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2007年のベスト・バレエ・ステージ/ダンサー
毎年恒例、英フォーラムballet.coが募る”読者が選ぶ昨年のベスト"、昨日が締め切りで、ギリギリ私も投票してきました。マイ・エントリーは・・・

ベスト・プロダクション: (昨年に続き!)ボリショイの"ドン・キホーテ"

ベスト・ニュー・プロダクション: パリオペの"ラ・フィーユ・マル・ガルデ"

ベスト・リヴァイヴァル: ボリショイの"明るい小川"

ベスト・ステージング: ロイヤルの"くるみ割り人形"

最優秀カンパニー《地元》: ロイヤル・バレエ

最優秀ゲスト・カンパニー:  ボリショイ・バレエ

最優秀ダンサー《男性》: セルゲイ・フィーリン

最優秀ダンサー《女性》: マリヤ・アレクサンドロワ

ベスト・パートナーシップ: アレクサンドロワ&フィーリン、イレール&ロモリ

最も有望な《男性》ダンサー: ジュリアン・メイザンディ (パリオペ)

最も有望な《女性》ダンサー: エレオノーラ・ゲリノー (パリオペ)

ワースト・プロダクション: <該当なし>

特記事項: ローラン・イレールのアポロ、イレールとロモリの"Un trait d'union"、ジャン=ギョーム・バールの現役引退、ウリヤーナ・ロパートキナとイゴール・コルプの"ジゼル"、パリオペのラ・フィーユ初演、ダーシー・バッセルとギャリー・エイヴィスの"大地の歌"、アリーナ・コジョカルとルパート・ペンファーザーの"ダイヤモンド"、吉田都とヴァレリー・フリストフの"R&J"、東京バレエ団の"レ・シルフィード"、ボリショイ・バレエ--昨年度のハイライト!、モーリス・ベジャール逝去

昨年再評価した人・作品: ギャリー・エイヴィス、ドミトリー・グダーノフ


・・・ええ まぁ、なんと言うか、このブログを見てくださってる皆様にはあらためて説明の必要はないでしょう 昨年ここでもさんざん騒いだダンサー&公演ばかりです!サイトをざっと見てみたところ、有効投票総数は54(そんなに多くないね・・・)、UKフォーラムですから英国のバレエ団関係が断然優勢です。(まぁ、これは毎年のことで・・・)とりわけ目を引いたのは、最優秀女性ダンサーで最も多くの票を集めていた、Elena Glurdjidze。この方イングリッシュ・ナショナル・バレエのシニア・プリンシパルでここのところよく名前を聞くのですが、私は未見。数えてみたら、彼女の得票数は16でダントツでした(二位のコジョカルは9票)。バイオによると、グルジア出身でワガノワ・バレエ・アカデミー卒、02年にENB入団とのことですが、さぞや素晴らしいダンサーなんだろうなあ~ 見てみたい。

http://www.ballet.org.uk/index.php?option=com_content&task=view&id=131&Itemid=149

さて、私が清き一票を投じたアレクサンドロワは3票獲得して、外国カンパニーのバレリーナとしては最多得票数でした!(わ~い!たったの3票と言うなかれ、ほぼ地元のダンサー一色の中で、これは意味あることですよ~。)マーシャはベスト・パートナーシップ部門でも名前が何度かあがっていました(ニコライ・ツィスカリーゼとのペアで。彼女とフィーリンをベストに選んだのは・・・私だけだった!)。彼女がイギリスのバレエ・ファンにもきちんと評価されてることがわかって、嬉しいな~~♪

「最も有望なダンサー《男性》」は、将来が嘱望されるという意味ではキャリアが始まったばかりの若手を選ぶべきかな、とも迷ったのですが、"もう一段の飛躍"に大いに期待して、ジュリアン・メイザンディに一票。(年末に見たパキータで最も印象に残ったのがこの人。)《女性》はエレオノーラ・ゲリノー、実はこの方舞台で見た記憶は殆どないんですが、スーパー・バレエ・レッスンで垣間見せた、"古典派"のダンサーとしての資質に期待して選びました。

こうしてあらためて見てみると、昨年は"お別れ"の多い年だったかも・・・今年は"出会い"の方が多くなるといいな。

☆投票内容(全エントリー)はここから見られます:

http://www.ballet.co.uk/magazines/yr_08/jan08/poll_results2007.htm
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2008-01-31 08:50 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(0)
ボリショイ・バレエ・パリ公演「トリプル・ビル」(1/12、13)
二週間前に見たボリショイの"第二プログラム"について、細々と書き綴ってきた雑感です・・・

今回のパリ公演で最もチケットの売れ行きが凄かったのがこのトリプル・ビル。結局二回とも視界の悪い席しか取れず、特に12日ソワレは舞台に近いボックスの後列だったので、影の王国はややツライものがあったけど、舞台に近いので臨場感は十分で、「スペードの女王」に関してはこのポジションが幸いしたかも。

一本目はラトマンスキー芸監・振付作品「カード遊び」。一昨年ロンドンで初めて見た時と感想は殆ど変わらず・・・ストラヴィンスキーの人を食ったような音楽に、バランシニアンな振付がチラチラと(どころか、かなり露骨にと言うべきか?)顔を覗かせる、ボリショイ・ダンサーズの身体能力の高さを堪能できるネオ・クラシックの小品。12日は、前日にこの作品と影の王国で復活を果たしたマリヤ・アレクサンドロワの姿を見られただけでほっと安堵。病み上がりのマーシャ、さすがにいつもの動きのキレはなかったけれど、結構運動量の多いこの作品を踊れるほど回復したのね!と嬉しくて、すっかりなごんでしまった。他のダンサーでは、おそらくロンドンでは踊っていなかったコール・ドのアンナ・ティホミーロワが長い手足を活かした、のびのびとした踊りで目を引いた(彼女は「海賊」の庭園シーンでコール・ドの中ではいつも目立つ役を踊っているダンサー。顔立ちがベティちゃん系で個性的なので憶えやすい!)。「海賊」3日連続登板後に、こちらにもしっかり登場していたルンキナのタフさにも、ただただ感心。

続いてはラ・バヤデール3幕から「影の王国」。(プログラムの順序は、見る前はひょっとしてこれが最後に来るかも?と想像してたんだけど、やはりトリはプティ作品だった。)

冒頭の、シェードたちの登場シーンを見ながら、昨夏ロンドンで同じカンパニーによる・同じ場面を見たときに感じたのと、全く同じ感慨に襲われた。

・・・これは、あまたあるバレエ作品中最も美しい場面であるばかりでなく、およそ人間の手で造られたもの(人工美)の中でも至上の美なのではなかろうか。

闇の中にぼうっと浮かび上がる、いくつもの白いシルエットが同じ動きを反復して、それがチェーンのようにつながれて、まるで永遠に続くかのよう・・・。これほど単純な動きの繰り返しが悠久を思わせ、イリュージョンを現出する芸術形式(に限らず人間の行為なら何でもいいが)が、他にあるだろうか・・・

・・・おそらくこうした感慨に浸らせてくれたのは、踊っているのがボリショイ・ダンサーたちだから、とは思うのだけど。敢えて細かい点を突っ込ませていただければ、スロープを降りてくるこの場面、ダンサーを個々に見ていると、(昨夏と同様に)やや気になる点もあり。これはもう、今時のロシア系バレエ団ではどこもあまり変わらないのかもしれないけど、アラベスク・パンシェしてあげた脚の角度が深すぎる人が何人かいました。フロアからほぼ直角とまではいかなくても(数年前に見たマリインスキーではこういう人たちがいた!)、私の目にはやや上げすぎ。で、このシーソーみたいな動きは、足を思いっきり上げた方がむしろラクなのかもしれないなぁ・・・皆働きづめで疲れてるだろうから・・・などと、ちと雑念がわいてしまった。(最近では毎度のことですが・・・)

ボリショイのシェード達は、フロアに降りてからが特に圧巻だった。いずれ劣らぬ美しい32人のダンサーたちが一糸乱れず動いて、残像として残るのは、舞台を埋め尽くした幻想的な青白いシルエット・・・(例の、片足をデヴェロッペからキープする場面では、キープし切れてない人が最後列に一人いたけど。前列のダンサー達は全員微動だにせず、上げた脚の高さが綺麗に揃っていた!)

3人のシェード。驚くべきことに、初日に続いて12日もプリンシパル二人をこの役に投入するという大判振る舞い。第一ヴァリエーションにアレクサンドロワ、第三ヴァリエーションにマリヤ・アラーシが登場(第二はエカテリーナ・シプーリナ)。こういう配役は滅多に見られないと喜ぶべきなのかもしれないけど、アレクサンドロワ・ファンの私には、この劇場の堂々たるプリマの一人で、かつ病み上がりの彼女を何故この(脇)役にわざわざ起用しなきゃいけないのか、全く釈然としなかった。常日頃マーシャにニキヤを踊ってほしいと思ってはいるけど、三人のシェードの一人に今のマリヤ・アレクサンドロワがすわりがいいわけがない。第三ヴァリエーションを踊ったアラーシは確実ながらたおやかな踊りを見せてくれて素晴らしかったけれど・・・。第二ヴァリエーションのシプーリナは、シェードでも元気がいいというのは・・・もうこれはこの人のカラーと言うしかないか、という感じですねえ 決して嫌いではなかったけど。翌13日はより順当(穏当)なキャストで、エカテリーナ・クリサーノワ、ナタリヤ・オーシポワ、アンナ・ニクーリナの3人。ロンドンでも見た布陣だけれど、この3人の方が役に馴染んでいたし、コンビネーション的にもよかった。

主役ペアは12日・ソワレがスヴェトラーナ・ザハロワ&デニス・マトヴィエンコ、13日がナデジダ・グラチョーワ&アンドレイ・ウヴァーロフザハロワのニキヤは、登場シーンでポーズする姿に、わっ綺麗!と目を惹きつけられるものの、感激は5秒ほどしか続かず・・・動き始めると、ムクムクと苦手意識が頭をもたげてきてしまい・・・。

うーん、彼女の"曲がった"ラインはやはり苦手だ。"6時のポーズ"ならぬ"5時50分位のポーズ"を連発するのはアダージョのシーンの静謐さにはそぐわないし、ハイパー・エクステンションするために胴体が一方に突き出た形になるのは興醒め。あと、アラベスクで上げた足を最後にグッと倒してポーズする癖(というか、これが彼女の流儀なのだろうけど)も、この夜やけに気になってしまった。プティパの白いバレエには虚飾と無駄のない表現を望みたい観客としては、ストライクゾーン外しまくりで、昔はここまで苦手じゃなかったんだけどなぁ・・・と複雑な気分に。(ザハロワというバレリーナは、私的には「マニエリスムの女王(の一人)」なのよね。決して古典の王道をいくタイプ《クラシカル》じゃないはずなんだけど、世の中(観客)の多くはひょっとしてそう見てるのではないか?と思えるのがなんとも・・・実際初日を踊ったのも彼女だったし。)

まぁしかし、この夜の影の王国の主役は、なんといってもソロルを踊ったマトヴィエンコだった。あんなに男性的な力強さと躍動感をもった踊りと真摯な演技力を兼ね備えたソロルを見たのは実に久しぶりのこと。マトヴィエンコというダンサーは、舞台人としてはややアクの強さが欠けているように見えるし、ステージ・プレゼンスがすごいわけでもない・・・逆に言うと、純粋に踊りの力だけで会場を興奮の坩堝に叩きこんでくれたわけで、いや、本当に凄いヴァリエーションだった。

一方翌日のソロルを踊ったウヴァーロフは・・・残念ながら"オフ・デイ"だったのか?元気がなかった。彼の身体のサイズがガルニエの舞台には合わなかったのか?ザン・レールでマネージュする(?)シーンでは最後音が余ってしまい、手持ちぶさた状態になってしまったり。ま、でもウヴァーロフに関しては、今回グラチョーワのパートナーをしっかり務めてくれたというだけで十分感謝しているのですが・・・

そのグラチョーワのニキヤ。登場シーンから一貫して厳しく、孤独な佇まい。表情には深い諦念を思わせるものもあって、あぁ、ニキヤだ・・・と、彼女の世界にじわじわと引き込まれる。無私の舞台姿というか、ニキヤの振付それ自体に語らせ、踊りも表現も実に淡々としているようにみえるのだけれど、流れる時間はとても濃密。至芸を見せていただきました。

最後の「スペードの女王」は、一昨年ロンドン・プレミエで見たときにはどうもピンとこなかったのだけど、今回舞台に近い席から見ていたらかなり楽しめた。(以前よりドラマの部分に引き込まれたというか・・・)このロシアの怪奇談にプティの施した独特の諧謔味は私的ツボにはミートしないし、アンサンブルに振付られたキッチュな動きと音楽(チャイコフスキーの悲愴交響曲)のソリの悪さは相変わらず気になったけれど、主演の二人、ツィスカリーゼとリエパの素晴らしさの前にあまり気にならなくなっていた。現在のバレエ界で間違いなく最高の舞台人であるアーティスト二人が火花を散らす光景!これを見られるだけで、作品の存在意義アリ、と思えてきた・・・。(ところで、今回のボリショイ・ツアーに劇場オケは同行せず、地元のOrchestre Colonneが演奏担当。で、このオケがまぁ・・・海賊~ミックス・プロ通じてずーっとヘタレだったんだけど、なぜかこの悲愴交響曲に限ってはまともな仕事を披露していた!プティ御大がこわかったのでしょ~か?)
2008-01-28 09:15 | ボリショイ・バレエ | Comment(8)
ネトレプコ復活!RO 「ラ・トラヴィアータ」
今夜(1/26)のロイヤル・オペラ「ラ・トラヴィアータ」公演で、アンナ・ネトレプコのヴィオレッタが復活しました!

登場直後から役になりきり・危険なスピードで飛ばしまくって、もう誰も彼女を止められない~~と昨今類い稀な疾走感を味わわせてくれたネトレプコ。大変パワフルな歌唱で、過去3回のエピソードを全く知らない観客なら、彼女が気管支炎で公演をキャンセルしていたなんてきっと思いもよらなかったことでしょう。

私は彼女の声質に特別魅かれるわけではない&声楽のテクニック的なことはわからないので、今夜何よりも強烈に印象に残ったのは、この歌手に備わったハンパでない「ドライヴ」。一体何が彼女をここまで駆り立てるのか?何が彼女をここまで突き動かすのか??

で、《唐突ですが》ふと思い出したのが、同じロシア人のテニスのシャラポワ。彼女も危険なスピードと激しい気性でただただ前に突き進むタイプ。二人ともどこか素朴な、"土臭さ"のある強靭な生命力を感じさせるタイプで、ロシア人ということが何か関係あるのだろうか・・・。

そんなネトレプコが最も輝いて見えたのは一幕最後のシーン(Sempre Libera)。生きることへの熱情と自由への渇望という歌のテーマは、まるで彼女のために書かれたものかと思えるほど、見事に嵌っていた(コロラトゥーラも明瞭で美しかった)。一転して三幕での"落ちた女"の悲哀は、繊細な歌唱で聴かせてくれた。

・・・というわけで、まるっきりネトレプコの一人舞台でした。カウフマンもホロストフスキーも刺身のツマ、もっと言うと単なる壁紙状態。(私にはこの二人は必ずしも役にハマっていたようには見えなかった・・・二人ともやや重い。カウフマンは、無思慮で甘ちゃんなアルフレード役には落ち着きすぎ。ホロストフスキーのジョルジュ・ジェルモンには、《肝心の》父性愛が感じられなかった・・・)

カーテンコールでは勿論ネトレプコへの拍手喝采が凄くて、客電が点いても大騒ぎしている客席にむかってネトレプコは何度も元気に手を振り、最後は半分スキップしながら消えて行きました。この分なら、残る公演もバッチリなんじゃないかな~?

【1/27追記】昨夜の公演のキャスト・シートによると、この公演は録音されて、BBC Radio 3で2月9日に放送される予定だそうです。(Radio3のHP上にはまだ何も関連情報出ていませんが)
2008-01-27 11:20 | オペラ | Comment(9)
テニス全豪オープン マリア・シャラポワ
今週に入ってちらちらとネットでチェックしていた全豪オープン、今日大波乱がありましたね。男子準決勝でノーシードの22歳のフランス人、ジョー=ウィルフリード・ソンガが第二シードのナダールにストレート勝ち!BBCサイトでこの試合のビデオを見ましたが、初めて見たソンガ、立派な体躯ですごく堂々と、落ち着いた試合運びにひたすら感心(この方、ちょっと若い頃のモハメド・アリに似てません?)。このまま勢いを持続できたら、決勝でも、ひょっとして・ひょっとするかも?

準決勝もう一組の試合は約8時間後に開始予定。第一シードのフェデラーと第三シードのジョコヴィッチの対戦で、こちらは両者がっぷり四つに組んだ試合が見られるでしょうか。ジョコヴィッチが"King"を煽るような発言をして、早くもコートの外では舌戦(?)が始まってますね~。この試合凄く見たいんだけど、時差で開始時間がちょうどこちらは朝、もろに勤務時間とかぶってるから見られないのよ~(くくく・・・)。

女子決勝の顔合わせは、マリア・シャラポワとアンナ・イワノビッチ、メディアは"美女対決"と(案の定)大喜びで書き立ててます。昨日タイムズでシャラポワのインタビューを読んだのですが、インタビューアーの男性記者はシャラポワのファンなのか、質問内容があまりにミーハー(というか軽薄)で、殆どタブロイド紙のノリ。この中で彼女の子供の頃の話・お父さんとの逸話があまりに激烈で強く印象に残ったので、端折ってご紹介・・・

シベリアでシャラポワがテニスを始めたのは4歳の時。この時から来る日も来る日も父親の指導のもと練習に励んだそうなのだけど、雪深いシベリアの冬にもレッスンを欠かさず、インドア・コートを借りる経済的余裕はなかったので、父は6歳のシャラポワに"毛皮"のコートを着せて壁打ちの特訓をさせたんだとか。泣いて家に帰りたいと懇願する娘に断固として耳を貸さず、徹底的スパルタ教育を施したのだそう。(ほとんど星一徹だ~~)

その後首都・モスクワで開催されたテニス・クリニックでナブラチロワにプロのコーチをつけるよう薦められると、フロリダ行きを目指して親子の激烈な二人三脚が始まる・・・。

プロ・デビューは2001年、若干14歳の時。3年後にはグランド・スラム大会(ウィンブルドン)で初優勝しているからとんとん拍子の成功と言っていいと思うけど、彼女が7歳で渡米した直後は親子共々相当苦労されたようです。

シャラポワのお父さんといえば、ウィリアムズ姉妹のお父さんと並んでテニス界の"ステージ・パパ"として有名なのは知っていたけど、こんなに激烈な方とは存じませんでした。(それにしても、娘のポテンシャルを早い時期に見抜いた慧眼は凄いですよね・・・)めったにメディアには登場しない彼女のお母様は、"ユマ・サーマン似"なのだそうです。

http://www.timesonline.co.uk/tol/sport/tennis/article3177376.ece
2008-01-25 09:59 | 未分類 | Comment(5)
ボリショイ・英批評家賞三冠!(&映像)
本日発表された英批評家賞、ボリショイ・バレエが三部門制覇しました!

この賞、大体日本のプレスも「英批評家賞」と略して呼んでいますが、正式名称は"Critics' Circle National Dance Awards"。昨年吉田都さんが最優秀女性ダンサー賞を受賞した栄えあるアワードです。

ボリショイの三冠、まずは、「最優秀・外国カンパニー賞」。これは、実は昨年もボリショイだったんですよね(だから?あまり驚かない)。昨年内に英国内で公演実績がある海外のカンパニーが対象で、候補者はボリショイ、オランダ国立バレエ、マーク・モリス・ダンス・グループだったんですね~。(ボリショイしか見ていない私・・・)

続いて、「最優秀女性ダンサー賞」の栄誉に輝いたのが、なんと若手のナタリヤ・オーシポワ!地元ロイヤルの二人のプリンシパル、ラムとヤノウスキーを抑えて堂々の受賞です すごいなぁ~。私的には、鮮烈なデビューを果たして一躍時の人となった昨年のオーシポワなら頷けるんだけど・・・今年も勿論元気一杯に踊ってくれたけれど、今夏来てくれた他のボリショイ・バレリーナたちと比べても、一人突出していたという印象はあまりないんだけど・・・。

・・・でも、逆に言うと、オーシポワがイギリスのダンス批評家からいかに熱い支持を受けているか、ということですよね。面白いのは、パリではそれほど彼女は話題になっていなかった印象があって(全幕の主役、特にキトリを踊っていないせいでしょうけど)、イギリスでの評価の高さとは対照的。

そして三つ目、「スポットライト・アワード クラシック男性部門」イワン・ワシーリエフが受賞しました。

この賞、定義がイマイチはっきりわからないのですが、恐らく過去に"Outstanding Artist Award"と呼ばれていたものではないか、と。概してソリスト・レベル(プリンシパルではない)のダンサーがノミネートされるものみたい。(ちなみに、「最優秀男性ダンサー賞」を受賞したのは、リチャード・アルストン・ダンス・カンパニーのジョナサン・ゴッダード。私は見たことない方です・・・)

このほか、「最優秀振付賞・クラシック部門」ウェイン・マグレガーがRBの「クローマ」で受賞。(あの振付ってクラシックなんだ~)それからこれは以前既に話題になっていましたが、ダーシー・バッセルが長年のバレエ界への貢献に対して"Patron's Award"を受賞しています。

受賞者の皆さん、おめでとうございます!

http://www.nationaldanceawards.com/press/22-01-2008.htm

さて・・・ボリショイ・パリ公演は今夜のスパルタクスで閉幕しましたが、ミックス・ビルとアコスタのスパルタクス映像をロシアのTVニュースで見られます。(ballet.co情報)マトヴィ、マーシャ、ニカさん、シェードたち・・・最後は劇場を後にする、興奮した面持ちの観客のコメントが映りますが、パリオペ総裁のモーティエ氏の姿も。バレエ公演では専ら寝てると噂のモーティエ氏ですが、随分とコーフン気味のご様子・・・

http://www.1tv.ru/news/n115406

【2/3追記】 National Dance Awardの授賞式の様子、ロシアの英語TV局?のニュースでちらっと見られます。最後の方で「クラス・コンサート」の舞台映像も移ります:

http://www.russiatoday.ru/entertainment/news/20029/video
2008-01-23 10:33 | ボリショイ・バレエ | Comment(3)
ロイヤル・バレエのブッキング・ピリオド4
ロイヤル・オペラ・ハウスの夏シーズン(最終ピリオド)の詳細情報を入手しました。

ロイヤル・バレエは「ミックス・プロ(ダンシズ・アット・ア・ギャザリング/ザ・ドリーム)」「ロメオとジュリエット」でシーズンを締めくくります。日程とキャストは以下の通り:

☆Dances at a Gathering/The Dream

2008年5月: 17(M&S)、21、28、29
2008年6月: 4、9、10

<キャスト>(注:Dances...のキャストは全日"未定"。以下The Dreamのタイターニアとオべロンのキャスト。*印=RBでの役デビュー)

- ベンジャミン&ワトソン (5/17S、5/29、6/9)
- コジョカル&コボー (5/21、6/4、6/10)
- マルケス*&マックレー* (5/17M、5/28)


☆Romeo & Juliet

2008年5月: 26(M&S)、31
2008年6月: 1、7(M*&S)、12、13

<キャスト>(*印=RBでの役デビュー)

- ラム*&サモドゥーロフ (5/26S、6/1)
- ヌニェス*&ソアレス* (5/26M、6/7)
- カスバートソン&ペンファーザー (5/31、6/13)
- アンサネッリ&ワトソン (6/12)

・・・なんとなく予想はしていましたが、残念ながら都さんの登板はなし。シーズン2回目のR&Jということで、秋の布陣とは変えてきていて、まだこの作品を踊っていないプリンシパル・ダンサーたちが一気に役デビュー。(なぜかブローショアには6/12のアンサネッリのエントリーに役デビューの印がついていないので、一般に公開しない6/7のマチネ公演を踊るのが彼女とワトソンなのかも・・・)

このほか、ハウス内の中(&小)規模シアターで行われるイベントで目を引いたのは・・・

☆The Work in Linbury

2008年5月22、23、24(M) Linbury Studio Theatre

ロイヤル・バレエ団のダンサー兼振付家達による新作発表。昨年11月のガラ公演で上演されたマグレガーの新作・Nimbusの再演もあり。

☆In conversation with Violette Verdy

2008年4月28日 Clore Studio Upstairs

前世紀を代表するバレリーナの一人、ヴィオレット・ヴェルディが自身のキャリアについて語る。(これ、行きたい~~)

☆In Rehearsal - Master Class

2008年5月12日 Linbury Studio Theatre

ロイヤル・バレエのマスタークラス


・・・最後に、オペラ部門を駆け足で。

☆Powder Her Face《新作》(6/11、13、15、16、18、20、22)

☆Ariadne auf Naxos(6/16、19、21、25、28、7/1)

☆Le nozze di Figaro(6/24、27、30、7/2、8、10、16、19、7/5、12)

☆The Rake's Progress(7/7、9、11、14、18)

☆La Boheme(7/13、15、17)

一般向け電話/オンライン・ブッキングは3月26日受付開始。

・・・最後に、これは本公演ではありませんが・・・。

さっきたまたま見つけたのですが、ちょっと前の記事に書いた、この夏中国からやって来る「アクロバティック・スワン・レイク」、会場はオペラハウスみたいです!

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/article3193194.ece
2008-01-22 07:43 | ロイヤル・バレエ | Comment(6)
ボリショイ・ミニ情報
まずはballet.coで見た情報から。ヨハン・コボーがボリショイ・バレエに振付る「ラ・シルフィード」、来月20日にプレミエ上演が予定されていますが、gazeta.ruというロシア語サイトで、主役を踊る可能性のあるダンサーの名前をコボー自身があげているとか。それによりますと、
 
シルフィード: クリィサーノワ、オーシポワ、ルンキナ、ゴリャーチェワ、カプツォーワ、コバヒゼ

ジェームス: ロパーチン、ゴドフスキー、フィーリン、ボロティン、グダーノフ

・・・わ~フィーリンの名前がある!と思わず舞い上がってしまいましたが、さてこの中から本当に新版・シルフィードに抜擢されるのは誰でしょうか。(ところで、このボリショイ版はロイヤルのとは全く違ったものになるのかしら・・・それとも、ひょっとして同じ??)

それから、こちらは皆さん既にご覧になっているでしょうけれど、年末の日本公演の《東京のみ》詳細が発表されましたね。

http://bolshoi-ballet.seesaa.net/

早速公演ブログを立ち上げられたのはエラいと思いますが、本家のサイトの情報も更新していただきたいな、と・・・。こちらによると、ボリショイ・バレエ団の来日予定は11月15日~12月9日。ブログでは東京の日程は12/3~11となってるので、最終日既に2日ズレがあるんですが・・・ツアー開始が11月15日というのも、ほんとなのかなぁ?だって、東京の前に2週間以上地方公演するってことは全国縦断??なんでも、早くも来月17日には前売り開始するらしいので、地方公演の詳細も早々に発表してほしいですね。

で、東京の公演詳細を眺めていて、思わず腰をぬかしそうになったことが。

日本初演の「明るい小川」に「ある田園の風景」という副題がついているのですが・・・・

"田園"といえば、私的には"緑が広がる・牧歌的な・カントリーサイド"のイメージがあるんですが。「明るい小川」の舞台は、ピーターラビットが住んでいそうな緑の田舎ではなく、旧ソ連の集団農場(コルホーズ)で、所在地もはっきりしていて、ロシア南部・北コーカサス地方のKubanという土地。で、舞台装置にはカラフルな南国の色彩や収穫の豊穣をあらわす黄金色が使われていて、二幕でドタバタ劇が繰り広げられる舞台には、パームツリーみたいな木まであったような記憶が・・・(←勘違いかもしれませんが)。どう見ても、「田園」ってイメージではないんですけどねえ・・・。

ま、でもこのブログでも何度も記事にしていますが、このカラフルな舞台装置も含め、私はこの作品大好きです。ショスタコーヴィチの音楽も一度耳慣れるとやみつきになる、個性的で魅力的なもの。マリヤ・アレクサンドロワとセルゲイ・フィーリンの二人がジャパン・プレミエを飾ってくれることを、切に・切に・祈っています!
2008-01-21 10:01 | ボリショイ・バレエ | Comment(0)
ローザンヌ・バレエ・コンクール2008
最近ロイヤル・オペラ・ハウスがYouTubeに公式ページを設けてちょっとした話題になりましたが、これが2008年のトレンドになるのか?ローザンヌ・バレエ・コンクールも始めたみたいです。

http://www.youtube.com/profile?user=PrixdeLausanne

過去のコンクール映像に加え、関連ビデオがあげられていて、ささっと見てみました。"Testimonys"というタイトルのビデオでは過去のローザンヌ入賞者がコメントを寄せているのですが、なぜかロイヤルのダンサーばかり。佐々木、バッセル、プトロフ、マックレー・・・ほかにはジリアン・マーフィー、リサ=マリー・カルムなど。

あと、ちょっと面白かったのは、"Stepping out of frame"という長編ドキュメンタリー(6つのパートに分かれていて全編で60分弱)。これはコンテンポラリーが初めて採用された98年のコンクールの舞台裏の様子を収めたもので、当時(クラシック作品の)教師役としてローザンヌに赴いていたモニク・ルディエールが沢山でてきます。(モニクは今年もコーチ役で参加する模様)

今年のコンクール開催期間は1月29日~2月3日。22カ国から集まった、一次予選を通過した71人のコンテスタントがしのぎを削り、審査員にはエリザベット・プラテル、アルティナイ・アスィルムラートワ、堀内元等が名を連ねています。審査員長はジョン・ノイマイヤーで、彼の作品も課題の選択肢に入っているとか。そして、スイスの新聞が報じるところによると、最終日には特別にノイマイヤーの作品二つを上演するそうです。一つはベジャールの70歳のお誕生日を記念して創作された"Opus 100 - for Maurice"、もう一つは"Yondering"。後者はトロント、ハンブルグ、パリ(オペラ座)のバレエ・スクールの生徒達が踊るとか。

http://www.tdg.ch/layout/set/print/(contenu)/182423
2008-01-20 08:02 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(0)
アンナ・ネトレプコ、「椿姫」降板
今日夕方4時ごろだったか友人から電話があって、ひどく意気消沈した声で、「ネトレプコ、今夜キャンセルになっちゃったの・・・」と。

・・・ええーっ!そんな、そんな・・・・。

今週月曜に開幕したロイヤル・オペラの「椿姫」、初日の新聞評では軒並み主役のソプラノ・ネトレプコに最大級の賛辞がこれでもかと大判振る舞いされていて、今夜は2回目の公演だったのに・・・。慌ててロイヤルのサイトに行ってみたら、既にキャスト変更のお知らせがアップされていたんだけど、降板理由は気管支炎とのことで・・・私は来週土曜・26日に行くんだけど、その時までには回復していてほしい!(あ、今思い出したんだけど、以前も彼女が降板したって記事を書いたような気がしてきた・・・)

しかし、ほんとに批評は絶賛の嵐です。5つ☆(満点)つけてる新聞が三紙ぐらいあったし、後は4つ☆、だけどネトレプコに関しては諸手をあげて大絶賛。某紙が伝えるところでは、初日は各幕が始まるごとにスタオベがあったとのことで、本当だとしたら、コヴェント・ガーデンでは極めて稀な事態だ~。

勿論大方の観客のお目当ては彼女なわけですが、アルフレードにヨハネス・カウフマン、アルフレード父にドミトリー・ホロストフスキーとなかなか豪華なキャストなんですよ~。これは、どうしたってネトレプコ嬢のヴィオレッタで見たい(聴きたい)!《早期回復をお祈り申し上げます・・・》

☆"アンナちゃんはrock'n roll 野郎??"The Timesの最新インタビュー記事:

http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/stage/opera/article3160819.ece

【1/19追記】 オペラハウスのサイトによると、明日・日曜の公演もアンナ・ネトレプコは降板。公演後のショップでのサイン会にはテナーのヨハネス・カウフマンだけ登場する模様。そのカウフマン、The Independent紙で先週一週間を振り返るミニ・コラムに登場してるのですが、"当日ネトレプコの声はほとんど聞き取れないほどか細かった・・・"みたいなことを書いてます。かなり悪いのでしょうか・・・心配。

http://news.independent.co.uk/people/profiles/article3350886.ece
2008-01-18 10:11 | オペラ | Comment(19)
「スペードの女王」・レポ映像
ダンソマニに投稿されていたボリショイ・海賊(14、15日)の感想を翻訳機にかけて拾い読みしてたのですが、興味深いことに、マーシャのメドゥーラを皆さん"トルネード"(!)とか、やたらと猛々しい表現で形容してるんですね。(いや、概ね"破格の存在感"とか"素晴らしい舞台人"と絶賛されてはいるんですが)

確かに彼女は"男前"のダンサーだし、テクニックも強いけど、私の目にはこの日は技巧面ではやや慎重に見えたんだけどなあ・・・(特に一幕。ロンドンでツィスカリーゼと踊ったときはもっと凄かったもんね・・・)絶好調の彼女を見たら、この人たちは一体どう反応するのだろうか??

そういえば、14日の海賊の幕間にダンソマニによく投稿されてるパリジェンヌと話したときに、彼女にこの日のマーシャの印象を伺ったところ、「ちょっとパワフルすぎる・・・ここ数年逞しくなってきてるしね。でも彼女は最もロシア的なダンサーね」と仰っていて、へえーパワフル"すぎる"のか~とやけに新鮮だったなあ。私的には、これぐらい踊りに力がないと、この荒唐無稽なバレエ作品に正当性をもたらすことはできないと思うんだけど。彼女のダンスは確かにパワフルだけど、粗雑さは微塵もなくて常に形は美しいし・・・それに3、4年前と比べると身体も絞られてきてぐっと女っぽくなったと思うんだけどなあ。まあ、バレエは見る人それぞれですねぇ ほんとに・・・(私にとっては、マーシャはある種のバレリーナの理想を体現している存在なんですよ!)

・・・と、前置きが長くなりましたが、こちらもダンソマニで見た情報。ロシアのテレビ・ニュースで取り上げられた「スペードの女王」レポ。パリ公演のリハの模様や舞台映像が見られます。(画面右上の黒っぽい画像をクリックしてください)

http://www.1tv.ru/news/n115057

最後の方、カーテンコールでツィスカリーゼがプティに花束贈呈するシーンがありますが、これはトリプル・ビル最終回・13日の公演の映像ですね。このあと、プティは受け取った花束をリエパに捧げるんですが、リエパは"それは貴方のためのものですから・・・"というジェスチャーで固辞して、結局舞台の上に置いていました。勿論客席の盛り上がりはすごかったです。
2008-01-17 09:39 | ボリショイ・バレエ | Comment(2)
ボリショイ・パリ公演 "戻りました"
ボリショイのトリプル・ビルと海賊、土・日・月と3回見て今日ロンドンに戻ってきました。

チケットの争奪戦はやはり凄くて、何とか潜り込めただけでもラッキーだったかも・・・。初日パリに着いてボックスオフィスに直行して、当日と翌々日の公演分は視界の悪い席を取敢えず抑えられたものの、日曜マチネの分はそれすら無い状態。で、数時間後にまたガルニエに舞い戻ってリターンをゲットすべく1時間半ぐらい並んだのですが、私の前に20人ぐらいいて、リターンは結局数枚しか出なかったので買えず。コテの舞台に近いボックスの後列で舞台が1/3は余裕で見切れてしまう位置で、ずっと立って鑑賞(疲れた~)。

確保できてなかった翌日日曜の公演は、幸運にも、けいちかさんのご友人にチケットを譲って頂き、劇場潜入に成功!(当日並んでも買えなかったかもしれない・・・本当にありがとうございました!)アンフィ・サイド中央寄りボックスの前から2列目で、この日も立って鑑賞。二日続けて公演中立ちっ放しだったので、翌朝はどっと疲れが出てベッドから出られず・・・リターンに並ぶのは諦めて、またコテのボックスのサイドが見切れてしまう所から見ていたのですが、この日はやや中央寄りだったのでまぁまぁかな・・・と思いながら一幕終了後に外に出ると、パリとロンドンのバレエ公演でたまに見かけてお喋りしたことのある、フレンチ・バレトマンのグループに遭遇。

しばしお喋りに興じるうち、この方々は皆さんダンソマニのポスターであることがわかって、興奮してしまった。で、男性の一人が、自分の隣のアンフィの席が空いてるから来たら?と誘ってくださって、ニ幕からはアンフィの前から4列目中央で見ることができた!全幕中の白眉、ニ幕の庭園のシーンがばっちり見えて、感激~。

今回、本当にいろんな方にお世話になりました。《持つべきものは友達だわ~!》 皆様、どうもありがとうございました!

・・・で、肝心の公演の方ですが。トリプル・ビルは両日とも楽しみましたが、とりあえず手短な総括としては、グラチョーワのニキヤ(影の王国)と、リエパの伯爵夫人(スペードの女王)に真のアーティストを見た、これに尽きます。グラチョーワのニキヤは、登場シーンからじわじわと引き込まれ、アダージョがすすむうちに何故かはわからないけど滂沱のごとく涙が溢れてきて、参りました。(あれは、何だったんだろう・・・)

昨夜・14日の「海賊」では、やっとマーシャがメドゥーラ役で登場!私の目にはまだトップ・フォームではなくて、踊り的にはいつもよりちょっぴりおとなしめに見えたけど、マイムと「目」の演技では思いっきり弾けていて、"やっぱりメドゥーラはマーシャが一番!"と、意を強くしたのでした。

詳しくは、後日・・・
2008-01-16 09:43 | ボリショイ・バレエ | Comment(6)
ボリショイ・ニュース映像
ボリショイ・パリ公演、今夜第二プログラムのミックス・ビルが開幕しました。ダンソマニで見たのですが、TF1のニュース・サイトからゲネプロのレポを見られます:

http://videos.tf1.fr/infos/media/jt/0,,3680789,00-theatre-bolchoi-visite-paris-.html

ミックス・ビルは「スペードの女王」(プティ)、「カード遊び」(ラトマンスキー)、ラ・バヤデールから「影の王国」(プティパ)の三本立て。ニュース映像には影の王国とスペードの女王の舞台映像のほか、ガルニエ宮でのレッスン風景もちらっと映ってます。(海賊で予定キャストに名前があったのに踊らなかったクリィサーノワがいる!彼女も風邪から復帰したのかしら・・・マーシャの姿を見つけられなかったのが無念。今夜踊ったのかなあ・・・)

このミックス・ビルはチケットの売れ行きが特に凄かったんですが、ダンソマニ管理人氏によると、今夜は各界の著名人が多数ガルニエに駆けつけていたようです。管理人氏が特に賞賛しているのは、影の王国でソロルを踊ったマトヴィエンコ・・・のように読めるのですが。

しかし、こうやってメディアでの露出がどんどん増えてくると、ますますチケット争奪戦が厳しくなるなあ・・・ちゃんと見られるのだろうか?とやや不安なものがありますが、取敢えず行ってきます。

(あ、それから「海賊」ですが、前回の記事に二日分の主要キャストを付記しました。あと、ballet.coに雑感を書きました。)

http://www.ballet.co.uk/magazines/yr_08/feb08/ns_rev_bolshoi_0108.htm
2008-01-12 09:02 | ボリショイ・バレエ | Comment(2)
ボリショイ・バレエ・パリ公演「海賊」(1/7、8)
ボリショイの海賊、見てきました 楽しかった~~。痛恨のキャスト変更はありましたが、この海賊も見慣れてきて段々愛着がわいてきたせいもあるのか、なによりダンサーたちが素晴らしいので、十分興奮させて頂きました(興奮しすぎかも・・・)。

怖れていたことが本当になってしまい、残念ながら昨夜はマーシャ・アレクサンドロワが病気のためメドゥーラ役を降板。なんと6日の公演に続いて7,8の両日とも(3日続けて!)スヴェトラーナ・ルンキナが主役を踊るという、開幕早々波乱含みのパリ公演となってしまっていますが・・・。

昨夏この作品がロンドン・プレミエされた時の感想にも書きましたが、ラトマンスキー・ブルラーカ(Burlaka)版・海賊は、なにしろ主役バレリーナへの要求水準が高く・労働量も多くて、大変な役です。先月トリノ公演でマーシャが2日続けて踊ったと聞いた時も感嘆したのに、ルンキナは3日続けて踊ったわけです!

7日の主役キャストは予定通りルンキナ&マトヴィエンコ、この時点でルンキナは二日連続。8日は、仮にマーシャが踊らないとしてもまさかルンキナの再登板はないだろう・・・じゃ誰が??と、気になって仕方なかったので、7日の公演後思い切って芸術監督・ラトマンスキー氏に伺ってみたところ・・・

なんと、「明日はオーシポワとマトヴィエンコ」とのお答え。役デビューがまた延びたか?と思われていたオーシポワがいよいよ登板?と驚きつつ、予定キャストのアレクサンドロワとフィーリンはどうしたのですか?と突っ込んでみたら、彼女は病気になってしまって・・・と。(ああ可哀想なマーシャ・・・フィーリンについては何もコメントなかったけど。ラトマンスキー氏は、とってもサンパな方でした~~)

それで翌日、オーシポワの役デビューを見られる!と完全に気分を切り替えて劇場に向かったものの、キャスト表を開いてみたら、そこには、「ルンキナ、フィーリン」と書いてある。"ええーっまさか ルンちゃん3日連続?フィーリン復活??"と胸騒ぎのまま席に着くと、幕が上がる直前に、「コンラッド役はデニス・マトヴィエンコが踊ります」とのアナウンスが・・・ええーっ昨夜とまったく同じ??

・・・と、かなり拍子抜けした幕開けでしたが、二人とも前日に比べたら多少疲れは見えたけど、プロフェッショナルでいい舞台を見せてくれました。ルンキナは、そのあまりの線の細さが時として"弱さ"と直結してしまう印象を持ったことも過去にはあるけれど、二日間破綻なく踊り切り、ボリショイ・プリマの意地を見せてくれた。

サポート・キャストはロンドン公演の時とは違うキャストが見られて嬉しかったし(事前の予定キャストに入っていて出ていないダンサーのことは気になったけど・・・)、何よりコール・ド・バレエの充実ぶりがあればこそ、ここまで興奮させられるのよね・・・。クラシック・バレエのアカデミックな技巧の展示会のようなこの作品をボリショイ・ダンサーズが踊ると、バレエのパやポーズのひとつひとつそれ自体がいかに美しいか、踊り自体に語らせるスタイルがいかに得がたく重要なものか、つくづくと感じさせられる。(&忘れてならないキャラダンの素晴らしさ!ボリショイ・バレエ団を見ていて唯一困ることは、見れば見るほどもっと見たくなってしまうこと・・・昨夜見たばかりなのに、既にボリショイ・ロス状態!)

個々のダンサーについても言及したいのですが、夜も更けてきたので今日はこのへんで・・・

【1/11追記・キャスト】

7th January
Medora: Svetlana Lunkina
Conrad: Denis Matvienko
Gulnare: Nina Kaptsova
Birbanto: Andrei Merkuriev
Pdd des Esclaves: Chinara Alizade, Denis Medvedev
Danse des Forbans: Anna Rebetskaya
Pdt des Odalisques: Olga Stebletsova, Chinara Alizade, Anna Leonova
Isaac Lanquedem: Gennadi Yanin (also on the 8th)
Le Pacha Said: Alexei Loparevich (also on the 8th)
Zulma: Irina Zibrova (also on the 8th)
Grands pas des eventails (Medora's partner): Artem Shpilevski (also on the 8th)

8th January
Medora: Svetlana Lunkina
Conrad: Denis Matvienko
Gulnare: Ekatelina Shipulina
Birbanto: Vitali Biktimirov
Pdd des Esclaves: Chinara Alizade, Denis Medvedev
Danse des Forbans: Anna Antropova
Pdt des Odalisques: Olga Stebletsova, Anna Leonova, Natalia Osipova
2008-01-10 08:56 | ボリショイ・バレエ | Comment(11)
ボリショイ・パリ公演開幕
ガルニエ宮での三週間に渡るボリショイ公演が土曜の「海賊」で開幕しました。今私を最も幸せにしてくれるバレエ・ペア、アレクサンドロワとフィーリンの共演が見られそう!とわかった時からいてもたってもいられず、チケット・ゲットに奔走して何とか明日・8日の公演分を確保することができたので、今から急ぎパリに行って来ます。

・・・で、本当は昨日6日のマチネもマーシャが踊るはずだったのに、《ああショック・・・》風邪でダウンして降板してしまったと、ballet.coに情報が。代役を務めたのは今夜踊る予定だったルンキナだったようで・・・(こちらはダンソマニ情報。コンラッドは予定通りフィーリンだったよう。)ルンちゃん今夜も踊るのかしら・・・。ボリショイの新版「海賊」は結局今のところまだ3人しかメドゥーラ役を踊っていないような気がするんですが、ザハロワ、アレクサンドロワ、ルンキナ・・・ザハロワが代役を務めるとはあまり思えないので(彼女は他のダンサーとは契約が違うような印象があって)、一人倒れると大変なことに・・・。今回パリでメドゥーラ・デビューを果たすとみられていたオーシポワは結局踊らず、でもオダリスクの一人としては登場していたような??

マーシャは普段怪我や病気で降板ということが滅多にないダンサーという印象があるのですが、ひょっとしたら過労なんじゃないか、とちょっと心配です・・・ずっと働きづめだったものね 先月もトリノ公演で沢山踊っていたし・・・。どうか、明日の公演でマーシャの元気な姿を見られますように!

☆ France3のニュースでちらっとボリショイ・レポが見られます。「海賊」の舞台と舞台裏の様子を伝えていて、登場するダンサーは、ザハロワ、ツィスカリーゼ、シプーリナ、ワシーリエフ、メルクーリエフ・・・(ビデオ画面横の"Sujet"をスクロールダウンして一番最後の話題)

http://jt.france3.fr/1920/
2008-01-07 18:14 | ボリショイ・バレエ | Comment(0)
ロイヤル・バレエ ダブル・ビル (1/4)
昨夜は私の今年のバレエ始め、ロイヤルのミックス・ビルを観て来ました。

演目は、”Les Patineurs"(スケートをする人々)と"Tales of Beatrix Potter"(ベアトリクス・ポター物語)。どちらも振付はフレデリック・アシュトン

皆さんご存知かもしれませんが、ポター物語の方はダンサー全員着ぐるみで登場します。こういう趣向のバレエ作品って、世の中には他に存在するんだろうか・・・一流の、プロのバレエ・ダンサーたちが動物の気ぐるみを着て踊る姿に、真剣そのもので見入る観客。客観的に見ると、なんともエキセントリックな光景なんだけど、最後には感動してしまった。(アシュトン、おそるべし!)新年早々こういう作品を見せてもらえて、ロンドンに住んでてよかったなあ~と思えたほど。

”Les Patineurs"はタイトル通り、スケートに興じる男女の情景を描いた小品(24分)。セットと衣装はレトロでビクトリア時代風?いかにも氷上を滑っているような動きをユーモアたっぷりに見せてくれて、超絶技巧技も盛り込まれているので見応え十分。この手の、遊び心があってバレエ作品として面白い小品を創らせると、アシュトンってほんとに上手い。

女性のメイン・パートを踊ったモレーラレーンの小気味良いダンス、そしてpddを踊った平野亮一君(お相手はマクミーカン。平野君、最近登用されてますね!)のパートナリングもなかなか、と感心しましたが、一日たって鮮やかに憶えているのは、実はこの人だけ・・・スティーヴン・マックレー

マックレーは男性のメイン・パート、ソロで超絶技巧を連発する役。沢山盛り込まれた回転技をどれもバッチリ決めてくれて胸のすく思いだったけど、それよりさらに目に焼きついているのは、バットゥリーの美しさ。もともと彼の技巧の確かさと冴え方はこのバレエ団の若手の中では群を抜いてるけど、ここのところ踊りやポーズの決め方がぐっと洗練されてきてますねえ・・・ちょっと痩せたかな?という気もしたんだけど、昨夜はただ技の披露に終わるのではなく、一つ一つの動きをきちっとエレガントに見せてくれて、はっとしました。(いや~もう、スティーヴン・マックレーかマチアス・エイマンか・・・)

最後のシーンも楽しい。暗めの舞台中央に一箇所だけスポットライトがあたっていて、そこで回転技を見せるマックレー。彼が一人でくるくる回り続けるまま幕が下り、観客が拍手喝采するとまた幕が上がって、マックレーはまだ回転している!カーテンコールでは、勿論彼に盛大な拍手とブラヴォーが飛んでました。


"Tales of Beatrix Potter"は、お馴染みピーター・ラビットほかポターの生んだ動物キャラクターが登場。私自身はこの愛すべきキャラクターたちに格別思い入れはないんだけど、それでも動物たちが絵本から抜け出して動いている(踊ってる!)光景には頬が緩みっぱなし。一体全体気ぐるみを着てまともなバレエを踊れるのか?と疑問だったのだけど、アシュトン独特の細かなステップや上体の使い方はかなり取り入れられていて(女性ダンサーはポワント・シューズ着用)、かなり過酷!(この作品の初演は1971年ということだけど、昨夜で《まだ》57回目の上演。前回の上演はたしか1996年、やはりダンサーへの負担が大きいからそうしょっ中は上演できない、ということか?)

音楽はジョン・ランチベリーのオリジナルと他のバレエ音楽からの借用のようだった。ドン・キのドライアドの情景からかなり使われていて、最初は変奏曲だったんだけど後半は"そのもの"で、あの音楽にのってねずみやリスが舞台を跳ね回ってる光景には・・・ちょっと頭がクラクラした。

着ぐるみ着ていてもダンサーの個性はしっかり出るもので、いかにもズルそうな狐の演技が上手いギャリーとか、いたずらっ子の雰囲気一杯のルーツ&チリアッチのペアとか(彼等は"bad mice"の役で、お皿割ったり羽毛枕の羽をむしったり行動が過激!)。ダンス・シーンで特に喝采をさらっていたのは、Johnny Town-Mouse役のセルヴェーラと、Mrs. Tiggy-Winkle役のハウエルズ。セルヴェーラは"まちねずみ"だけあって、洒落たジャケットを着てコウモリ傘を片手に素早くシャープな踊りを披露(私がダンス・シーンで一番好きだったのはこれ)。"ティギーおばさん"役のハウエルズは買い物籠片手にしずしずと、派手さはないけど何気にしなを作って見せるところとかが可笑しい(さすがキャラクター・アーティスト!)。何度か「見返り美人」風のポーズをとる場面があるのだけど、これが観客に激ウケしていた。

私的には65分という上演時間はちょっと長すぎで途中ややダレたかな・・・と感じたのですが(30~45分位に縮めた方がもっとすっきりするのでは)、観客の大半は長いなんて全然思わなかったでしょうね。昨夜もいつものアンフィ・サイドに座ってたんですが、満員の観客の熱気というか集中力が凄く伝わってきて、やや圧倒されてしまったほど。子供向けの作品なのかと思いきや、少なくとも私の周囲は子供は殆どいなくて皆立派な大人。この人たちが、通常のバレエ作品の時には滅多にしないようないい反応を見せて、シーンが変わるごとに盛大な拍手を送ってるんですよ。そしてこのノリのいい観客から、カーテン・コールでは拍手の後に手拍子まで飛び出した!これはコヴェント・ガーデンではかなり珍しいことだけど、大変な重労働で観客をこれだけハッピーにしてくれたダンサー達への賞賛としては、これぐらい当然!ってところかな。(皆さん お疲れ様でした!)

【1/6追記】 ballet.coのギャラリーでこのプログラムの写真を見られます:

http://www.ballet.co.uk/gallery/jr_rb_patineurs_potter_roh_1207

「ポター物語」の全キャストはこちら:

Johnny Town-Mouse: Ricardo Cervera
Mrs. Tittlemouse: Victoria Hewitt
Four Mice: Gemma Bond, Caroline Duprot, Kevin Emerton, Fernando Montano
Mrs. Tiggy-Winkle: Jonathan Howells
Jemima Puddle-Duck: Gemma Sykes
Fox: Gary Avis
Pigling Bland: Bennet Gartside
Pig-Wig (a Berkshire Black Pig): Laura Morera
Five Pigs: Yuhui Choe, Celisa Diuana, Kristen McNally, Ludovic Ondiviela, James Wilkie
Mrs. Pettitoes: David Pickering
Mr. Jeremy Fisher: Zachary Faruque
Two Bad Mice - Tom Thumb: Giacomo Ciriaci
Hunca Munca: Iohna Loots
Peter Rabbit: Joshua Tuifua
Squirrel Nutkin: Michael Stojko
Four Squirrels: Sabina Westcombe, Emma Maguire, Romany Pajdak, Gemma Pitchley-Gale
Eight Country Mice: Junior Associates of the Royal Ballet School
2008-01-06 10:29 | ロイヤル・バレエ | Comment(5)
2008年のUK《注目の》バレエ公演情報
もう年が明けて三日め。日本の皆さんはまだおとそ気分が続いているのでしょうね いいなあ・・・。

さて、UKサイトBallet.coでは毎年この時期になると昨年を振り返って読者がベスト/ワースト・ステージ/ダンサーを選ぶ"poll"が始まります。私も投票しようと思って見たものを思い出そうとしてるのですが、これがなかなかパパッとは出てこないんですねえ(トシだ・・・・)。でもこういう時にブログに記録が残ってると便利~。「ベスト・ダンサー(男女)」と「ベスト・パートナーシップ」は考えなくてもすぐ出てくるんですけどねー。「ベスト・プロダクション」は、やっぱりあれしかないかなあ・・・(さあ~何でしょう?笑)。

昔の話はballet.coに書くとして、ここでは今年2008年に予定されていて私的に注目しているバレエ公演について記しておきます。

まずこの夏のコヴェント・ガーデン、引越し公演に招聘されるのはNational Ballet of Chinaのようです。地元のシーズン閉幕後のロイヤル・オペラ・ハウスの夏シーズンは、マリインスキー・バレエ(たまにオペラも)かボリショイ・バレエ(たまにオペラも)のどちらかが招聘されるのが近年よくあるパターンなんですが、ボリショイは来ないことが大分前にわかっていて、マリインスキーも来ないと噂が出ていたんで、じゃあ一体誰が来るんだ~と気になっていたんですよね(昨年はスカラ座バレエだった・・・)。

今日Ballet.coのリンクからIndependentの記事を読んで、その謎がとけました。なんと、中国国立バレエ団のコヴェント・ガーデン・デビュー!日程はまだ決まっていないようですが期間は一週間、演目は「白鳥の湖」と"Raise the Red Lantern"のようです。招聘元はいつものVictor Hochhauserですが、ここのサイトにはまだ何も情報は出ていません。

中国国立バレエは確か数年前にサドラーズで公演があって、"Raise..."を持ってきていたように記憶しています。興味はあったのだけど確かパリかどこかに行く直前だか直後だかで諦めたような・・・。このバレエ団自体未見なので、二演目とも一回は見ておきたいな。(あ、「白鳥の湖」はナタリア・マカロワ制作の新版だそうです。)

記事によれば、イギリスでは今年"China Now"という中国文化紹介の盛大なフェスティヴァルが行われるということで、この公演もその一環なのでしょうか。Hochhauserは少し前に日本で凄い話題になっていた、「アクロバティック・スワン・レイク」も招聘するようです。

http://news.independent.co.uk/world/asia/article3298363.ece

これで、夏にマリインスキー・バレエをオペラハウスで見られる可能性は(ほぼ)消えたか・・・と思われたので、これはもう地方に追っかけするしかないかなぁ、と調べてみました。今年彼等がバーミンガムとマンチェスター近郊に来る、とは聞いていたのですが、バーミンガムの方は詳細が発表されていました。

☆キーロフ・バレエ公演@バーミンガム・ヒッポドローム

5/20(火)、21(水) ジュエルス

5/22(木) ガラ・プログラム (ショピニアーナ、バヤデール・「影の王国」、薔薇の精)

5/23(金)、24(土) ドン・キホーテ

http://www.birminghamhippodrome.com/index.php?page=89&show=256

この公演の詳細、Ballet.coに出てたかなあ??なんともう前売り発売開始してました。チケット代は27.5~75ポンドと高め。劇場に電話して、スタンディングはないのか聞いてみたけど、ないらしい。ヒッポドロームには行ったことがないのですが、会場はストールズとサークルの2レベルのみ(キャパは2,000弱らしい)、一番安い27.5ポンドの席はサークルの最後列のみで15席ぐらいしかない!既に何席か売れていたので、慌ててジュエルスとガラのみ一応おさえました。

マンチェスターの方は、会場はThe Lowryらしいのですが、ここのサイトにはまだ何も出ていません。まあバーミンガムの方がマンチェスターよりは近いしねえ・・・。気になるのはキャストですが、またギリギリまで出ないでしょうね。今年のSt.Pの百夜祭は5/11~7/13らしいので、英ツアーの日程はもろにかぶっていますが、誰が来るのかなあ。(ロパートキナ、来るかなあ・・・。)
2008-01-04 10:17 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(0)
新春雑談
☆皆様 明けましておめでとうございます 本年もどうぞよろしくお願い致します☆

えーっと、突然ですが、イギリスでは非情にも明日から平日です・・・!正月二日から仕事ですよ・・・ったく。ここでは、お正月気分なんて全然味わえないんですよねえ・・・くくぅぅ(嘆)。

もとい、お正月恒例のウィーン・フィル・ニュー・イヤー・コンサート、録画しておいたのをさっきダンス・シーン中心に見たのですが、結局スター・ダンサーのゲスト出演はなかったんですね。

当地BBCでは、解説者が「TV視聴者の皆様には、第二部からお届けします」と言って始まったので、私が見たのは短縮版だったみたい。最初のダンス・シーン(ワルツ)は衣装と振付のノリがアイス・ダンスみたいに見えて面白かったのですが、この中に、思いがけず元マリインスキーのダンサーを発見して密かにコーフンしてしまいました。

あのダンサー、絶対にそうだったと思うんだけどなあ・・・ウラジーミル・シショフ君。ずっとパレスみたいな豪奢の建物の中で踊っていて、途中二組のペアが外(テラス)に出るところで金髪の美女といちゃいちゃしていた、背が高くて・ダークで・ハンサムなダンサーなんですが・・・。すっかり忘れていたけど、彼は少し前?にマリインスキーからウィーン国立に移籍したんですよね。だから踊っていても不思議はないんだけど。(この方です↓)

http://www.wiener-staatsoper.at/Content.Node2/home/ballettensemble/14874.php#

《もしかして、サッカー・ダンスのシーンでキーパー役?を踊っていたのも彼かなあ?》

それで思い出したのが、彼の奥様で同じくマリンスキーから移籍した、オルガ・エシナ。私は一度もこの方を舞台で見たことがないのでそもそも顔を見分けられないのですが、もしかしてシショフ君と踊っていた金髪美女がそうかしら?昔ちょっと見た写真とは雰囲気が違って見えたのですが・・・。この二人はウィーンに移って揃ってSolisten(このバレエ団で一番上の階級)になったのですね。これはいいことなんでしょうね きっと。(シショフ君、結構お気に入りだったので退団したときはがっかりだったけど・・・せっかく有望だったのに、マリインスキーではそれほど重用されてなかったものね・・・ウィーンではガンガン主役を踊らせてもらってるのかしら。)

青きドナウでエレガントな舞を披露したカップル(Dagmar KronbergerとWolfgang Grascher)は大人の雰囲気でとっても良かったですね。特にゲストを呼ばなくても、このワルツをこうして普通に綺麗に見せてくれれば十分じゃない・・・と思った次第です。Dagmarさんのフェミニンな雰囲気がとっても素敵だったし、彼女が着用していたミッドナイトブルーのドレスが綺麗だったこと!Grascher氏の大人の男性の余裕あるサポートぶりも渋くて、眼福でした。

二人はずっと屋内で踊っていたのに、クライマックスでいきなり新趣向?会場に姿を現しましたね。(BBCの解説者は、彼が憶えている限りでは会場内でダンス・シーンが繰り広げられるのはこれが初めてだ、とコメントしてましたが。)なかなか面白い演出でいいんじゃない?と思ったのですが、興をそがれたことがひとつ。

二人が舞台に向かって踊りながら進んで行って、通路で一旦ポーズする場面で、彼等の背後に座っていたお客の一人(東洋人男性)がおもむろにカメラを取り出して写真撮影を始めたんである!その姿をしっかりTVカメラに収められていることを知ってか知らずか・・・。二人が前進して舞台に近寄ると、前の席に座っていた着物姿の女性(明らかに日本人!)が、これまたカメラを手に身をよじって写真撮ろうとしてるんですよ。これにつられたのか、前列のお客の何人か(西洋人)が一斉に二人にカメラを向けてましたね。

・・・ったく、一体何なんだ この光景は!まだ上演中、二人が踊っている最中だというのに!!"お里が知れる"とでも言うか・・・厚顔・無知・無教養!(どこぞの山から降りてきたイナカ者連中かと思いましたよ・怒)。一部の聴衆のあの醜い行為が世界中に放映されてしまったので、残念ながらこの手の演出は今後二度と採用されないでしょうね。

それにしても、最近ホントに多いです 劇場における、素人による「上演中の」撮影行為。解説の言葉を信じるならばニュー・イヤー・コンサートは世界中で10億単位の聴衆がいるらしいし、今回のような演出では、少なくともオケ席だけでも聴衆からカメラとケータイを取り上げてほしかったわ。(私的には、どの劇場の・どの公演でもそうしてほしい!)・・・と、せっかくの美しいパフォーマンスにケチがついてしまったニュー・イヤー・コンサートでした。

・・・さて、気分を変えて、ダンソマニで久々にジャン=ギョーム・バール関連のスレッドが更新されていました。そこでSophiaさんが紹介している(いつもありがとう~)ロシア語メディアに、「2007年のバレエ界は"海賊"一色だった」というような内容の記事が出ていて、昨年中に新制作された「海賊」が列挙されていました。ジャン=ギー版、ラトマンスキー(ボリショイ)版、グリゴローヴィチ(クレムリン・バレエ)版・・・と、ロシアだけで3つも新しいバレエ「海賊」が生まれたんですね。(ロシアじゃないけど、バイエルン州立バレエも新制作してましたねこの作品・・・)

記事の残り部分はバレエ「海賊」の歴史について触れたもので、ジャン=ギーのバレエについてはこれ以上は出てこないんですが。彼の初めての全幕振付作品、エカテリンブルグ・バレエの「海賊」が初演されたのは昨年4月。是非西欧のどこかで(できればフランスで!)上演して頂きたいと切望しているのですが・・・可能性あるかな~。

そのジャン=ギー振付作品と言えば、ちょっと前に友人が教えてくれたところによると、日本では来年初の?お披露目となりそうだとか!2009年5月に予定されているパリオペ・エコール来日公演の演目の中にジャン=ギー作品("Peches de Jeunesse")が入っているんですって・・・これは貴重な機会ですねえ 見たいなあ。

☆ジャン=ギー版「海賊」、初演時に現地で舞台をご覧になった"みずいろさん"にお寄せ頂いた貴重なレポはこちら:

http://londonballet.blog60.fc2.com/blog-entry-209.html#comment
2008-01-02 08:48 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(8)
ベジャール・バレエの新作
いよいよ大晦日・・・あと二時間ほどで新年です。今年も数多くの・心に残る舞台に接することのできた一年でした。来年も更に素晴らしい舞台の数々に巡り会えますように・・・。

また、昨年はこのブログを通して"同好の士"の皆様方とお話したり・直接お会いする機会を持つことが出来て、とっても楽しかったです。新年もどうぞ宜しくお付き合いのほど、お願い申し上げます!

さて、今年最後の記事は何にしようかな~と迷ったけど、やはりベジャール関連の話題で締めましょう。

去る20日にローザンヌ・ボリュー劇場で初演されたベジャールの遺作、「80分間世界一周」("Le tour du monde en 80 minutes")。レビューを求めて検索していたら結構沢山ヒットしたのですが(当然仏語ばかり)、一様に、"超満員の観客の熱狂的な反応を引き起こした"とあります。初演は大成功だったみたいですね。

翻訳機にかけて読んだ限りでは、France2の記事が作品の概要についてわかりやすく書いてくれていました。

http://cultureetloisirs.france2.fr/scene/actualite/37738838-fr.php

記事からわかったことは・・・

- タイトル通り、ベジャールが生前訪れた五大陸のいくつかの国をイメージして創作されたダンス。("ダンスで旅する世界"って感じなのかな?)

- 出発地はベジャールの祖母の出身地・アフリカのセネガル。このあと、エジプト、ギリシャ、ベニス、ウィーン、インド、中国、北極(!)、アメリカ、ブラジル・・・と旅は続く。

- もともとこの作品は、故人の"音楽への愛"を宣言するものになるはずだった(?というように読める部分がLe Mondeの記事にあったのですが)。使われている音楽は、モーツァルト、ワーグナー、ストラヴィンスキー、シュトラウス、ヴィヴァルディ、エリントン、テオドラキス、ウム・クルスーム等。

- タイトルには"80分間"とあるが、実際の上演時間は90分!

(尚、最初にこの作品を「ベジャールの遺作」と書きましたが、この記事によると、正確にはジル・ロマンが舞台装置の部分を仕上げて完成させた、となっています。)

残念ながら動画は見つからなかったんだけれど、ベルギーのサイトに舞台写真が若干出ていました。

http://www.lesoir.be/culture/scenes/la-creation-posthume-de-2007-12-20-567701.shtml

本拠地の後、この作品は2/7~10までパリ(パレ・デ・スポーツ)で上演されるようです。その後3/27~30はベルギーのアントワープへ。《ロンドンに来てくれることは・・・ないんでしょうねえ・・・涙涙》
2008-01-01 07:00 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(13)
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