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カンディンスキー大回顧展・2009
三連休中日の今日、オペラハウスにて「ローエングリン」を鑑賞。トラディショナルな演出&美術、まずまず満足のいく歌手陣、そして何よりオケが良くて(カーテンコールでは指揮者に最も盛大な拍手が贈られてた)、休憩込みで五時間近い長丁場も苦にならず楽しめた。(先々週見た「トロヴァトーレ」よりずーーーーっと良かったな。あっちは、まるでソプラノとテナーが声の大きさ<<デシベル数>>を競い合ってるのか??ってぐらいうるさいだけのパフォーマンスで、げんなりした・・・・。)

実は、今日は遅刻してしまったのです・・・ハウスに着いた時既に開演時刻(3時)を2,3分まわっていて・・・。通常遅れて来た人間は中に入れず、外でモニターを見るしかないんですが、今日はラッキーなことにGrand Tierのボックスに入れてくれました。私と同様に遅れて来た紳士とステージから至近距離のボックスに滑り込んだのは、序曲の演奏が始まった直後。他には誰もいなかったので迷惑はかけずにすんだけど、序曲の間はずっと落ち着かなくて、やっぱりちゃんと時間通りに来なくちゃだめだよね・・・と反省。オペラ公演でこんなに舞台が近いのは物凄く久々で面白かったけど、この席確か180ポンドぐらいするのよね・・・・と、ついつい貧乏性のサガで気になってしまう。(なんたって私の持ってたチケットの10倍以上の値段である!)で、席に案内してくれたアッシャーのお兄さんに、「(ボックスで見られるのは)一幕だけだよ」としつこく申し渡されていたので、一幕が終わるやそそくさとGrand Tierを離れていつもの定位置へ。やっぱり、こっちの方が落ち着く~~(それに、アコースティックは断然こっちの方がいい)。でも、一幕だけでもまともな椅子に座って鑑賞できたので、身体がかなりラクだったかも。(私の定位置のUppserslipsはベンチシート、しかも常に前傾姿勢でないといけないので、長いオペラだと結構疲れるのです。)オペラハウスのスタッフのみなさん、ありがとう~~。

・・・さて、前置きが長くなりましたが、本題はこちら、そうです ワシリー・カンディンスキーの大回顧展!只今パリ・ポンピドゥー・センターにて絶賛(・・・のハズ・・)開催中です。

会期:2009年4月8日~8月10日、入場料は12ユーロ。開場時間は朝11時から、なんと夜11時まで(さすが宵っ張りのラテン国・・・ロンドンじゃ考えられないわ・・・)。

http://www.centrepompidou.fr/Pompidou/Manifs.nsf/0/A92256B1929D8228C12574EF00386B62?OpenDocument&sessionM=2.2.2&L=2&form=

この回顧展情報については昨年・2008年の主要な美術展情報を記事にしたときにも触れましたが、画家の最も重要なコレクションを多数保有している三つの美術館の共催イベントです。昨秋ミュンヘンのレンバッハハウスからスタートして、今パリ、その後ニューヨークのグッゲンハイムへ。言葉の問題があるので本当ならNYで見たいところだけど、NYは遠いし・・・ってことで、いざパリへ・・・今週末見に行くことにしました。(あ~早く見たい・も~待ちきれない!!)

上記ポンピドゥー・センターのサイトには英語で読めるものは殆どなくて、何か参考になるものはないかとグッゲンハイムのサイトに行ってみたところ、若干収穫が↓。(ちなみに、グッゲンハイムでの会期は、2009年9月18日~2010年1月10日)

http://www.guggenheim.org/new-york/press-room/press-releases/press-release-archive/2008/2321-landmark-kandinsky-retrospective-planned-for-guggenheim-museums-50th-anniversary

ほかにパリで開催中の美術展といえば、これはballet.coで教えてもらったのですが、現在リュクサンブール美術館で、フィリッポ&フィリッピーノ・リッピ親子の展覧会を開催中。油彩約50点+彫刻数点が、主にプラート市立美術館からレンタルされているとのことで、これは珍しいかも。(プラートはフィレンツェの北10kmに位置するトスカーナ地方の町)時間に余裕があれば、こちらも見てきたいです~。

http://www.museeduluxembourg.fr/
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2009-05-04 11:30 | アート情報 | Comment(7)
Rothko - The late series (1)
1月23日、テート・モダンにて。以下自分用の備忘録・・・

☆第一室: シーグラム壁画のためのミニチュア習作が数点。横長の長方形にいくつか色がのせられていて、ここには鮮やかなブルーや黄色も見られる(完成品は暗い赤・紫・褐色のオンパレードだが)。鮮やかなクリムゾンの美しさに目が喜ぶ。「シーグラム壁画」のプロジェクトが露と消え、棚ボタでテートに作品の一部が転がりこんできたわけだが、当時のテートのディレクターが画家に示した「ロスコ・ルーム」のプロトタイプも展示されていた。(こじんまりした正方形の空間に「壁画」が8枚。はて現状もこういうアレンジだったっけ・・・・憶えてない。)

☆第二室: 狭い空間に絵が一枚。ホイットニー美術館蔵の"Four Darks in Red"(1958、キャンバスに油彩)。ロスコ作品の中で最もポピュラーと思われる、で私も一番好きな、いくつかの色面が重なってるスタイルの絵。これは四層(見ようによっては五層?)で、上からダークブラウン、漆黒、赤褐色、(わざと塗り残したような)白味を帯びた赤、ダーククリムゾン。

かなりサイズが大きいのと部屋が混んでたせいもあったのだろう、人々は遠巻きにして見てる。最初は私もおとなしく離れて見てたのだけど、人が少なくなったときを見計らって、思いっきり絵に近寄ってみる。(とはいっても絵の下に(床に)パネルが敷かれていてこれが奥行き1m以上あったので、それ以上近くにはいけなかったが)ああ、これよこれ・・・離れて見てたときとまるで印象が変わる。やっぱりロスコは近寄って見て色に包まれないと。遠目にはわからなかった、色面と色面の間・境界線の部分の緊張(線の震え)、画面下の、絵の具が滴り落ちた痕跡、漆黒の色面の奥深くにまだまだ他の色が潜んでいそうなのが浮かびあがってくるような気がして、ずーっと見続けていたかった・・・けど、人が増えてきたので、泣く泣く退散。(ちなみにロスコはかつて、『(自分の絵を見るのに)理想的な距離は18インチ』と語っていた*とか。18インチって、約46cm・・・目一杯近寄ってもまだ遠かったわけだ。ロスコは絵を吊り下げるときの"高さ"についても注文つけてたな 確か・・・床から数インチとかなんとか。この絵は床から約30cmの位置にあったので、まぁまぁ。展示会のほかの作品は大抵どれも床から高い位置に吊るしてあったので、どうしても離れて見ることになってしまって・・・やや不満。私的には、できることならロスコの絵は床に置いて見たい・・・。)

** http://www.tate.org.uk/tateetc/issue14/ofmind.htm

☆第三室: 部屋に差しかかろうとした時、真っ先に目に飛び込んできた絵がなんとも邪悪なオーラを発していて、ちょっとひるむ。この第三室が「シーグラム」壁画を一同に集めた・展覧会最大のウリの部屋なのだが・・・あたりを見回して、絶句。ああひょっとして、これのことか・・・2008年の美術展を振り返るTelegraphの記事で、「今年最悪の・破廉恥極まりないディスプレイ」とクリティックが酷評してたのは・・・。

だだっ広い長方形の部屋の壁を埋め尽くした14枚の絵。部屋が広すぎる、おまけに出入口が四隅にあって人の流れがバラバラ・一方向でなく雑然としてるので、絵の発する"気"が拡散してしまってる。シリーズ画であるにもかかわらず、絵と絵の間に相互作用が感じられない・・・なんかまるで、品評会の会場に行き当たりばったりに並べられた絵の群れみたいにも見える。

結論から言うと、別段この壁画シリーズを「一同に」集めてくれなくてもよかったかな・・・と(こういう展示しかできないのであれば)。テートの常設展がそうであるように、絵との親密さを保てるスペースで・絵に囲まれて鑑賞したい。展示会の入口で渡された小冊子によると、そもそもシーグラム・ビルのレストラン(The Four Seasons)の壁に飾れる絵は7枚だけだったが、ロスコはトータルで30枚描いた、と。まさかそのうちの半分が寄せ集められて、こんな風に展示される日が来ようとは、画家は想像だにしていなかったに違いない・・・。

ダークレッドに塗りつぶされた巨大なキャンバスを鮮やかな色彩が染め抜いて、その形は古代の神殿の柱を思わせる。中には"火柱"のように見えるものもあって、見ようによってはかなり暴力的ともいえるかも。これらが暗赤色の画面にさらに暗い色をのせた、やや重苦しい・沈鬱な表情のキャンバスと向かい合ってる。最初に見た「邪悪な絵」("Black on Maroon"/1958)だけど、室内を一巡してからまた戻って再見したところ、若干おとなしくなっていた(ように見えた)。これはあの・あまりに有名な逸話が頭の隅にこびりついていて、偏見で見てしまったのかな・・・(でもやっぱり、ちょっとヤな感じがするんだけど)。

逸話というのは、ロスコがこのプロジェクトを引き受けた際周囲に語っていたこと。『(フォーシーズンズは)NYの大金持ち野朗どもが食いに来るレストランだよ・・・奴等はひけらかしに来るのさ。俺がこの注文を引き受けた理由はただ一つ、ある企みがあったから・・・悪意がね。あの部屋に食事しに来るクソ野郎どもが、すっかり食欲をなくすような絵を描いてやりたいんだよ。ついでに、俺の絵のせいで部屋中のドアも窓もレンガで塞がれて・完全に閉じ込められてる・・・ってな気分にさせられたらいいね・・・奴等は一生頭を壁に打ちつけるしかないってわけ。』* この時50代半ばだったロスコ、勿論"怒れるオヤジ"を気取ってるんでも何でもなく、かなり本音だったんじゃないかと思う。(画家の言葉を100%字義通り受け取るのは危険だけど、彼は終生アウトサイダーだった・・・)シーグラム壁画に若干の"毒"を感じとっても不思議はないのかも・・・。

*http://books.google.co.uk/books?id=xwP_jO9zI00C&dq=St+Ives+Mark+Rothko&source=gbs_summary_s&cad=0
2009-01-27 11:06 | アート情報 | Comment(2)
急告・今夜オンエア "The Mona Lisa Curse"
以下、イギリスのTV局・Channel 4を見られる人にしか関わりのない話ですが・・・

美術ファン必見!本日(9/21)午後6時半から一時間半、アート・ドキュメンタリー番組 "The Mona Lisa Curse"が放送されます。テーマは、「拝金主義がいかに現代アートを堕落させたか」・・・アートとカネの関係を探る・全三回シリーズの第一回で、ナヴィゲーターはベテラン美術批評家のロバート・ヒューズ

・・・いや~嬉しいな すっごく楽しみ。なんたって、ロバート・ヒューズ!数年前にたまたま地元の図書館で手にとった彼の著作(評論集)・"Nothing if not critical"、これ一冊でいっぺんにファンになってしまった、大好きなライターなんですよ~~。

ベテラン・クリティックと書きましたが、ヒューズはイギリスの主要メディアのレギュラー執筆者というわけではありません。オーストラリア人ながら長年NYをベースに(特に)モダン・アートの専門家として論陣を張ってきた人で、イギリスのTV局での仕事というと、ひょっとして80年代の"The Shock of the New"以来だろうか??(BBC制作の、今や伝説のアート・ドキュメンタリー。ヒューズのことを調べてると必ず出てくるのがこれなんだけど、未見で・・・早くDVD出してくれないかなあ。)

オン・エアに先立ち今週新聞各紙では番組紹介記事、ヒューズへのインタビューなどを掲載していましたが、ここで専らのネタ(ターゲット)となっていたのが、ダミアン・ハースト

ダミアン・ハーストって日本でも名前ぐらいは知られてるでしょうか・・・現代英国を代表する"アーティスト"の一人で、代表作はホルマリン漬けの牛やサメ、水玉模様の絵、数千個のダイヤを埋め込んだドクロなど。存命中の"アーティスト"の中で最もbankableな一人と言われ、実際今週月・火曜と開催されたサザビーズでのオークションでは総額1億ポンド強(約200億円)の売上げ(売り逃げ?)を達成。(折りしも同じ街の一角で投資バンカー5千人が一夜にして職を失った直後に流れたバブリーなニュースで、「リーマンの経営陣も"牛の標本"でも大量生産して売ってりゃよかったのに・・・」という皮肉な声があちこちで聞かれた・・・)

ハーストに限らず、90年代にこの国のアート・シーンを席巻したYBA連中(Young-Bullsh...もとい・British-Artist)というのは、その多くが純粋に「コモディティとしてのアート・オブジェクト」を生産しているだけで、彼等の活動は芸術を創造する行為とは何の関係もない・・・と丸無視を決め込んでいたんだけど、そうか いよいよ避けて通れないときが来たか・・・

インタビューの中で、ヒューズはハーストの作品を「俗悪」で「その美的価値と実勢価格の乖離が甚だしすぎる」と攻撃し、何より「アートを投機ゲームの対象としてしかとらえない風潮を助長している」、と糾弾。至極ごもっとも・まともすぎる批判だし、オーストラリア人の彼に言われるまでもなく、この国の美術界にもハーストに対する批判勢力は常に存在する。でも、ヒューズのようなヘヴィー級のクリティックが、TVというもっとも大衆的なメディアで発言する、そのインパクトは小さくないのかもしれないな。

http://www.guardian.co.uk/artanddesign/2008/sep/13/damienhirst.art

http://www.telegraph.co.uk/arts/main.jhtml?xml=/arts/2008/09/18/nosplit/bvtvhughes18.xml

で、このヒューズ批判に対するハーストの"反論"がある新聞に掲載されていた。

http://www.smh.com.au/news/arts/hirst-hits-back-at-aussie-critic/2008/09/09/1220857547950.html

正確には反論とはよべないような代物だが・・・その内容(言葉)のあまりの貧しさ・稚拙さ・ノータリンさ加減たるや、読んでて悲しくなってしまった。いやしくもコンセプチュアル・アーティストを自認するなら、自作(もしくは創作のスタンス)を批判されたなら"これ好機"と、微に入り細にわたる反論を展開するのが誠実な態度というものではなかろうか。(投資家に対するプレゼン時ならさぞ滔々と語るんだろうから・・・) これじゃぁねえ・・・・

もとい、番組で取り上げられるのは勿論ハーストだけではありませんので。第一回の今日は、投機対象としてのアートという現象が生まれた60年代のアメリカ・NYの美術シーンが話の中心になるようです。
2008-09-21 22:27 | アート情報 | Comment(0)
ターナーの眼鏡
先週水曜の夜、仕事帰りでバテ気味の身体を引き摺って、なんとか駆け込みで見てきたナショナル・ギャラリー(以下NGと略)の特別展・"Radical Light"。イタリア国外では初めて開催されるという「イタリア分離派」の絵画を集めた展覧会で、物珍しさとチケット代が安価なのをいいことに(夜間開館日の夜・6時以降は入場料が半額の4ポンドになる)見に行ったのだけど・・・

いまだかつて目にしたことのない画家の作品ばかりで、たしかに珍しいものを見せてもらったという有り難味はあったものの、それ以上のものはなかったな。画家の中ではAngelo Morbelliという人の作品にニ、三面白いものがあったけど・・・。この特別展、およそ一般ウケするテーマではないせいか客入りが(極めて)悪いと某新聞には書いてあったけど、最後の週の・唯一の夜間開館日のせいか結構人でごったがえしていた。

多分素直にこの特別展だけ見に行ってれば(直行してれば)まだよかったのではないかという気もするのだけど。トラファルガー・スクエアに面した正面入口から入って"いつも通りの"コースを通ってSainsbury's Wing地階の会場に辿り着いたので、その間NG内にひしめくオールド・マスター作品のいずれ劣らぬクオリティの高さとこれらの絵が発する尋常でないエネルギーにすっかりやられて興奮してしまった後だったので・・・特別展を見たらその熱が醒めてしまったというか(笑)。で、帰りに同じ棟の上階にあるルネッサンス・コレクションを見てすっかり安心して帰路につくと、肝心の特別展のことは綺麗サッパリ忘れてしまった。

・・・いやしかし、NGというのはほんとうにすごい所です。行く度に確信を深めるのだけど、世界のメジャー・ギャラリーの中でも(実際に世界中見て回ったわけではないが)西洋絵画のコレクションの質の高さでは一番と言っていいのではなかろうか。私はSainsbury's Wingを訪問するときは大抵専用の入口は使わず、本館内の"所定のコース"を通って行く。正面入口から入って階段を上がるとまず最初の部屋には・・・ティツィアーノが。

あれ ティツィアーノって前からここにあったっけ?展示室かわったのかな・・・足早に通り抜けようとするも、一枚の絵に目が吸い寄せられる・・・どことなく輪郭のぼやけた人物像、室内がほの暗いせいもあって遠目には主題は明確でなく、何が描いてあるのかわからない。近寄ってみると、「アクテオンの死」だった。画面(特に中央から右)にはいくつもの縦長のライン(人物、木、犬)が重なり合って境界線が曖昧、色もダイアナの描写をのぞけば互いに溶け合って融合してしまってるみたい。ほとんど即興的タッチの筆使いも面白くて、しばし見入ってしまう。

http://www.nationalgallery.org.uk/cgi-bin/WebObjects.dll/CollectionPublisher.woa/wa/work?workNumber=NG6420

(年を取るにつれ音楽や絵に対する嗜好って変わるもので、ティツィアーノ・・・に限らずヴェネチア派の画家達全般・・・には若い頃は特に興味を惹かれなかったのだけど、ここ数年だんだん面白いと思えるようになってきた・・・)

この部屋を出てさらに進むと、"Love"と題されたミニ企画展をやっていた。先を急がねばならないけど、しばし寄り道。NG所蔵&若干外から借りてきたコレクションで構成されていて、シャガールやロセッティなどの描いた夢見がちの・いかにもそれらしい絵の中に混じって一枚異彩を放つ作品が。

近寄って確認するまでもなく、どこから見てもすぐにそれとわかる、ターナーの「風景画」。ギリシャ神話の恋人達・ヘロとレアンドロスが一応テーマになってはいるが、二人の姿は画面中央に申し訳程度に小さな茫漠たる塊りとして置かれているだけで、画面を支配しているのは不穏な海と大気が光と交錯する、なんとも形容し難い異様な光景。

http://www.nationalgallery.org.uk/cgi-bin/WebObjects.dll/CollectionPublisher.woa/wa/work?workNumber=ng521

まさに、ゴシックな自然。これを(形式的な意味での)風景画、あるいは"愛"を主題にした絵と呼ぶ勇気は、私にはないなあ・・・と呟きつつ、先を急がねばならない。企画展示室を離れ、ベラスケスのヴィーナスに一瞬目を留めてから、スペイン室を左側のドアから出る。扉を開けると長い通路が続いていて、遠くからかすかに音楽が漏れ聴こえてくる(水曜の夜はSainsbury's Wingのロビー/フォワイエでアマチュア・ミュージシャンが室内楽を演奏しているのだ)。通路の突き当たりにいつも通りクロード・ロランの絵が見えているのを確認すると、心臓が早鐘を打ち始める・・・

この、クロードの絵にまっすぐ続く通路(れっきとした展示室だが)を私は密かに"天国への廊下"と名づけて偏愛している。遠くで音楽が奏でられるのを耳にしつつ、左右の壁に鎮座するルーベンスの大作にチラと目線を走らせながらも歩く速度を緩めることなく、一歩一歩クロードに近づいていく。"この国に高い・高い税金を納めてきて良かった"と毎回心から思う瞬間だ(こんな殊勝な気分に陥ることは滅多にない!)。絵の手前数メートルまで来ると、それ以上近寄ることが躊躇われ、ここで歩みを止めるべきではないかとこれまた毎度逡巡しつつ、意を決して光の中に飛び込む。

クロード・ロランの「海港・シバの女王の乗船」のある第15室は、八角系のこじんまりとしたスペースに絵が4枚だけ飾られている。天井部分は窓になっていて自然光が差し込み、クロードの光のマジックをこれ以上ないくらい劇的にみせている。他の3枚はクロードの「イサクとレベッカの結婚」、そしてターナーの「カルタゴを建設するディド」と「霧(vapour)の中の日の出」。ターナーが遺言でクロード作品と並べて展示することを条件に自作をNGに寄贈したため、この4枚は運命を共にしているわけだが、正直この部屋に入るとシバの女王以外は目に入らない・・・。

http://www.nationalgallery.org.uk/cgi-bin/WebObjects.dll/CollectionPublisher.woa/wa/work?workNumber=ng14

明澄な光に満たされ、完璧な調和が保たれた画面。現実にはまず有り得ないような情景で、(ターナー同様)これを「風景画」と呼んでいいものなのか・・・理想の古典古代の情景、ひいては(理想の)世界のあるべき姿を描いたものなのだろう。表面的な要素を超えてこの絵にこれほど魅かれるのは、画家のヴィジョンの崇高さに打たれるからではないか・・・などとつらつら考えつつ、後ろ髪引かれる思いで部屋を後にする。(考えてみればターナーもロランも、若い頃にはまるで興味のわかない画家であった。彼等のことはセオリー通り、特に面白みのない「風景画家」と思い込んでいたのである!)

・・・とまあこんな風で、"目的地"についた時には頭は覚醒・身体は消耗、という芳しくない状態だったわけで・・・。

NGからの帰り道、どうも頭に引っかかって離れないのが、ミニ企画展で見たターナーの作品。元来がターナーの熱心な鑑賞者ではないが、これまで彼の作品に狂気の片鱗を感じたことなどなかったので、あの画風の異様さ、これがひとり画家のイマジネーションだけに拠っているとしたら、かなり危ないことだな・・・と。一方で、色と形のあの溶け具合、あれはひょっとしたら実際世界が彼の目にそう映っていた、ということなのではないだろうか?という気もして。確かモネは晩年白内障を患い、それが画風に直接の影響を与えていたはず・・・ひょっとしてターナーも?

で、帰宅して早速サーチしてみたところ、イギリスの眼科医の一人が5年前に「ターナーは若干色盲気味(特に赤と青の認識が困難)で後年には白内障にかかっていた可能性がある」との説を提唱している、という新聞記事が見つかった:

http://www.guardian.co.uk/uk/2003/nov/18/arts.artsnews

長年ターナーの作品をつぶさに観察し、彼が使用していたとされる眼鏡を精査した結果の「診断」、ということだけど。まあ所詮当時の診断記録がない以上本当のところはわからないわけだけど、ふうん そういう説があるんですか。

そう聞いて「ヘロとレアンドロスの別れ」の制作年をみると、1837年(・以前)でターナー60歳頃の作品。かの有名な「雨・蒸気・スピード」は1844年の作品でターナーはこの時69歳。確かに晩年にむかって作風が顕著に変化しているけれど、「衰える視力」がその理由の一端を担っているかもしれない・・・ということは、心に留めておく価値がありそう。

☆ ターナーが使用していたとされる眼鏡↓。オークションにかけられたそうですが、一体いくらで競り落とされたのかは・・・?

http://www.reason.com/news/show/29010.html
2008-09-09 04:57 | アート情報 | Comment(9)
Dance, Dance, Dance 《マティス!》
ロンドンは4月に入って冬に逆戻りしたような天候が続いてます・・・(なんと昨日は雪が降った!)早く暖かくならないかなぁ 日がグンと伸びたのは嬉しいんだけど。

さて、ロイヤル・アカデミーで開催中の"From Russia"展にやっと行ってきました。夜間開館している金曜に行こうと決めてたんだけど、前売り券は既に完売と言われて、当日飛び込みで見てきました。(入場制限があるのかと思いきや、直接行けば誰でも入れたみたいで、拍子抜け。来る者は拒まず状態だったので、物凄い人・人・人・・・・それほど広くない館内が人でごった返す光景に、昔上野であったバーンズ展を思い出してしまった。)

結果的には行って大正解。色々と面白い絵を見られたけど、なにしろ、マティスに尽きます。戻って来て週末に備忘録をしたためておこうと思ったんだけど、どうにも文章にする気にならず・・・久しぶりに見た大画面のマティスにすっかり興奮して、妙にハイになってしまったのでした。マティスはいつだって大好きな画家の一人だけれど、今回は今迄にないくらい刺激されてしまい・・・はああ。ということで実はまだ興奮状態が続いてるんだけど、心を鬼にしてメモを書いてみることにします。

"From Russia: French and Russian Master Paintings 1870-1925 From Moscow and St. Petersburg"

-第一室。入ってすぐ、天井近くの高い位置に置かれたイリヤ・レーピンの絵("17 October 1905,1907,1911")に出迎えられる。あとは、人がぐちゃぐちゃ多すぎて絵が見えない・・・むむ。レーピンの絵があとニ枚(確か・・・)とイサーク・レヴィタンらのロシア「移動派」(The Wonderers)の絵が数枚。一番印象に残ったのは森の中に佇む一人の少女?(聖人か妖精にも見える・・・)の絵。フォークロア調で幻想的、緑色の微妙なヴァリエーションが繊細で綺麗だったんだけど、絵のタイトルがわからず・・・。(カタログ買わなかったし、リーフレットにもRAのサイトにも出てない) このロシア人達の絵に交じって、彼等に影響を与えたとされるフランス人画家達の絵が並べられている(コロー、ドーヴィニー、テオドール・ルソー等)。この辺、人と人の間からちらちら覗き見るだけで、そそくさと次にすすむ。

-第二室と第三室はこの展覧会の最大のウリ、「シチューキンとモロゾフのコレクション」。なぜロシアの美術・博物館がフランス近代絵画の名作を多数所蔵しているかというと、20世紀初頭にセルゲイ・シチューキンとイヴァン・モロゾフというスーパー・リッチかつ目利きのロシア人コレクターがいたから。当時本国では見向きもされなかったアンチ・サロン派のフランスの画家達(印象派、ナビ派、キュービスト、フォーヴ・・・)の絵をせっせと買い集めてモスクワの豪邸("palace")に飾り、このコレクションを一般にも開放したことでロシアの先進的なアーティストに多大な影響を与えた、ということ。ロシア革命後シチューキンとモロゾフは西側に亡命、彼等のコレクションは国家に接収されて今に至っている・・・というわけ。(ちょっと前に読んだ新聞報道によると、両家の子孫はロシア政府に対して"作品の返還は求めないが補償金を請求している"とか。)

最初の部屋は印象派が沢山。モネ("Poppy Field")、ピサロ("Avenue de l'Opera")、ルノワール("Portrait of the Actress Jeanne Samary")等々。あとはセザンヌの絵が数枚(St.ヴィクトワール山、女性像、珍しい・ごく初期のダークでややグロテスクな"Girl at the Piano: 'Tanhauser' Overture")。近年印象派には益々不感症になりつつあることをあらためて確認しながら(ルノワールの女優の肖像画は綺麗だったけど。等身大?に描かれた、なんとも美味しそうな女性!)、あ~もうちょっとこう、ビビッとくるのはないかなぁ・・・と助けを求めて室内を見回すと、目にとまったのが部屋の隅にある一枚の絵。近寄ってみて、あ~なんだ と納得。マネの”In the Bar"という初めて見る絵(油彩)。ダンボールみたいな色の素っ気無い背景に、手前にはテーブルに身を投げ出したような低い姿勢の人物(殆ど白い塊りみたいに見える)、後景にはもう一人の人物の横顔(パイプをくわえたユーモラスな男性像)。二人の人物が重なり合った瞬間を切り取って即興的タッチで描いていて、使われている色は(主に)白と黒のみ。それがなんともスタイリッシュで洒落ている。(この手のマネの"即興画"、大好き!)この絵が第二室最後の作品で、次の部屋に足を踏み入れようとして右斜め前方に見えてきたのが・・・マティスの「ダンス」。視界に入るやフラフラとこの絵に引き寄せられ・・・

-第三室は最もスペーシャスな展示室で、マティス以外にも色んな画家の絵があったんだけど(ピカソ、ゴーギャン、ドニ、ボナール、ドラン等々)、マティスの前で金縛り状態。一応他の絵もざっと見て回ったけど心ここにあらずで、そそくさと切り上げて「ダンス」の前に置かれたベンチに腰をおろす。大昔にNYで"姉妹作"を見た時はこんなに迫ってくるものはなかったと記憶してるんだけど・・・これはまるで別物。そして勿論この部屋にあるどの絵にも似ていず・・・

- 色彩はそれ自体が人間心理に多大な影響を及ぼすというのはわかりきった話だけど、久しぶりに絵(色)を見て感覚がガーッと解放されたというか・・・ちょっとした興奮状態(軽い躁状態)に陥ってしまった。ある種の"色の画家"の場合(たとえばロスコもそうだけど)絵の大きさがかなり重要と思われるのだけど、この「ダンス」も画集やウェブ・ギャラリーで見るのは勿論、縮小率やや改善された展覧会のポスターのサイズで見るのともまるで印象が違う。「ダンス」は縦2.6m、横3.9mの大作。使われている色は(ざっくり言って)人物の濃いオレンジに近いテラコッタ色と背景の青と地上の緑の三色のみ。(人物のテラコッタ色が古代ギリシャの壷を想起させ、ひいては踊る人物たちがあの壷から抜け出したきたようにも見える。そう考えるとこのモダンな図像が途端に古典的な風格を帯びて見えてくるのが面白い。)絵の前の立つと、3つに限定された色の、それぞれの色面の大きさがこれぐらいは必要なんだな・・・ということを実感。なんというか、大きな画面の前に身を置いて・色に包まれて初めて感じられるものがあるというか・・・(これは、例えばロスコの場合も全く同じなんだけど)。

- 何なんだろうな この不思議な感覚は・・・なかなかその場を去りがたくて、ベンチに腰掛けてぼんやりしたいんだけどそれができない。何故なら近くにもう一枚、強力なヴァイヴレーションを発している絵があるのです。マティスの絵は「ダンス」のほかに三点来ていて、そのうち一点がこれまた大作の「赤い部屋」。この絵がまた、もう・・・・

<続く>

☆今回見たエルミタージュ博物館蔵の「ダンス」:

http://www.royalacademy.org.uk/exhibitions/from-russia/

☆こちらはNYのMOMA所蔵の「ダンス」。あらら 色がかなり違うのね・・・

http://www.moma.org/collection/browse_results.php?object_id=79124
2008-04-08 08:31 | アート情報 | Comment(0)
マーク・ロスコの『シーグラム壁画』
待ちに待った夏時間の到来!昨日・深夜に時計の針を一時間すすめました。今から10月末までの間、英国と日本の時差は8時間になります。

ところで、ちょっと前に「2008年ロンドンの注目の美術展」という記事を書きましたが、さきほど読み直していたら間違いを発見・・・元の文章も訂正しましたが、備忘録も兼ねてあらたに記しておきます。

今秋テート・モダンで開催される"Rothko"展、展覧会の中心となる「シーグラム壁画」について、記事中、「もともとNYのシーグラム・ビルのレストランに飾るはずだった壁画群・15枚(現在は所在がわかれている)が初めて一箇所に集結する」と書きましたが、下線箇所は以下のように読み直していただきたく: 「壁画群のうちの15枚」。

前記事ではテートのサイトに出ていた紹介文のうち、"a group of 15 Seagram murals uniting for the first time"という部分を翻訳したのですが、"a group of 15..." を"壁画は全部で15枚あった"と訳してしまいました。これは誤りで、正確には、"(何枚かあるうちの)15枚の絵画群"という意味でした。

英語版・Wikipediaによると、ロスコは「シーグラム壁画」のための作品を40枚完成させたそうです。結局シーグラム・ビルのレストランには飾らないことになって、自分の手元に置いていたが最終シリーズのうちパブリック・ギャラリーに収蔵されたのが以下18枚。

テート・モダン: 9枚
川村記念美術館: 7枚
ナショナル・ギャラリー(ワシントンDC): 2枚

テートに9枚あるとして、残る6枚を川村、NGAから借りてくる、ということですね。(この壁画群にご興味ある方は川村記念美術館のサイトへどうぞ)

http://kawamura-museum.dic.co.jp/collection/mark_rothko.html

そうそう、テートのロスコ と言えば私以前面白い体験をしたことがあるのです。テート・モダン開館直後にロスコ・ルームを訪問したときのこと。

行ったのが夜で私以外にはお客も殆どいなくて、部屋の中央のベンチに腰掛けて暫しぼーっと絵を眺めていたその時、にわかに異変が・・・

部屋の照明が徐々に落ちていったかと思うと、目の前の絵が刻々と表情を変え始めて・・・しまいには部屋が真っ暗になってロスコも闇の中に完全に埋没してしまったのでした。

で、"ふう~ん これは新手の演出なのかなぁ"と感心していたんですが、何のことはない、一時的に電源が落ちただけだったことがすぐさま判明(笑)。まぁ開館直後だからこんなこともあるか・・・と苦笑もののアクシデントだったのだけど、お陰で"ロスコの絵(色)は照明によってかなりその表情を変える"とよく言われるその変化を、身をもって体験することができたのでした。

最後に・・・前記事でも触れた、95~96年のロスコ回顧展で学芸員をされた方の貴重な裏話を聞けるサイトがあるので、ご紹介。長文テキストですが、ロスコの絵と照明の話も出てくるし、あの展覧会に感動した人なら必読!ですよ:

http://homepage2.nifty.com/tatsutoshi_kawamura/Art/Hayashi/1.html
2008-03-31 03:33 | アート情報 | Comment(2)
2008年注目の美術展(in ロンドン)
今年ロンドンで見られる面白そうな美術展について書きたいと年が明けて以来ずっと思ってたんですが、ノロノロしてたらなんともう3月も半ば・・・(汗)

そろそろ会期が終盤にさしかかっている展覧会もありますが(大汗)、取敢えず、ご紹介。

☆ "From Russia"

於: ロイヤル・アカデミー
会期: 1/26~4/18


間違いなく今年最大のブロック・バスターでしょう。19世紀末~20世紀初頭の美術の"変革期"の重要なコレクションがロシアの主要美術・博物館からRAに集結。イギリス初公開のマティスの大作「ダンス」が展覧会の"顔"です。

現在イギリスとロシアの外交関係は冷戦終結以来"最悪"と(メディアが伝えるところでは)言われてまして・・・政治的背景に加え、貴重な国家の宝が外国で差押さえられる可能性を危惧したロシア側が作品の搬出にゴーサインを出さず、昨年末・クリスマスの頃には開催が真剣に危ぶまれたこともあったのですが。そんないわくつきの展覧会です。

RAのサイトに詳細が出ていますが、注目はこのページ↓。RAが出している雑誌・RA Magazineの内容を一部オンラインで読むことができます。結構興味深い内容だったので、お時間のある方には一読をおススメします:

http://www.royalacademy.org.uk/ra-magazine/winter-2007/

《ああ早く行かなくちゃ あと一ヶ月しかない!》


☆ "The agony and the ecstasy: Guido Reni's Saint Sebastians"

於: ダリッチ・ピクチャー・ギャラリー
会期: 2/5~5/11


何やら面白そうな企画をやってるな~といつも横目で見つつも未訪のダリッチ・ピクチャー・ギャラリー。今回は、17世紀イタリア・バロック絵画を代表する画家グイド・レーニの描いた「聖セバスチャン像」の特集。レーニは全部で七枚のセバスチャン像を残していて、うち一枚はギャラリーが所有。ほか五枚を世界中から集めたそうで、この作品をまとめて見られる千載一遇のチャンスとのことです。(注:七枚のうち残る一枚はルーヴルにあるのだがコンディションが悪くて外に出せないらしい。)

聖セバスチャンといえば何といってもゲイ・アイコンとして有名なわけですが(えっ違う??)、ギャラリー・サイトで見られる画像は相当なまめかしい。私は多分行かないと思うけれど、セバスチャン・コレクター(?)の方にはきわめて貴重な機会なのではないでしょうか。(例の、「三島のセバスチャン」の実物も見られるそうな。)

http://www.dulwichpicturegallery.org.uk/exhibitions/default.aspx


ここから先は今後開催が予定されている展覧会です。

☆ "Radical Light"

於: ナショナル・ギャラリー
会期: 6/18~9/7


今年のNGは何をやるのかな~とサイトをチェックしてやや驚いたのがこの展覧会。20世紀初頭のイタリア分離派と未来派の関係を探る試みということなのですが、かなりレアなテーマ。実際イタリア以外の国でこの種の企画展を催すのは初めてなのだとか。

http://www.nationalgallery.org.uk/exhibitions/radicallight/default.htm

NGのサイトで展示予定作品を若干数見られますが、ほとんど見覚えのない絵・作家ばかりで、これは楽しみ。NGにしては(まさに)ラディカルな企画だなぁ~と感心していたら、最近このギャラリーのディレクターが変わったのだそうで。この展覧会の企画自体は数年前から準備されているわけで彼のアイデアではないけれど、新ディレクターはアンチ・ブロックバスター派?今後はこの種のレアな企画物を推進してゆきたいそうです。(期待してます!)

http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/visual_arts/article3441658.ece

・・・とはいえ、年末年始の時期はより穏便というか、トラディショナルなテーマの特別展が予定されています。("Renaissance Faces: Van Eyck to Titian")

☆ "Rothko"

於: テート・モダン
会期: 9/26~2/1/09


今年いっちばん・断然楽しみなのがこれです マーク・ロスコ展!(Yeah~~!!)

画家の回顧展ではなく、「シーグラム壁画」の再現を中心としたテーマ展のようです。もともとNYのシーグラム・ビルのレストランに飾るはずだった壁画群のうちの15枚(現在は所在がわかれている)が初めて一箇所に集結するということで、ロスコ・ファンは見逃せないでしょう!(注: 9枚はもともとテートが持ってるんだけど、あとの6枚は川村記念美術館、ワシントンDCのナショナル・ギャラリーからのレンタル)

http://www.tate.org.uk/modern/exhibitions/markrothko/default.shtm

ロスコの絵をまとめて見るのは96年以来・・・川村記念美術館を皮切りに日本で初のロスコ大回顧展があって私は東京で見たんだけど、あれはすごい展覧会だった・・・。このときのカタログがまた良く出来ていて、ロンドンにも抱えて持ってきましたよ。いやがうえにも高まる期待!(9月まで待てない~~)

さて、最後に、これはロンドンではないのですが・・・

・・・fellow Kandinsky followerの皆様、ビッグ・ニュースです。今年10月から2010年にかけて、カンディンスキーの大回顧展が開催される模様です!

画家の最も重要な作品を多数収蔵している3つの美術館--レンバッハハウス(ミュンヘン)、グッゲンハイム(NY)、ポンピドゥーセンター(パリ)--共催ということで、質量ともに期待できそうですよ~。展覧会のスタートはミュンヘンで、10/25から来年2/22まで。その後はNYとパリ、どちらに移動するのかな?グッゲンハイムとポンピドゥーのサイトにはまだ情報が出てないようでした。(パリに来るのを待ってたら1年以上先になっちゃうかな・・・) ご興味ある方はサイトのチェックをマメになさってくださいませ~。

http://www.lenbachhaus.de/cms/index.php?id=58&L=1&tx_ttnews[tt_news]=55&tx_ttnews[backPid]=30&cHash=d76a7cfeff
2008-03-17 10:09 | アート情報 | Comment(4)
タルコフスキー・フェスティヴァル
ベジャール・サーチの副産物。一昨日の記事でRussia Todayという番組のビデオをご紹介しましたが、ここでちらっと話題になっていたのがこれ。

現在ロンドンで「タルコフスキー・フェスティヴァル」なるイベントが進行中という情報。映画上映、タルコフスキー撮影による写真展など、タルコフスキーの生誕75周年と彼の父親で詩人のアルセニー・タルコフスキーの生誕100周年を祝う特別イベントだそうです。

http://www.tarkovsky-festival.co.uk/info.html

映画は12/7~13の7日間、Curzon Mayfairで彼の代表的な7作品を上演。遺作「サクリファイス」はニュープリントによる上演、フェスティヴァルのあと英国各地の映画館を巡回する模様。同じ映画館で彼に捧げられたドキュメンタリー作品も複数上演されるようで、これは珍しいかも。

「アンドレイ・ルブリョーフ」をもう一度大画面で見られるのか!と一瞬興奮したんだけど、なんと酷なことに、この日はロイヤルのくるみの初日であった・・・(落涙)。「ノスタルジア」を見ようかな・・・
2007-11-28 10:32 | アート情報 | Comment(12)
パラント・ハウス・ギャラリー
昨日の記事で書ききれなかったことを付記しておきます。ひょっとしたらEye-music展よりこっちの方がインパクト強かったんじゃないか・・・と強烈に印象に残った、ある"もの"について。

展覧会の会場・パラント・ハウス・ギャラリーは、18世紀初頭・"クイーン・アン"時代のタウンハウスの建物を美術館として公開したもの。メイン・ギャラリーは敷地内に造られた新設スペースだけれど、タウンハウスの方には絵画と並んで当時の調度品や家具が展示されていてクラシックな趣き。

この「旧館」の内部を一通り見て回るもさほど興味をひかれるものには出会わず、引き返そうとしかけた時、ふと目にとまったのが吹き抜けになった大階段の壁面部分。遠目には、一面に赤と黒の混じり糸でできたラグを張り詰めてあるように見えたんだけど、布のわりには随分とデコボコしている。近づいて見てみると・・びっくり!

なんと、それは貝殻とベルベット(布)のコラージュ(?)なのでした。ムール貝を半開きにしてその中に真紅のベルベットを挟み込んでいる、という何とも奇妙キテレツなモノが、その数2万個!壁面を覆いつくしていたのでした。間近で見ると、貝とベルベットという異質なマテリアル同志の組み合わせが妙に魅力的で、ついつい触ってみたくなる誘惑にかられて困った(笑)。これが、重厚な木製の階段と天井から吊り下げられたエレガントなシャンデリアとも不思議とマッチして、えもいわれぬ面白い空間を創り出していることに感心。ボランティア・スタッフの方に、コレは一体何ですか?昔からずっとここにあったんですか?と尋ねてわかったのが、英国の現代作家のインスタレーション作品で、タイトルは(ズバリ)"shell"。昨年来「展示」されているということ。

家に戻ってネットで制作者・スージー・マクマレーさんの公式サイトを見てみると、ああありました。これこれ。

http://www.susiemacmurray.co.uk/pages/exhibitions.html

("Click her for images"をクリックすると別ウィンドウが開き、写真が6枚見られます。最後の最後に商売してるところがややシラけますが・・・)

"shell"の下にある"echo"にもすごくひかれます。こちらはヨークの教会を舞台にしたインスタレーション。幻想的でポエティック・・・実物を体験してみたかった。
2007-08-30 09:05 | アート情報 | Comment(2)
見る音楽、聴く絵画
三連休だったこの週末、イングランド南部の海岸沿いにあるChichesterという町に出かけてきました。お目当ては、この町の小さなモダン・アート・ギャラリーで開催中の特別展を見るため。

所はPallant House Gallery、展覧会のタイトルは、"Eye-music: Kandinsky,
Klee and all that jazz"


タイトルを見てピンときた方には、説明の必要もないでしょう。20世紀初頭に、視覚芸術の新たな可能性を模索する上でアイデアと手段を「音楽」に求めた、一群の画家たち。彼等の多くは画家であると同時に音楽家でもあり(広義の意味で)、「音楽こそが最良の教師」(カンディンスキー)という揺るぎない信念を持って、音楽理論・形式を絵画制作に転用する。具体的には音を色彩に置き換え、画面から対象物を取り去って(あるいは対象を簡素化して)より自由・かつ即時性を重視した抽象表現が主流。

・・・で、私自身は常にこのテーマには魅了されてきたのだけど、ある程度知っていると言えて・かつ心底興味(と愛)のある画家はカンディンスキーだけなので、彼自身の言葉で表現して頂くと、たとえば・・・

「・・・色彩は、魂に直接的な影響をあたえる手段である。色彩は鍵盤、目は槌。魂は、多くの弦をもつピアノである。画家は、あれこれの鍵盤をたたいて、合目的的に人間の魂を振動させる、手である。」(『芸術における精神的なもの』 1911年)

この時期の代表的な作家のうち今回ここに集められたのは、カンディンスキーのほかクレー、クプカ、ヤウレンスキー、ドローネー夫妻 (ソニア)、モンドリアン、マティス、ミロ・・・等々。メジャーな名前に加え、見慣れない英国人画家の作品も数点あった。(本来このギャラリーのコレクションは英国の<特にモダン>作家のものがメイン。)

この特別展のことは先週たまたま知って、アクセスできる範囲内でカンディンスキーがらみ・かつ興味あるテーマの展覧会をやっているなら行くしかない!と、矢も盾もたまらず電車に飛び乗ったのですが・・・

往復四時間かけて行った甲斐はありました。大満足というわけではなく、色々言いたいことはあるんですが。

まず、展示数が59とこれだけ壮大なテーマを扱うには十分とは言えないし、十分予想されたこととはいえ英国内から集めたコレクションに依存する度合いが少なくなかった(=新鮮味に欠ける)。カンディンスキーについていえば、このテーマに最もマッチすると思われる時期の彼の絵を持っているレンバッハハウスからもグッゲンハイムからも一枚もきていなかったのは、残念無念と言わざるを得ないし・・・。(まぁそれを言うなら、昨年のテイトでの回顧展にも確かレンバッハハウスからは一枚もきてなかったような記憶があるけど・・・。)

あとは、一部の例外を除き、このテーマで集められた上記画家たちの作品がそれぞれさしたる連関性なく並べられていて、全体に総花的な印象が否めない。(こういう人がいました・ああいう人もいました・・・。)リソースの限られた地方のギャラリー、必ずしも一般的とはいえないテーマ、という条件下では無難な行き方とは言えるかもしれないけれど、私的には特定のアーティスト・グループに焦点をあててもう少し求心力のある展示を望みたかった気も。(要は、カンディンスキー中心で企画作ってくれと言っているだけですね はい。)そして、展覧会タイトルの最後の部分、"all that jazz"と一括りにされた画家たちの部屋は、ちょっと薄っぺらかったなあ。この部分だけで一つのテーマとして成立できる魅力ある題材なのにもったいない。というか、それ故に、これはちょっと手を広げすぎたんじゃないか・・・と思ってしまったり。

(あと、展覧会の内容からは離れるんだけど、ちょっと気になったのが、世間に出回っているこの特別展のリーフレット。表紙に使われてる”売り"の絵がカンディンスキーの「コサックス」なんだけど、これは去年のテイト展でも採用してました。あまり注意せずに見たら、一瞬、「ああなんだ あの展覧会が地方に巡業してるのか」と思う人も出てくるのではなかろうか。こういうのは、明らかなミスでしょうねえ・・・)

・・・と、色々文句書いてますが、それでも、行って良かった・と思えた理由の一つは、まさに上で書いた二点目のお陰で(自己矛盾してますが・・・)、これまで見たことのなかった作家の絵を見られたこと。中でも、これまで実見した記憶のない、ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニスというリトアニアの画家の作品が面白かった。「ソナタ No. 5 - 海のソナタ」と題されたテンペラ画で三部作になっていて、それぞれ「アレグロ」、「アンダンテ」、「フィナーレ」と副題がついている。アレグロでは穏やかで調和のとれた波模様を、アンダンテでは静寂の海に浮かぶ一艘の船、フィナーレでは荒れ狂うビッグ・ウエーブを描写しているのだけど、繊細で緻密な筆致は若干ラスキンを思わせ、その幻想性は象徴派絵画にも通じるような・・・。この方は音楽家でもあったそうですが、音楽形式を素直にそのまま画面に移したアイデアは可愛らしくすらあるのだけど、独特の画風には惹きつけられました。やや興奮度はさがって、初めて見たイギリスの画家たちの作品もそれなりに面白かった。(ジャズ・ミュージシャンで画家のアラン・デイヴィーという人の絵とか・・・)

まぁ何だかんだ言っても、拍手すべきはこの国でこの種の野心的な企画展を開催してくれたという事実。これは素直に喜ばしい。願わくば、今後もさらにこのテーマを掘り下げてより見応えある企画展を見せてほしいものです。私的には共感覚をテーマにした展覧会を見てみたいんだけどなあ・・・。(などと夢想しつつカタログを見ていたら、2年前にそのものズバリの展覧会がロスであったようです。はぁぁ~いいなぁ 行きたかったなあ・・・)

ギャラリー内の小さな部屋で同時に進行していた"Sighting Music"というミニ企画展では、シェーンベルクやジョン・ケージの自筆スコアを展示していて、音楽に詳しい方にはこちらも興味深い内容なのでは。

ちなみにブック・ショップが充実していたのも特筆事項かな。私が訪ねた時にちょうどセールをやっていて、かなりの数の本が軒並み半額になってました。モダン・アート系が大半ですが、本だけでなく小物系やメモラビリア系のものも置いていて充実した品揃え。(色々目移りしたあげく、カルティエ・ブレッソンの大部の写真集を半額でゲットしてきました!)

9月16日迄開催、入場料6.5ポンド。ちなみにこの展覧会、10月にはノリッヂに移動するようです(会場はSainsbury Centre for Visual Arts)。

☆パラント・ハウス・ギャラリーのサイト

http://www.pallant.org.uk/

☆Wikipediaのチュルリョーニス・ページ(作品を見られます)

http://en.wikipedia.org/wiki/Mikalojus_Konstantinas_%C4%8Ciurlionis
2007-08-29 07:26 | アート情報 | Comment(2)
アンリ・カルティエ=ブレッソン
私が心から敬愛する写真家、カルティエ=ブレッソン(故人)に関する新情報をみつけたのでご紹介です。

先日久しぶりにブレッソン財団のサイトを覗いたら、実に久しぶりに、<ブレッソンの>展覧会情報が出ていました。わーい!とひとしきり興奮したのも束の間、開催地が、あらら・・・ちょっと遠いのね・・・。

まずはミラノで11月から開催中の大回顧展。未発表作数点を含むモダン・プリント200点以上、ヴィンテージ・プリント50点に加え写真以外の作品(文書、デッサン、映像等)、さらには彼が所蔵していた美術品や遺品まで展示されるようで、これは大変見応えがありそうです。(いいなあ・・・)

会場は国際写真センター・通称Formaにて(住所がPiazza Tito Lucrezio Caroとなっていますがミラノ中心部なのかな?)、会期は3月25日まで。入場料は6.5ユーロ(安い!)。

http://www.formafoto.it/_com/asp/page.asp?g=m&s=c&l=ing&id_pag={7828EE6B-996D-48FF-ABB2-56BBACEEA946}

続いて、こちらはニューヨーク。「カルティエ=ブレッソンのスクラップ・ブック」と題された企画展が昨日からマンハッタンの国際写真センター(ICP)で開催されています(4月29日まで)。この展覧会の由来が面白くて、写真家のスクラップ・ブックって言われても何の変哲もないように思えますが、これがちょっと特別なものなんですね。

時は1940年代初頭。第二次大戦中ドイツ軍に戦争捕虜として捕らえられていたブレッソン、外の世界では消息不明で既に戦死したとみなされ、ニューヨークのMOMAは早くも彼の追悼展を準備していた。結局ブレッソンは43年に脱走に成功し、後に幻に終わったその企画を知って自ら「追悼展」のための作品をセレクトする。それが彼のスクラップ・ブックにおさめられた、1932-46年の間に撮影された300枚超の作品たち。その後90年代にスクラップ・ブックは写真家自身により解体されていたのだが、今回この企画のために再現された。

http://www.icp.org/site/c.dnJGKJNsFqG/b.2216539/k.17A1/Henri_CartierBresson_Exhibition_Images.htm

この展覧会、昨年末パリのブレッソン財団でかかっていたんだけど、私は気づくのが遅すぎて見逃してしまった・・・ 個人的には大戦後マグナム創設メンバーとなり報道写真にフィールドを広げる前のブレッソン作品に特に魅かれているので、この企画展には非常に興味があります。完璧な構成の中に非現実的で白昼夢のようなイメージを残すブレッソン初期の作品は、写真という媒体を使いながらまるで絵画のようで・・・久しぶりに彼の写真集を広げて、しばしその夢幻のイメージに魅入ってしまいました。
2007-01-20 06:54 | アート情報 | Comment(1)
ロンドンの美術展情報 (3)
本日午後久しぶりにV&Aを訪問。いや目的は展覧会ではなくショップだったのですが。この博物館のショップは暫く行ってなかったのですが、久々に訪れてその変貌ぶりにびっくり。正面入口から入場してインフォメーション・デスクを通過するとその奥がまるまるショップ・スペースにあてられていて、商品は2ポンドのおもちゃの指輪から数千ポンドのオブジェまで・・・質・量ともになかなかのもの。クリスマス・プレゼントを物色しに来ている人も多いのか、店内は人でごった返し大盛況でした。

工芸博物館の特色を生かした品揃えでなかなか面白いものが並んでいたけど、アクセサリーの多さが目をひきました。複数のデザイナーとタイ・アップして制作された商品も売っていて、ジュエリーはセミ・プレシャスの繊細なものからアール・デコ調、ポップなデザインのものまで幅広く、スカーフや女性用ジャケットなど布ものもかなり充実。(ちなみにこのショップの最高額商品は、メタルとスティールで出来たイソギンチャクのような形のオブジェで5,800ポンド<約128万円>也。横浜出身の日本人アーティストの作品でした!)

ところで先日V&Aでのレオナルドの展覧会を紹介した際書き忘れていたことがあります。この展覧会は時間制チケットで入場するようになっているので、事前予約をおススメします。当日飛び込みで行くと入れない恐れがありますので・・・(今日は土曜だったせいもあるかもしれませんが、午後3時半頃の時点でチケットはソールド・アウトだったようです。)最近ロンドンの大美術・博物館ではすっかりこのシステムが定着しているみたいだけど、思い立った時に見られないというのはなんとも窮屈な感じだなあ・・・。

さて、もう一つだけ美術展をご紹介。今私がベラスケスと並んで最も楽しみにしているのはコレです!


☆ ルネサンス期イタリアの家庭生活 ~At Home in Renaissance Italy

会場: ヴィクトリア&アルバート博物館 (V&A)
会期: 10月5日~07年1月7日
有料(7ポンド・時間制チケット) メイン・ギャラリーの常設展は無料

ルネッサンス期イタリアの富裕な市民の住居・家庭生活を再現する、という珍しい趣向の展覧会。トスカーナ・ベネト両地方のパラッツオから集めた美術品、調度品、日用品等々を使って当時のお金持ちの邸宅を居間、寝室、キッチン・・・と部屋ごとに再現しているらしい。ここに登場するアーティストが凄いんですよ ドナテッロ、カルパッチョ、ボッティチェッリ、ティツィアーノ、ヴェロネーゼ・・・目も眩む豪華さ。日頃は一美術品として博物館の壁やショーケースに陳列されている状態でしか見られないこれら巨匠の手になる作品を本来のコンテクストの中で見られる貴重な機会・・・ということで、期待が高まります!

・・・で、れいによって関連のV&Aサイトのご紹介ですが、これもスゴイですよ~ かなり遊べます。ヘタすると平気で数時間潰れてしまいそうなのでご注意を:

http://www.vam.ac.uk/vastatic/microsites/1487_renaissance/index.html

ところで、V&Aはこの種の企画展は世界初の試み、と胸をはっていますが、フィレンツェに同様の趣向の博物館がありますよね・・・まぁ規模の違いはあるんでしょうけど。街の中心部、シッニョーリア広場近くに位置するダヴァンツァーティ邸博物館。

http://www.polomuseale.firenze.it/english/musei/davanzati/

この博物館過去10年ぐらい?ずーっと修復工事中でいつ行っても閉まってたんですよね。最近?ようやく一部公開し始めたようですが。まぁイタリアの修復工事で10年なんてものの数に入らないかもしれないけど、次回フィレンツェに行く時までには終わっていてほしいなあ・・・
2006-11-26 08:55 | アート情報 | Comment(0)
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