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<続>エカテリンブルグ・バレエの「海賊」
わ~い!ダンソマニにロシアのTV局が放送した関連映像が紹介されていました。(Sophiaさん ありがとう~!)下記リンクから関連ページに飛べますので、記事のタイトル下にある薄青字"видео"をクリックしてください。ニュース映像がスタートします(ジャン=ギーもインタビューされていてちらりと登場します!):

http://www.tvkultura.ru/news.html?id=148164&cid=178

ちょっとだけ舞台映像も映りますが、衣装やセットなどはわりとオーソドックスなロシア風(ソ連風というべきか?)のつくりに見えます。そしてそして、記事本文の方を翻訳機にかけてみたところ、「劇場はこのプロダクションをもってフランス・ツアーを行う予定」と読めるくだりがあって、思わず興奮してしまいました~。(本件、詳細&確実な続報が待たれます!)

ダンソマニにはステファン・ビュイヨンの写真(ロイター発?)も貼ってあったので、先の報道通り客演していたようですが、コンラッドを踊ったのかな?それから、なぜか(?)中国の報道サイトに掲載された今回の公演のイメージ写真風のものも紹介されていました。ご興味ある方はダンソマニへ!
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2007-04-30 06:53 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(3)
4/18 バヤデール@マリインスキー劇場の写真
は~やっと出ました。

いつもマリインスキー・バレエ公演のカーテンコール写真をロシアのフォト・サイトで紹介してくださるファンの方がいるのですが、4月18日のロパートキナ/アレクサンドロワ/ツィスカリーゼ・トリオの写真がようやくアップされていました(全部で40枚あります!):

http://photofile.ru/users/poduchka/2640173/

公演の数日後にballet.coに出ていたリンクからも何枚か写真を見ましたが、その時も感じましたけど、こんなに"愉快そうな"笑顔のロパートキナの表情って見た記憶がない・・・(Nos.19,34,37をご覧あれ!)。ツィスカリーゼ、やっぱりタダ者ではありませんねー。彼がカーテンのこちら側で軽やかに飛翔するNo.39も思いっきりツボに嵌りました・・・。

2007-04-30 00:53 | マリインスキー・バレエ | Comment(2)
アダム・クーパーの"My week"
アダム・クーパーが綴ったミニ・ダイアリーがDaily Telegraph紙に掲載されていました。題して、「私の一週間」。

http://www.telegraph.co.uk/arts/main.jhtml?xml=/arts/2007/04/28/btweek128.xml

すっかりご無沙汰していたアダム、最近撮影されたと思われる写真を見ると、なんだか・・・"フツーのお兄ちゃん度"が増しているような??日記から多忙な毎日を送られている様子が伝わってきますが、彼はすっかりミュージカル畑の人になってしまったのか・・・という印象。振付を手がけた"Side by Side by Sondheim" の開幕を5/1に控え、7月に封切られる"Imagine This"の振付にも取り組み中とか。どちらもアダム本人は踊らないようですが。(詳しくはアダムの公式HPへどうぞ)

http://www.adam-cooper.com/currenteventsset.htm

最後の"Monday"のコメントに、思わず微笑。難題があってもユーモアで切り抜けるのがモットーで、(人に)ムチを振るうやり方は好きじゃない。四六時中怒鳴ってばかりいる人間は退屈なだけだし、人は穏やかな物言いにより耳を傾けるものだ・・・というような内容で、アダムはある意味典型的なEnglishなのかも、と感じたのでした。
2007-04-29 09:25 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(0)
エカテリンブルグ・バレエの「海賊」
初日から一夜明けて、舞台写真でもネットにあがっていないかしら?と、私にとっては"宇宙文字"みたいな・慣れないキリル文字で検索してみたのですが、露語が読めないんだから当然殆ど収穫なし(ハハハ・・・虚しい)。

それでも半ば意地になって探していたら、チラホラと断片情報が拾えました。以下、いずれも翻訳機で露→英にかけてみたところこんな風に読めた、という怪しい情報ですので話半分(以下?)に聞いていただきたいのですが・・・

☆ エカテリンブルグ・バレエ団にとっては「海賊」は今回のバール版が6つめのプロダクション。前回この作品が上演されたのは1994年。

☆ (過去一年以内に刷新された)劇場の新マネジメントの下でバレエ団が上演する初めてのニュー・プロダクション。

☆ バールはアドルフ・アダンのオリジナル・スコアをパリから携えてきた。(注:昨年出たジャン=ギーのインタビューでは、オリジナル・スコアだけに固執するつもりはない・・・と語っていらっしゃいました。)

☆ パリ・オペからステファン・ビュイヨンが客演、コンラッドを踊る。

(以上主に参考にしたのは↓のサイトです)

http://www.echoekb.ru/news/eburg/yr2007/mn4/dy26/113619/


「プルースト」で(文字通り)身体を張ったパフォーマンスが好評だったステファン・ビュイヨン、活躍してますねえ。確かにコンラッドは似合いそうだわ・・・(アリの柄ではないわね)。あまりぱっとしない(やや中途半端な)舞台写真らしきものも一枚発見したのですが、もっとちゃんとしたのを早く見たい!どこかに英文レビューが出ないかなあ・・・。
2007-04-28 10:12 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(0)
追悼 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
今朝目に飛び込んできたニュース・・・20世紀を代表するチェリストのムスティスラフ・ロストロポーヴィチ氏が亡くなりました。先月80歳のお誕生日を迎えられたばかりで、そのときはモスクワで盛大なパーティーが催されプーチン大統領から勲章を授与されたそうです。その矢先の訃報で、ご家族・関係者のショックはいかばかりか・・・。

私自身は特に氏の音楽の熱心な聴き手ではありませんでしたが、ベルリンの壁崩壊直後にまさにその壁の前でたった一人でチェロを演奏していた氏の姿を忘れることはできません。数年前、リトアニア国立バレエの「ロメオとジュリエット」を指揮する姿をバービカンで見たのが結局最後になってしまいました。(これはコンサート・バレエ形式?ちょっと変わった趣向の公演でした。主役を踊ったのはモスクワ・ダンチェンコ劇場からのゲストでした・・・ナタリヤ・レドフスカヤと、お名前を失念してしまいましたがやはりダンチェンコの男性ダンサー。)

この訃報をBBCニュースでは以下のように伝えていました(ロストロポーヴィチ氏の写真の下の"Watch"をクリックするとビデオが再生されます):

http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/6598895.stm

少しネットを検索してみたら、驚いたことに、日本では6日前に氏と奥様の生涯を讃えるドキュメンタリー映画が公開されたばかりだったのですね!ロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督作品、「ロストロポーヴィチ・人生の祭典」。とても充実した公式サイトがあって、予告編ビデオを見ることができました。これは是非見てみたい!(でも、イギリスで公開される予定があるのかどうか・・・多分ないような気がします。あ~日本はいいなあ・・・)

http://www.sokurov.jp/#

一つの時代の終わりですね・・・どうぞ安らかにお眠りください<合掌>。

* Mstislav Leopoldovich Rostropovich (27 March 1927 - 27 April 2007)
2007-04-28 08:07 | 音楽 | Comment(1)
ジャン=ギーの《振付家》メジャー・デビュー!「海賊」
本日4月26日はロシアのエカテリンブルグ・バレエ団による新版「海賊」上演の初日。振付を担当しているのがパリ・オペラ座エトワールのジャン=ギョーム・バールということで、ずっと気になっていたのですが、劇場の公式HP上は特に情報が更新されていなくて・・・相変わらず「海賊」の欄には<振付家>ジャン=ギーのバイオが出ているだけ。近日中に舞台写真がアップされるといいのですが・・・

http://www.uralopera.ru/index.php

(これが今回のプロダクションのポスターなのかな?HPを開くと小さな別窓に"KOPCAP”のタイトルを掲げたイラストが表示されますが、なんともレトロで懐かしい雰囲気のデザイン。)

ジャン=ギーは97年には早くも振付第一作をバスティーユの小劇場で発表。以後、パリオペの「若手ダンサーの夕べ」で上演される小作品やエコール、ENBスクールのための作品等数多く手がけるものの、(パリオペも含め)プロのバレエ団の本公演で彼の作品が上演される機会はこれまで皆無。今回のエカテリンブルグ・バレエ団による「海賊」が振付家としてのメジャー・デビューになるわけです。

フレンチ・スクールの理想を体現した、パリオペ・エトワールの中でも最良のフレンチ・ダンスール・ノーブルと目されるジャン=ギーが古典バレエとそのアカデミズムに絶大な信仰心を持っていることは、彼の発言の端々から感じられます。現在フランスでクラシック・バレエの置かれた状況に切迫した危機感を募らせていらっしゃることも・・・。昨年読んだロング・インタビューに、こんな件がありました。「(フランスでは)古典作品には需要が殆どないので、自分の振付作品を売り込んでも色よい返事はほとんどもらえない。で、文化省に直訴したけれど、今のところ全く音沙汰なし・・・」(パリオペ・エトワールの嘆願を丸無視とは、なんて失礼な話!)

また、パリオペ内で19世紀フランス・バレエの蘇演プロジェクトの話もあったけれど全然すすんでいないとか(まぁ今の体制ではムリでしょうね・・・)。そういう状況だったので、ロシアの劇場から振付の依頼を受けたときは信じられない気持ちだったと。クリアすべき障害が多すぎるのでは・・・と迷うこともあったようですが、断るにはあまりに魅力的なオファーだったのでしょうね。ジャン=ギーの手になる初の全幕古典バレエ、どんな風に仕上がっているのか、気になって気になって(&見たくて)仕方ありません。とりあえずは、今宵のオープニング・ナイトが成功裡に終了していることを祈りたい・・・(いつかどこかで見られますように!)
2007-04-27 06:01 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(2)
<続>ロビン・オーリンの新作
昨日話題にしたパリオペの新作について、ballet.coに素晴らしく緻密な長文レポが掲載されていたのでご紹介しちゃいます:

http://www.ballet.co.uk/dcforum/happening/6245.html

マルチメディアを使った作品で、舞台背景にビデオスクリーンが配されてそこに映し出されるイメージがかなり重要な役割を果たしているようです。(舞台上のダンサー達が撮影され・映し出されるシーンもあるみたい。)ダンスには即興で踊られる部分もあるとか。あと、80年代後半にコンテンポラリー・ダンスのマーク・モリスが同じ音楽(ヘンデルのパストラル・オーデ)に振付していて、初演はブラッセルの王立モネ劇場。(で、この時の劇場の総支配人がパリ・オペラ座現総裁のモーティエ氏。やや因縁めいたものを感じますね・・・)

ところでマリ=アニエスは怪我による降板だったようですね。仏文フォーラムに出ていたファンの投稿の中に、「アリス・ルナヴァンの(振付の)パートには明らかに怪我につながりかねない動きが見受けられ、マリ=アニエスが怪我したのも無理はない・・・」という主旨のコメントがありました。

このフォーラム(Danser-en-France)のポスターたちは概して新作に手厳しい評をあびせていました。共通したトーンとしては、「振付家が自分の名前を売るのにパリオペを利用している」とか「パリオペのダンサー達の才能の無駄使い」とか・・・。あるファンは、肝心の振付が不在のダンス作品だとして、「UFO(未確認飛行物体)的振付!」と命名していて、これには笑いました・・・。

初日のカーテンコールではブーイングも飛んだみたいですが、本当のところどれだけインパクトのある作品だったのかどうか、こればっかりは自分の目で見てみないとねぇ・・・オペラとのコラボものだからチケット代が高くてバレエファンでも皆が皆見に行くわけではないだろうし、こういう作品こそ是非映像化して見せてほしいものです。
2007-04-27 03:16 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(0)
ロビン・オーリンの新作 「快活の人・沈思の人・温和の人」
一昨日開幕したパリオペの世界初演作品、"L'Allegro, il penseroso ed il moderato"(ヘンデルのオラトリオの邦題は↑タイトルのように訳されることが多いようです)、Altamusicaに早速レビューが掲載されました。写真つきです:

http://www.altamusica.com/danse/document.php?action=MoreDocument&DocRef=3389&DossierRef=3026

カラフルな布(衣服類?)を積み上げてその周りをダンサー達が囲んでトーテムポールみたいな形を作ったり、ダンサーがライオンのカツラ?を被っていてその床にはライオンの大きな写真が拡がっていたり・・・振付家のロビン・オーリンは南ア出身、そのルーツが明確に感じられる作品に仕上がっているのでしょうか。この方の公式サイトからこれまでの作品カタログ?を写真で見る限りは、どの一枚をとっても「アフリカ」をダイレクトに表現しているような印象を受けますが。('Gallery'をクリック)

http://www.robynorlin.com/

音楽はヘンデルのオラトリオで、これは聴きやすそう。日本のアマゾン・サイトで試聴できます:

http://www.amazon.co.jp/Handel-LAllegro-Penseroso-Moderato-HWV/dp/B0008JEKBS

昨日パリオペサイトを見るまで気づかなかったんですが、なんと当初キャストに入っていたマリ=アニエス・ジロの名前が消えてました。作品が彼女には合わなかったのか、それとも怪我による降板なのかしら・・・気になる。代わって抜擢されているのがアリス・ルナヴァンで、彼女はWhite Darknessに続き世界初演作品にまたまたキャストされて、凄いなあ・・・。ご本人もさぞやり甲斐のあることだろうとは思いますが、なにか、完全に彼女はコンテンポラリー要員として固定されていやしないか・・・とやや心配にもなったりして。このダンサーはクラシックでもおおいにポテンシャルがありますからねー。(あ、そういえばドンQではストリート・ダンサーにキャストされて評判も良かったみたいですけど。)

そうそう、「サンドリヨン」の方は、結局エルヴェ間に合わなかったみたいで・・・後半オレリーとエルヴェが踊るはずだった回は全部アニエス&ジョゼに変更されていたのにはびっくり。映像撮りがあるから、手堅いエトワール・ペアで・・・という人選に落ち着いたのでしょうけど、なんだかなあ。(おそらく)自他共に適役と認めるオレリーのサンドリヨン、結局今回は1回踊っただけで再登板なし!ご本人にとっても観客にとっても、不幸な事態としかいいようがないですね・・・。
2007-04-26 04:28 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(0)
マリインスキー・バレエ・フェスティヴァルの写真!
ダンソマニが早くも紹介してくれました。先日《最強バヤデール・トリオ》の写真を提供してくれたロシアのinterpressのサイトから見られます。

ロパートキナの「タンゴ」の写真は一枚しかありませんが、これはなんとまあ・・・男装の麗人!!めちゃカッコイイです~~!!

http://interpress.ru/index.php?t=list&news_id=13388

メルクーリエフと踊っているイン・ザ・ミドル~の写真もすごい・・・彼女の長~~い・長~~い脚、これ見てるだけで感動もの。ロパートキナにはこれからはどんどんこの手のコンテンポラリーも踊ってほしいなぁ(そしてその姿を見たい!)と、強く願わずにはいられません~。

あと凄く気に入ったのが、黒鳥のpddを踊るアレクサンドロワとコルプがしっかと目を合わせている瞬間をとらえたフォト。この二人の組み合わせというのもちょっと何か普通でない・刺激的な世界を生み出してくれそうで、是非見てみたいですねえ。(ダンソマニにはロシアのニュース映像も紹介されていて、ちらりとこの最終日ガラの様子が見られます。ご興味ある方は行ってみてください。)
2007-04-25 06:25 | マリインスキー・バレエ | Comment(7)
ロパートキナの"タンゴ"?
第7回マリインスキー・バレエ・フェスティヴァルも今夕閉幕ですね。さる木曜に行われた「最強トリオ」によるバヤデール公演の様子を知りたくてウズウズしていたのですが、ballet.coにいくつかのサイトへのリンクが貼られていました。

http://www.ballet.co.uk/dcforum/DCForumID18/201.html#25

最初のもののみプレス(オフィシャル画像)へのリンクですが、ここには何故か二幕の婚約披露宴の場の写真しかなくてロパートキナがいない!最後の方に、客席を背にして艶然と舞台中央で横たわるツィスカリーゼの写真がありますが、妙に色っぽくてインパクト凄~い。(ソロルというよりニキヤかガムザッティできそう・・・)

あとの二つはファンが撮影した非公式写真へのリンクですが、カーテンコールで嬉しそうに微笑み合うロパートキナとツィスカリーゼがいいですね~。ツィスカリーゼのゴージャスで温かみのある笑顔がロパートキナにも伝染したかのように、彼女も心から楽しそうな表情をしています。きっといい公演だったのでしょうね。

さて、これもballet.coに先週(現地から)Kevinが書き込みをしてくれていて気になっていたんですが、今夜のガラ公演の演目。"ロパートキナは「タンゴ」という演目を踊る予定だが誰の作品かは不明"ということだったんですよね。で、さきほどダンソマニを見ていたら、こちらに新情報がでていて、振付家はニコライ・アンドロソフ・・・とありました。この方のお名前でちょっとサーチしてみたら、Imperial Russian Balletのサイトでこの作品がレパートリーとしてでてきました。

http://www.aha.ru/~vladmo/imperial.html

(スクロール・ダウンすると、"Tango"を踊る女性ダンサーの写真が見られます)

それにしても、タンゴは一人じゃ踊れない・・・って言いますよね~ にもかかわらず、これはソロのダンスなのでしょうか。気になる&見たいわぁ・・・映像がムリならせめて写真が出てくるといいのだけど。(ちなみにロパートキナは久しぶりにフォーサイスのイン・ザ・ミドルも踊ったみたいです。パートナーは"ボリショイからのゲスト”のアンドレイ・メルクーリエフ!)
2007-04-23 07:00 | マリインスキー・バレエ | Comment(3)
ロイヤル・オペラ ダブル・ビル~スペインの時/ジャンニ・スキッキ(4/18)
Conductor: Antonio Pappano
Director: Richard Jones
Set designs: John Macfarlane
Costume designs: Nicky Gillibrand
Lighting: Mimi Jordan Sherin

<キャスト>

「スペインの時」
Torquemada: Bonaventura Bottone
Concepcion: Christine Rice
Gonzalve: Yann Beuron
Ramiro: Christopher Maltman
Don Inigo Gomez: Andrew Shore
(The 23rd performance at the ROH)

「ジャンニ・スキッキ」
Gianni Schicchi: Bryn Terfel
Lauretta: Dina Kuznetsova
Zita: Elena Zilio
Rinuccio: Saimir Pirgu
Gherardo: Jeffrey Lloyd Roberts
Nella: Joan Rodgers
Betto di Signa: Jeremy White
Simone: Gwynne Howell
Marco: Christopher Purves
La Ciesca: Marie McLaughlin
Maestro Spinelloccio: Henry Waddington
Ser Amantio di Nicolao: Enrico Fissore
Pinellino: Nicholas Garrett
Guccio: Paul Goodwin-Groen
(The 41st performance at the ROH)


一幕ものの軽いコメディ・オペラの二本立てで、肩が凝らずに楽しめた。このニュー・プロダクションでは二作とも舞台を50年代?に設定しているみたいで、舞台上はセット・衣装・髪型に至るまで、あの時代を想わせる懐かしくてレトロな香りがプンプン。両者とも密室が舞台で場面転換なし、で、どちらかというと「スペインの時」の時計屋の店内の方がややつくりが凝っていたように見えた。いろんな形や大きさの時計がショーケースの中にひしめいてきらきら光っていて、店の壁紙はダークな地に大輪のピンクの薔薇が配されたもので、とってもフェミニンで華やか(時計屋というよりはboudoirみたい)。最後の全員による重唱のシーンでは、なぜかリドのショー・ガールみたいなグラマラスな美女達が(何の脈絡もなく)登場するサービスもあり。一方のジャンニ・スキッキは、あるフィレンツェの資産家が病死した場面から始まるんだけれど、”これがお金持ちの家??”と、やや説得力に欠ける、ごくフツーの家屋のくたびれた室内が舞台。ここでも部屋の壁紙はわりと大ぶりの花模様だったのが妙に印象的(この時代の定番だったのかな?)。

二作ともリブレットは他愛ないものでほとんど笑劇の世界、音楽も軽やか(特にジャンニ・スキッキ)・・・見終わったあと見事に何も残らない(笑)。お客は皆この一曲を聴きに来ているといっても過言ではないアリア・O mio babbino caro・・・(「最愛のパパ・・・」)は割と情緒抑え目に歌われた印象だったけど、まぁ確かにこれはあくまでコメディだし、ここであんまり思い入れたっぷりに歌い上げたら流れに合わないものね。客席が今か今かと待ち構えて、無事お約束が果たされた一瞬って、何かこう、達成感があっていいもんです(笑)。

そしてこの夜のスター歌手はブリン・ターフェル。出てきた途端、あまりの巨体に、わっまたビッグになったか?と一瞬思いっきり引いてしまったけど、周囲を圧する迫力(なにせあの体格だ・・・)とカリスマはさすが。声質も独特の魅力がありますね。コメディ・センスは圧倒的迫力の影にやや隠れてしまったか?勿論十分楽しませてくれたけれど、もう少し狡猾さと機知を感じさせるような軽味があってもよかったかも。(指揮は音楽監督パッパーノ!熱のこもった指揮ぶりをしっかり見られて嬉しかった~。)

さて、番外編です。今回キャスト・シートの最終ページに、東洋人男性の大きな写真が載っていて、誰?と見てみたら日本の方でした。いちのせ・やすおさんという、ロイヤルオペラ管の Principal Second Violin奏者でいらした方で、さる3月27日にお亡くなりになったと。オペラハウスはこのプロダクションを故人の思い出に捧げる・・・という主旨の献辞に添えられた写真でした。恥ずかしながら私自身はこの方のことは全く存じ上げなかったのですが、77年以降ロイヤルオペラ管でこの要職を果たされていた・・・と、シートにありました。
2007-04-21 09:05 | オペラ | Comment(6)
ジェレミーのミニ・インタビュー
ダンソマニで紹介されていました。今日(4/19)のFrance2の13時のニュースで、ジェレミー・ベランガールが"5分インタビュー"に登場しています。

http://jt.france2.fr/13h/index-fr.php?jt=0&start=2367

ややシャイ気味に落ち着いた口調で話していて、好感がもてます。映像は、ちらっとですがサンドリヨンの舞台映像(コールの踊る舞踏会シーン)と、ジェレミーがプリンスのヴァリエーションをリハするシーンが映ります。

このサイトはいつも、ビデオの右横のトピックのところにポインターを合わせると主な質問内容がテキストで表示されるんですよね。ここに、「子供の頃ジョン・トラボルタに憧れていたって本当ですか?」という質問があるのですが、一見してどこでこの話題がでてきたのかわかりませんでした・・・(汗)。ジェレミーはディスコも結構イケるのかしら~。
2007-04-20 07:19 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(0)
マチュー・イン・サンクトペテルブルグ
ballet.coで紹介されていました。さる日曜、4/15のマリインスキー・バレエ・フェスティバル「ジゼル」公演の写真を下記リンクから見られます。主役ペアはマリインスキーのオレーシャ・ノーヴィコワとマチュー・ガニオ。舞台写真に加えオフステージのものも数枚あって充実しています!

http://interpress.ru/index.php?t=list&news_id=13292

ノーヴィコワはミュンヘンのガラ公演で見た時は、"このお嬢さんがジゼルを踊るのか ふーむ・・・"とやや心配だったのですが、写真を見る限りはなかなか良さそうですね。マチューはというと、苦悩の表情を浮かべた横顔の写真を見て、「ああ大人になっちゃったわねぇ・・・」と感慨にふけってしまいました~(最近いつもこれだ・・・)。

主役以外の主要キャストは、ミルタにテリョーシキナ、ペザントpddにオスモールキナとシクリャローフだったようです。(ペザントpdd、ミュンヘンでは3回ともシクリャローフとマルティヌクのペアだったんですが、マリインスキーの若手男性ダンサー、シクリャローフ以外にドゥミ・ソロイスト役を踊れる人はいないのか??状態ですねえ・・・)

公演レポの方は、ざっと見てみたところ英語で読めるものがCritical Danceに載っていました(同一内容のポストがBallet Talkにもあり)。寄稿されている方はかなり感動されたようで、とても好意的なレビューでした。ご興味のある方はご一読を。

明晩はいよいよ最強(恐)トリオによるバヤデールですねぇ・・・。こちらも写真を切望!!期待しましょう。


<4/25付記>ロシアの写真サイトより。いつもマリインスキー公演のカーテンコール時の模様を載せてくれているファンの方が、この公演のフォトをアップしてくれています:

http://photofile.ru/users/poduchka/2628854/50035346/#breadcr

(バヤデールとガラのフォトもじき上げてくれることでしょう。)
2007-04-18 01:05 | 情報系(ニュース、公演) | Comment(6)
ドラマ 「ジェーン・エア」
え~今日は時間がないのでエミリーの詩の話はまた後日に。BBCサイトに行ってみたら、昨日ちらりと触れた「ジェーン・エア」のページがまだ残っていたのでご紹介します。全4回のエピソードの、さわりだけですがビデオで見られます:

http://www.bbc.co.uk/drama/janeeyre/episodeguide.shtml

一体これが何度目のドラマ化?この国のTV局制作のコスチューム・ドラマって本当にブロンテ&オーステンもので回してるのね~ と見る前はあまり期待していなかったんだけど、始まったらそこそこ楽しめて毎回しっかり見ていました。プロデューサーは人気の連ドラも手がけている人で、かなりイマ風の作りになっていたような印象が。総じて重苦しさのない、"ライト"で時にユーモラスにすらみえる演出でしたね。(最終回のラスト・シーンはちょっと悪ノリしすぎに見えたけど・・・)

大体ジェーンを演じた女優さん(新人のルス・ウィルソン)からして、全然ジェーンっぽくない(笑)。意思の強そうなきりっと太い眉に、さくらんぼみたいな肉感的な唇をしていて、若干リヴ・タイラーとオレリー・デュポンを彷彿とさせる容貌なんですよ(・・・ということは、かなりの美女でしょ~)。すらりと背も高めで、「小柄で青白い顔でさえない容姿」のジェーン・エアのイメージとはかなりギャップがありましたねえ。

ロチェスター役のトビー・トビアスは、複数の新聞のTVレビューでやたらと好評だったのを読んだけど(「きゃ~カッコいい!」って調子で女性ライター達が浮かれて書いていた)、私には何故か、そこはかとない微笑を誘ってくれるタイプで・・・。はっきり言っちゃうと、ミョ~にスカしたタイプなのよね そこが可笑しくて。あと、声がハスキーなのはいいがやや甲高いというのが点低し(ロチェスターはバリトンでしょー やっぱり~~←偏見)。

まぁでもTV局が何度リヴァイヴァルしても飽きずに見る視聴者がいるというのはわかりますね・・・ジェーン・エアって面白いものね。私自身は高校時代に「嵐が丘」と同じ頃に初めて読んで、そのときはちっともひかれなかったのだけど、後年改めて読んだら、これはひょっとしたら思っていた以上に奥深い作品なのではないか?と、その魅力に開眼。初めて読んだ時には、所詮白馬の王子様を待つ女性が主人公で、結婚が人生のゴールって類の話かと皮相な読み方をしていて、若さ特有の傲慢さで、「嵐が丘」と比べたら「ジェーン・エア」なんてくだらない・・・とすら思ってたんですよね(ああ恐ろしいことだ・・・シャーロットごめんなさい)。この作品が今もイギリスで(特に女性から)絶大な支持を集めている理由は、非常によくわかる気がします・・・。
2007-04-17 08:14 | | Comment(2)
エミリー・ブロンテの詩(1)
今日(4/15)は私の○○回目の誕生日!なのですが、今年は周囲にやや異変が・・・。

いや、そんなに大それたことじゃないんですが、お天気です。4月に入ってずっと好天続きで、ぽかぽかと春めいた陽気に恵まれ、この国の基準からすると夏といっていいくらいの気候。自分の誕生日の頃はいつも大体天気が不安定でまだ肌寒かった印象があって、こんなに穏やかで日本の春みたいなのは初めてかも・・・。イギリスには、'March winds and April showers bring forth May flowers.' という諺があるんですが、その通り、4月は普段ならわりと雨が多い月なんですよね・・・これも温暖化現象の影響なのでしょうけど、私的にはありがたいことです。

で、せっかくの誕生日だから今熱中していること(?)について書きましょう。エミリー・ブロンテの詩です。私は高1で「嵐が丘」に出会って以来、つかず離れずのブロンテ・ファン。で、数年に一回プチ・リヴァイヴァルが訪れるんですが、今回は昨秋BBCで放送されたコスチューム・ドラマの「ジェーン・エア」を見たのをきっかけに、またまたブロンテものにプチはまり状態が続いています。これまではブロンテ姉妹の作品を読み込むよりも 、わりと伝記とか批評とか”周辺的”読み物を漁ることにかまけていたんですが(なにしろネットだけでも読めるものが山ほどある!)、この機会にやや敬遠していた「詩」に再挑戦してみよう!と、遅まきながら三姉妹の詩作を手にとってみることに。

で、やはり難しいんですよね 詩は・・・学生時代に理解不能で途中で放り出した時に比べれば少しは忍耐力がついたけれど、まあー 難しい。英詩の読み方なんてきちんと勉強したことのない私に、一番すんなり読めるのはアンの作品。ご本人の素直で温和な気質を反映した、描写的なものが多いのだけど、あまり面白いとは思えない・・・。シャーロットのはやや因習的かつ冗長な感じで、こちらも(今のところ)あまりピンとこない。圧倒的に魅かれるのは、やはり、エミリーの詩。

ほかの二人とは、作風も作品の核部分もおよそ似ても似つかず、エミリーならではの独自の世界としか言いようがないのですが・・・。ときに難解で意味不能のものもあるんだけれど、作風はシンプルで荒削りで型破り(形式にとらわれていない)。何よりシャーロットとアンとの最大の違いは、エミリーの詩には「閃き」があること。核心だけを衝く言葉がストレートに投げ出されて、その言葉の響きが鳴り響くかのようで・・・共鳴できたときは、心の一番奥深いところをグイッと摑まれるような、衝撃がある。(要は、<当然ながら>「嵐が丘」から受ける感じと近い。「嵐が丘」を初めて読んだとき、雷に打たれたような、衝撃を受けたものです・・・)

さて、ここで若干一般的な話を・・・

エミリーの詩才を最初に発見したのはシャーロットで、「かつて女性がこの種の詩作をものしたことは一度もない・世に問われるべき才能だ」という確信のもと、抵抗するエミリーを説き伏せて姉妹の自選詩作集の出版にこぎつけたのもシャーロット。この詩集は全く売れなかったものの、発表当初エミリーの作品は一部批評家から高い評価を受け、シャーロットの直感が正しかったことが証明された。(エミリーは、いわゆる真の「詩魂」の持ち主と評価された。)決して多作ではなかったにもかかわらず、彼女の詩は後に続く詩人たちをインスピレーションし続け、英詩の世界で特異な地位を築いている。(ある批評家の形容によると、”she rightly holds one of the first places in the pantheon of English poets.”)

女性という枠を超え、独自の世界観に基づいたエミリーの詩は、あたかもself-made philosopherの手が解き放った、何者にもとらわれない自由な精神の発露・・・。30歳という若さで彼女が世を去ったときに残されたのは、小説一作と詩作、断片的なノートだけ(エミリーが自分自身について語った言葉は日記・手紙のごくごく一部をのぞいては殆ど残されていない)。この事実と作品の特異性が相まって、ブロンテ三姉妹の中でも最もミステリアスな存在のエミリー。

私自身もそのエミリーの謎に魅せられ続けている一人なわけですが、彼女の詩についてもっと知りたいと思っていた矢先、ちょうど探していたタイプの本が最近刊行されたことを知り、買いに走りました。今年2月にOxford University Pressから 出版されたばかりの、"Last Things: Emily Brontë's Poems"。著者はアメリカの英文学者、Janet Gezari。今読んでいるところですが、面白いのですよ これが。

<続く>
2007-04-16 07:52 | | Comment(0)
デッセイ/ブーケ/パリオペ・エトワール<夢>の共演!
ダンソマニに何気に出ていた凄い情報。

フランスを代表する歌姫ナタリー・デッセイとフランス映画界の誇るクール・ビューティ キャロル・ブーケ、そして、パリオペラ座・エトワールが共演するチャリティ・ガラ公演がガルニエで開催されるというニュース!

http://odb-opera.com/modules.php?name=News&file=article&sid=1829

2008年2月15日ということでパリオペの来シーズンのカレンダーを見てみたら・・・うん確かにこの日は予定が入っていません(前後はオルフェとエウリディーチェでびっしり埋まってます)。まぁ~それにしてもゴージャス/セレブな二大スターの共演で、バレエの方も今のパリオペを代表するダンサーたち(オレリーとかニコラとか・・・)が勢揃いするのかな?と興味津々。

チケット入手はおそらく地元民ですら困難を極めるでしょうねぇ~ 遠征外国人には潜り込む隙はなさそう・・・(多分チケット代もハンパでない値段でしょう!)どこかで<写真つき>レポを読めるといいのですが。
2007-04-13 09:54 | その他のバレエ・ダンス公演 | Comment(0)
パリオペの「サンドリヨン」開幕
昨夜の初日がストで流れて開幕が今夜にずれこんだオペラ座のサンドリヨン(シンデレラ)。さきほど公式サイトに行ってみたら、本日付で最新キャスト情報がアップされていました。

http://www.operadeparis.fr/Saison-2006-2007/Distribution.asp?Id=994

ななんと、今夜はオレリー&ルグリなんですね~。そういえば、ダンソマニにエルヴェは怪我でプレミエは踊れないようだ・・・と書いてあったけど、大丈夫なのかしら??今のところ今月後半の映像撮りの時には間に合うようですが・・・(ところで、今のキャストで映像を残すのも勿論結構なんだけど、私的にはサンドリヨンに関してはビデオになっているものをdvdで再販してほしいなぁ。なんたってヌレエフがパリの愛弟子達と共演する姿を見られる、唯一の映像なんだから!)

あとリストをざっと見て気づいたのですが、今回アレッシオはプロフェッサー役にキャストされていないのね!あんなにニッカーボッカーとキャメル色のタートルネックが似合ってチャーミングなダンス教師もいないのに・・・残念。一方、ドロテの名前がしっかりリストされていたのには心底ホッとしました。

私は今回はパスするつもりなのですが、どうしてもパリまで行って見なければ!という気分にイマイチなれないこともあるけど、前回あまりに素晴らしいものを見てしまったので未だちょっと封印しておきたい・・・という気分もあるんですよねー。ちょうど2年前の今頃、主役ペアはオレリーとジャン=ギー。この二人が何しろもう素晴らしくて、細かな不満はさておき、夢のようなシンデレラだった・・・(遠い目)。私はこの同じ年の秋にガルニエで行われたマリインスキー・ガラでロパートキナと共演する姿を見てジャン=ギーに開眼したのですが(遅すぎ!)、そういう思い出もあって特に印象深いのでした。懐古の情にかられて当時書いたレビューを引っ張り出してみたのですが・・・こんな感じです。(当時KARENさんが運営なさっていたバレエ・フォーラムに寄稿したものです。)


☆パリ・オペラ座バレエ『サンドリヨン』 20042005年4月30日鑑賞

シンデレラ: オレリー・デュポン
スター俳優: ジャン=ギョーム・バール
意地悪姉妹: ナタリー・リケ、ノルウェン・ダニール
継母: エマニュエル・ティボー
プロデューサー: ウィルフリード・ロモリ
ダンス教師: アレッシオ・カルボネ
父親: ローラン・ケヴァル

この夜の感想は、「オレリー最高!」これに尽きます。全幕を通じてオレリーの輝きがどんな宝石よりもきらきらと美しくガルニエの舞台を照らして、バレエを見る喜びを与えてくれました。最近は彼女の舞台を見るたびに、予想をはるかに超える感動をもらっているのですが、この日もまさにそうでした。洗練されたパリジェンヌのオレリーが、灰かぶりなんてどうなることやら・・・というこちらの先入観を裏切り、今まで見たどのシンデレラよりもごく自然に、すんなりと物語に引き込んでくれて。何よりもまず表情が魅力的。映画スターに憧れる純真無垢な子供のような表情、舞踏会から現実に戻り、夢のひと時を思い出してうっとりする表情・・・彼女の夢見るような瞳を見ていたら、お伽噺の中のお伽噺で、主人公の造形なんてことさら考えたこともなかったこの作品を新しい目で見ることができたような気がします。シンデレラという女の子の美徳は、辛い現実に耐えて幸福を勝ち取った忍耐力にではなく、むしろ夢を見る力を人一倍強く持っていたことなんじゃないかなぁ・・・とか。ポジティヴに夢見るオレリーのシンデレラには、けなげさはあっても哀れっぽさは微塵もありません。彼女のキリっとした端正な美しさに「変身前」の地味なグレーの衣装がことさら映えていました。(私はちらちらとオードリー・ヘップバーンの、清潔で気品ある美しさを思い出していました・・・)踊りの方も、今回ほど彼女が素晴らしい音楽性を持ったダンサーだと思えたことはありません。プロコフィエフの不安定でシニカルなスコアに難なくのって、複雑に見えるヌレエフの振付も完全にものにしていました。ラ・シルフィードの映像を何度も見て感じていたのですが、オレリーはクラシックの定石を外れるようなことは決してしないけれど、その枠からちょっとだけ、ユニークな彼女ならではの個性がハミ出してしまう、そこが私の目にはなんともスリリングで魅力的。今回、踊りについては、一つ一つの動きが練りに練られたもの・彼女の中で完全に消化されている、という印象があり、今の彼女の充実ぶりがひしひしと伝わってきました。

オレリーのお相手は、実に久しぶりに見るバール。彼については、個性派ぞろいのパリオペ男性エトワール陣の中にあって無色透明な存在、という個人的印象があるのですが、その没個性という個性がこの役にぴったり。踊りもサポートも手堅く、品が良くて、女性ダンサーをきちんと立てる騎士的なマナー。何よりシンデレラを優しく包み込むような王子様の表情が見ているこちらにも安心感を与えてくれます。オレリーもとても踊りやすかったのではないかしら。

意地悪姉さんにはナタリー・リケとノルウェン・ダニール。この二人は3幕のディヴェルティスマン(スペインと中国の踊り)が表現力豊かで素晴らしかったです(特にリケのスペインは大人の魅力たっぷりでした)。継母役のティボーは女装が全く違和感なくて、ポワントシューズもしっかり履きこなしてましたが、願わくばもうちょっと踊ってほしかったなぁ。そして、こちらも最後にいつ見たのか思い出せないぐらい久しぶりのアレッシオ@ダンス教師役。キャメルのタートル・セーターに同系色チェック柄のニッカーボッカー&ちょび髭、このいでたちがハマリ過ぎ。なんともチャーミングなダンサーですよねぇ この役は踊るシーンがかなりあるのですが、もっともっと踊ってほしかった!

<再度・オレリーのシンデレラについて>明るい未来が待っていることに疑いを持たない女の子、という感じでお茶目でもありました。忘れられないのは、最後のpddでオレリーが見せた幸せ一杯でとろけそう・・・というような、とっても柔らかな表情。彼女一体何があったんだろう?と邪推したくなるほど素敵だったのですよ。チャップリンの衣装で踊ったタップ・ダンスも決まってましたよ。

ヌレエフ版シンデレラはこれ以前にはギエム&ジュドの映像でしか知らなかったのですが、私的には特別好きなヴァージョンというわけではなくて。今回舞台を実見して、やはり作品としては今ひとつ入り込めない部分もありました。舞台をハリウッドに設定したアイデアはユニークでいいと思うけれど、肝心の映画撮影シーンを挿入したディヴェルティスマンはイマイチ遊び心に欠ける気がしたし、長くてちょっとだれてしまいました(もっと大胆にお遊びに徹底してもいいのでは?キングコングも全然愛嬌がないし!)。何より群舞の振付が面白く感じられなかったのが大きいかも・・・舞踏会でもっとも有名なワルツを使ったシーンがありますが、ここで思いっきりスゥイングしてくれないともうこちらは全然ノレない・酔わせてもらえない・・・この振付は私にはダメでした(そういえば四季の振付も全く印象に残ってない・・・)。

と、苦情ばかりが続いてしまいますが、これらの弱点を補って余りあるのが最後のpddでした。理想のパートナーを探し当てたスター俳優が、みすぼらしいグレーのドレスのままのシンデレラと踊り始めるシーン。彼がシンデレラを抱き上げてゆっくりと動き、シンデレラが子供のように彼に身を任せるシーンがあるのですが、なんとも暖かな優しさに満ちていてグッときてしまいました。このpddで印象的だったのは、オレリーが常にバールを目で追いながら踊っていたことです。まるで彼から目を離すとこの夢のような瞬間が消えてしまう・・・と思っているかのように。途中シンデレラは女優のドレスにお召しかえして踊ります。リフトを多用した振付で、音楽がプロコフィエフということもあり、マクミラン版R&Jのバルコニーのpddをちらっと思い出したりしました。(マクミランの振付のアクロバティックなところはなかったですが。)上手く表現できないのですが、ヌレエフの振付で、こんなに優しさに満ちたpddは他にあまり思い出せないぐらいです。このpddはとっても好きになりました・・・・。 (引用終)


ああ~思い出すなあ あのオレリーのとろけそうな表情。以前Chaumetの広報誌にモデル兼フィーチャー・アーティストとして登場していたオレリー。「彼女の好きなパートナーはルグリとバール」と書いてあって、へえー オレリーはパリの正統派王子と踊るのが好きなのね~と思ったものですが、確かにあれほど自分を輝かせてくれるパートナーならそりゃ好きになるでしょうねえ・・・と、この舞台を見た後で深く納得したのでした。ジャン=ギーはここのところ健康状態を理由に古典全幕の主役を踊る機会が減っていますが、今回彼がプリンスを踊らないのは、返す返すも残念です・・・。
2007-04-12 00:14 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(7)
マリインスキー・バレエ ミュンヘン公演 「ジゼル」(3/30)
キャスト

ジゼル: ウリヤーナ・ロパートキナ
アルブレヒト: イゴール・コルプ

ヒラリオン: イスロム・バイムラードフ
バチルド: エレーナ・バジェーノワ
クールラント公: ウラジーミル・ポノマレフ
ペザントpdd: ヴァレリア・マルティヌク、ウラジーミル・シクリャローフ
ミルタ: エカテリーナ・コンダウーロワ
モイナ: タチアナ・トカチェンコ
ズルメ: クセニア・オストレイコフスカヤ

指揮: アレクサンドル・ポリャニチコ
演奏: マリインスキー管
Prinzregententheaterにて


“Mind over Matter”

中世ライン地方の、暗く神秘的な森の中。夜の闇が重く垂れこめて、唯一の明かりといえば、朧月からわずかに差し込む弱々しい光だけ。静まり返った空間は、現世とそれ以外の世界とのボーダーが曖昧で、二つがいとも簡単に交差しかねない・危うい気配に満ち満ちている。

死して既にこの世のものでなくなったジゼルの魂が、仮の肉体を纏って墓から立ち上る。ウィリの女王ミルタに一礼して、恋人に恨みをもちながら世を去った悲しい乙女達の仲間入りをする、儀式的な場面。一陣の風のようにくるくると舞うジゼルは、人のぬくもりが感じられる場所から、はっきりと「あちら側」の世界に足を踏み入れたことを確信させる。

この登場シーンから既に、ロパートキナのジゼルの特異性は際立っていた。”どうやらこの新米ウィリが長くこの集団に属すことはないだろう・・・”と、見る者に瞬時に思わせるような隔絶性に満ちているのだ。第一に、現世に半分心を残し、<気のすむまで好きな踊りを踊る>という未練を夜の帳が下りたときだけ叶えられるというウエットな存在(ウィリ)に、彼女は全く見えない。また、ミルタの指示に従って森に紛れ込んだ若い男を死に至らしめる、残酷で一種天衣無縫なウィリの表情も、持っていない。実際このジゼルには、自分の明確な意思や感情など、まったく存在していないかのようだ。

そこにあるのは、最後の旅への途上にあるジゼルの魂が、束の間戻ってきた、その姿。 そこにわずかに残っていて我々に「姿・形」として見えるのは、本当にそれだけだ。行ってしまう前に、もう一度だけ人間の肉体を纏って現れたその姿は、闇の中に消え入りそうなほどか細く儚げで、自らに課した使命(恋人を守る)をまっとうした後は、おそらくその仮の肉体すら空気中に同化してしまい・魂も二度と戻ってはこないだろう、と思わせる。(だからこそ一層、夜明けが訪れアルブレヒトの命が救われた事を知って安堵し、ほんの一瞬だけ生身の人間の表情に戻るジゼルが、感動的だった。一幕の村娘の時よりもより柔らかで女性的な表情を見せたのだ・・・)

ダンサーが肉体を極限まで駆使して、限界を超えたときに超自然の存在をこの世(舞台)に現出せしめてしまう・・・という、(おそらく)バレエ芸術にしかなしえない奇跡。それを目にする機会はそうそう多くはないけれど、だからこそ、その奇跡を求めて我々バレトマンは東奔西走する。そして、その種の舞台に遭遇する確率が比較的高いのがロパートキナが踊る時であり、この種のまさに「人間であって人間でない」存在を表現している時だ。(彼女の人気が、殆どカルト的といっていい類のものであるのは、偶然ではない!)

この夜の舞台で、それが起きたのは二幕のgpdd。弦が低い声で語りはじめると、ジゼルの、空気と同化しそうなほど繊細な腕が宙にふわりと浮かび、そのつま先があくまで柔らかにかそけき弧を描く。かつてこの場面で、これほど自然でスムーズな動きを見たことがあっただろうか・・・動きを内にためこみ・抑制するということにかけて、やはりこの人は並大抵でない力を持っている(アダージョの天才!)。あまりにも全てが一つの穏やかな流れの中で起きているので、人間の意志や感情などが介在する余地がないほど完全なものに見えて・・・ここでのロパートキナはまるで何かに踊らされているように見えた。見る者にはなんら努力を強いず(ということは踊っている人間が血を流しているということ)、一時この世ではない・非現実の空間に引き摺りこんでくれた。

この音楽は、この振付は、こういうことだったのか・・・と、過去何度目にしたかわからない踊りの、原型を見ているような気さえしてくる。(スラヴの民間伝承に想をえてウィリをテーマに詩作をものしたハイネ。その詩にインスピレーションをえてバレエ・ジゼルの構想を描いたゴーティエ。作曲者のアダン、原振付のコラリ/ペローに、改訂振付を施したプティパ。よくぞ よくぞ、このバレエを世に送りだしてくれたものだ・・・という感慨まで沸いてくる。)

殆ど放心状態で舞台を見つめながら、一方でなぜこんなことが可能なのだろう?と、問わずにいられなくなる。ちょっと尋常でないバレエの舞台を見るということは、都度神秘体験をしているに等しいのだから、合理的な説明などつけようがない・・・と開き直ってしまえばいいのだが、一心に踊りに専念し、その集中力を客席にまで浸透させてしまうロパートキナの姿に、かつて演劇人・野田秀樹氏が語っていた言葉をふと思い出した。家に戻ってスクラップ帳を開いてみたら、幸い新聞記事のコピーを取ってあったので、ここに抜粋で紹介します。


”役者の寄り目”
『(略)私の芝居は、肉体を駆使する。そしてほとんどが長期公演である。だから一日、昼夜二回公演がある時はくたくたである。(中略)昼夜公演の日は、すでに昼でくたくただ。疲れている。ところがその状態でのぞんだ夜の公演の時に「疲れ」が、もうひとつのツカレに変わることがある。
 それが「憑かれ」である。(中略)「憑かれ」は、集中力の極限状態である。憑依状態になった役者というのは、日常では経験のできないところを浮遊する。コトバにするのは、至極難しいのだが「狂人になった自分を冷静な自分が見つめている」といったところだろうか。これは、おそらく、ハヤリのヤバイ宗教の超常体験に近いものがあると思う。
 宗教と演劇は双子だ。
 ヤバイ宗教が犯している間違いは、その憑依現象が、なにか霊力みたいなもの、宇宙の力だとか教祖の力だとか、兎に角、自分の体の外からやってくる力のおかげだと信じさせることだ。
 だが、「憑依」は、外からやってくるのではない。自らの肉体の内からでてくる。その化けの皮を剥げば、ただの「集中力」なのだ。あけすけに言えば「寄り目」なのだ。』 (日経 2000年5月28日)



この夜のロパートキナのジゼル・二幕に起きたことは、ここで野田氏が語っている「憑依」と同じものであったとは言えないし、本当に人間の集中力だけでこういうことが可能なのか?と、それこそ「体の外からやってくる力」の可能性についても好奇心がかきたてられたりするのだけど。それでも、舞台人である氏がご自身の経験から発露されている言葉として示唆に富んでいる・・・と思い、引用させて頂きました。(ロパートキナの「奇跡」と、何か共通するものがあるかもしれない・・・)

ええと、思いっきりそれた話を、ムリやり元に戻します。

この夜のアルブレヒト、コルプとのパートナーシップについて。お互いを尊敬し・信頼し合っている大人同士の組み合わせ、という趣で、好感が持てました。コルプは一幕から表現が大きく踊りもダイナミックで、見るからに若々しい恋人。一幕のロパートキナが繊細で病弱そうで、かつ浮世離れした存在だったので(少々表情が硬かったかも?)熱愛中の恋人達には見えなかった。どちらかというと、恋に臆病なジゼルとそんな彼女をとても大切に扱う(恋心からだけでなく騎士としての自然な振る舞いとして)アルブレヒト、という感じ。

とても情熱的な若者、でも立ち居振る舞いは堂々としてスマートで(衣装もボディス部分がよくあるアースカラー・茶系ではなくて淡いブルー系でエレガント)、婚約者バチルドが登場して窮地に陥るシーンも、やぁちょっとした出来心でね・・・と一瞬遊び人の顔を見せ、動じることなく彼女の手に口づける。ただ、そこにジゼルが割って入り、二人の誓った愛を問いただされると、その後はもう彼女と目を合わせることができず、どっと後悔の念に襲われ石のようにその場に立ち尽くす。(ここでのロパートキナは目を伏せながら、控えめなアクション。)正気を失い、息絶えるジゼル。その姿に、前後の見境なくアルブレヒトがヒラリオンに食ってかかり切りつけようとするシーン、ここは凄い迫力だった!徐々に事の重大さを悟り、その場から逃げることしかできないアルブレヒト(ここでは、苦渋にみちた表情)。

二幕で面白かったのは、アルブレヒトがジゼルの墓を訪れたシーンでの最初のpddの前後だったか?、踊り始める前にしばしジゼルへの思いを巡らしているかのようなアドリブの?演技を入れていたこと。これはあまり見かけない趣向ではないかと思うのだけど、なかなかよかった。最後、ジゼルを永久に失ったことを知ったアルブレヒトが悲嘆する場面では、ジゼルの墓に自分の供えた百合とジゼルの残していった白い花をすべて腕に掻き抱いたかと思うと、それを天に降らせて嘆き悲しむ・・・・という、これも珍しい演技を見せた。肝心の踊りの方も、勿論充実していました・・・この人特有の、基本はノーブルなライン・そこに猫科の柔らかさとしなやかさが同居しているような個性的なダンスを見せてもらって、大満足。(ただ、実は私的にコルプに関して何よりも素晴らしいと思ったのは、ロパートキナをこれほど強くインスパイアしてくれた、ということなのですが。古典バレエは、あくまで主役を踊るバレリーナのもの、という強固で偏屈な信条を持っている人間にとっては、男性舞踊手の第一の仕事は主役のバレリーナを最良の状態で踊らせることにある、と思っていて、それでもジゼルのようなバレエでは、主役ペアの間に愛がなければそもそも作品が成り立たない。<おそらく>ロパートキナはその点とても正直な人だと思うので、彼女と踊ってくれて本当に有難う!という気持ちなのです。)

バイムラードフのヒラリオンは、この人にしてはやや一面的で深みの感じられない演技で、残念だった。(キャスト・シートを信じるならば、今回の公演でヒラリオンは毎回<3回とも>この人が踊ったようで・・・そういう心ないキャスティングが招いた結果だとしたら悲しいことですが・・・。) 背がすらりと高く・ゴージャスな美女のコンダウーロワは、すっきりとモダンなミルタ。テクニックは素晴らしいしハンサム・ウーマンとでもいうべきか?何しろカッコいいミルタで、その分ロマンティック・バレエの香りは漂ってこない・・・私自身の好みとしては、やや世俗的すぎ。ドゥ・ウィリのうちタチアナ・トカチェンコの軽やかで丁寧な踊りはやや意外感があって嬉しい驚きだった。コール・ドは前回(といっても10年前!)このバレエ団のジゼル二幕を見たあとに数日間身も心もフワフワと浮遊するような感覚に襲われた・あの時のインパクトはなかったけれど、最近目にした二幕のコール・ドの中では、まぁもっとも美しい集団だったとはいえるかな・・・。

なにしろ10年ぶりに見るマリインスキーのジゼルだったので、この間見る機会が圧倒的に多かったロイヤルとパリオペのジゼルと見比べたりしていたんだけれど、一つ気になった点が・・・。ロイヤルやパリオペだと、一幕で踊りに興じてばかりいるジゼルを案じた母・ベルタがジゼルとその友人たちにウィリ伝説を話してきかせるマイム・シーンがあるのだけど、マリインスキー版は、ここがほとんどカットされていた!一幕と二幕で現世とあの世・二つの世界をはっきり分けて描いているこの作品で、このベルタのマイム・シーンは、現世の中にあの世の要素が混在してくるモーメントとして大きな意味を持っていると思うので、この部分が削られているのはかなりの損失ではないか?と感じた。
2007-04-10 07:26 | マリインスキー・バレエ | Comment(9)
ローラン・イレールの引退公演・舞台写真
2月にイレールの引退公演のミニ・レポをballet.coに寄稿したら、Bruceが先月のMagazineに転載してくれたんですよね。「写真もパリオペから取り寄せるから」と言ってくれて、あんな駄文に写真なんて勿体無い!と恐縮していたのですが、パリオペが寛大にも提供してくれたみたいです。

下記リンクから引退公演のときの「さすらう若者の歌」の舞台写真が見られます。こんなことなら、もう少しちゃんとしたレビューを書くべきであった・・・と反省しきり。(まだ公演の衝撃と感動冷めやらぬ中、息も絶え絶えにやっと書いたものだったので・・・)でも、写真だけでも見る価値がありますので、是非ご覧になって下さい~。(Thank you Bruce!!)

http://www.ballet.co.uk/tiny/hx
2007-04-07 06:29 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(11)
ファン・ディエゴ・フローレスのコンサート@カドガン・ホール
本日4月6日より英国はイースター4連休です!空気はまだちょっと冷たいけれど、一日穏やかな晴天でまずまずの滑り出し。明日はテムズ河で毎年恒例のOxbridgeのボート・レースがあって、私の住む街も(レース区間にわりと近いので)人手がハンパでなさそう・・・。

さて別項で話題にしたのですが、ひょっとしてあまり宣伝されていないコンサートなのかな?と思い新スレを立てました。

ファン・ディエゴ・フローレスが今秋ロンドンのカドガン・ホールでコンサートを行います。10月4日の一日限りでロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラとの共演。予定演目にはお得意のロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティ等のアリアがずらりと並んでいます。

私は偶然この情報を見つけて、カドガンホールってどこ??と、劇場に直接チケットを買いに行ったのですが、元教会を改装したホールで数年前にオープンしたばかり、とボックスオフィスのお兄さんが教えてくれました。外観を見るだけでもなかなか良さげな雰囲気。

劇場のサイトでスペックを見たら、キャパシティは905名となっていて(これが即座席数というわけではないかもしれないけど)、こんなに小じんまりとした空間で聴けるなんて・・・と期待が高まります。(チケットの値段もすごく安くて、私はサイドとはいえストールズ前列をたったの10ポンドでゲットしてしまいました・・・こんなに安くていいのだろうか??)

http://www.cadoganhall.com/showpage.php?pid=373

今日またサイトに行ってみたら、なんと6月19日にはマキシム・ヴェンゲロフもここでコンサートをするみたいです(チェルシー・フェスティヴァルの一環として、急に決まったみたい)。こちらは未だネットではブックできないようですが。(ヴェンゲロフ・ファンの友人Aちゃん、コレ見てるかなあ??)

(4月12日追記)ヴェンゲロフのコンサートのチケットは既に発売されていました。ただし、会場のカドガン・ホールではなく、Chelsea Festivalのボックスオフィスがチケットの大半を持っていますので、こちらで購入するのをおススメします。

www.chelseafestival.org
2007-04-07 04:46 | オペラ | Comment(8)
ロイヤル・オペラの2007/08シーズン
バレエに続いてはコヴェント・ガーデンのオペラ、来シーズンのラインナップです。


<ロイヤル・オペラの2007/08シーズン>

☆Iphigenie en Tauride (9/10~9/29)

☆Der Ring des Nibelungen (Cycle 1: 10/2,4,7,9 / Cycle 2: 10/17,19,21,24 / Cycle 3: 10/26,28,31,11/2)

☆L'Elisir d'Amore (11/13~11/29)

☆Parsifal (12/6~12/21)

☆La Cenerentola (12/17~1/9)

☆La Traviata (1/14~2/14)

☆A Midsummer Night's Dream (1/28~2/11)

☆Die Zauberflote (1/28~2/26)

☆Salome (2/21~3/12)

☆Eugene Onegin (3/8~3/26)

☆Carmen (3/25~4/17)

☆The Minotaur (4/15~4/30)

☆Simon Boccanegra (5/7~5/22)

☆Tosca (5/12~6/5)

☆Don Carlo (6/6~7/3)

☆Powder Her Face (6/9~6/21)

☆Ariadne auf Naxos (6/17~7/1)

☆Le Nozze di Figaro (6/24~7/19)

☆The Rake's Progress (7/7~7/18)

☆La Boheme (7/13~7/19)


※以上全てメインステージの公演


ROHサイトにあるプレス・リリースから来シーズンのハイライトを少々ピックアップしますと・・・

- アントニオ・パッパーノ音楽監督6期目のシーズン。パッパーノは、リング・サイクル、世界初演の"The Minotaur"、ニュー・プロダクションの"Don Carlos"と"Tosca"(現行版)を振る予定。

- リング・サイクル: 10/2から11/2の一ヶ月間、3サイクルを上演。"Ring Festival"と称して関連イベントもオペラハウス内外で開催予定。

- 世界初演作品は英作曲家Harrisson Birtwistleが英バリトン歌手・ジョン・トムリンソンのために創作した"The Minotaur"。

- 上記以外のニュー・プロダクションは、"Iphigenie en Tauride"、"L'Elisir d'Amore"、"The Rake's Progress"。


まだプレス・リリースの資料全てに目を通してないのですが、ざっと一読したところ歌手陣のラインナップはやや地味目かな?まぁ、来シーズンのロイヤル・オペラは、兎にも角にもリング・サイクルが命!ってことなんでしょうか。(フローレスをオペラハウスでは聴けないみたいだから、リサイタルだけが楽しみだわ・・・絶対予定通りに来てくださいね~!)

http://info.royaloperahouse.org/News/Index.cfm?ccs=1133
2007-04-05 06:43 | オペラ | Comment(0)
ロイヤル・バレエの2007/08シーズン
ロイヤル・バレエ/オペラの来シーズン詳細が発表されました!

バレエのラインナップと日程はこんな感じです:


<ロイヤル・バレエ 2007/08シーズン>

☆ラ・バヤデール(10/6,10,11,13(M&E),15,18,20(M&E),23,25,27(M&E))

☆ロメオとジュリエット (10/16,22(M&E),29,30,11/1,7,8,9,10,12,16,17,20,21,25)

☆【新】ジュエルズ (11/23,27,28,30,12/1,4,5,7)

☆くるみ割り人形 (12/8(M&E),11,12,13,14,27,28(M),1/1(M&E),3,5,10,11,12(M&E),15,16,19(M&E))

☆レ・パティヌール/ベアトリクス・ポター物語 (12/23(M),27,29(M),30(M),1/3(M),4,5(M),8)

☆シルヴィア (1/18,22,24,25,2/16(M&E),19,3/7,15,24(M&E),31)

☆クローマ/ディファレント・ドラマー/春の祭典 (2/2(M),15,18,20,23)

☆ウィールドンの【新作】/牧神の午後/田園の出来事 (2/28,3/4,5,11,19)

☆眠れる森の美女 (3/13,17,22,29(M&E),4/3,8,10,11,16,18,22,26,28,5/2,5(M&E),9,10(M),14)

☆セレナーデ/ブランドストラップの【新作】/オマージュ・トゥ・ザ・クイーン (4/23,25,29,5/1,6,8)

☆ロメオとジュリエット (5/26(M&E),31,6/1(M),7(M&E),12,13)

☆ザ・ドリーム/ダンシズ・アット・ア・ギャザリング (5/17(M&E),21,28,29,6/4,9,10)


※以上メイン・ステージの公演のみ


古典全幕x5、ネオ古典全幕x1、ダブル・ビルx2、トリプル・ビルx3。世界初演の新作二本に新たにレパートリー入りする作品一本・・・私的には今シーズンよりそそられるラインナップとなっていて嬉しい~。

既にキャストが判明しているピリオド1の演目は、バヤデール、R&J、ジュエルズ、くるみの四本。勿論私が真っ先に探したのは都さんの名前ですが、あった・ありました!R&Jとくるみにご登場の予定(感涙!)となっています!日程は以下の通り:

-R&J:吉田都&フェデリコ・ボネッリ 10/22,29,11/1
-くるみ割り人形:吉田都&フェデリコ・ボネッリ 12/8,11,14

やったね~ しかもパートナーはボネッリ!(有難うモニカ~)フンパツしていつもよりちょっといい席をゲットしちゃおうかな~。

さて来シーズン・ピリオド1の注目の(ロイヤルでの)役デビューですが、ざっとこんな感じ:

★ニキヤ: ヤノウスキー(お相手はボッレ)、ラム
★ガムザッティ: アンサネッリ
★ソロル: ボネッリ
★ロメオ: プトロフ
★ジュリエット: マルケス

そして、下馬評通りいよいよレパートリー入りするバランシンの「ジュエルズ」はダンサー全員(ロイヤルでの)役デビューとなるわけですが、私的に注目のダイヤモンドは、コジョカルxボネッリとヌニェスxソアレスの2キャストとなるようで、ふーむ そうかそうですか。

私的雑感・・・長くRBのレパートリーに入っていて私は見たことのない作品が、来シーズンなんと三つも上演されるんです・・ベアトリクス・ポター物語、ディファレント・ドラマー、そしてそして、ダンシズ・アット・ア・ギャザリング(!観たかったの~ これ)。レ・パティヌールも確か一度観ただけで殆ど憶えていないのでリヴァイヴァルは有難いです。田園の出来事が入っているので、ひょっとしてシルヴィー復活か?と、ちょっと期待したりして。

意外だったのは、昨秋RBのレジデント・コレオグラファーに就任したウェイン・マクレガーの新作が、11月に開催されるガラ公演で披露されるだけで通常のプログラム入りしていないこと。どうやらマクレガーのメインの役割は、ロイヤル内部の振付家とのコラボ、ロイヤルオペラハウスで上演される新作の監修となるようです。

彼の任命に関しては疑問だらけで勇み足では・・・と静観していたのですが、やはりこのタイトルに伴う実質的な役割と重要性をもたせた任命ではなかったのね、という印象が。(RBで過去この役職にあった振付家はアシュトンとマクミラン・・・二人ともカンパニーのスタイルと個性を確立した非凡な振付家かつ人物としてもヘヴィー級の存在だったわけで、やはりこのタイトルをマクレガーに与えたのはムリがあったのでは?と思えてならないのですが。ROH2のディレクターというならまだ理解できるけど・・・)

ともあれ、全体に楽しめそうな来シーズン。さらなる詳細はROHのHPで見られます:

http://info.royaloperahouse.org/News/Index.cfm?ccs=1133
2007-04-04 21:09 | ロイヤル・バレエ | Comment(4)
戻りました~
ミュンヘンから今夕戻ってきました。お陰様で予定通りロパートキナ&コルプのジゼル、そしてマリインスキー&バイエルン州立バレエの合同ガラを見ることができました。

ジゼルは、一幕はわりと冷静にフムフムと見ていたのですが、ニ幕で滝涙状態になってしまい、ハンカチもティッシュも手元に用意していなかったので窮地に陥ってしまいました・・・

ガラは自分的にはやや意外な展開になって、ちょっと不思議な夜でした。詳しくはのちほど~。

<余談>今日は4月1日ですねー。戻って来てballet.coをチェックしていたら、毎年恒例のエイプリル・フール・ポストがアップされていて、大笑いしてしまいました(Bolshoi Talk のフォーラムにあります)。本当に毎年、よくぞこれだけ面白いネタを思いつくなあと感心することしきり。何年か前のポストなんて、あまりに手が込んでいて騙されていた人いたもんなぁ・・・。そのballet.coには、かつてBBC TVの打った大ヒッカケ・エイプリル・フール番組の紹介も出ていて、こちらも見に行って大笑い。まだイタリアン・フードなんてイギリスでは一般化していなかった1957年、マジメなドキュメンタリー番組の放送枠で、「スパゲッティーのなる木」という話題を紹介して、ちゃんと映像も木からぶらさがるスパゲッティーを「刈入れ」する農民の姿を収めていて。ナレーターには著名なブロードキャスターを採用するという凝ったつくりで、多くの視聴者がこの話を信じてしまったとか!ほんとにイギリス人って人を食ったジョークをつくらせると天才的ですねえ・・・。

ところで、こちらはバレエの話題。いつも楽しみにしている小林十市さんのブログに、9月からBBLにバレエ・マスター兼ダンサーとして復帰する、と書かれていたのですが、タイトルが「四月馬鹿」となっているんですけど・・・これもジョーク?

2007-04-02 06:54 | マリインスキー・バレエ | Comment(15)
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