(イツァーク・パールマンのヴァイオリン)、おセンチすぎ・甘甘すぎで、舞台上のザハロワのクールな佇まい(たとえ"ヒステリックな"動きでも熱くはならない)とまるで相容れない。観客の反応は熱狂的で、瀕死の3倍ぐらい?すごかった。


14. 「ドン・キホーテ」pdd ナタリヤ・オーシポワ&レオニード・サラファーノフ
音楽: ミンクス
振付: プティパ


ボリショイとマリインスキーの若手テクニシャン二人によるお祭りフィナーレ。きっと二人で、「今夜は回ろうね!」かなんか示し合わせていたんでしょう 二人ともほんとにまぁ、よく回ってました。オーシポワなんて、キトリのVでポワントで斜めに舞台を移動する振りはすべて回転に変えていた(回転しながら舞台後方を水平移動してた)。それに加えて見得の切り方から何から、ともかくあまりにやり過ぎで、もう笑うしかない~状態。まぁガラだからね・・・と自分に言い聞かせつつ、でも、バレエに見えないんじゃないの これじゃあ・・・と嘆息。

オーシポワのキトリは私も大好きだし、ロンドンにわんさといる彼女の才能の賞賛者の一人でもあるけど・・・。いかに貴女の身体能力が凄いか、我々はとっくに存じ上げてますのよ。もはやこれ以上、何を証明してくれなくてもいいの。せっかくの恵まれた資質をムダ遣いしてないで、速やかに次なる発展段階に移行して頂きたいと思います!(オーシポワとサラファーノフ、お互いの悪い部分を引き出し合うパートナーのような気がしてならない・笑。あんまり一緒に踊ってほしくないわ・・・)

観客は大喜びで、その騒ぎ方たるや常軌を逸してました(喜びすぎ!)。まぁ、ガラですからね・・・

<終>
2008-02-27 10:01 | その他のバレエ・ダンス公演 | Comment(18)
マリス・リエパ・ガラ (2/24) 《前半》
昨夜見たガラ公演の感想を駆け足で。(於: ロンドン・コロシアム)

ラトビア出身、20世紀の傑出したバレエ・ダンサー/教師であった故マリス・リエパの功績を讃えて行われたガラ公演・"Flight" 。近年はすっかりバレエ・ガラの仕掛け人として活躍しているアンドリス・リエパ(故人の息子)がディレクター、彼の妹イルゼ・リエパ(故人の娘)が3演目に登場と、バレエの名門リエパ・ファミリーの存在感はしっかりアピールしつつ、露・英・仏のダンサーたちが集結したガラで、まずまず楽しめる内容でした。

10分ほど遅れて開幕、オープニングはマリス・リエパの簡単なスピーチのあと、故人の最盛期の頃の?ダンス映像が流れる。最初と最後がスパルタクスのクラッススだったのには!もうもう~納得です。ここまでこの役が嵌る方がいたんですねえ 過去には・・・・男性群舞の踊りもそりゃー力強くて、隔世の感があります。アンドリスが、「父はもちろん優れたダンサーだったけれど、それ以上に俳優だった」というようなことを仰っていて、とはいえリエパ氏はキャラクター系だけでなく、ノーブル役も踊るオール・ラウンダーだったんですね~。彼の最初の奥様であったマイヤ・プリセツカヤとの白鳥映像もあったような・・・また、得意とされていた役の一つというバジルのVを踊る映像、踊りは男性的でエネルギッシュ、加えてなんともいえない品格があるんですよね・・・素敵でした。

以下上演順に:

1. "Dedication" マリス・リエパのフィルム~イルゼ・リエパのソロ
音楽: ハチャトゥリアン
振付: Jurijus Smoriginas

フィルムに続いてイルゼ・リエパのソロ。音楽は(確か)スパルタクスのラブ・デュエット、真っ白いロングドレスに身を包んだイルゼが黒い薄物の生地と戯れるように踊る、とりたててどうということもない短いダンスですが、イルゼの流麗な動きと美貌にうっとり。背景には父・マリスの写真。

2. エスメラルダpdd タマラ・ロッホ&フェデリコ・ボネッリ
音楽: プーニ
振付: プティパ

クラシック一本目、ロッホが超絶技をこれでもかと見せつけてくれました。なが~いバランスの連続、ひたすら回転数(一回につき)を追求したピルエット(5回転ぐらいしてたかも?)等々、終始チャレンジャーな踊りを披露。

・・・まあガラだし、いいんですけどね・・・彼女は私の目には踊っててちっとも楽しそうに見えないのが難点。実~に涼しい顔でこれだけのことをやってのけるのは大したもんだが、なんかワクワク・ドキドキ・高揚感がないんだよねー クールすぎる。で、やや地味目だけどきちっと端正に踊るボネッリとのバランスが悪すぎるのが気になった。(まあこの場合ボネッリが完全に彼女のサポートに徹したと見るべきなんだろうけど・・・観客は大喜びでした。そうそう、ロッホのチュチュは、黒のレースっぽい生地にガラス玉にあるような綺麗な緑色をあしらったもので、とてもシックでした。)

3. 火の鳥 ウラジーミル・デレヴィヤンコ
音楽: ストラヴィンスキー
振付: ウヴェ・ショルツ

男性ダンサーのソロによる火の鳥。初見。

(・・・・すみません、特記事項なしです・・・。)

4. ボヴァリー夫人pdd イルゼ・リエパ&マルク・ペレトーキン
音楽: ラフマニノフ
振付: マイケル・シャノン

これも初見。えっと、ボヴァリー夫人と恋人のpdd?のようなんですが、どこからどう見てもフランスの片田舎のカップルには見えず・・・お二人とも、コテコテのロシア人でしたねえ。(←当り前)

音楽はラフマニノフのピアノ協奏曲第二番から?(←激しく間違ってるかも)、このかな~りべたべた・ロマンティックな音楽にのって不倫の恋に身を焦がす男女を描いている・・・ような。リエパの衣装の色が白だったせいもあるかもしれないけど、振付はアシュトンの「マルグリットとアルマン」のカントリーハウスでのpddを想起させるものがありました。

・・・しかし、このベテランの役者二人を揃えて・・・のわりには心に響くものがなくて。どうせならもっとドラマ性の強い作品で見たかったな。ペレトーキンはすっかり中年男~という風情でしたが、ウーマナイザーな雰囲気をそこそこ漂わせていたよーな??

5. ブロンズ・アイドルのソロ セルゲイ・ポルーニン
音楽: ミンクス
振付: マカロワ

昨夜の最年少の出演者?昨年ロイヤルに入団したばかりのポルーニン君、ソロを踊るのを見るのはこれが初めてだったけど、かなりがっかり。彼の踊りには瞬間の爆発力が欠けているので盛り上がれないのと、"止め"の技術が弱くて動きが流れ気味。ま、数年後に期待ですね・・・

6. 瀕死の白鳥 スヴェトラーナ・ザハロワ
音楽: サン=サーンス
振付: フォーキン

ええっとロシア系のこの手の公演ではよく起きることなんですが、今回のガラも・・・。基本的に出演者の"予定は未定"なんですね。結局、当初発表されていた出演ダンサーで来なかった人多数・急遽当日登場した人多数、てな状況でした。前者はロパートキナ、ツィスカリーゼ、ゼレンスキー、テリョーシキナ、コズロフ、ワシーリエフ、デュランテ、後者はヌニエス、ソアレス、グダーノフ、サラファーノフ、そしてザハロワ。

ロパートキナが来られないなら、なんとしてもザハロワを!ってことだったんでしょうか。(それにしても、よく彼女のスケジュールが空いていたものだ・・・)ザハロワが来ていなかったら、ガラの雰囲気と華やかさがまた違ってたでしょうね。《彼女が来てくれてアンドリスさん、さぞ安堵されたことでしょう~》

で、瀕死なんですが、やや小粒の印象(可憐な白鳥と言うべきか?)。観客の反応もややおとなしめ。

7. 海賊pdd マリアネラ・ヌニェス&ティアゴ・ソアレス
音楽: アダン
振付: プティパ

前半の〆はガラのお約束演目。お熱いお二人による・なかなかチャーミングな海賊pddでした。ヌニェスはバレリーナのオーラが出てきましたね~。彼女もピルエットは若干多めに回ったり技巧を入れていたけど、古典バレリーナの表情は崩さず、ソアレスのアリもしっかり掌握されてました。(ちょっとびっくりしたのは、なぜかVが「ガムザッティのV」だったんですよね・・・メドゥーラのVをリハする時間がなかったのか、それともこっちの方がお得意だから変えちゃったのか?)

ソアレスのアリは以前ガラ公演で見たときも感じたのだけど、イマイチ迫力に欠けるんだなぁ。綺麗に踊ってるんだけど、躍動感とか力強さが弱いのよね・・・この人の舞台を見ると、なぜかいつも"きっとすごーくいい人なんだろうなあ"って感じるんだけど、今回もまた。おとなしく女主人の尻に敷かれてあげる・人間の出来た?アリでした。

カーテン・コールではラブラブの二人が微笑ましかったです。観客は大喜び。

<続く>
2008-02-26 09:37 | その他のバレエ・ダンス公演 | Comment(7)
エヴァ・エフドキモワの「ラ・シルフィード」
先日偶然YouTubeで見つけました。7~80年代に活躍した大バレリーナ・エヴァ・エフドキモワの貴重な舞台映像!ラ・シルフィード二幕からの抜粋で、一緒に踊っている《ひっじょーに》大胆な踊りを見せているジェームス役のダンサーはペーター・シャウフスのよう・・・(ということは、デンマーク国立の舞台でしょうか?クレジットがないのでわからないのですが)

http://www.youtube.com/results?search_query=Eva+Evdokimova&search_type=

私が子供~思春期の頃にTVでよく見ることのできたバレリーナといえば、森下洋子さんと並んでエヴァだったんですよねー。(エヴァは当時頻繁に来日して客演していたのでしょうか?そうでなければあんなに彼女を見る機会はなかったはず・・・。私と同年輩のバレエ・ファンには懐かしい名前なのでは。)

彼女は特にロマンティック・バレエを得意にしていた、と手元のダンス辞書に記述がありますが、今見ても、リリカルで軽やかで実に素晴らしい・・・。このダンス辞書からエヴァの経歴をざっとご紹介しますと・・・

<エヴァ・エフドキモワ Eva Evdokimova>

- 1948年12月1日 ジュネーヴ生まれ(米国籍)
- ミュンヘン国立オペラ・バレエ・スクール卒
- フェイ(ロンドン)、ヴォルコワ(コペンハーゲン)、ドゥジンスカヤ(レニングラード)に師事
- 1966年 デンマーク国立バレエ入団
- 1969年 ベルリン・オペラ・バレエに移籍、73-85年同バレエ団のプリマ・バレリーナ
- 1971年以降国際的な舞台で踊るようになる。(ロンドン・フェスティヴァル・バレエ、キーロフ、ABT、カナダ国立等)
- 1990年 最後の公的な舞台

レパートリー: プティパ、ブルノンヴィル、クランコ、テトレー、ルイパート、ハインド等の振付作品。(様々な異なる流派のトレーニングを受け、西側・ロシア双方のスタイルに秀でることができた、とあります。)

Ballerina Galleryにも彼女のページがありました:

http://www.ballerinagallery.com/evdokimova.htm

もっと映像ないかな~と彼女の名前で検索したら、フラッチ、アロンソ、テスマーと共演した「パ・ド・カトル」もありました。(上に貼ったリンクから見られます)

・・・さて余談ですが、ちょっとびっくりの発見が・・・シルフィード映像をポストしてくださった方のプロフィールを見てみたら、「ボリショイ・アカデミーの教師・34歳」となってるんですよね。お名前はイリヤ・クズネツォフさん(マリインスキーのダンサーと同姓同名!)。で、プロフィールに貼ってあったこの方のサイトURLをクリックしてみたら、あらなんと・・・あの人だー!

この方、昨年BBCが放送した"Bolshoi Boy"というドキュメンタリーに登場した、あの個性的なバレエ教師ではないか~。

"Bolshoi Boy"というのは、英国人でボリショイ・バレエ・アカデミーに入学したのは二人目、というティーンエイジャー、ヘンリー・パーキンス君のモスクワでの最初の一年を追っかけたドキュメンタリー番組。ロシア語の殆ど出来ないヘンリー君に、イリヤさんが流暢な英語で厳し~く指導するシーンがハイライトだったんですが(なかなか良いキャラだった)、なんとまあ この方がねえ。思いがけないところで再会して、不思議な気分だわ・・・。(イリヤさんのサイトのトップ・ページにはこの番組のコーナーがあって、映像をダウンロードできるみたいです。)
2008-02-24 10:26 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(10)
イレール&ルグリ&ギエム・夏の欧州ツアーwith東バ
昨夜ダンソマニ経由~ルグリ・サイトで今後数ヶ月の彼のスケジュールを見て、"なんと凄絶な・・・"と思わずため息ついてしまったのですが、イレールと「さすらう」を沢山踊ることになってるんですね。6/16~7/5の間に、欧州3都市で8公演!

http://www.manuel-legris.com/actualite.html

まぁこんなことはあまり言いたくないのですが、これを見てたら、ああ「さすらう」を見られるのもひょっとして今夏が最後になるのかなあ・・・と、つい弱気になってしまった。(こんなに"固め踊り"するなんて・・・)

で、早速公演詳細を求めてサーチを始めたところ、いきなりぶち当たったのが、なんとシルヴィ・ギエムのサイト。スケジュール欄に、シルヴィと並んでイレールとルグリの名前が・・・

・・・・え・え・え~~!これってシルヴィと一緒の公演なの??

≪あ~~驚いた・・・≫

よくよく見ると、公演名は"Maurice Bejart Evening with Tokyo Ballet"。なんと、東バの海外公演への客演であったか!

あ、いえすみません。日本の皆さんには特別目新しい話ではないのかもしれませんが。この3人が同じ公演に出演するなんて、ヌレエフ没後10年の記念公演の時以来ではないか??

"スーパー・グラン・エトワール・トリオ"が登場するのは、アテネ(6/16、17)とリヨン(6/26、27、28)の公演。演目は、

- 「春の祭典」(東バ)、「ルナ」(ギエム)、「さすらう若者の歌」(イレール&ルグリ)、「ボレロ」(ギエム&東バ)

シルヴィーはイレール&ルグリよりも出演回数が多くて、この二人が踊らないラヴェンナ(6/24)とベルサイユ宮殿(7/1、2)の公演では、東バの「舞楽」を上演する模様。(シルヴィのサイトには7月のスポレート公演は出てないんだけど、ルグリ・サイトで3日間もスケジュールされてるところを見ても、多分このツアーの一部なんじゃないかなぁ・・・と思われるのだけど。)

http://www.sylvieguillem.com/sylvie/schedule?PHPSESSID=c343e30b372ad06d81de42058df04a00

いや~かなりびっくりですよ だってイレールとルグリは"普通の"バレエ・ガラ公演に出るのかと思ってたので。目下の所、どこもこれ以上の詳細はリリースしていないのか?残念ながら目ぼしい情報は見つけられなかったのだけど、是非行きたいですね~東バの春祭もギエムのルナも見たことないし(井脇さんが来て下さるといいなあ・・・)。

・・・はああ、しかし、これでこの夏のホリデー計画は一から見直し・・・というか、こっちを優先にしないとね 逃したら次はいつ見られるかわからないし。(今年の夏もバレエ追っかけで終わりそう・・・) 
2008-02-20 08:48 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(13)
新国立劇場バレエ団・ワシントンDC公演評
昨夜米フォーラム・BalletTalkで、新国バレエ団のDC公演評を発見。あ~そう言えば新国が初めての海外公演ってどこかで読んだ記憶あるなぁ~と思い出し、ポストされていたのがバレエ通(ロシア・バレエ、特にマリインスキーのスペシャリスト?)のNataliaさんだったので興味津々、一気に読んじゃいました。この方は日頃わりとトラディショナリストというか、保守的なバレトマンという印象があり、昨今流行のハイパー・エクステンション系バレリーナに対しては相当辛辣なことを書かれていたりするのですが、今回の公演については概ね好意的な評で、公演を楽しまれたみたいでした。

ご興味ある方は是非直接フォーラムでオリジナル・ポストをご覧頂きたいのですが、私が特に目についたところをちょこっとご紹介しますと・・・

- (前振りとして・・・)2年前にDCで世界各国のバレエ・スクールが参加して行われた公演があり、このときナタリアさんは新国バレエ・スクールのダンサーたちを見ていて、とてもいい印象を持っていた。それでかなり今回のバレエ団公演に期待されていたよう。

- この方が凄いのは・・・まず、「酒井はなが来ていない!」と嘆かれていること。昨年3月に東京でエウリディーチェを踊る酒井さんを見てすっかり気に入られたよう。で、「そのせいかどうか、彼女のレギュラー・パートナーである山本隆之もライモンダに出ない!彼はミックス・プロでは踊っていたのに・・・」と愚痴ってらっしゃること。通だわ~~。(ところで今回のライモンダ公演は男性ダンサーの故障のせいか?2回ともゲストのマトヴィエンコがジャン・ド・ブリエンヌを踊ることになったそうです。バレエ団自前の男性プリンシパル・ダンサーを見られなかった、とナタリアさんは愚痴ってます。)

- 一回だけ上演されたミックス・プロ(「セレナーデ」、「アンド・ダンス」、「デュエンデ」)について。

「セレナーデ」には概して良い印象を持たれたようだけど、やや"careful"すぎる、と感じることがあったとか。それと、この作品はもうあまりに多くのバレエ団で見過ぎているので、自分の中のスタンダードが高くなり過ぎていて、細かな欠点が目についてしまうとか。全体にはよかった、と書かれてます。

「アンド・ダンス」というのは牧芸監の振付作品で20人のダンサーが登場するんですねー(←勿論見たことのない私)。これについては特に気に入ったともそうでないとも書かれてませんが(主に衣装について言及されてます)、特別目をひいたダンサーは厚木三杏さんだったよう("リボンのような腕の動きと夢見るようなプラスティークの持ち主"と形容されてます)。

最後の作品「デュエンデ」で、新国バレエ団のダンサー達はクラシックだけでなくモダンも難なくこなすことを証明して見せた、とこちらも好意的。

(ミックス・プロのお客の入りは満員とはいかなかったようですが--「Balconyは空席が目立った」--、熱狂的な拍手をおくるオーディエンスもいたようです。)

- ミックス・プロについて他のポスターの方がコメントされていて興味深かったのは・・・この方、「ダンサー達は皆バレエ向きの体型で良く鍛錬されていてテクニックも確か。でも「セレナーデ」と「アンド・ダンス」はナーヴァスすぎて感情が伝わってこないせいで、プロの舞台に見えなかった(スクールの学年末公演みたい)」と仰ってるんですよ。(皆さん相当緊張してたんでしょうか・・・)「この夜一番よかったのは"デュエンデ"。ダンサー達はリラックスして踊っていて、見ている自分も楽しめた。」

またナタリアさんの評に戻ります。今度は「ライモンダ」、2回ともご覧になってます(キャストは寺島ひろみ/デニス・マトヴィエンコ/森田健太郎本島美和/デニス・マトヴィエンコ/?)。

- 寺島ひろみさんは、「容姿端麗でエレガントなラインの持ち主。音楽性とスタミナもあるが、テクニック面で若干危なっかしいところがあった」とか。マトヴィエンコについては、この夜は彼女の目にはダメダメだったようで・・・森田健太郎さんも彼女のお眼鏡にはかなわなかったよう(「このバレエ団のファースト・キャストのアブデラクマンを見たかった!」)

- 特筆すべきはソロ/ドゥミ・ソロを踊った女性陣とコール・ド。中でも、夢の場の第二ヴァリエーションを踊った小野絢子さんを絶賛されてます。

- 牧版ライモンダは20世紀に創られた代表的なヴァージョンからの寄せ集めにみえるけれど、牧が行った改訂には納得いかない点も多々ある(2幕のパ・ド・シスの割愛など)。でも、これだけポテンシャルの高いバレエ団を見ることが出来てよかった!と書かれてます。

さて、2日目。全体に初日よりも楽しめたそうです。

- 本島美和さんはストロング・テクニシャンで寺島さんほどゴージャスな体型ではないが、とても美しいダンサー。最初のヴァリエーションは完璧とはいかなかったけれど徐々に調子を上げて、第3幕の「クラッピング・ヴァリエーション」はこれまで自分が見た中でベストに入る素晴らしさだった。

- マトヴィエンコについては・・・またまた辛口。パートナーシップも問題で、"バレリーナとの間に調和とか愛がまるで感じられない"(・・・)。(アブデラクマンについては言及がないので誰が踊ったのかわかりません!)

- この日も夢の場の第二ヴァリエーションを踊った小野絢子さんをまたまた絶賛。(「いつの日か彼女の全幕を見てみたい!」そうです。)

カーテン・コールでは芸監以下バレエ団のダンサー達にスタンディング・オベーションが贈られたそうです。新国バレエ団初の海外公演は成功だったようですね~。

http://ballettalk.invisionzone.com/index.php?showtopic=26615

☆☆☆

取り留めなくどんどん長くなってしまいますが、プロの批評は出てないのかな、と探して見つかったのがこの一本。

ワシントン・ポスト紙のダンス批評家サラ・カウフマンの評です。(記事はスライド・ショー付で、3枚だけですが舞台写真を見られます)

http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/02/17/AR2008021702367.html?hpid=topnews

私自身は新国バレエ団は過去に一度見たことがあるだけなのですが・・・この方の評、なんとなく舞台が想像できるなあ・・・と感じつつ読みました。総じて好意的なのですが、要点は、

- (クラシック・バレエが日本に渡った経緯に簡単に触れた後で)新国バレエ団のダンサーたちには、ロシアのオールド・スクールの痕跡を確かにみとめることができる。彼等の特徴を一言でいえば、"汚染されていない"。(中略)コール・ドには優美な統一性があり、昨今流行の、アクロバティックなバレエの側面を強調する路線に馴れた目には、新国バレエ団の厳格な規律と飾り気のない繊細さは新鮮。」

- 「日本人ダンサー達は有能な踊りを披露したが、このプロダクションには情熱という要素が欠けている。慎み深さと抑制された感情表現は、プティパの振付の生気溢れる壮麗さとシャープさには合わない。(もっともこの牧版自体、プティパの率直な明快さよりもマクミランの演劇性に傾く場面が所々あるのだが)(後略)」

- 初日の主演ダンサーお二人について。寺島さんのライモンダは(バレエ団全体にも言えることだが)スケールが小さめで、真の古典バレエのヒロインたる深みは舞台がすすむにつれて徐々に(かろうじて)獲得していた。彼女はクリーンで大胆なテクニックを持つダンサーだがあまりにシャイなため、観客をライモンダの"心"に引き込むことができない。寺島はマトヴィエンコと一緒に踊っているときが最も輝いていて、<ここでマトヴィエンコについての言及が入る。ほめてます>第3幕では別人のようだった。芯の通った強さと侵し難い気品に溢れていた・・・(後略)」

最後の一言。「燃えるような熱情が生まれるのは、もう少し後でもいい。今筆者が元気づけられるのは、このダンサー集団がバレエ芸術に対していとも古風な尊敬の念を抱いている、という事実だ。」

・・・あああ見たいです私も・・・ロンドンに来て~~!!
2008-02-19 09:45 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(7)
アレッシオ・カルボネの公式サイト
ダンソマニで教えていただきました。アレッシオの公式サイトができています!

http://www.alessiocarbone.com/1024.html

きゃ~~~写真がいっぱい!"Photo"のページはかなりの充実度。ステージ・オフステージの写真が沢山見られます。舞台写真は実際に見たことのないものばかりで、見たいなぁぁぁと思わずため息・・・特に"ぎゃ~~~んこれ見たい~~~っ!"と反応してしまったのがラ・シルフィードのジェームスを踊る姿!ブルーのキルトがなんて似合うんでしょう かわいすぎ・・・!(これ衣装からしてパリオペではないんですよね どこのバレエ団で踊ったのかなあ・・・まぁ~~しかし、あらためて感心。この子は本当に写真うつりがいいですねえ~ いや、本物も勿論美形だけど・・・)

カルボネ一家の集合写真?とおぼしき一葉もあり。ドロテと一緒のオフの写真もありました。(この二人が一緒に踊ってくれたら、どんなに舞台が華やぐことでしょう・・・パリオペはなぜこのペアをキャストしないのか、まったく・・・ぶつぶつ)

さて、コンテンツの中で必見!滅茶苦茶嬉しかったのが、"Media"欄の"TV"コーナーをクリックするとスタートする映像。イタリア国営TVの"Piazza Grande"という番組にアレッシオが出演した時のもので、今月9日に放送されたばかりのよう。アレッシオの最新映像ですよ~~。

時事系かトーク番組なのかな?視聴者がスタジオで見学しているスタイルで、アレッシオはピアノ伴奏にのって短いダンスを披露してくれます。そのあと司会の女性からインタビューを受けているのですが、とってもはきはきと(長いこと)話している姿に感動(元気そうね~~)。途中ちらっと「エチュード」のソロを踊る映像が流れるのですが、ピアノ伴奏で踊ってるのよね コンクールの時のものかしら?

おかしかったのは、サイトでも見られるドロテとの2ショット写真(ヴァカンスの時のもの?)が紹介されて、(おそらく)彼女のことに話が及んでいたのだろうと思われるのですが、ここで会場から拍手がわき上がっていたこと。最後はピアノ伴奏でまた短いダンスを披露して終わり。(いや~本当にチャーミングなダンサーですよねー 彼は。はあ~とっても幸せな気分にさせていただきました・・・)

それからちょっと気になる情報を"News"欄で発見。アレッシオの今後のスケジュールが出ているのですが、"日本で、7月12日に「眠れる森の美女」"と書いてあるんです!

ええーっアレッシオのデジレ王子??どこで踊るんだろう・・・と早速検索してみたのですが、7/12の眠りでサーチするとロイヤル来日公演の情報ばかりヒットして(同日に公演があるので)、この件は全然ひっかかりませんでした・・・ああ~日本にいれば絶対見に行くんだけどなぁ。今の状態だと私が彼を見られるチャンスはほぼ皆無なので・・・(泣)アレッシオ、来シーズンは絶対に、パリに戻ってね!
2008-02-17 06:55 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(8)
"Be my Valentine...
... forever, and ever, and ever!"

ヴァレンタイン・デーの今日、Times紙で素敵な記事を読みました。

英国で最長の婚姻期間を誇るご夫婦がフィーチャーされていたのですが、なんと、結婚生活79年!イングランド南西部・プリマス在住のアニータ&フランク・ミルフォードご夫妻は、お二人合わせて199歳(6月にアニータさんのお誕生日がきたら200歳!)。最近ご家族に曽々孫(ひひ孫)が加わったとか・・・

夫婦仲を上手く保つ秘訣は、(ヴァレンタイン・デーだからといって)大袈裟にロマンティックなジェスチャーをするよりも、日々の生活の上でちょこっとだけでも愛情表現を示すことが肝心で、ご夫妻の場合は、「夜寝る前のキッスを欠かさない」ことなのだそうです!(ふむふむ・・・)

記事にはお二人の写真も掲載されていましたが、とても若々しくて100歳には見えません・・・。今後もどうぞお元気で、記録を更新なさってくださいませ!

http://women.timesonline.co.uk/tol/life_and_style/women/relationships/article3365792.ece
2008-02-15 07:59 | 英国生活 | Comment(4)
ラトマンスキー続報&ディアナ・ヴィシニョーワ
先週記事にしたラトマンスキー・ボリショイ芸術監督のニューヨーク行きの話、どうやら立ち消えとなった模様です。

今日ballet.coのリンクから読んだNYタイムズの報道によれば、ラトマンスキーは"多忙すぎる"ことを理由にNYCBのレジデント・コレオグラファー職を固辞したということ。NYCBのスポークスマンの談話では、今後2年間の振付家のスケジュール(ボリショイ、他のバレエ団に作品を提供することになっている)に鑑みて、現時点で同職に就くのは困難と双方が判断した、ということですが。

「忙しすぎる」のが理由っていうのは・・・ちょっと苦しいものがあるのでは。条件面で折り合いがつかなかったのでしょうかねー。もしかしたら、ボリショイ側が凄くいい条件を提示して、モスクワへのコミットを深める方向に傾いてるのでは・・・とか、つい色々と想像してしまいます。

http://www.nytimes.com/2008/02/13/arts/dance/13ball.html?_r=1&ref=dance&oref=slogin

で、そのラトマンスキーの最新作は、「月に憑かれたピエロ」。丁度今夜カリフォルニアのコスタ・メサで初演されるはずなのですが、この作品はディアナ・ヴィショニョーワのスペシャル公演"Beauty in Motion"で上演される三本のうちの一本。しかし、この曲の選択にはちょっと驚きましたね・・・シェーンベルク作同題の奇怪な無調音楽で、ロイヤルがグレン・テトレー版を上演した時に聴いたけど、女声が歌舞伎の節回しみたいな独特の歌唱法で歌うんですよね。(あの音楽にアレルギー反応起こしてた人が周囲にかなりいました・・・)今回、演奏はマリインスキー管、メゾ・ソプラノもマリインスキーから連れて来るようで、力入ってますね~。

http://www.ardani.com/vishneva_beautyinmotion.php

ヴィシは主役のピエロ役なのだろうか?共演者もマリインスキーから、男性ダンサー三人がゲスト出演する模様で(イゴール・コルプ、ミハイル・ロブーヒン、アレクサンドル・セルゲーエフ)、なかなか面白いことになりそう。

この公演、残る二本はアメリカ人振付家の作品で、モーゼス・ペンドルトンの"Flow"(ヴィシのソロ)とドワイト・ローデンの"Three Point Turn"(アンサンブルとの共演)。ペンドルトンはMOMIXの芸術監督、一方のローデンは元アルヴィン・エイリー団のプリンシパル・ダンサーということで、ヴィシは彼等と組んで仕事するのは初めてのようです(米プレス報道によれば)。後者はエイリー団、フランクフルト・バレエに在籍していたことのあるアメリカのスター・ダンサー、デズモンド・リチャードソンとの共演ということで、興味津々。(しかし、ヴィシはほんとにいい意味で貪欲なアーティストですねー ロンドンにもこの手の企画ものを持ってきてくれないかなあ。ここのところ、アメリカで踊ることが多いようだけど・・・)

ところで、余談ですがラトマンスキーが初めてヴィシを見たのは、日本で、だったそうです。13年前、バレエ公演の後に劇場の外でファンに囲まれるヴィシニョーワのただならぬオーラに、あれは何事??と強烈な印象を受けたとか。ラトマンスキー曰く、ヴィショニョーワは「男にもなれるし女にもなれる、素晴らしい素材」。公演評を読むのが楽しみです!(↓オレンジ・カウンティ発のメディア記事。リハーサル写真を見られます)

http://www.ocregister.com/entertainment/vishneva-ballet-star-1976211-kirov-bolshoi
2008-02-14 07:42 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(0)
第8回マリインスキー国際バレエ・フェスティヴァル
毎年恒例のバレエ・フェスティヴァル、今年は来月13~23日の10日間、マリインスキー劇場で開催されます。バレエ団の元コール・ド・ダンサー(?)、キリル・シモノフ*の新作「グラス・ハート」で開幕ですが、驚嘆すべきは今回のフェスのプログラミング・・・というかその不在。なんと、新作を二夜連続で上演したあとは、「白鳥の湖」の6連荘!しかも、ヴァージョンは全てセルゲイエフ版(現マリインスキー版)・・・

  * 今公式サイトのロスターを見てみたらシモノフの名前がない・・・正式に劇場付の振付家になったのだろうか?

6回中せめて半分ぐらい別のプロダクション(マシュー・ボーンとかね)が入っているならまだわかりますけどねえ・・・(ネタ切れ?)。見所は日替わり豪華キャストで、地元&海外からのゲスト・ダンサーたちが競演すること。ballet.coに仮キャスト情報が出ていたのですが、こんな感じです:

3/15 (未定)
3/16 ジリアン・マーフィー&アンドリアン・ファデーエフ
3/18 マリヤ・アレクサンドロワ&ニコライ・ツィスカリーゼ
3/19 タマラ・ロッホ&イゴール・コルプ
3/20 ディアナ・ヴィシニョーワ&アンヘル・コレーラ
3/21 ウリヤーナ・ロパートキナ&ロベルト・ボッレ


ボリショイ組をのぞいては異色の組み合わせばかりで、書いていたらちょっと見たくなってきた(笑)。まぁーそれにしても、これだけ意思の強そうな白鳥ばかり、よくぞ揃えたものですねー。(男性は、どちらかというと皆さん柔和そう・・・)ロパートキナとボッレのペア、遂に実現するんですね~(一緒に踊るの、初めてですよね??)。ここ数年ロパートキナのパートナー問題に(勝手に)頭を悩ましていた時、ボッレも何度か浮上したんだけど、私にはどうしてもこの二人のパートナーシップというのが想像できず・・・どんな感じになるのでしょうか 興味津々。

そして、フェス最終日(23日)のガラ公演のラインナップに名前を連ねているのは、劇場公式サイトによるとこの方々:

- ロパートキナ、ヴィシニョーワ、ファデーエフ、サラファーノフ、アレクサンドロワ、ツィスカリーゼ、コジョカル、コボー、ラッカラ、コレーラ

今年はパリオペからは誰も客演しないんですね。ガラ公演の演目も気になるなあ・・・

http://www.mariinsky.ru/en/playbill?pbmy=200803
2008-02-12 10:00 | マリインスキー・バレエ | Comment(6)
マリヤ・アレクサンドロワの公式サイト
昨夜(9日)東京で開幕した「マラーホフの贈り物」・Aプロ、コメント欄でasacoさんに様子を教えて頂き(ありがとうございました!)、更によくお邪魔するバレエ・ブログさん数軒で公演感想を読むことができましたが、どこでもマーシャの評判がいいですね~。私は「カルメン」を踊るマーシャは未見ですが、舞台を征するディーヴァのオーラと正確なテクで魅せてくれたようで、ファンとしては嬉しい限り。そして、パートナーのフィーリンは、なんとこの演目に"マッシュルーム・カット"の髪型で登場したそうなのですが・・・<絶句> それって、ええーっと(焦)、全然OKなんでしょうかね フィーリンさん的には・・・「フィーリンのマッシュルーム・カット」と言えば、シンデレラのプリンス役の時に披露した・言語を絶する&年齢を超越したかわゆ~~い姿が未だ記憶に新しいところですが(←当時さんざっぱら翻弄された私・・・)、彼にとってはドン・ホセもシンデレラ・プリンスも一緒くたってことなのか??

・・・と、若干心乱れましたが、まぁ察するに、ご自分の魅力とファンが何を求めているか(?)、熟知なさった上での大人な配慮(作戦)なのでしょう。まったく有難いことでございますねぇ・・・(見たかった!泣)

さて、話戻ってちょっと前に?マーシャの公式サイトが開設されたんですが、このたび日本語版もリリース!という嬉しいお知らせをけいちか様の掲示板で教えて頂きました。(けいちかさん、いつもホットなボリショイ情報ありがとうございます~~♪)「バイオグラフィー」のページではデータ的なことだけでなくマーシャの生い立ちも少し想像できて、何より彼女のバレエへの情熱がビシバシと伝わってくる、素敵な内容となっています。

それから「公演評」のページなんですが、これが充実してます。公演評というよりは過去に内外の主要プレスに登場したマーシャ関連の記事のアーカイヴ、という趣きですが、初めて見るものばかりでとっても面白かった。当然ながら殆どはロシアのもので、記事の内容は理解不能なんですが、一般誌のファッション・フォト風の写真なんかが見られて貴重です。最新の記事は、"Hello!"(イギリスではセレブのゴシップ誌)で新婚ほやほやのマーシャがご主人・セルゲイさんとの2ショットを披露しているもの。(ご主人とっても雰囲気のある方ですねえ 素敵なハンサム・カップルだわ~~♪)二、三ですが、英語で読めるものもあって嬉しかった。あと、「ボリショイという名の美」という記事はなんと日本語です!ご興味ある方は是非クリックしてみてください。(注:全てpdfファイルになっているのでダウンロードに若干時間を要します)

http://mariaalexandrova.ru/jp/press/

バイオの記述と「ロシアン・ライフ」(英文)の記事を総合すると・・・マーシャの家系はバレエや舞台に特別縁があったわけではなく、厳しいバレエの世界に進もうとする娘をご両親は心配しながらも忍耐強く支えてくれたと。マーシャがバレエ学校在学中既に現役を退いていた元軍人の父親は、彼女が学業を続けられるように第二のキャリアに製本の仕事を選んで家計を支えたのだとか。そのご父君はマーシャがモスクワ・バレエ・コンクールに出場する二週間前に急逝され、哀しみの中で父に捧げるつもりで踊ったコンクールでマーシャは金賞を受賞・・・直後にボリショイ・バレエ団にコール・ドのメンバーとして入団、以降着々とカンパニーのランクをかけ上っていく・・・とあります。

また、「キャピタル・パースペクティヴ」(英文)の記事にはマーシャの好きな土地についての記述があり、なんと"日本とロンドン"(!)なのだそう。(2001年3月時点のインタビューですが・・・)日本については、"生活にかかわるすべてのことに細やかな心配りと尊敬の念をもってあたるべし"というマーシャの信条が、日本人のものの考え方と共通していると感じられるから、という理由。ロンドンは、一言で言うと"シック"な街で、保守性と華美さが一都市に同居しているところに魅力を感じるとか。

マーシャ・サイト、早速お気に入り登録しました。今後の更新が楽しみです~~。

☆ けいちかさんのサイトにもマーシャのページがあります!"アレクサンドロワに関するささいな情報"は大変有用:

http://keichika.easter.ne.jp/Ballet/Bolshoi/Alexandrova/alexandrova.htm
2008-02-11 07:56 | ボリショイ・バレエ | Comment(7)
オルフェとエウリディーチェ映像&A.ラトマンスキー
昨夜開幕したパリオペの「オルフェとエウリディーチェ」、主演のマリ=アニエス・ジロが今日Fr2・お昼のニュースのミニ・インタビューに登場していました(ダンソマニ情報)。

http://jt.france2.fr/13h/index-fr.php?jt=0&start=2405

・・・ふぅーっ☆ なんてまぁ、シックで美しいこと。(いつも思うんですけど、マリ=アニエスってバレリーナとしてはあまりにも"正統派or古典的美女”すぎるなぁ・・・って。ヘンな感想??)舞台映像も少し映りますが、真っ赤なロング・ドレスに身を包んだジロ、綺麗ですねえ・・・彼女はこういう役柄だと無敵!って感じです。(踊るジロの姿を見ていたら、思わず、「あ、これロパートキナにも似合いそう!」とリアクションしてしまった私ですが・・・)

今回の再演には結局ロモリもベラルビも出演しないことになったんですよね。(ロモリさんはどの演目でアデューするのだろうか??)本国では16日の公演がTVで生中継されるみたいで、いいなぁ 見たいなぁ・・・。(放映キャストはジロ、ヤン・ブリダール、ミテキ・クドーの予定)

☆☆☆

さて、話題はがらっと変わって、このところその去就に注目が集まっている、ボリショイ・バレエ団の芸術監督アレクセイ・ラトマンスキー氏。今日付のNYタイムズ紙が報じるところでは、「ラトマンスキーはボリショイの芸監を退き、NYCBのレジデント・コレオグラファーに就任する線が濃厚」。

http://www.nytimes.com/2008/02/05/arts/dance/05ball.html?_r=2&ref=dance&oref=slogin&oref=slogin

まだ本決まりではないけれど、今月一杯でNYCBとの契約が切れるクリストファー・ウィールドンの後を襲ってこの職に就く可能性が極めて高いのだとか。このNYタイムズ紙とのインタビューでは、ラトマンスキー自ら年内に切れるボリショイとの契約を延長するつもりはないと明言しています。

ラトマンスキーが今年一杯でボリショイの芸監を辞めるようだ、という話はちょっと前から欧米フォーラムで噂になっていましたが、どうやら現実になりそうな様子。彼がボリショイの芸監に就任したのは2004年1月、任期4年とは随分短く感じられますが、今後はクリエイティヴな活動(振付)に専念したいのだそうです。(で、"振付家としてなら"今後もボリショイと関わっていく可能性あり、とのこと。)

米フォーラム・BalletTalkではここ数週間この話題について色々と面白いポストが投稿されていたのですが、《すごく端折って》若干ご紹介しますと・・・

●(ロシア人ファンのポスト)ラトマンスキーが芸監を辞めるというのは以前から言われていたことで、新しい話ではない。これは彼自身の強い意向によるもの。12月にバレエ・ファンとの会合(?)に参加したボリショイのイクサーノフ総裁は、「"次期芸監"を誰にするつもりかと最近よく訊かれるが、自分としては現状はラトマンスキー以外考えられない」と語り、彼のためにレジデント・コレオグラファーのポジションを新たに設ける用意があることを匂わせていた。

●(2/2付コメルサント紙に出た関連記事の翻訳から)記事の執筆者タチヤナ・クズネツォワはラトマンスキーを高く評価していて、「ここ数年バレエ団を海外での成功に導いた現行体制に不満なのはバレエ団自身に他ならず、ラトマンスキーは一部ダンサーたちの露骨な敵意やベテラン・コーチの"ヨソ者扱い"に度々直面しなければならなかった」とコメント。さらに、"ポスト・ラトマンスキー"候補に言及し、主に過去このバレエ団の芸監を務めたことのある経験者たちの"復活"の可能性について論じています。名前があがっているのは、

- ウラジーミル・ワシーリエフ、ミハイル・ラヴロフスキー、ヴィャチェスラフ・ゴルデーエフ、アンドレイ・ペトロフ、ゲジミナス・タランダ、アンドリス・リエパ、ニコライ・ツィスカリーゼ、アレクセイ・ファジェーチェフ、ボリス・アキモフ、ニーナ・アナニアシヴィリ、ウラジーミル・デレヴィヤンコ、ミハイル・メッセレル。

ただし、クズネツォワ女史の見立てでは、有力候補と呼べる人はこの中にはいないようで・・・。ボリショイの芸監職って重責ですもんねぇ なかなかなり手がいないのかも。私的にはラトマンスキーってバランス感覚に優れた人だなぁと見ていたんですが、比較的新しいことを出来たのは、彼が"ヨソ者"だったからこそなんじゃないかなぁ・・・なんて思ったりも。

ま、芸監が変わったぐらいでボリショイ・バレエ団の土台が揺らぐわけではない、とは重々承知しつつも、やっぱり気になりますねえ・・・誰がなるんでしょうか。

(BalletTalkの該当スレッドはこちら↓)

http://ballettalk.invisionzone.com/index.php?showtopic=26474&st=15
2008-02-06 09:40 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(4)
ローザンヌ・バレエ・コンクール2008 《結果》
今年のローザンヌ、数時間前に閉幕しました。スカラシップ賞受賞の7名は以下の皆さんです おめでとうございます!(青字は男子):

1. アレイクス・マルティネス (スペイン)
Studio Ballet Colette Armand, Marseille; Escuela Ballet
David Campos, Barcelone


2. リリ・フルメリ(Lili Felméry) (ハンガリー)
Hungarian Dance Academy, Budapest

3. ディラン・テダルディ (米国)
Boston Ballet School

4. カイル・デイヴィス (米国)
North Carolina School of the Dance Education


5. 高田茜 (日本)
Hiromi Takahashi Ballet Studio, Tokyo;
The Bolshoi Ballet Academy

6. アーラン・シルヴァ (Irlan Silva) (ブラジル)
Centro de Dança Rio ; Companhia Jovem


7. マルチェラ・ドゥ・パイヴァ (Marcella de Paiva) (ブラジル)
Conservatorio Brasileiro de Dança, Rio de Janeiro

☆☆☆

「コンテンポラリー賞」
アレイクス・マルティネス (スペイン)

「スイス賞」
ゴズド・オズグル (Gozde Ozgur) (トルコ)
Tanz Akademie Zürich

「観客賞」
高田茜 (日本)


(お名前の日本語表記、間違ってたらゴメンナサイ・・・)


圧倒的にアジア(極東)優位だった昨年から一転、今年は米大陸の若者たちが頑張りましたね~(7人中4人!)。ファイナルに残った21人のうち、アジア勢はわずか3人、その中で受賞されたのは日本の高田さんだけ。今年はオーストラリア出身者がファイナルに4人も残っていたのですが、結局受賞は逃しましたね・・・。

スカラシップ賞トップ受賞のスペインのアレイクス・マルティネス君はコンテンポラリー賞との二冠。決戦のビデオを見てみましたが、私の目には彼はコンテンポラリー(今年の課題はノイマイヤーの「春と秋」)の方が光ってたなぁ。日本の高田茜さんも観客賞との二冠!(「観客賞」は昨年は河野舞衣さんが受賞、この賞を二年続けて日本のダンサーが受賞するというのは素晴らしいことですね。)高田さんは古典のVでは「ジゼル」一幕のVを踊られてますが、ちょっと完成されすぎでは?と思えるほど舞台慣れしている感じ。私的には彼女もコンテの方がぐっとくるものがありました。ファイナリストのビデオをざっと見てみたのですが、今年は古典のVで特別に目を引く方があまりいなかったような・・・逆に、ノイマイヤーの「春と秋」、若いダンサーたちが踊ると実に新鮮でいいですねえ・・・。

☆ファイナルのビデオは以下公式サイトから見られます(再生にはQuickTimeが必要)。スカラシップ受賞者は画面真ん中から下にリストされてます。残念ながら"スペシャル・パフォーマンス"の部分はここにはあがってませんが・・・そのうちYouTubeで見られるかなあ(ノイマイヤーの「モーリスのために」が見たい!)。

http://www.prixdelausanne.org/e/multimedia/video08.php
2008-02-04 07:06 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(3)
"Stars & Stripes"??
最近目にしたバレエ情報で、気になって仕方ないのがこれ。

この夏東京で開催される、エトワール・ガラ2008。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/shosai_08_etoiles.htm

プログラムがA・Bと二つあって、Aプロでパリオペのマリ=アニエス・ジロとエルヴェ・モローが「スターズ&ストライプス」を踊ることになってる!!

まさか、S&Sといってもあのバランシンのじゃないよね・・・と一瞬我が目を疑いました。でも、リストを見直したらしっかりバランシン振付・スーザ音楽って書いてある・・・。あの、元気ハツラツ・丸ごとヤンキー~~なお祭りバレエを、シックで大人なジロとモローが踊るって・・・全く想像できないんで、ひょっとしたらパリオペ仕様に色々と変えてくるんじゃないかと邪推してしまうほど。(でも、そんなことはバランシン財団が許さないはずで・・・) NYCBの公式サイトにあるレパートリー一覧からS&Sのページを引っ張ってきましたが、写真のすぐ下にある"Music-Play"をクリックすると音楽のサンプルが聴けます。

http://www.nycballet.com/company/rep.html?rep=177

この軍艦マーチ(!)みたいな音楽にのってこの二人が踊るって・・・想像できますかっ!(エルヴェが兵隊さんの衣装着て、「敬礼!」ってしちゃうの~~?ホントですかぁ??←興奮気味)

・・・うぅん、でもまぁ、パリでは昨今めっきりこの手の(ある意味)ベタなバレエは上演されないので、たまには思いっきり発散したいのかも・・・。マリ=アニエスはコンテンポラリーだけでなく、クラシックを踊らせても非凡なダンサーだけど(それは年末にパキータを見てあらためて感じた)本拠地ではあまり踊る機会がない、一方コンテンポラリー作品への傾倒を公言してるエルヴェ、この二人をこの作品で見られるのはこれが最初で最後かも?要注目ですなぁ~~。

エトワール・ガラ、前回上演時はその実験的な(?)演目選択に批判の声もきかれましたが、今回はかなり無難なラインナップですね。わざわざボリショイから参加するルンキナ、何を踊るのかなぁと注目してましたが、あらら結局クラシック(&ネオクラシック)要員なのねー。(彼女のマノンは珍しいのではないかと思いますが・・・)パリオペ女子が今回せっかく増やした古典演目を一つも踊らないっていうのは、個人的にはひっかかりますが・・・(むむむ)。

この公演、フジテレビ主催ということで、ついついTV放送に期待しちゃいます。(私は見にいけないので・・・カメラ入るといいなあ)
2008-02-04 03:06 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(13)
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