スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
-------- --:-- | スポンサー広告
タルコフスキー・フェスティヴァル
ベジャール・サーチの副産物。一昨日の記事でRussia Todayという番組のビデオをご紹介しましたが、ここでちらっと話題になっていたのがこれ。

現在ロンドンで「タルコフスキー・フェスティヴァル」なるイベントが進行中という情報。映画上映、タルコフスキー撮影による写真展など、タルコフスキーの生誕75周年と彼の父親で詩人のアルセニー・タルコフスキーの生誕100周年を祝う特別イベントだそうです。

http://www.tarkovsky-festival.co.uk/info.html

映画は12/7~13の7日間、Curzon Mayfairで彼の代表的な7作品を上演。遺作「サクリファイス」はニュープリントによる上演、フェスティヴァルのあと英国各地の映画館を巡回する模様。同じ映画館で彼に捧げられたドキュメンタリー作品も複数上演されるようで、これは珍しいかも。

「アンドレイ・ルブリョーフ」をもう一度大画面で見られるのか!と一瞬興奮したんだけど、なんと酷なことに、この日はロイヤルのくるみの初日であった・・・(落涙)。「ノスタルジア」を見ようかな・・・
スポンサーサイト
2007-11-28 10:32 | アート情報 | Comment(12)
続々・ベジャール関連
今日も引き続きベジャール関連の情報を。

まず、昨夜は力尽きて触れられなかった件から。バレエ・サイト「昨夜のバレエ・明夜のバレエ」の槻本さんの日記に、この話題で若干コメントさせていただいたのですが、ここで繰り返すのも何なので、ご興味ある方はこちらへどうぞ:

http://balletmoon.seesaa.net/article/68906601.html

("ベジャール作品の今後"について、Swissinfoというサイトに出ていたやや物騒な?情報を追っかけたものです。槻本さん、長々しいコメントを付けてしまって失礼しました~)

さて、まだまだ映像が沢山見つかるのですが、今日はこちらをご紹介。ベルギーの放送局(?)RTLのニュース/コメンタリー番組でベジャールを偲んで識者が語っているもの。二人のゲストのうち一人はルードラ出身の振付家(David Sonnenbluck)、もう一人はジャーナリスト。喋りが多いので19分もあるわりには映像部分は少ないのですが、なんと東バのボレロがちらっと流れます(メロディーは高岸直樹さん)。ご興味ある方は、最初の7,8分我慢して見てみてください。

http://rtlinfo.alinfini.be/index.php?option=com_vpl_videoplayer&task=play&mmo=15671

(最後の方で例の"アングロ・サクソン"の話題が出ます。あ~何話してるのかわかればなあ・・・情けなや。)

それから、昨日の記事に、"ベジャールの遺灰はオステンドの砂浜に撒かれる模様"と書きましたが、正確には、「オステンドの海と砂浜」のようです。今日目にしたベルギーのニュース・サイトには、海はともかく、「公共の場である砂浜(=ビーチ)はダメ」と当局が難色を示しているとか。(オステンドというのは北海に臨む古くからの港町で、ちょっと前までイギリスのドーヴァーとの間にフェリーが行き来していたところ。)

http://www.rtlinfo.be/news/article/61403/

ベジャールは人生の最も充実した30年間を過ごしたベルギーという国を心から愛していたようで、遺言で死後ベルギー国籍を取得したいとの希望を表明しているそうです。その理由は、将来自分の名前を伝記や辞書で言及される際、「モーリス・ベジャール、ベルギーの振付家」と書いてもらえるように、と。故人が心から愛していたベルギーの海に無事還っていくことができますように、お祈りしています。

http://www.dhnet.be/culture/divers/article/191094/la-derniere-pirouette.html
2007-11-27 10:26 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(22)
続・ベジャール関連
引き続き、ネットで拾った・ベジャール逝去にかかわる情報のご紹介。

まずは昨日(24日)、パリオペのマスタークラス(”Plein Feux")で起きた、ベジャールへの《即興》オマージュ?の話題から。

これはcriticaldance.comの仏語フォーラムで読んだのですが、この日は「パキータ」のマスタークラスで、教師はイレール、生徒はドロテとファヴォラン。イベントの初めに、ルフェーヴル芸監が一言ベジャールへの追悼の言葉を述べ、その後、4人が一列に並んだかとおもうと、イレールの合図("いっせーのせ"?)で、各人が思い描く"ベジャール・ダンスの典型的ポーズ"をとったそうです!これを2回繰り返したとか・・・。

想像するとなんとも奇妙な図ですが、レポしている方は、「最初は変だと思ったけど、最後は感動した・・・」とか。いや~、これ、見てみたかったですねえ・・・殿はどんなポーズとったんでしょ?それにしても、この即興オマージュ、一体誰がやろうって言い出したんでしょうねえ(やっぱり、殿??)。

さて続いて映像です。昨日この話題にかかわる映像が"たっくさんある"と書きましたが、その中で特にご紹介したいのは以下2つ。

☆フランス国立視聴覚センター(とでも訳すか)のアーカイヴからベジャールのページ:

http://www.ina.fr/archivespourtous/index.php?vue=dossier_personnalite&id=239

オーディオのみのファイルもありますが、映像も数本。リストの一番上のビデオは1958年の映像、"La belle endormie"(「眠る美女」)という作品からのpdd。ダンサー・ベジャールがカリスマティックで存在感すごいです。(オチがなんともユーモラス・・・)

☆Russia Todayという英語サイトのニュース映像:

http://russiatoday.ru/entertainment/news/17431/video

ベジャール自身とベジャール作品の舞台映像に加え、モスクワのバレエ人3人がコメントを寄せています。(ツィスカリーゼ、アンドリス・リエパ、ラトマンスキー)

ツィスカリーゼ: 「ベジャールはバレエ界で非常に重要な存在だった。彼は長く記憶に残るような作品の数々を世に送り出したけど、後続の振付家達によくコピーされてたね。」

ベジャールがソ連を初めて訪れたのは1978年だったよう。当時の様子と思われる映像がちらっと出てきますが、持って行った作品は弟9かな?(このビデオ、ベジャールの話題に続き、ザハロワとボッレがボリショイ劇場で「ジゼル」のリハーサルをする映像も見られます。)

続いて、故人を知る世界中の各界の人々から寄せられた「追悼の辞」の中で目に留まったもの。「バレエ・フォー・ライフ」関連でクイーンのギタリスト、ブライアン・メイが自身のブログでメッセージを贈っています。(11/22付・黒の囲み記事をご覧ください)

http://www.brianmay.com/brian/brianssb/brianssb.html

最後に、これは複数のニュース・サイトで見ましたが、今日・明日とローザンヌでは一般市民がベジャールにお別れを言う機会(場所)を設けたようです。寒い中、弔問客が沢山集まるのでしょうね・・・また遺言により、氏の遺灰はベルギー・オステンドの砂丘砂浜に撒かれるようです。
2007-11-26 07:57 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(4)
ベジャール関連
今日も引き続きベジャール関連のサーチを続けてたのですが、映像が驚くほどたっくさんあるんですね。それを見るとあらたに喪失感に襲われて力が出てこないんで、ベジャールと同じ・"big love"のアーティスト、スティーヴィー・ワンダーの音楽をガンガンに鳴らしながらこれを書いてます。("In Square Circle"というアルバムなんですが、まったく、天才っていうのはこういう人のことですね。ベジャールなら、ワンダーの音楽でダンス作品を創ってくれたかもしれない・・・。)

さて、一昨日の記事で、「パリオペの追悼公演はなぜ一年以上先なのか?(もっと早くやればいいのに)」と書きましたが、それに対して一読者より、「急遽公演を打つのが無理なのは、冷静にお考えになればお解りでしょう」とお叱りを受けました。

で、冷静に考えてみましたが、私にはなぜ一年先といわず・もっと機動的に特別公演を打つことが"無理"なのか、どうしてもわからない・・・。おそらく、コメントされた方は、”常識的範囲内で考えれば無理だろう"という意味で仰ったのであろうと思いますが、この事態を重く(&常識外と)受け止めるなら、然るべき"特別措置"を講じても不思議ではないのでは?パリには会場用のハコはごろごろあるし、肝心の資金だってベジャールの追悼公演目的ならファンドレイジングがそれほど難航するとは思えないし、要は意識の問題じゃないかなあ。(決して安易に言ってるのではありませんよ。)

しかし、”やる気の問題かなあ やっぱり”とつらつら考えてたら、げっ 思わぬところに地雷が潜んでいるかも・・・と気づいてしまったことが。ご存知の方も多いかもしれませんが、故人と現オペラ座総裁のモーティエは因縁の間柄なんですよね。

ベジャールがベルギーのモネ劇場で20世紀バレエ団の活動を開始したのは1960年。以降、この劇場をベースにベジャール芸術の豊穣の時代が築かれたが、1987年にバレエ団はスイス・ローザンヌに拠点を移す。この背景にあったのがベジャールと81年にモネ劇場の総裁となったモーティエの間の確執だった。

・・・というのがよく聞こえてくる話で、ただこの件に関しては詳しいことはあまり知らなかったのだけど、今回サーチしてみたら、モーティエが自らの劇場構想に合わないベジャールを駆逐した、という背景だったよう。(そういえば、以前ブラッセルのバレエ・ファンが、「ベジャールをモネ劇場から追い出したモーティエを私は一生許さない!」と英フォーラムにエモーショナルな書き込みしてたなあ・・・) この件でNYタイムズ紙のアーカイヴに記事がありましたのでリンクを貼っておきます。最初の記事ではモーティエがベジャールのことを「ニーチェのような人物」と評しています:

http://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=9B0DE4DD1F30F933A2575AC0A961948260

http://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=9B0DEEDD1038F931A15755C0A961948260

まあ20年前の話だし、結果的にベジャールにとっては新天地で創作活動できたことが新たなインスピレーションを生んだのでしょうけど・・・わざわざモーティエが積極的に、ムリしてまでパリオペでの追悼公演実施にむけて音頭取るとも思えないかも・・・。

続いて、イギリスの主要紙に出揃ったobituaries(訃報欄/追悼記事)について。ベジャールは英米では一般の知名度は非常に低いためニュース・ヴァリューはあまりないということか、情報としてはあまり取り上げられていませんでしたが、訃報欄では充実した記事が読めました。イギリスの新聞の隠れたウリでは?と思わされるほど、このobituaryは読み物として充実してるんですが、たとえば The Guardianの長文記事(ワード数にして2,141、文字数15,000超!)は情報として有益、かつフェアな内容です。Balllet.coにまとめてリンクが貼ってありますので、ご興味ある方はこちらをご覧ください:

http://www.ballet.co.uk/dcforum/happening/6567.html#17

この中では、バリバリ保守系のThe Daily Telegraphの記事が英国人のベジャールに関するスタンスを最も端的に表しています。これと見解が近いのが、NYタイムズのベテラン・クリティック、アンナ・キッセルゴルフによる追悼記事。モーリス・ベジャールという振付家を形容する際に、まず"ポピュリスト(大衆迎合主義)"という言葉が使われ、"(モダン・ダンスの歴史の長い)アメリカの振付家に比べたら、彼なんて大して新しくないよね"という、アングロ・サクソン系クリティックの一種典型的な見方を示していると思える内容なので、私自身は反発しか感じられない文章ですが、一応リンクを貼っておきます。

http://www.nytimes.com/2007/11/23/arts/dance/23bejart.html?_r=1&oref=slogin

まあ~しかし、ベジャールに対する評価、仏語圏および日本 vs 英語圏でここまで違うと研究対象になるのでは?って思えるぐらい。面白い現象ですねえ。(多分フランス語圏以外のラテン語圏でも人気があるのではないか、という気がするんですが、ドイツ語圏ではどうなんでしょうね?)

あーあ、だらだら書き綴っていたらすっかり長くなってしまった・・・まだまだ書きたいことはあるのですが、一旦切ります。
2007-11-24 09:55 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(4)
【追悼】モーリス・ベジャール
"big love"

20世紀を代表する・破格のスケールの振付家、モーリス・ベジャール氏が亡くなりました。(享年80歳。)

バレエの哲学者にして真のヒューマニストか、はたまた稀代のハッタリ振付師か?多分その両方、というか、幾つもの顔をもっていて、全然好きになれない作品も中にはあるけれど、モーリス・ベジャールという人物には全幅の信頼をよせていました。ダンス芸術が持つはかりしれないポテンシャルと、人間そのものを、常に"全肯定"することのできた人・・・それがベジャールの最良の作品から感じられたことでした。(極上のオプティミズム!)同時代の振付家で心から共感できるのはこの人だけだったので、とても悲しくて残念です。心から、ご冥福をお祈りいたします。

今日昼休みに悲報を聞いて以来、時間があればネットで情報を拾っていたのですが、さすがにフランスのメディアは怒涛のカヴァレッジ。日本も主要紙は勿論地方紙にも記事が出ていたり、バレエ・ブログでも沢山取り上げられていて、仏語圏に次いで情報が多いのでは。(それに比べると英語は、かなり落ちる・・・)

数ある中から映像を中心に興味深いものをご紹介しますと・・・

☆仏tf1: ニュース映像。関連ビデオを二本見られます。画面右側の薄いブルーグレーの部分、"Video"と表示してあるのがそれ。いずれも故人と親しかったダンス人へのインタビューで、一本はパトリック・デュポン、もう一本はクロード・ベッシー。どちらでも生前の故人の姿と舞台映像が見られます:

http://tf1.lci.fr/infos/people/0,,3629213,00-maurice-bejart-est-decede-.html

米BalletTalkにベッシー・インタビュー("vidéos : "C'était un ami, pas seulement un...")の概要が投稿されていたのですが、その中にこんな内容が:

- ベジャール氏は(死を見越して)必要な法的手続きをすませた。BBLはジル・ロマンが率いることになると思われる。ベジャール作品の権利については、複数のダンサーに分割譲渡された。

☆仏Fr2: ニュース映像。氏の生い立ちの紹介、作品映像、インタビュー(ニコラとカデが登場)を見られます。

http://jt.france2.fr/20h/index-fr.php?jt=0&start=800

☆パリオペ・オフィシャル: 'Actualite'にお悔やみのページができています。来年12月にベジャール作品の三本立てを上演する、と書いてありますが、これは来シーズン既に組み込まれているプログラムなんでしょうか それとも特別公演?これが故人に捧げる公演になる、ということですが、なんで1年以上待つの??カンパニーと故人の浅からぬ関係を考えれば、急遽追悼公演を打ってもいいぐらいだと思うのですが・・・

http://www.operadeparis.fr/Accueil/Actualite.asp?id=403

(BBLのサイトにはまだ何もアップされていないようです・・・)

【モーリス・ベジャール: 1927年1月1日・マルセイユ生/2007年11月22日・ローザンヌ没】
2007-11-23 10:51 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(5)
ドロテのニュース映像と新聞記事
ドロテのエトワール任命がFrance2のニュースで取り上げられています(一番最後の話題):

http://jt.france2.fr/20h/index-fr.php?jt=0&start=1953

ルグリとのレッスン風景、過去の舞台映像等が流れますが、私が大好きだったガムザッティも!この時のドロテには、パリオペ・ダンサーには珍しい、ディーヴァな雰囲気があったんですよね・・・ただ綺麗なだけでない、握力(腕力?)の強さを感じさせてとっても印象に残ってます。演技にも踊りにも、さぞ負けず嫌いなんだろうなあ、と思わせる勝気さがあらわれていて、私はすごく好きでした。

それからこちらは今日のタイムズ紙。"セットなし・照明も貧弱な舞台にもめげず見事な踊りを見せてエトワールに任命された・・・"と写真付でドロテが紹介されてますが、記事の主眼はストのこと。イギリスの新聞でパリオペラ座バレエ団のエトワール任命が記事になるなんて初めて見たけど、スト絡みだからでしょうね。(ロイヤルのプリンシパル昇進だって記事になってるの見たことない・・・)

http://www.timesonline.co.uk/tol/news/world/europe/article2910929.ece

パリオペの非常に恵まれた年金システムについて、ドロテが最近パブリックで発言したらしく、その言葉が引用されているのですが、"世界に類をみない手厚い制度で、そのお陰で踊りに専念できる”、とのこと。以前も話題にしましたが、パリオペのダンサーは最低10年勤務をまっとうすれば年金がおりる、って本当みたいですね。これは、確かに恵まれてますね~。
2007-11-22 08:01 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(0)
イレール&ロモリ@エクサンプロヴァンス
"Un trait d'union"

2007年11月17、18日 Pavillon Noir (Aix en Provence)

振付: アンジュラン・プレルジョカージョ
初演: La Biennale nationale de danse du Val-de-Marne (1989年)
パリ・オペラ座バレエ団初演: 2003年12月
音楽(録音): バッハ/チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調 BWV1056 第二楽章 (グレン・グールド、コロンビア・シンフォニー・オーケストラ)
効果音: Marc Khanne
衣装: Nathalie Fontenoy
照明: Jacques Chatelet

キャスト: ローラン・イレール、ウィルフリード・ロモリ

ああ・・・終わってしまいました。あまりにも短すぎた・・・まるで蜃気楼のようだった。東京でフラれ、チヴィタノヴァでフラれ、三度目の正直でやっと目にすることのできたイレールとロモリの再共演。舞台を見ながら、どうか・このまま終わらないで・・・と心の中で虚しくつぶやいてた。二人の姿、ずっとずっと、見ていたかった・・・。

キャパ400人位の小さな会場はぎっしり満員、明かりが落ちると、真っ暗闇の中一筋の弱弱しい光が舞台を水平に照らす。グレン・グールドのバッハ。空気がまったく動かない・静的な空間に、袖から一人の男がおぼろげに姿をあらわす。身体を低くおとして両腕でゆっくりとソファーを前に押しやりながら舞台中央にすすむ。真ん中にソファーを落ち着けるとしばしソファーを相手に戯れる、というかいろんな動きを見せる(ソファの上に微妙なバランスで立ってみたり、ソファに顔を滅茶苦茶にこすりつけてみたり)。

この登場シーンのイレールの姿にはややショックをうけた。衣装はヨレヨレのランニング・シャツに黒のズボン(に素足)なんだけど、"こんなに痩せてしまったのね・・・"と。4年前のパリ初演で見た時はもう少し身体に厚みがあったし、精悍ですらあったのに。変わらないのは、彫刻的な彼のシルエットとこのライティングの相性のよさ。スポットかつ抑えめの照明なので、陰影がくっきり。(イレールの麗しいプロフィールが、いやでも引き立つ・・・)

ソファと戯れる男。一瞬バランスを崩し、ソファがひっくり返ってその下敷きになる。このあと、第二の男が登場する。第二の男・ロモリはダーク系のシャツにニュートラルな色味のズボンといういでたち、やや威圧的に舞台に登場。ソファを元の位置に戻すと、そこにどっかり腰をおろす。ややあって、立ち上がると、うつぶせに横たわる男に軽く蹴りを入れる。この後、見せ場の(?)シーン。うつぶせの状態からジャンプするイレールの背中をロモリががしっとキャッチ、ロモリの身体の上でイレールが仰向けになって、ロモリがやや愛撫するような所作をしてから突き放す、という動きが3,4回繰り返される。(このシーンは無音。これ以降二人が丁々発止のダンス/演技を繰り広げる場面では効果音が使われているのだけど、若干グルーヴ入ってたりしてなかなかよい。)

ロモリ扮する第二の男がイレール扮する第一の男を虐待?コントロール?しているのかと思いきやその関係が逆転したり、二人の男は敵対関係にあるようにも見えるし、時として恋人同士のようにも見える。前回初めて見たときに二人の関係が何ともスリリングで、”一体この二人どういう関係なんだろう”とどきどきしながら鑑賞していたら20分あっという間にすぎた。今回、この特別公演に寄せてプレルジョカージョが作品についてコメントしていたけど、その中で、「人の出会いの不思議さ・なぜ人は出会いを求めるのか」、「古くはプラトンの饗宴にある、"(失われた)自分の半身探し”」・・・というような言葉があった。ふうん・・・もしかしたら、この二人は互いの分身なのかもしれない。反発し合いながらも、決して完全に相手を切り離すことができない・・・

動きは純粋なダンスというよりは多様な身体表現の追求?マーシャル・アーツ風の動きがあったり、常に緊張感があって、男性的でシャープな動きが多い。二人の男がシンクロして踊るシーンでは、悲しいかな、現役エトワールと第一線を退いたエトワールの差が歴然。(ロモリの動きがキレキレで、なんともかっこよかった!)ボクシングのように打ち合いする拳闘シーン(?)では、やみくもにぶつかっていくイレールの前に、岩のように立ちはだかるロモリ。こういうシーンでは、なんだか妙にイレールが可愛く見えてしまって、ええっ これは・・・と焦る(ペトルーシュカもそうだったけど)。

やや筋力が落ちてしまったかな、と思わせるイレールの動きに、カミソリのようにシャープだった、かつてのあのキレはない。それでも胸を衝かれるのは、以前と変わらない、いやむしろ強化された集中力と舞台にかける熱があるから。最近のイレールは、舞台の上で45歳という年齢そのままの自分をさらけ出して、裸になることを怖れてない・・・なんら虚飾のない、殆ど無邪気といいたくなるほどの、無心の舞台。

カーテンコールではイレールとロモリ、何度も互いの健闘を称え合い、爽やかな笑顔をみせてくれた(殿、可愛い~!)。途中プレルジョカージョも加わって三人で拍手に応える。二人の間に挟まれたプレルジョカージョも、本当に嬉しそうだった。

初日の舞台がハネた後、偶然プレルジョカージョ氏と一言二言言葉を交わす機会があったのですが、こんなことを仰っていました。「ローランとウィルフリードがこの作品を踊ると、まるで映画を見てるみたいで、いいんだよねえ・・・」

そう、そうです。映画のような舞台が実現するのはこの二人だからです!是非またどこかで再演してほしい・・・これが最後では、あまりに勿体無さすぎ・悲しすぎます・・・。

☆ Glen Gould plays Bach (click on Sample No. 8):

http://www.amazon.com/Bach-Piano-Concertos-Gould-Bernstein/dp/B0000025U5
2007-11-21 10:18 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(4)
ドロテ・ジルベールがエトワールに!!!
今夜(11/19)のくるみ公演終了後に任命されたそうです!(ダンソマニ&DanserenFrance発)

"大好きなドロテ おめでとう!!!パリの星としてさらにキラキラ輝いて・素敵な舞台をたくさん見せてくださいね!!”

いや~ 久々に、世間の納得するエトワール任命じゃありませんか~?よかった よかった。

(ダンソマニにこの瞬間?の舞台写真があげられていますので、皆さん是非見に行ってくださいませ~)

☆パリオペ・サイトのバイオ・ページ:

http://www.operadeparis.fr/Biographie.asp?id=259&nom=Dorothee-Gilbert
2007-11-20 10:44 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(11)
エクスから戻りました
今夕ロンドンに戻ってきました。

いや~プロヴァンスは寒かった。南仏とはいえ朝晩の冷え込みはロンドンより厳しかった・・・。気温はロンドンと同じくらいのはずなんだけど、乾燥した土地の寒さってキンキンしてて底冷えするというか。毎日クリアな晴天続きだったけど、今日はかなり風が強かった。(そろそろミストラルの季節?)ロンドンはといえば、空港に着くなり大雨だし・・・(なんというか、あまりにティピカルで言葉を失う。)

念願のイレール&ロモリのトレデュニオン、ようやく再見かないましたが、何か今は色んな思いが去来して、考えがまとまりそうにありません・・・落ち着いたらレポしますので。
2007-11-20 10:11 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(0)
ROHのウィンター・ガラ (11/15)
いよいよ今夜、エクサン・プロヴァンスのPavillion Noirでイレールとロモリが踊ります!天気予報を見てみたら、ここ二、三日は晴れマークが並んでいたので一安心。でも、南仏とはいえ、やはりこの時期はもう寒いんですね。気温は最高8~9度・最低0~2度って・・・ほとんどロンドンと同じ。

ということで、出かけてきます。月曜には戻りますが、それまでの間頂いた「コメント」は「承認後に表示」と設定を変えておきますので、どうぞご理解のほどを。

さて、本題。一昨夜ロイヤル・オペラ・ハウスで行われたガラ公演の駆け足感想です。ハウスのファンド・レイジングを目的としていたためチケット代の最高値が確か千ポンド超?だったような。そのせいか、かなり空席も目立ちました。

休憩一回を挟んだ二部構成で上演時間は各部約75分、オペラとバレエを交互に上演。司会進行役(男女のペア)が登場して簡単に演目解説してくれたのは、わかりやすくてよかった(この人たちの"喋り"は特に面白くなかったけど・・・)。

驚いたのが、この夜の緞帳と背景(スクリーン)に使われていたデザイン。今回のガラは、"The World's Stage"と題されていて、このテーマにそってデザインしたと思われる、ドーナツ型の円に配されたカラフルな万国旗。これが・・・ちょっと、いやかなり、ダサかった・・・。

バレエ・ファンの私が言うのもなんですが、ハッキリ言ってこの夜はバレエ/ダンス・パートの圧勝でした。前回のハウス・ガラもバレエの方が良かった記憶があるんだけど、どうしてだろうなあ・・・。オペラ・パートの目玉となるはずだったスター歌手・ロランド・ヴィヤソンがリタイヤしてしまったからか、セットや衣装の助けを借りず全幕オペラからアリアだけを抜粋して説得力をもたせるには、よほど歌手に力量があってコンディションも良くないとダメなのか・・・ともかく、残念ながらオペラの部は私には心から楽しめるパフォーマンスはなかったです。ロイヤル・オペラのコーラスは良かったし、二部のオープニングを飾った「運命の力」(序曲)のオケの演奏はなかなかだったけれど。(選曲の勝利ですね これは。)

特別ガラ公演のせいか?演目/キャスト・シートは10ポンドのプログラムを買わないとついてこなかったので、買わなかった私には当夜のラインナップをネット上再現できず・・・で、他人様の書き込みを借用しちゃいます。ballet.coで常連ポスターのリネットが早速レビューを上げてくれてますので、ガラの全容についてはこちらをご覧ください:

http://www.ballet.co.uk/dcforum/happening/6563.html#2

えー、残念ながら本当に時間がないので、バレエ・パートで印象に残ったものについてのみ、書き留めておきます。

☆ジョナサン・コープとリヤーン・ベンジャミンの「レクイエム」

この夜、幕開けは「女王へのオマージュ」の冒頭のマーチ・シーンだったんですが、それはイントロで別として、バレエの部・しょっぱなからジョナサンが登場!焦ってしまいましたよ~。マクミランの「レクイエム」からベンジャミンと"Sanctus"を踊ってくれました。女性のサポートが主で彼一人の見せ場は殆どなかったけれど、リフトの多いこの振付を何ら破綻なくこなして、大人のダンサー二人が見せてくれた流麗なpddでした。このあと、"Pie Jesu”を踊ったベンジャミンが、すごーーく美しかった・・・。あれはもう、「表現力」というものとはちょっと違う・・・ベテラン・ダンサーが培った、アーティストとしての全てのものが内側から自然に滲み出ている、とでも言うか・・・シンプルな白のレオタード&白いタイツに薄物の白い布を纏っただけのあの衣装も、彼女にぴったり。カーテン・コールではジョナサンにとりわけ盛大な拍手が贈られていました。

☆ La Chatte metamorphosée en femme (直訳:「女に化けた猫」)

はい、これ、当夜の私的No.1ヒット!大笑いさせていただきました。

多分初めて見たと思うんだけど、アブソルートリー・ナンセンスでややデカダンな香りがして、だけどなんとも可愛らしくて・・・この手のガラにあつらえむきの小品(アシュトン振付)。雌猫に扮するはアレッサンドラ・アンサネッリ。真っ白のふわふわ~んとしたドレスに頭には猫の耳つき帽子を被って、猫になりきってジャンプしてみたり、舞台中央に置かれたソファの脚をガリガリ引っ掻いたり。猫の所作を模倣してるだけなんですけど、あまりに馬鹿馬鹿しくも可愛らしいので思わず身を乗り出して見てしまいました。アンサネッリはコケティッシュな雰囲気があって脚に色気があるので、猫役にぴったり。ものすご~く嬉しそうに・楽しそうに・アタマ空っぽ~な表情で生き生きと踊ってました。最後に、なんとモーター付のねずみのオモチャが登場。舞台を”チューチュー”いいながらぐるぐる這い回って、そのねずみを狙う猫・・・と、なんともアホらしくもおかしすぎる演出に、場内大爆笑。あ~あ、ほんとに馬鹿馬鹿しいんだけど、大好きです こういうの。(カーテン・コールでは、このねずみも”ソロで”喝采をうけていたんである!手が込んでますねえ・・・)

☆プティのカルメン(タマラ・ロッホ&ロベルト・ボッレ)

これはですねえ・・・ちょっと退屈しました。ロッホもボッレも決して悪くなかったと思いますけど、申し訳ないけど、どうしてもイレールとフェリの姿がちらついてしまって・・・この作品久しぶりに見たので、正直こんなにも二人の影に悩まされるとは思ってもみず、自分でも驚いてしまいましたが。とりあえず、二人の間に火花も散ってなかったし、100%・「男と女」になりきってなかったような・・・。(まぁ多分そう見えたのは私がこの二人のダンサーに「色気」を感じることがついぞないせいでしょうね。観客の反応はすごくよかったです。)

以上で前半終了。ここでタイムアップです・・・続きは次回に。

2007-11-17 09:30 | ロイヤル・バレエ | Comment(6)
パリ・オペのくるみ またもキャンセル!
去る14日の初日がストで流れたパリオペの「くるみ割り人形」。今週末18日のマチネ公演も同じ理由でキャンセルされる模様です。

http://www.operadeparis.fr/Accueil/Actualite.asp?id=390

・・・はあ~ 「くるみ」は一体いつ初日を迎えられるのでしょうかねえ。今のところ、ストは収束の見込み全くなさそうですが(少なくとも表面上は)。

ところで、その「くるみ」のページにビデオが上げられてました。なぜか「雪の精」のシーンだけなのですが・・・

http://www.operadeparis.fr/Accueil/Actualite.asp?id=376
それからパリオペのサイトを見ていて気づいたことがもう一つ。エトワールとプルミエ・ダンスーズ/ダンスールのバイオ・ページの写真が大きくなって、インパクト強くなってました。全員の写真をざっと見てみたのですが、さて、パリオペの"ヴィジュアル・No.1”は誰でしょう?私的には、やっぱりこの方ですねえ・・・

http://www.operadeparis.fr/Biographie.asp?id=249&nom=Mathieu-Ganio
2007-11-17 06:48 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(0)
ロイヤル・オペラ・ハウスのクリスマス
ROHのサイトに新しいコーナーができているのを発見。まもなく、クリスマス・シーズンに上演されるバレエ・オペラ作品を紹介するもので、「くるみ割り人形」のページには、れいの都さん@金平糖のイメージが使われています。画面左にある"Watch the trailer"をクリックすると抜粋映像も見られます。(DVDにもなっている、都さん&ジョナサン&アリーナ&イヴァン主演のもの)

http://esales.roh.org.uk/christmas/generic.aspx?id=338

このほかバレエは「ベアトリクス・ポター物語/レ・パティヌール」(残念ながらこちらは映像紹介なし)、「ピノッキオ」、オペラは「チェネレントラ」(映像のファン=ディエゴ・フローレス、軍服姿が似合ってて可愛い!是非見てみてください)。

このコーナーからe-cardも送れます。私は早速自分あてに都さんのカードを送っちゃいました(爆)。
2007-11-15 09:53 | ロイヤル・バレエ | Comment(0)
パリオペ・くるみとパキータ
まずは残念なお知らせ・・・明晩(11/14)の「くるみ割り人形」初日は、ストでキャンセルされる模様です。

http://www.operadeparis.fr/Accueil/Actualite.asp?id=378

プレルジョカージョ/マグレガー・プロに続き、またもプレミエがお流れに・・・厳しいですね。これでくるみの初日は今週末・日曜マチネにスライドするわけですが、キャストはたまたま二日とも同じだったんですね(レティシアとニコラ)。

ところで↑のページを見ていて面白いことに気づいたのですが、明日のチケットを持っている方は、希望すれば4~5月のミックス・プロ(ヌレエフ/バランシン/フォーサイス)のチケットと交換可能みたいですよ。このプログラムのチケット一般販売は来年1月9日オープンだから、罪滅ぼしに?ちょっと早めにブックさせてくれるってかんじでしょうか。

さて、やっと出ました・パキータのキャスト。

・・・実は、私は友人と散々悩みぬいた挙句、昨夜ユーロスターをブックしたのですよ・・どうせキャストは一週間前とかギリギリにならないとわからないだろう、と諦めの境地で。

そうしたら、なんと今朝になってダンソマニに仮キャスト情報が。結果的にはファースト・キャストのアニエス&エルヴェ組、そしてマリ=アニエス&カール組を見られることになりそうです。(ドロテ&ルグリも見たかったけど、仕方ありませんね・・・)

一見してびっくり(&がっかり)したのは、マチューの名前がないこと・・・どうしちゃったのかしら!?(そういえばちょっと前にダンソマニにマチューがGenusを降板するって情報が書き込まれてましたが・・・怪我したのかしら・・・)

そして、エミリー・コゼットのパートナーが、なんとステファン・ピュイヨン!彼の名前はオフィシャル・サイトの予定キャストにないばかりか、これまでノーブル・ロールの主役にキャストされたことはないように思われるのですが。(どちらかというとキャラクター系の起用が多い。)他にも若手大抜擢の日があって、一回だけ踊るのがローラ・エケ&フロリアン・マニュネ組、メラニー・ユレル&マティアス・エイマン組。(メラニーは以前も代役とかで踊っているかもしれませんが・・・)

このリストを眺めてたら、やっぱりオレリーで見たかった!とついつい愚痴がでてしまう。マリ=アニエスは前回見てとてもよかったし、アニエスも綺麗だろうし、ドロテは可愛いだろうし、フレッシュな若手の舞台も面白そうではあるけど、私的にいまいちワクワク感に欠ける《仮》キャスト発表でした。(オレリーとマチュー、大好きな二人が脱落しちゃったんで荒れてるだけです はい・・・。)

ヌーヴェル・アン(大晦日)公演の主役はドロテとルグリね、ふむふむ これは納得。なぜかくるみの方はこの日のキャストが出ていませんが、誰が来るでしょう?

【11月16日追記】大晦日のくるみ割り人形公演、キャスト情報は公式サイトで発表されていました。主演はボリショイからのゲスト・スヴェトラーナ・ルンキナとバンジャマン・ペッシュです。(はなはなさん、情報感謝です~)
http://www.operadeparis.fr/Saison-2007-2008/Distribution.asp?IdS=403
2007-11-14 10:48 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(7)
ロイヤル・オペラ・ハウスのガラ公演
今週木曜に予定されているロイヤル・オペラ・ハウスの"Winter Gala"。上演時間情報を入手したのでメモしておきます。

☆11/15 午後7時開演

一部: 7:00-8:13 (73分)

休憩: 8:13-8:38 (25分) 

二部: 8:38-9:53  (75分)

二部構成ということは、オペラとバレエにきっぱり分かれてるのかな?(前回の同様の主旨のガラ公演ではそうだった記憶があるんだけど・・・)上演演目については相変わらず新情報はでていないようですが、まあ、蓋を開けてのお楽しみ・・・というのもたまにはいいかもしれません。
2007-11-13 09:41 | ロイヤル・バレエ | Comment(0)
イレール&ロモリとブランチをご一緒に~
・・・というオドロキのご案内を、バレエ・プレルジョカージョのサイトで見つけました。(いや、正確には、この二人の前に「プレルジョカージョと」がつくんですけどね。)

http://www.preljocaj.org/calendrier-2-2-98-en.html

いよいよ今週末に迫ったイレール&ロモリの特別公演@エクサンプロヴァンス。只今ストの嵐が吹荒れるフランス(パリオペのくるみ初日にも暗雲がたれこめている模様・・・)、この劇場は大丈夫なのかと不安になって、メール照会したのが10日前。が、今日に至るまで返事なし。で、サイトを見に行ってみたら、この情報がアップされてたのでした。

イレールとロモリが客演する"Un trait d'union"は今週末の土日に二回公演が予定されてるんですが、日曜のお昼に、振付家&ダンサーたちとブランチしながら語り合う・特別イベントを組んだ模様。

私もイレールとロモリとブランチしたいけど、当然使用言語はフランス語だろうから、そもそも語り合えないわけで・・・全くおよびでないのですわ(泣)。ま、しかし、こんなイベントぶち上げるほど気合が入ってるってことは、公演キャンセルの心配はなさそう。この二人が共演する舞台をまた見られるなんて・・・どうも実感が沸かないけど、もうあと6日後です!
 
2007-11-12 08:27 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(5)
バレエ・ダンサーのための学位取得コース
今週ballet.coのリンクから読んだ記事の中で目をひいたのがこれ。

NY Times紙の記事で、タイトルは、"Pairing Ballet with a Bachelor's Degree"。

http://www.nytimes.com/2007/11/04/arts/04kour.html?_r=3&ref=dance&oref=slogin&oref=slogin&oref=slogin

内容は、1999年にサン・フランシスコで生まれた、プロのダンサーが働きながら学位を取得できるプログラムについて取材したもの。プログラム名はLEAP(Liberal Education for Arts Professionals)といって、プロのダンサーの職業経験を一部単位として認め、それ以外は通常の講義を受講して最終的に学士号(大卒資格)を取得する。

学位取得には平均して3-4年かかり、授業料もトータルで2万ドル強というから半端な覚悟ではできないことではないかと思いますが、既にこれまで209人のダンサー達が入学して42人が卒業しているとか。

このシステムのすごいところは、学生が決まった大学(場所)に通うのではなくて、大学の方が学生の近くに出張してきてくれること。(コース・ディレクターのマーク・バード氏いわく、”この逆のやり方では絶対うまくいかない”。)ニューヨークではマンハッタンにある某ホテルを会場に、授業が行われるんだそうです。NYCBのプリンシパル、アシュレー・ボーダーも学生の一人で、受講している理由を、「いつ何が起きて二度と踊れないという事態に陥るかわからないし、バレエ以外自分の人生にチョイスがないという考えにとらわれたくないから」と語っています。

確かに、ダンサーの職業生命の短さと第二の人生の長さを考えれば、若いうちにムリしても学位を取るチャンスがあるというのはいいことですよね。(仕事と勉強の両立は大変でしょうけれど・・・)コース・ディレクターのバード氏は元ジョフリー・バレエのダンサーで、自分が現役だった80年代には、ダンサーが学位を取るなんて考えられなかった・・・と述懐しています。「(自分の)現役最後の5年間、引退後のことを考えるにつけほとんどパニック状態だった。このプログラムに参加するダンサーたちが、引退後に何か素敵なことが待ってると思えるようになって、キャリアの最後の数年を楽しめるようになることが、このプログラムの最も素晴らしいギフトだね。」

いかにもアメリカらしいプログラムというか、逆にもっと以前にはこの種の試みがなかったことがわかって、却って意外。イギリスではどうなのかしら?プロのダンサーたちに同じようなチョイスがあるのかどうか、あまり聞いたことがないけれど。

2007-11-11 08:13 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(0)
殿のお誕生日&ロイヤル情報
ああっ いかん あと15分でフランスは日付が変わってしまう・・・今日・11月8日はわが殿・ローラン・イレールさんのお誕生日だったのです。

"ムッシュー・イレール お誕生日おめでとうございます!来週末の南仏公演にはかならずやご登場くださいね・・・楽しみにしております"

昨夜ル・パルク映像を見てしまったんですが、これって本当に癖になるから困るんですよね~。一度目にすると中毒になってしまうので、見るまで結構覚悟がいるんですが、時間がない時に私が見るのは一幕が多いです。「観察」シーンのアンサンブルの踊りも面白いし、ロマンティックな「出会い」のpddが大好きなので・・・特にイレールとゲランのペアでは三つあるうちこのpddが一番好きかもしれません。(イレールとオレリーだとニ幕の「抵抗」のpddが最高!)

まあ~しかし、つくづく酔わされたのが音楽。正直言って振付"自体"には特別閃きは感じないのだけど、プレルジョカージョ、この選曲センスだけで十分賞賛に値します。この音楽のせいでついつい映像を見たくなってしまうというのも多分にあります。(パリオペ管の演奏が素晴らしいし、エレーナ・ボネさんのピアノも大好き。)

さて、ロイヤル情報は、現在上演中のロメオとジュリエット。注目の明後日・10日(土)のキャストですが、コジョカル&コボーからコジョカル&マックレーに変更となりました。

http://esales.roh.org.uk/tickets/production.aspx?pid=1554

前回スティーヴンのロメオを見逃したファンの方は、今度こそ駆けつけてくださいませ。

(・・・と、そそくさと切り上げて、今夜はこれからル・パルクの二幕、pdd中心に見ることにいたします。おやすみなさ~い。)


2007-11-09 06:52 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(4)
オペラ座日本公演 「ル・パルク」
バレエ・ブログ la dolce vita (http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/)のnaomiさんに教えて頂きました ル・パルクのキャスト。

・・・これが、もう、私的には(はるかに)想定外の・オドロキの結果で、皆さんとっくにご存知かとは思いますが、ついつい私も一言書きたくなってしまいました。東京・名古屋とも2キャストで、以下4人のエトワールが出演予定となっていますね:

1. レティシア・ピュジョル & マニュエル・ルグリ
2. エミリー・コゼット & ニコラ・ル・リッシュ


(1)のぺアは納得です。この二人は2年前のパリでの再演時にペアを組む予定だったのが、ルグリの怪我降板により実現しなかったんですよね。レティシアはイレールと2回、あとはヤン・ブリダールと踊っていました。(パリの一ヵ月後に行われたロンドン公演でもパートナーはヤン・ブリ。当時の公演レポはこちら: http://londonballet.blog60.fc2.com/blog-entry-49.html

納得、というのは、実は私はこのペアでこの作品を見たことがないばかりか、ルグリがこの作品を踊るのを見たことすらないのですが、2年前にレティシアを見たときに、"ああ 予定通りルグリとの組み合わせだったら、もっと良かったかも・・・”と感じたのでした。この二人だと、なにかこう、純情派といいますか、ジェントルな物語を紡ぎ出せるのではないか、と想像したんですよ・・・。

驚き!だったのは勿論、第二キャスト。ニコラとエミリーは多分この作品・役柄は初挑戦なばかりか、この二人がペアを組むことすら珍しい・・・一体どんな世界を見せてくれるんでしょう 興味津々。

私の予想キャストは、ルグリ&ピュジョルとオレリー&エルヴェだったんですけど・・・見事に外れました。オレリーが踊らないのは本当に残念です。だって、現在のパリオペでこの作品のファースト・キャストに最もふさわしいのは、オレリーだと思うんですよねえ。で、パートナーにはエルヴェがくるんじゃないかなあ・・・と想像してたんですが。エルヴェはこの作品、パリでこそまだ踊っていませんが、昨夏タオルミーナのガラ公演でエレオノーラと共演、という情報が出てたんですよね。(実際踊ったのかどうかは確認できず。)エレオノーラは今シーズンはサバティカルをとってオペラ座を離れているし、日本公演参加の可能性は低い、となると、オレリーとエルヴェかなあ・・・と思ってたんですが。

「ル・パルク」といえば、なんといっても94年初演時のファースト・キャスト、イザベル・ゲランとローラン・イレールが不滅のAキャストとして世に知られているわけですが、私はイレールとオレリーのペアも凄ーく好きなんですよね・・・有難いことに、前者のパフォーマンスは映像化されてNHK-BSで放送されたので、日本のバレエ・ファンにもお馴染みかと思いますが、まだご覧になったことのない方は是非YouTubeを見てみてください。さっき覗いてみたら、三幕の”官能の”pddがポストされていました。

バレエ・映画とジャンルをとわず、これだけ繰り返し見た映像は他にないんですよね 私・・・。勿論、今YouTube映像も見てしまったのだけど、何度見ても、これは凄い・凄すぎる・・・ル・パルクは(作品について)書く作品じゃなくて、見るものですね!

・・・ということで、またDVDを見ることにします。それでは~~。
 
2007-11-08 08:40 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(2)
吉田都さんのロイヤル出演予定
先日読者の方から、都さんのK-Balletでのステータスが、プリンシパルからゲスト・プリンシパルにかわられたと教えて頂きました。この変化が何を意味するのかはまだ不明ですが、取敢えず、今シーズン残り・ロイヤルでの出演予定は、公表されている範囲内ではこちら:

☆「くるみ割り人形」(パートナー: フェデリコ・ボネッリ) 12/8、11、14

☆「女王へのオマージュから”水の女王”」:(パートナー: ヴァレリー・フリストフ) 2008年 4/24、5/8、10


(注: ロイヤル・バレエのキャスト情報は現在ブッキング・ピリオド3”春シーズン”の演目まで出ています。)

なんと、早いものでくるみの初日はあと一ヵ月後に迫ってるんですね~ また都さんの舞台が見られるんだ~!と気づいて小躍り状態。ただ、くるみの後次の演目まで随分間があいてるのがさびしい・・・。(眠りも踊ってくださったら最高だったんだけどなあ・・・)

「女王へのオマージュ」というのは、ロイヤル・バレエ創立75周年、そして女王陛下の80歳のお誕生日を記念して昨夏上演された作品。四部構成で、「大地」、「空気」、「水」、「火」の各パートをそれぞれ異なる英振付家が手がけた、カンパニー総出で踊る・ページェント系(?)バレエ。

これはですね、かなーり古色蒼然たる代物でひいてしまうというか、英国でしか上演されないであろう類の見せ物というか・・・。舞台背景に巨大な英王室の紋章が鎮座して、ダンサー達は女王を讃える・彼女に捧げるダンスを披露するわけです。これ、リパブリカンのダンサーだったら踊るの拒否するのかなー?とか考えちゃいましたよ。(そんな人めったにいないか・・・私はかなり辛かった。)まあ、都さんが踊ってくださるんだから我慢して見ますけど、上演時間約40分だから、各パートは10分弱位?しかないのがちょっと残念。

都さん、上記以外にはもっぱら日本で(K-Balletで?)踊られるんでしょうか。もっとロンドンでも踊っていただきたいなあ・・・。

☆ 「女王へのオマージュ」の舞台写真、ballet.coのギャラリーで見られます。スクロールして画面下にいってください(「水の女王」はこの写真ではコジョカル):

http://www.ballet.co.uk/gallery/jr_rb_rakesprogress_0606
2007-11-06 09:04 | ロイヤル・バレエ | Comment(7)
ロイヤル・バレエ ロメオとジュリエット(11/1)
<キャスト>

ジュリエット: 吉田都
ロメオ: ヴァレリー・フリストフ

マキューシオ: リッカルド・セルヴェーラ
ティボルト: ゲイリー・エイヴィス
ベンヴォリオ: エルンスト・マイズナー
パリス: トマス・ホワイトヘッド
キャピュレット公: デヴィッド・ドリュー
キャピュレット夫人: エリザベス・マッゴーリアン
マンドリン・ダンス: 佐々木陽平

指揮: ボリス・グルジン
演奏: ロイヤル・バレエ・シンフォニア

(ROHでの401回目の上演)


都さん&フリストフ組の3回目で最終日の公演。初日に見てあんなに良かったのは、ひょっとして夢かまぐれ(失礼!)だったのではなかろうか、なんて多少危惧しつつ劇場に向かったのだけど、再見して、やっぱりこのペアは好みだなあ・・・と思えた。前回に続き、とてもいい舞台をみせてもらいました。

えっと、まず最初に、この公演で一番興醒めた点についてさらっと触れておきます。

殆どプロとは思えない仕事ぶりだったのは、オケ。どこがどう、と具体的に列挙できない(しきれない)ほどひどかった・・・あれなら録音の方がよっぽどまし。ロイヤル・バレエ・シンフォニアってロイヤル・オペラ管のサブ組織というか、二軍と理解していたんですが、今Wikipediaで見てみたら、なんと「バーミンガム・ロイヤル・バレエのオケ」という記述が・・・初めて知ったわ この事実。バーミンガムでもあんな酷い仕事してるのかなあ それともツアー先(ロンドン)だから手抜いてるのかなあ。(いや、あれは手抜いてるってレベルの酷さではなかったが・・・。)どっちにしろ、ロイヤルオペラハウスで遭遇した過去最低オケの五指に入る(不)出来だった。あの音にひるまず踊ったダンサー達は、ほんとに偉かったです・・・

3回目ということで、主役ペアも初日よりこなれてきた、という印象でした。都さんのジュリエットは、あまりに幼く・壊れ物のように繊細な少女から、表情により快活さがくわわって、パリスを拒絶するときも前回よりきっぱりと、強い表現。

フリストフはやや長めの髪を切って、ウェービーな生え際がはっきりわかるような短めのスタイルで、よりロメオらしくなってました。若者らしい無鉄砲さとか性急さとはまるで無縁なのだけど、今回も彼のジュリエットへの思いの一途さにはぐっときました。彼女を愛おしむ時の表情も前回より更に甘くなっていて、雰囲気もよりロメオになっていた。彼のロメオがあまりにジュリエットにぞっこんなので、”この人、ほんとに都さんのこと好きなんじゃなかろうか”と、見ながらはらはらしてしまうほど。(←馬鹿)

この方はジェントルで、品があり、表現が控えめなんですよね。これが、都さんとのペアがうまくいった要因ではないかと思われるのですが。(都さんのパートナーは、何を置いてもまず、品が良くないとダメ!)一回り以上年下と思われるフリストフと並んで都さんの方が”掛け値なしに”若く見えたのは、彼女自身の資質に加え、フリストフの包容力に負う部分が相当あったのではないかと思います。確かにスター性や技術の高さという点では他のロメオにややひけをとるかもしれないけど、私は彼のロメオ、好きですね。

ゲイリー・エイヴィスのティボルトは、前回より演技が細かく・濃くなっていたような印象が(でもタケットほど”やり過ぎ”じゃないところがよい)。ティボルトが舞台を引き締めてくれると、どれだけドラマに真実味と重みが加わるか、彼の熱演を見ながらつくづくと感じました。(それに、彼のような男臭い風情のダンサーは今のロイヤルには他にいないから・・・ほんとに貴重な存在だわ。)

この夜のマキューシオはリッカルド・セルヴェーラ、私はマーティンよりはるかに彼の方が好きだなあ。踊りも綺麗だし、童顔でボーイッシュな雰囲気も役に合っていてよかった。(彼に関して幕間に友人と意見が一致したのが、”彼ってなぜロメオを踊らせてもらえないの?”という点。なぜでしょうねえ 踊ってもいいと思うんだけど・・・) 

そして、コール・ドでダントツ目を引いたのは、私のご贔屓・崔由姫。ジュリエットの友人の一人だったのだけど、この方のポール・ド・ブラの美しさと動きの軽やかさは断然、群を抜いて目立っていました。(彼女がジュリエットを踊るのを見たい!)

・・・以上でこの夜のサポート陣へのコメントは終わり。ここから先、「吉田都・礼賛」モードの感想文(ファン・レター?)です・・・

ええと、私は都さんの大ファンで、ここ数年は彼女の舞台を見られるだけで有難がる・彼女の舞台にネガティヴな要素は一切見出せない、という盲目ファンなので、客観的なレポは書けません。ほんとに、ただのファン節炸裂で何なのですが・・・

この夜の都さんは、あまりに美しく・可愛すぎました。登場シーンで乳母とじゃれ合う無邪気な表情、パリスの出現に驚きながらも好奇心一杯の表情を見せるところ、そして舞踏会に姿を現す時の清楚でナイーヴな表情・・・この時点で既に陥落。パリスとの短いpddは踊り始めると品の良さがにじみ出て、本当に、いいとこのお嬢さんそのもの。そして、舞台上の誰よりも若々しく見える。この見た目の若さ(幼さ)といぶし銀的な踊りのコンビネーションが、なんとも信じられなくて、夢のようで・・・これこそが、バレリーナのマジックだなあ・・・と感涙。

都さんのジュリエットが(ご本人の年齢を考えると犯罪的なほど)あまりに幼い少女であることに、好みが大きく分かれるのは事実です。実際、この前の記事のコメント欄でも登場願ったバレ友・Cは、「ミヤコのジュリエットは子供っぽすぎて好きじゃない。(でも、フリストフとの組み合わせは凄くいい!)」と言っていたし、他にも彼女の”子供っぽさ”に拒絶反応示す人はいます。勿論その一方で、彼女のジュリエットを熱烈に支持するバレエ・ファンも多いわけですが。(この夜出会った常連の何人かは都さんのことを絶賛してたし。)

私は、といえば、確かに彼女のジュリエットは子供っぽいかもしれない、でも いいじゃない 舞台上のバレリーナは所詮普通の人間じゃないんだから。現実からよりかけ離れた・より遠いところに連れて行ってくれるのが、本物のバレリーナなんだから・・・とつぶやいてみたり。(・・・って言うより、盲目ファンだから実はそもそも疑義すら呈さない。ただぼうっとして彼女の舞台を見ているだけ・・・)

それから、この夜実は私は都さんが登場すると彼女の脚&足にばかり目がいってしまったんですよね。

クラシック・チュチュだと最初から脚が出ているからかえって意識しないのか?この、脚が見え隠れするジュリエットの衣装だと、都さんの脚がはっとするほど美しくて・・・。私はバレリーナの脚ってできるだけ真っ直ぐなのが好きで、都さんみたいに真っ直ぐでほどよくメリハリのついた脚はかなり理想に近い。甲の出方もほどよくて、好きなのよね・・・。(私的に、アーチ型の脚とか、出すぎた甲って苦手なのですよ←フェリは例外)

都さんはこの夜、おろしたてのような、(それこそシューズの裏まで綺麗な)新品のトウシューズを履いていたのですが、それがなんともまぶしくて・・・ほんとうにトウシューズの似合うバレリーナだなあ・・・と、変なところで感動してしまいました。

カーテン・コールでは、都さんにバスケット(?)にアレンジされた立派なお花が届けられ、続いて大きな花束が2、3個贈られていました。その間ファンが上階から景気よく舞台に花を投げ入れ、都さんに2度ほど命中してしまうことも。インターヴァルで会った常連Gが、「ミヤコのジュリエットは今夜が最後という噂があるけど・・・」と言っていて、ええーっ!と絶句してしまったのだけど、多分そう考えたファン有志が花投げしたのでしょう。私的には、都さんならジュリエットはあと少なくとも5年は踊れるだろうから、ちょっとフライングだったんじゃないかと思うんだけど・・・(そう思いたい)。都さん、次回も是非、ロイヤルでR&Jを踊ってください!
2007-11-05 09:43 | ロイヤル・バレエ | Comment(16)
パリオペのスト・続報とロパートキナ
パリ・オペラ座のストライキ情報・続報です。ダンソマニ経由で読んだ最新情報によると、今月13日のオペラ公演(トスカ)はキャンセルの恐れがあるとか。

http://www.romandie.com/infos/news2/071031183441.pprqkm2p.asp

パリオペ公式サイト上には「ストの予定」に関する情報は出ていないようですが(そんなもの出さないか・・・)、まだまだ断続的に続くんでしょうね。12月にパリに行こうと思っていてまだ日程をフィックスしてないんだけど、もう戦々恐々としてしまいます。行けても3、4日なので、もしたまたま行ったときにストで全公演潰れたら・・・って想像すると、オソロシすぎる・・・。

しかも、この記事にもありますが、今回の年金改革の対象になっている公務員には、SNCF(フランス国鉄)やRATP(パリ交通営団)のスタッフも含まれているので、この人たちがストに突入したら、パリ市内の移動もままならず、パリから脱出することもできない・・・という最悪のシナリオに。

まあスト権ある以上行使する人がいるのは当然だし仕方ないけど、行使しそうなパリオペ・スタッフの皆さんには是非事前に"いつ頃しそうか”情報をリークしていただきたいなあ。そうすれば、こちらも少しは心構えができるってもんです。(当日とか絶対やめてね!ところで、スト権って一体何回行使できるものなんでしょうか?無制限??)

さて、話題はがらっとかわって、ロパートキナです。

昨夜立ち読みしたDancing Times誌・11月号にちらっとロパートキナの近況が出ていました。連載コラムの"Letter from St. Petersburg"に、先月の「ジゼル」公演のミニ・レビューが出ていて(好意的な評・コズロフはこの評者のお眼鏡にかなったよう)、そのあと興味深い裏話が・・・

- なんでも、この公演の後、ロパートキナがゲルギエフに、”今後はコズロフとしか踊らない”と宣言したとか。(ワジーエフじゃなくてゲルギエフっていうところが、なんとも・・・)

- 彼女には現在専属のリハーサル教師(Irina Chistyakova)がいて、<単独オペレーションという様相を呈しているのか?>劇場のほかのダンサーたちはロパートキナと彼女を支えるチームを、"independent republic"(独立共和国)と呼んでいるとか。

独立国家ですか ふーむ。彼女がやりたいように自由にできる環境という意味ならいいけど、ペテルブルグに自分の城つくって閉じこもってほしくはないなぁ。最近の彼女は以前より積極的に外に出てきている印象があるし、そういう方向には行かないであろうとは思っていますが。

ロパートキナの新しいコーチ、イリーナ・チスチャコワさんって聞きなれないお名前だったのでちょっとググってみたら、なんとまぁあのレジュニナ&ルジマトフ主演の眠りDVDでフェアリーの一人(Fée badine)を踊っていた方でした。バレリーナ・ギャラリーにフォトとバイオが掲載されていますが、私はこの方見たことないなあ・・・どんなダンサーだったのでしょうか 興味津々。

http://www.ballerinagallery.com/chistyak.htm
2007-11-03 08:20 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(3)
パリオペ新作"Genus" の映像
リング・サイクル、早くも脱落・・・

ワルキューレのあと、残る2回の公演が都さん&フリストフのR&J(明日)をサンドイッチしちゃってるという並びの悪さに加え、平日で開演時間が5時と4時。これのために仕事を早退するか半休取るほど気合もはいってないので、金曜の黄昏のチケットは早々に人に譲り、今夜のジークフリートも結局パスしてしまいました。上記に加え、ジークフリート観る気なくした理由がもう一つありまして・・・。実は、あんまり大きい声では言えないんですが、私<またやった・・・>大変な勘違いをしてたんですよ。恥ずかしいから小声で告白しますと・・・

全く何をどう誤るとこうなるのか、私、日曜のワルキューレに行くまで、ジークフリートにもドミンゴが出ると思ってたんですよ。なぜか、ジークフリートの中にジークムントがジークリンデと一緒に回想シーンでちらっと登場する場面があったように思い込んでいて。

日曜に隣に座っていた友達に、「ドミンゴって次も出るよね?」と訊いたら、「は?出ないわよ ジークムントは死んじゃうでしょ」と返事が・・・。回想シーンなかったっけ?と食い下がったのだけど、どうやらなさそう・・・。この瞬間、休憩含め上演時間が6時間近いオペラを見に行くインセンティヴが、ほぼ、99%失せた。


まったく、昨シーズンかその前に観てるのに、なんでこんな勘違いができるのか、記憶力の悪さにうんざり。まぁ、所詮その程度の観客なのですわ・・・

・・・ということで、明日また都さん・フリストフ組のR&J(このペアの最終回)を観てきます。先週の爽やかな舞台の再現なるか、はたまたより深化しているのか?とっても楽しみです~。

はい、前置きが長くなりましたが本題はこれ(ダンソマニで教えてもらいました いつもありがとう~)。TF1のニュース番組でバレエを愛する(絶対そうだと思う!)美人キャスター・クレール・シャザルさんが”Genus"の映像を紹介してくださってます:

http://tf1.lci.fr/infos/jt/0,,3602423,00-genus-opera-paris-.html

主役(?多分)のジロとペッシュが稽古するシーンや舞台映像もちょっとですが映ってますね。ダンサーの動きを見ると、当然ながらロイヤルの「クローマ」とちょっと似てるな~と思ったり。ただ、クローマとの大きな違いも発見。

女性ダンサー(少なくともジロ)は、ポワント・シューズ着用なんですね~。クローマでは全員バレエ・シューズでした。この違い、結構興味深いです。しかし、やっぱりちらっと断片を見てしまうと、作品通して見たくなっちゃいますね。これこそ映像撮りしてTV放送してくれればいいのになあ。

それにしてもフランスのTVでは、パリオペの初日の模様がほんとうにしょっ中取り上げられますよね 羨ましい限り。
2007-11-01 09:09 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(0)
11
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。