■リカルド・セルヴェラのコーラス
・・・を見たくて行ってきました、ロイヤル・バレエの「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」、4/28(土)マチネ公演。
いや〜〜セルヴェラは想像通り、いや想像以上に、素晴らしかった。ストールズ・サークルの前から2列目、ステージ横の席で見ていたので舞台がすごく近くて(これでチケ代11ポンドは安すぎる・・・もうちょっと上げてくれてもいいよ〜と思ってしまった)、オペグラなしでダンサーの表情もバッチリわかる。
セルヴェラが舞台に登場して、まず(軽く)驚いてしまったのが、"なんて綺麗なダンサーなんだろう・・・"と。中肉中背、筋肉のつき方がマッチョすぎずに・でも男性らしく、逞しく美しい。プロポーションも整ってるし、こんなに美しいダンサーだったか・・・と(なにせもう長いことロイヤルご無沙汰してたもので)軽いショックを受けてしまった。
私は彼を見るといつもそこはかとなくヌレエフを思い出してしまうんですが、それは多分に顔の骨格が似てるから(頬骨が高いところとかアゴの線とか)・・・と思ってたんだけど、至近距離で見て、顔立ちもさることながら表情もちょっと似てるかも・・・と感じた。ツンと気取った貴族的な表情(に、倣岸不遜さのスパイスがちょっぴりまぶしてある)をしたヌレエフに、似てるなーと感じる瞬間があった。
セルヴェラが気取ってた・傲慢だった、というのでは勿論ないです。ただ、コーラスという田舎のあんちゃんの役を敢えて「フツーの男」として演じ過ぎることなくクラシック作品の主役男性として演じていたように見えた・・・どこまでも、クラシカルに美しかった。動いているとき以外でも身のこなしが古典的に美しいんですよ。そして踊っているときは、技術的要請の高いこの役の、ツボをしっかり押えていて、うんうんよくわかってるなあとニンマリ。(特に「止め」の技術が秀逸。この点、パートナーだったラウラ・モレーラにはがっかりさせられたので、彼の的確さがことさら引き立ってました。)まぁ〜しかし、指の先まで神経の行き届いた、ほんとうに「クラシカルに美しい」セルヴェラのコーラスだったのでした。彼がどうしてもっと全幕ものの主役を踊っていないのか、ロイヤル・バレエの最大の謎の一つだわ・・・。
リーズ役のラウラ・モレーラは、この役を踊るには少々トウが立っていたような・・・。彼女は踊りはまぁまぁソツなく、演技も上手いんだけど、可愛らしさとフレッシュさに欠けるところがツラい。あと、決定的に、あのアシュトンの大胆で"粋な”振付をモノに出来てるとは思えなかった。私はロイヤルのリーズといえば殆ど都さんしか知らないので、もしかしたら他の誰で見ても同じだったのかもしれないけど、小気味よく・溌剌としたリーズの振付の醍醐味を味わうには至らなかったのでした。(都さんのときは、彼女が素早い振りからピシッ・パキッ・ビシッとキメのポーズに至る流れのごくごく自然なことを、その驚異的な音楽との一体性に感嘆しながらドキドキして見てたものです。あのワクワク感は、モレーラの踊りからは味わえず・・・。)
この二人のパートナーシップ、以前この演目で共演したときに地元ファンの評判がやけに良かったけど、私には格別スペシャルには見えなかったなあ・・・。むしろセルヴェラには他のダンサーと組んでこのバレエを踊ってほしい気が・・・。(高田茜さんなんていいかも。彼女なら大胆でキリッとしたリーズを踊ってくれそうだわ。)
この日のシモーヌ未亡人はアラスター・マリオット、アランはリアム・スカーレット。スカーレットのアランは可愛らしかった。コミカルな路線を押し出しすぎることなくちょっと同情を惹くタイプというか、守ってあげたくなるタイプというか(笑)。いつ見ても楽しいクロッグ・ダンスは今回も期待に応えて笑わせてくれた(客席大受け)。舞台の近くで喰い入るように観ていたせいか?、マリオットが、カタタ・カタタ〜と音を鳴らしながらステップ踏むのを見たら、私も一度あの木靴履いて踊ってみたい!という願望がふつふつとこみ上げてきた(笑)。
イギリス人の大好きなラ・フィーユ、上演されるときはいつもfeel-goodな空気が劇場に流れてるんだけど、この日は特に客席の雰囲気が良かった。マチネのせいか小さな子供たちが沢山来てたんですよね。で、この子達が随所で愉快そうにキャッハハ〜と笑うと、つられて大人も(二重に)ふふふふ〜と笑ってしまう・・・みたいな。あ〜楽しかった 行ってよかった〜。(ちなみに子供達の笑いのツボは、ニワトリ・ダンスとアランのコミカルな演技、みたいでした。)
いや〜〜セルヴェラは想像通り、いや想像以上に、素晴らしかった。ストールズ・サークルの前から2列目、ステージ横の席で見ていたので舞台がすごく近くて(これでチケ代11ポンドは安すぎる・・・もうちょっと上げてくれてもいいよ〜と思ってしまった)、オペグラなしでダンサーの表情もバッチリわかる。
セルヴェラが舞台に登場して、まず(軽く)驚いてしまったのが、"なんて綺麗なダンサーなんだろう・・・"と。中肉中背、筋肉のつき方がマッチョすぎずに・でも男性らしく、逞しく美しい。プロポーションも整ってるし、こんなに美しいダンサーだったか・・・と(なにせもう長いことロイヤルご無沙汰してたもので)軽いショックを受けてしまった。
私は彼を見るといつもそこはかとなくヌレエフを思い出してしまうんですが、それは多分に顔の骨格が似てるから(頬骨が高いところとかアゴの線とか)・・・と思ってたんだけど、至近距離で見て、顔立ちもさることながら表情もちょっと似てるかも・・・と感じた。ツンと気取った貴族的な表情(に、倣岸不遜さのスパイスがちょっぴりまぶしてある)をしたヌレエフに、似てるなーと感じる瞬間があった。
セルヴェラが気取ってた・傲慢だった、というのでは勿論ないです。ただ、コーラスという田舎のあんちゃんの役を敢えて「フツーの男」として演じ過ぎることなくクラシック作品の主役男性として演じていたように見えた・・・どこまでも、クラシカルに美しかった。動いているとき以外でも身のこなしが古典的に美しいんですよ。そして踊っているときは、技術的要請の高いこの役の、ツボをしっかり押えていて、うんうんよくわかってるなあとニンマリ。(特に「止め」の技術が秀逸。この点、パートナーだったラウラ・モレーラにはがっかりさせられたので、彼の的確さがことさら引き立ってました。)まぁ〜しかし、指の先まで神経の行き届いた、ほんとうに「クラシカルに美しい」セルヴェラのコーラスだったのでした。彼がどうしてもっと全幕ものの主役を踊っていないのか、ロイヤル・バレエの最大の謎の一つだわ・・・。
リーズ役のラウラ・モレーラは、この役を踊るには少々トウが立っていたような・・・。彼女は踊りはまぁまぁソツなく、演技も上手いんだけど、可愛らしさとフレッシュさに欠けるところがツラい。あと、決定的に、あのアシュトンの大胆で"粋な”振付をモノに出来てるとは思えなかった。私はロイヤルのリーズといえば殆ど都さんしか知らないので、もしかしたら他の誰で見ても同じだったのかもしれないけど、小気味よく・溌剌としたリーズの振付の醍醐味を味わうには至らなかったのでした。(都さんのときは、彼女が素早い振りからピシッ・パキッ・ビシッとキメのポーズに至る流れのごくごく自然なことを、その驚異的な音楽との一体性に感嘆しながらドキドキして見てたものです。あのワクワク感は、モレーラの踊りからは味わえず・・・。)
この二人のパートナーシップ、以前この演目で共演したときに地元ファンの評判がやけに良かったけど、私には格別スペシャルには見えなかったなあ・・・。むしろセルヴェラには他のダンサーと組んでこのバレエを踊ってほしい気が・・・。(高田茜さんなんていいかも。彼女なら大胆でキリッとしたリーズを踊ってくれそうだわ。)
この日のシモーヌ未亡人はアラスター・マリオット、アランはリアム・スカーレット。スカーレットのアランは可愛らしかった。コミカルな路線を押し出しすぎることなくちょっと同情を惹くタイプというか、守ってあげたくなるタイプというか(笑)。いつ見ても楽しいクロッグ・ダンスは今回も期待に応えて笑わせてくれた(客席大受け)。舞台の近くで喰い入るように観ていたせいか?、マリオットが、カタタ・カタタ〜と音を鳴らしながらステップ踏むのを見たら、私も一度あの木靴履いて踊ってみたい!という願望がふつふつとこみ上げてきた(笑)。
イギリス人の大好きなラ・フィーユ、上演されるときはいつもfeel-goodな空気が劇場に流れてるんだけど、この日は特に客席の雰囲気が良かった。マチネのせいか小さな子供たちが沢山来てたんですよね。で、この子達が随所で愉快そうにキャッハハ〜と笑うと、つられて大人も(二重に)ふふふふ〜と笑ってしまう・・・みたいな。あ〜楽しかった 行ってよかった〜。(ちなみに子供達の笑いのツボは、ニワトリ・ダンスとアランのコミカルな演技、みたいでした。)
2012-04-30 09:31
| ロイヤル・バレエ
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