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エヴァ、シルヴィ vs イレールのお宝映像
久々にエヴァ(・エフドキモワ)の映像を見たくてYouTubeに行ったら、つい最近upされていたこんな貴重なビデオを発見。↓なんと、ローラン・イレールとライモンダpddを踊るエヴァの姿が!!

http://www.youtube.com/watch?v=iPNURthx0xQ

1991年のバレフェスのときの映像、とキャプションにありますが。若き日のイレールの豪放磊落というか、殆ど野放し・これでいいのか古典解釈?と疑問符つきまくりの<でも滅法魅力的な>パフォーマンスが面白すぎ。(以前やはり若い頃のイレールがプラテルと踊ったライモンダpddを見たけど、あれはもっと強烈だったなぁ・・・。あまりにやりたい放題で俺様なパフォーマンスで、これじゃージャン・ド・ブリエンヌじゃなくてアブデラーマンじゃん・・・!と衝撃受けた。いや、すごくそれも好きだったんですけどね。)一方のエヴァは、ふとしたポーズにもロマンティック・バレエの香りが漂う、当時40歳を超えているはずだけど相変わらずetherealな雰囲気に溢れていて、二人のコントラストがなんともいえません。

そして、こちら。これもわりと最近upされた映像で、イレールとシルヴィのグラン・パ・クラシック。1996年に東京文化会館で撮影、とあります。シルヴィの座長公演かな??

http://www.youtube.com/watch?v=XLMPdGs2YI4&feature=related

・・・いや~参りました。この頃のイレールの髪型(ふさふさしてる~~)、すっごく好きだわ~。男の色気・フェロモンだだ漏れ状態の頃ですわねー(嘆息)まったくも~、なんてイイ男!最後、勢いあまって?体勢崩しちゃうところまでニクいわ~。一方、赤毛のボブで元気一杯に踊るギエムの鮮やかなこと、可愛いこと。tres tres chicな衣装といい、映画スターのような華といい(二人ともほんとに麗しい・・・)、クラシックの枠を軽々超えちゃって強烈な個性とスター性で魅せてくれる、パリの大エトワールならではのパフォーマンス。素晴らしい~~!
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2012-03-04 02:43 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(8)
「ル・パルク」がCMに!
これ、ちょっと前にballet.coに投稿したネタなんですが、なんと、あの「ル・パルク」がエールフランスのコマーシャルで使われてます。青空をバックに「解放」のpddの、例のキスしながらグルグル回るシーンを踊る二人のダンサー。カメラが遠くて誰だか全く見当つかずググってみたら、バンジャマン・ミルピエと、Virginie Caussinというきいたことのないダンサーだった。

http://corporate.airfrance.com/fr/presse/mediatheque/videos/actualites/lenvol-nouvelle-campagne-publicitaire/

いや~しかし、初めて見たときはびっくりした。TVからあの音楽が流れてきたとき反射的に脳裏に浮かんだのは勿論イレールとゲランのあのシーンなんだけど、そんな自分に心中苦笑しつつふと画面に目をやると、なんとそこには紛れもなく"あのシーン"を踊るダンサーの姿がっ!!一瞬錯覚かと思いましたよ(笑)。

エール・フランスね~確かに旋回する二人のダンサーの形が飛行機みたいに見えないこともないので、そこに目をつけたのかもしれないけど。National flag carrierの宣伝ってことで、プレルジョカージョ、今やフランスを代表する振付家として認められてるということでしょうねー。
2011-09-24 08:29 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(0)
パリ・オペラ座バレエ団の2011-12シーズン
オペラ座の来シーズン上演演目がダンソマニにスクープ?されていました。以下、Dansomanieからのコピペ:

PHÈDRE / PSYCHÉ (LIFAR / RATMANSKY)
LA SOURCE (BART)
CENDRILLON (NOUREEV)
ONÉGUINE (CRANKO)
BALLET ROYAL DU DANEMARK - NAPOLI ⁄ COMPAGNIE INVITÉE
ORPHÉE ET EURYDICE (PINA BAUSCH)
LA BAYADÈRE (NOUREEV)
SPECTACLE DE L'ECOLE DE DANSE
DANCES AT A GATHERING ⁄ APPARTEMENT (ROBBINS ⁄ MATS EK)
L'HISTOIRE DE MANON (MACMILLAN)
ROMÉO ET JULIETTE (SASHA WALTZ)
TOKYO BALLET - KABUKI ⁄ BÉJART ⁄ COMPAGNIE INVITÉE
LA FILLE MAL GARDÉE (ASHTON)


リリックの方はかなり前から情報が出回っていたけど、バレエの上演演目の一覧は初めて目にしました。公式発表より前にオペラ座サイトに情報が出たので、ソフィアさんが"サイトのバグか?(笑)"とのコメント付きで紹介してましたが、これ、アボヌマン(年間定期予約)のページに掲載されてたんですよね。で、昨夜はあったのに今見に行ったら既に外されてました。やっぱりフライングだったか・・・。(新総裁になってから益々アボヌマンに力を入れているみたいでちょっと気になる。オペラもバレエも人気演目はアボヌマンの段階でチケットが殆ど売れてしまって一般には殆ど回ってこない、という状況が悪化するんだろうか。この5月のボリショイ公演のチケット、一般への割当てが少ないらしくて、あちこちから「チケット求む」の悲鳴があがってますが・・・)

私的に目を引かれた&これは是非見てみたい、と思ったのは全幕もの唯一の新作の”La Source(泉)"。なんたってジャン=ギー振付ですからね~期待大。ほかの全幕作品はオネーギン、サンドリヨン、バヤデール、どれも近年上演したものばかり・・・で、がっかり。眠りとかもう何年もかかっていないので来シーズンあたりどうかなあと期待してたんだけどダメでしたね。(まあ今のパリオペだとオーロラを踊れそうなダンサーが殆どいないからなあ 仕方ないか・・・)マノンはすごく久々の上演になりますね。あと、びっくりしたのが、東京バレエ団の客演!ベジャールのカブキを持っていくようですが、ひょっとしてパリオペに招待されるのは初めて?
2011-02-27 04:35 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(2)
取り急ぎ・パリから無事戻って来ました~
見てきました ロパートキナの白鳥x2(プラス、ミックスプロ)。ヌレエフ版ということで、ロパートキナはいつもとは表現を変えていて、それがとっても面白かったです。ジョゼとの速成パートナーシップは所々危うい部分があって、やはり古典全幕って大変なんだなあ・・・とつくづく感じさせられましたが、ともかく無事ニ公演やり遂げてくれたジョゼには大感謝。ロットバルト役のビュイヨンも健闘してました(特に18日)。

ロパートキナのパリオペ客演という大イベントを見届けることができて、ファンとしてまずはほっとしています。可笑しいのは、残像として強く残っているのはロパートキナ@白鳥が羽ばたく姿なんだけど、何気に心にひっかかっているのはニコラとバランシンとストラヴィンスキーだったりする・・・ミックス・プロは特に期待してなかったんだけど、ほんと、舞台鑑賞は何が起きるかわからないものですねえ。

<ここで、お礼を・・・> 先日の当方の「友達募集」の呼びかけに応じて下さり、幕間にお会いした皆様、終演後にお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。既に帰路に着かれた方、飛行機の方は遅延無く飛んだでしょうか。(当方はユーロスター運が強いのか?幸い若干の遅れのみで戻って来る事ができました。)まだパリにいらっしゃる方、引き続きバレエ鑑賞をお楽しみください。(またお会いする機会があるとよいですね~♪)
2010-12-23 10:24 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(5)
ロパートキナの白鳥@パリ 友達募集!
ぶるる~~っ!凍えてます。先々週(だっけか?)ぐらいからブリテン島に居座ってる強力な寒気団のせいで、シベリア並みの(多分)寒さがつづいてます。先週はロンドン市内も雪が積もったのだけど、一旦雪が降り始めれば寒さはあまり感じないんですよね。今週は雪が降らないらしくて、かえって深々とした寒さが見に沁みそう・・・。ロパートキナのパリオペ客演まで早や二週間を切ってしまい、どうせなら今のうちに大寒波の来襲は受けて立つのでまとめて来ちゃってほしい。(去年もちょうど同じ時期にパリに行ったけど、雪に見舞われてユーロスターが止まってしまい、私は間一髪で戻ってこられたけど、大混乱だったのよね・・・)

で、突然ですが、パリでの鑑賞友達を募集します~。ロパートキナのゲスト出演という貴重な機会なのに、私の周囲のバレ友でドーバー越えるという人は一人もいないんですよ・・・。もしも私と同様一人で公演を見に行く予定で、幕間や終演後に感想を語り合いたい!と思われる方は是非声をかけてくださいませ。この記事にコメント(非公開にもできます)をつけていただくか、メールでご連絡ください。(メルアドはこちらの記事↓をご参照ください)

http://londonballet.blog60.fc2.com/blog-entry-37.html#comment

あ、私の鑑賞予定ですが(公演チケットが取れれば、という前提で)、12月18日と21日の白鳥の湖と19日のモダン・ミックス・プロの3回です。どうぞよろしく~!!
2010-12-07 09:21 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(5)
ロパートキナ@パリ・オペラ座
オペラ座ではこの週末、恒例の昇進コンクールが開催されましたね。プルミエ、男子はフロリアン・マニュネが上がり(ごくごく妥当??)、女子は空き枠一つあったものの該当者なし、との結果。(「該当なし」は近年ではあまりなかったですよね 今年はよほど不作だったのか??)

この季節がくるといつも思い出すのがある一人のダンサー・・・・コリフェのオーロール・コルドゥリエ(Aurore Cordellier)。数年前までは将来を嘱望されていた期待の若手で私の大のお気に入りだったのですが、怪我?で舞台から離れてはや3-4年たつのではなかろうか。いや、最近はめっきりパリもご無沙汰してるので、私が知らないだけで既に復帰してるのかもしれませんが、仏語フォーラムで以前彼女の去就が話題になっていたことが何度かあるので、復帰してるなら絶対誰かが騒ぐはずではないかと・・・・でも最近は話題になってる様子もないし、今回のコンクールにも出なかったみたいだし。

オペラ座サイト上の団員名簿、新シーズンになってから恐る恐るチェックしてみたら、一応まだ名前は残っていて胸を撫で下ろしたけれど、今一体どんな状態なんでしょうか すごく気になる・・・どなたか彼女を見かけた!という方がいらしたら、是非ご一報を!

さて、本題ですが、ロパートキナのパリオペ客演まであと一ヶ月ちょっとに迫りました。彼女が外国のバレエ団の本公演に客演するのは多分今回が初めて?パリオペにはかつて一度だけゲスト出演したことがありますが、今からちょうど5年前、ガルニエで開催されたマリインスキー劇場のベネフィス公演で、「ダイヤモンド」を踊ったのでした。

・・・まぁ、あのときの、ジャン=ギョーム・バールと踊ったダイヤモンドの輝かしさといったら・・・5年たった今でも、当時の感動と興奮を鮮やかに思い出すことができる、ほんとうに特別な舞台だった。で、懐かしさのあまりついついこの二人の名前と演目を入れてググってみたんだけど、あまりレポとかネット上にないみたいで、自分の書いた駄感想文にヒットしたりして、がっくり。そんな中、これは見過ごしていた・プチネタに遭遇。

ジャパン・アーツのブログで今年9月に紹介されているロパートキナ・インタビューで、合同ガラで踊るダイヤモンドについて語っているくだり、なんと、マイ・殿 ローラン・イレールが登場!ロパートキナご本人のお言葉を引用すると・・・

『以前、パリ・オペラ座にゲスト出演して“ダイヤモンド”を踊った時、ローラン・イレールが終演後、私のところにやってきて「今日、あなたの“ダイヤモンド”を観て、ようやくバランシンが何のためにこの作品を作ったのかが判ったよ」と言ってくれたんです。この言葉は私にとってとても大切なものになりました!』

・・・殿ってばあの公演を見ていたのね~そしてこんなことをのたまっていたとは。しかしロパートキナに強い印象を残すコメントをされるとは、さすがだわ~。今回の白鳥もご覧になるのかなー 是非ともご感想を拝聴したいものです。

http://ja-ballet.seesaa.net/article/161233366.html

あのときのロパートキナ、今でも凄くよく憶えているのは、いつもとはちょっと違うぞ、って感じたこと。とっても活き活きとしたフレッシュなダイヤモンドだったんですよね・・・彼女のダイヤモンドはそれまでに何度か(マリインスキーで)見ていて、毎回あの独特のミステリアスかつ夢想的な舞台に陶酔させられていたけれど、それに加えて特に終楽章などは彼女にあるまじき躍動感まで感じられてびっくりしたものだった。

気のせいかもしれないけど、あの夜の彼女はよく客席に視線を向けていた(観察していた?)ような。初めての劇場に新しいパートナー、マリインスキーのプリマ(ヴィシニョーワも来ていた!)がオペラ座に客演するという特別な機会を存分に楽しんでいたように見えたのでした。コーダで、客席に向かって微笑みながら踊るロパートキナの瞳が危険なほどに輝いているのをみて、ああ、ロパったら一体どうしちゃったの・・・とハラハラしつつも嬉しくて、興奮状態で見ていたのを思い出す。

(後で冷静になって考えてみるに、彼女の目がランランと輝いていた理由は、おそらく衣装のせい。パリオペのダイヤモンドのチュチュはクリスタル?スパンコール?をふんだんにあしらっているんですよね 多分あれが彼女の大きな瞳に反射していたのではないかと・・・)

あのきわめて貴重かつグローリアスな舞台の写真がダンソマニに残っているのを見つけました。公式写真ではないけど、リンクを貼ってしまいます。バール王子(きゃ~☆)にエスコートされたロパートキナ、なんとも晴れやかな表情で楽しげに見えませんか?

http://www.forum-dansomanie.net/forum/viewtopic.php?t=1522&postdays=0&postorder=asc&start=0
2010-11-07 10:31 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(8)
パリオペ バランシン・ブラウン・バウシュのプレキャスト&白鳥チケット情報
本題の前に一言・・・

"Happy Birthday Ms. Uliana Lopatkina - many happy returns!"

実は、すっかり忘れていたんですが(汗)、今日・10月23日はロパートキナの<37歳の>お誕生だったのでした。さきほどジャパン・アーツのブログを見て、あっそうだった・・・と気づいた次第。(お誕生日おめでとう!日本で仲間達にお祝いしてもらったのでしょうか 楽しい時を過ごされていますように。)

さて、本題。12月のパリでは白鳥の湖と平行してガルニエでモダン・ミックス・プロがかかっていますが、こちらはあまり食指が動かず、スルーしようかな~と思っていた矢先。過日ダンソマニにプレキャスト情報が出てまして、バランシンのアポロに、マチュー、エルヴェの名前が!

エルヴェいよいよ復帰?マチューは確か役デビュー??と俄然興味がわいてきて・・・さらには、なんと、ピナ・バウシュの春の祭典の出演者に、ウィルフリード・ロモリが名を連ねているではないかー!!ロモリさん、久々の舞台復帰??これがほんとなら行かねばなりませんなー、とすっかりパリオペの術中にはまる私・・・。(パリオペってほんと"隠し玉"沢山もってるよね・・・律儀に釣られる自分もナンだけど・・・)日程的にはロパートキナの白鳥の間に一回ミックス・プロが観られるので、なんとかこちらもチケットをゲットせねば。

で、白鳥のチケットの方ですが、インターネット、電話予約同様に窓口販売も発売初日にほぼ完売してしまったようです。パリオペ・ウォッチャーなら知らない人はいないと思われますが、パリオペ管のヴァイオリン奏者・大島莉紗さん。窓口発売開始日の夕方並んでなんとか後ろの方の席を確保された、とご自身のブログで詳しくレポされていました。(しかし、劇場内部の方でもこんなに苦労されるとは・・・パリでは白鳥を滅多に上演しないから、お客が殺到するのもムリはないけど。先行き厳しそうだなあ・・・)大島さんは3公演分チケットを入手されたとのこと、ロパートキナもご覧になるようです♪

http://lisaoshima.exblog.jp/12122303/
2010-10-24 09:36 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(1)
パリ・オペラ座バレエ 白鳥の湖 キャスト情報!
一つ記事を書きあげて↓ほっと一息、何気にオペラ座のサイトを見に行ったら・・・なんと、白鳥のキャストが発表されてる~!!

ロパートキナはジョゼと、12月18日(ソワレ)、21日の二回踊ります!

http://www.operadeparis.fr/cns11/live/onp/Saison_2010_2011/Ballets/decouvrir.php?lang=fr&CNSACTION=SELECT_CONTENT&content_id=1799&content_type=text&event_id=1326

これは異例の速さといっていいのではないでしょうか~~ありがとう、パリオペよ!(チケ取り、頑張るぞー!)
2010-10-19 08:49 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(6)
パリオペラ座バレエ 「バレエ・リュス・ガラ」(12/16) Part 2
続きの前に・・・この日は通常のバレエ・リュスのプログラムに特別な写真集がついて、20ユーロで販売されておりました。写真集は表紙が例のバクストによる牧神画、なかなか洒落たデザインのつくり。中味は出演ダンサーの写真集なのだけど、印刷が間に合わなかったのか、マチューがINのまま、玉突きキャスト変更で急遽登板となったヤン・ブリは写真がなくて可哀想・・・。

それから、キャスト・シートに記述があって初めて知ったのですが、このガラ公演は来年・来々年に予定されているパリオペのロシア公演(2010年ノボシビルスク、2011年モスクワ)をサポートする目的で開催されたんですね。(普通他国にツアーで行くときはこういうことしませんよね?ロシアではパリオペ公演は商業ベースにのらないということか・・・?)あとは大晦日公演の時みたく幕間に無料のシャンパンとおつまみ各種が振舞われたのですが、どれもとっても美味しかったです。(パルミジャーノ・レッジャーノが銀のお皿に山盛りにして供されていたのが、何ともデカダンでよかった~。)

☆ ジゼル二幕のpdd (コラリ、ペロー~プティパ~バール、ポリヤコフ/アダン)
パリ・オペラ座初演: 1841年
オレリー・デュポン、ルスラン・スクワルツォフ


見終わって数日たって、しみじみといい舞台だったなぁ・・・と思い出すのがこれ。実に素晴らしいジゼルpddだった・・・

この場面、ガラでよく上演されますが、見るたびにジゼル役のダンサーは大変だなぁと感心するんですよね。登場直後に精霊になりきらなきゃいけないのだから。オレリーは、見事に入り込んでました・・・表情も動きも、この世のものではない存在。自己を消して何ら意思をもたず、ただ白い儚げな物体がふわふわと宙を舞っているだけ、に見える冒頭部分。踊りすすむにつれて、顔の表情が微妙な変化をみせて、あの美貌がなんともいえず切ない表情を見せる瞬間があり、どきっ・・・勿論その動きはすみずみまで完璧にコントロールされていて。精霊の神秘性と生身の女性としての魅力が絶妙のバランスで同居している、かくも魅惑的な存在に、ただただ息をのむばかり。2009年も終わりを迎えようとしている今、今・見ることのできる、これは理想的なジゼルではあるまいか・・・と、ほとんど呆然と舞台を見つめていました。

パートナーのスクワルツォフがまた、よかった。彼は決してキラキラ・スターオーラのあるダンサーではないので、登場直後はオレリーの影に隠れて地味目なのだけど、バレリーナをたてるサポート技術の確かさと、ソロでみせた的確かつ丁寧な踊りにほっとさせられる(神は細部に宿る・・・のですよねえ・・・)。それに顔つきが以前に比べて逞しく・キリリとして見えたのも嬉しかった。いや、大変いいものを見せていただきました。

☆三角帽子から抜粋(マシーン、アレンジ:スザンナ・デッラ・ピエトラ/マニュエル・ドゥ・ファリヤ)
パリ・オペラ座初演: 1992年3月11日
ラ・タルド~粉屋の女房のソロ~ファンダンゴ~粉屋のソロ~ファルッカ~ラス・ウヴァス
ジョゼ・マルティネス、マリヤ・アレクサンドロワ


幕があがると、パネル画が・・・このバレエの登場人物らしき人々がイラスト風に描かれている(byピカソ。ちなみに当夜は黒鳥のpdd以外は何かしらセットがしつらえてありました。)ジョゼ@粉屋は伊達男でかっこよかったけど、想像していたほど色気ムンムンではなくて、ややがっかり(笑)。振付のせいかもしれないけど、動きがやや硬く・終始直線的に見えて、ちょっとしなやかさに欠けるというか。とてもストイックな舞台姿に、どうあっても消せないダンスール・ノーブルの本質が露になっていたような(それが素敵、ともいえるけれど)。ジョゼ大熱演で、後半のソロでは"うぉっ"という掛け声が聞こえて、その気迫におされるように、ソロが終わりきらないうちに観客も大喝采。一方のマーシャ@女房、こちらも男前~だけど色っぽくて、彼女は(これまた振付のせいかもしれないが)柔軟な身のこなしと、メリハリのある動きが素晴らしかった。やや哀切なムードを漂わせた音楽に合わせて(?)ゴージャスさを振り撒くというのではなく、顔の表情がダークな情熱を秘めたもので、これがまた良かった。(マーシャこういうキャラクテールな役も凄く上手いよね・・・10年以上前に見た、ドンQの街の踊り子の姿などがついつい頭をよぎってしまった。)

せっかくのジョゼとマーシャの共演、もっともっと見たかった。できればこれも幕上演してほしかったです・・・

☆ 白鳥の湖より黒鳥のpdt(プティパ・ヌレエフ改訂/チャイコフスキー)
パリ・オペラ座初演(ヌレエフ版): 1984年12月20日
スヴェトラーナ・ザハロワ、カール・パケット、ステファン・ビュヨン


・・・これはですねえ、え~っと・・・

思い出すと辛くなる、というかハラワタ煮えくり返る・・・ってな状況になるので、小声で・一言だけ。

どうせならザハロワ、一人で踊ればよかったのにねえ・・・(ボソボソ)。でもpddならぬこの版はpdtだから、あともう二人、どうしても頭数が必要だったのよね。とりあえず、ザハロワは元気に踊っていたので(high kicking連発、グランフェッテは全てシングル・正確で綺麗だった)、ファンの方は満足されたのでは。その証拠に?客席から盛んなブラヴォーがとんでました。(あ、キャストされた人に罪はありませんから。キャストした人が悪い!)

☆ ペトルーシュカ(フォーキン/ストラヴィンスキー)
パリ・オペラ座初演: 1948年4月7日
ペトルーシュカ: バンジャマン・ペッシュ、バレリーナ: ナタリヤ・オーシポワ、
ムーア人: ヤン・ブリダール、シャルラタン: ミカエル・ドナール
 

ペトルーシュカ、なんたって音楽が最高~大好き。それだけにオケの出来次第で天国か・地獄か、明暗分かれるわけですが、冒頭のフルートの音がはっとする美しさで、歓喜。(シャルラタン登場シーンのフルート独奏がまたよかったのです~思わずオケピを覗きこんでしまったのですが、中年の女性奏者が吹いておりました good job!)。あ~、も~、なんてカラフルな音楽!謝肉祭の熱狂と、魔術師の演出する幻想性・不気味さがないまぜになって・・・ぶるる。終始一貫、音に幻惑させられっぱなし。

さて、ダンス部門ですが。素晴らしかったのがバレリーナ役のオーシポワ。彼女一人に限らないけど、ボリショイのダンサーは踊りの輪郭が実にくっきりしていて・動きにメリハリがあるので、見応えあるんですよね。生き生きとした人形振りが舞台に活気を与えていて、たいしたもんだなぁ・・・と舌を巻いたけど、もっと沢山踊ってほしかったなあ・・・。タイトル・ロールを踊ったペッシュは、なんというか、正攻法?完全な道化師タイプ、という役作りに見えたのだけど、正直言って(その分面白味に欠けたか?)あまり強く印象に残ってなくて。ここはやはりベテラン・ダンサーの演じるペトルーシュカ(ルグリ・・・)を見たかったなぁと思ってしまったのだけど、仕方ありませんね。

さて、カーテン・コールの立ち位置ですが・・・

ど真ん中の"女王様"のポジションはザハロワとツィスカリーゼが占め(両者、互いに譲らず?笑)、彼等の両脇、ザハロワの隣はニコラ、ツィスカリーゼの隣はオレリー。指揮者を迎えにいったのは、アニエスでした。観客席の盛り上がりはまぁまぁといったところ?最後の幕が下りたあとは、向こう側で大歓声があがっていました。
2009-12-24 10:27 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(4)
パリオペ「椿姫」映像・ウェブ公開!
ガラの感想が未完ですが、米フォーラムで美味しい情報を見かけたので・・・

DVD化されている、アニエス・ルテステュ&ステファン・ビュイヨン主演の「椿姫」がFrance3のサイトで全編見られます:

http://programmes.france3.fr/musique-classique/index-fr.php?page=la-dame-aux-camelias

いつまで見られるか定かでないので、ご興味ある方はお早めにどうぞ~。
2009-12-23 06:00 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(4)
パリ・オペラ座バレエ 「バレエ・リュス・ガラ」(12/16) Part 1
ふう~寒。先週水曜、ちょうどパリに向かったあたりから欧州は寒気団にすっぽり覆われて、パリ二日目は雪に見舞われたのでした。今回も駆け足旅行で、もうちょっと長居しようかな・・・と出発前に一瞬迷ったのだけど、メイン・イベント(グルベローヴァのコンサート)が終わるやパリを後にして正解だったみたい・・・雪と事故のせいで、ユーロスターは私がロンドンに戻った数時間後から今に至るまでほぼ全面運休状態。一日旅程がずれていたら・・・と考えるとぞっとする。この週末にユーロスターで大陸をめざすはずだった旅行者の皆さん、お気の毒です・・・

ということで、先週水曜の夜にガルニエで行われたガラ公演の感想をば~。実は、翌日のグル様コンサートの衝撃が強すぎて、もはやガラについては印象薄れ始めているのですが、頑張って書いてみます。

Soiree de Gala "Hommage aux Ballets Russes"
Mercredi 16 Decembre 2009, Palais Garnier


Avec les Etoiles de l'Opera National de Paris et les Solistes du Theatre
Bolshoi de Moscou
Les Premiers Danseurs et le Corps de Ballet de l'Opera National de Paris

Orchestre de l'Opera National de Paris
Direction musicale - Vello Pahn

☆ 薔薇の精(フォーキン/ウェーバー)
パリ・オペラ座初演: 1931年12月31日
ニーナ・カプツォーワ、マティアス・エイマン


この夜の構成は、前半に小品&古典pddの抜粋を一気に見せて、休憩を挟んでペトルーシュカ全編を上演。トップ・バッターはマティアスとボリショイからのゲスト・カプツォーワ。マティアスの薔薇の精は二年前に日本で見たとき特に強い印象が残らなかったのだけど、今回も・・・。期待が大きかっただけに、踊りが雑というか、荒さが目についてしまってがっかり。この役は個性派のダンサーが踊ればその個性だけで見せてしまえる・・・のかもしれないけど、マティアスには(まだ)そこまでの個性というかパフォーマーとしての強さはないし、ともかくしっかり踊ってもらわないとねえ・・・。カプツォーワはキュートな夢見がちの少女を想像していたのだけど、思いがけず妖艶な表情に、どきり。

(ところで、当夜はパリオペ管の演奏がなかなか良くて、これはもうけもの~♪と心中喜んでおりました。この演目の冒頭のチェロ、かなーり引っ張り気味に歌っていて、よかったです。)

☆ 牧神の午後(ニジンスキー/ドビュッシー)
パリ・オペラ座初演: 1976年4月7日
ニコラ・ル・リッシュ、エミリー・コゼット(&ニンフ達)


ニコラの牧神は初見。彼もだんだんと私の中では「観られるだけで有難い」ダンサー分類に入りつつあるので、見られてやっぱり嬉しかった(笑)。エキゾチックなメークが風貌をやや東洋人的に見せていたのだけど、それがなんとも色っぽくて似合っていた。結構身体を絞っていたのか細く見えたせいもあり、あまりオスっぽさは発していなくて(ジュドのような獣性はほとんど無し)クールで軽やかな風情すらある。一種爽やかな色気というのかな、なかなか素敵だった。(・・・で、このニコラの牧神に対してガッカリだったのがコゼットのニンフ。本当に、他に誰もいなかったんでしょうか ケミストリーまるでなかった・・・)

☆ 瀕死の白鳥(フォーキン、アレンジ:テスマー/サン=サーンス)
パリ・オペラ座初演: 1960年1月27日
マリ=アニエス・ジロ


瀕死は十人十色、踊るダンサーの個性で劇的に印象が変わるものだけど、そういう意味でこれはしっかりジロ(ならでは)の瀕死だったんじゃないかな。振付はテスマーのアレンジ(原語は"regler")が入っているとのことだけど、ロシアのダンサーが踊るヴァージョンに比べると羽ばたきの振りが控えめ、というかあまり目立たなくて、ああやっぱりパリの流儀は別ものなんだなあ~と面白かった。年々上半身が逞しくなっているジロ、知的な美貌といい明らかに現代的なダンサーで、その個性が自然に滲み出ていて潔いというか。ナチュラルな、人間的な表現だったように見えた。観客の反応はとてもよくて、周囲のボックスから盛んにブラヴォーがかかっていた。

☆ シェヘラザードpdd(フォーキン/リムスキー=コルサコフ)
パリ・オペラ座初演: 1951年4月25日
アニエス・ルテステュ、ニコライ・ツィスカリーゼ


導入部分のオケの演奏、あらこの音楽なに?と一瞬ぴんとこなかったのだけど、シェヘラザードの序曲(確か)をスピーディーに・コンパクトにアレンジしていることに気づく。なかなかスリリングで面白い演奏だった。

幕が開くと、見慣れたオリエンタル柄の布が天井から吊り下げられていて・・・ライモンダの、アブデラマンの催す宴の場で使われている天蓋が(こんな所で役に立つとは・笑)。舞台真ん中でポーズしているアニエス。ビキニにハーレム・パンツ姿のほっそーいシルエット、クールな表情。ややあって、舞台に飛び込んできた金の奴隷に、<文字通り>度肝を抜かれる。

ふあ~・・・金も金だわ こりゃ・・・頭のてっぺんからつま先まで、ほんっとにピッカピカ(ギラギラ?)に光ってる。頭には女性ダンサーがつけるような髪飾りしてるし、腰に巻いたサッシュの先をリボンみたいに流してるし(&鼻ピアス!)。お化粧もいつも通りでとりたててエキゾチックなつくりにはしていなくて、衣装も地味目のアニエスとのコントラストが・・・劇的。(この二人、明らかに衣装の打ち合わせしていなかった模様・・・。)登場直後からツィスカリーゼは全身から"Let me entertain you!"光線出まくり。ともかくね、万事やることがハンパでないです。アニエスの前に身を投げ出すシーンでは、毎度"どさっ"と凄い音立てて舞台に身を沈めてるし、超・幅広の金のハーレムパンツをしゅぱっしゅぱっと捌きながらマネージュするシーンも凄いものがあったし。表情がまた、ほとんどオソロシ気と形容したくなるような、不敵な・凄まじい笑みを浮かべていて・・・全身から発するバリバリの舞台人オーラのせいもあり、スリムな体型かつ(私の目には)表情が硬くて色気が感じられず・少女っぽくすら見えるアニエス@ゾベイデに、官能教育を授ける目的で異国から遣わされた教育係(調教師!?)、に見えてしまう瞬間も・・・。(一体アナタ、どこが奴隷なんだよ~!)

間違いなく、当夜最もインパクトのあったパフォーマー=ツィスカリーゼ。これは一夜限りのガラ、お祭り・ハレの場なんだよ~とばかり、徹底したサービス精神に貫かれたツィスカリーゼのパフォーマンスと、終始クールな表情を崩さないアニエスとのコントラストが滅法面白かった、変り種・シェヘラザードでした。

<続く>
2009-12-22 01:40 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(2)
パリオペのバレエ・リュス・ガラ公演 詳細発表!
来月16日にガルニエ宮で行われる特別公演の詳細が発表になりました。なんと、ボリショイからはアレクサンドロワ、ツィスカリーゼ、オーシポワ、カプツォーワに加え、ザハロワ、スクワルツォフも参加!超豪華出演陣と当日のメニューはこちら:

16 décembre 2009 à 19h30 (soirée de Gala AROP)

Le Spectre de la Rose
LE SPECTRE Mathias Heymann
LA JEUNE FILLE Nina KAPTSOVA

L'Après midi d'un faune
LE FAUNE Nicolas Le Riche
LA NYMPHE Emilie Cozette

Le Lac des Cygnes - la mort du cygne
Le Cygne Marie-Agnes Gillot

Shéhérazade - Pas de deux
Danseuse Agnes Letestu
Danseur Nikolai Tsiskaridze

Giselle - Pas de deux
Danseuse Aurélie Dupont
Danseur Ruslan SKVORTOV

Le Tricorne- Pas de deux
Danseuse Maria Alexandrova
Danseur Jose Martinez

Le Lac des cygnes (Pas de trois du cygne noir)
Mlle Svetlana Zakharova
M Mathieu Ganio
ROTHBART Stéphane Bullion

Petrouchka
PETROUCHKA Manuel Legris
LA POUPEE Natalia Ossipova

http://www.operadeparis.fr/cns11/live/onp/Saison_2009_2010/decouvrir/index.php?lang=en&CNSACTION=SELECT_CONTENT&content_id=1136&content_type=text&event_id=430&selected_season=354663924

コメント欄でけいちかさんにも情報をお寄せいただきましたが、ニコライさんとアニエスのシェヘラザードに”!"と瞠目していたら、ザハロワとマチューの共演もあるって・・・ひえ~~っ。

マチューとロシア人バレリーナとの共演はこれまでもあったけれど(お相手はルンキナ、ノーヴィコワ)、今回はちょっと・いやかなり、勝手が違いますからねえ・・・ああ、ちょっと心配(頑張ってね~~!!)。

超・強力なボリショイ陣を迎え撃つパリオペも花形エトワールを揃えて対抗~。オレリーとスクワルツォフのジゼルか~ふむふむ。注目していた"パリオペ版・瀕死の白鳥"ですが、ここにはAROPサイトにあった"pdd"の記述がないんですけど、結局普通のヴァージョンを上演するのかなぁ?踊るのはマリ=アニエスですね。

あと、ペトルーシュカ、ダンソマニのプレ発表で名前の出ていたカール・パケットがいないんですけど、これちゃんと全編上演してくれるのですよね??

ひゃ~~しかし、やってくれますねえパリオペ(hats off!)。超・豪華キャストに既にチケット代の元は取った気分になっております(笑)。あ~~見るのが楽しみ!!
2009-11-24 00:57 | パリ・オペラ座バレエ | Comment(9)
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